慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】第15節 強豪・明大に3失点を喫する手痛い敗戦 明大戦

藤田率いる慶大は後期、1勝3敗と苦しい戦いが続いている

前節の中央大戦で手痛い逆転負けを喫した慶大イレブン。インカレ出場という目標を達成するためにも今節の明大戦は是が非でも落としたくない一戦であった。しかし、自分たちのペースの時間に点を決めることができず、ミスも乗じて明大に3失点を許す展開に。終盤には森田達見(経4・川崎フロンターレU-18)が意地の1点を返すも反撃及ばず1-3で試合終了の笛が吹かれた。連敗となってしまい、インカレ出場はおろか、「残留というのを目標に」(須田芳正監督)据える状況になってきた。

 

2012/10/6(土)11:30KO     @古河市立古河サッカー場
慶應義塾大学1(0-1)3明治大学
【得点者(アシスト者)】得点者 44分 明大 山村佑樹(三田啓貴) 50分 明大 和泉竜司(小川大貴) 61分 明大 岩渕良太 77分 慶大 森田達見(曽我祐馬)
◆慶大スターティングメンバー
GK 峯達也(政2・桐光学園高)
DF 長尾賢太郎(総2・ヴィッセル神戸U-18)
DF 松下純土(総3・國學院久我山高)
DF 保田隆介(法2・横浜F・マリノスユース)
MF 森田達見(経4・川崎フロンターレU-18)
MF 増田湧介(環2・清水東高)→65分 曽我祐馬(政4・慶應NY高)
MF 藤田息吹主将(政4・藤枝東高)
MF 山浦新(総2・東京ヴェルディユース)→77分 澤根祐(商2・清水東高)
FW 武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)
FW 近藤貫太(総1・愛媛FCユース)
FW 平戸奨眞(法2・暁星高)→72分 雨宮嶺(文3・座間高)
 

後期初出場となった山浦新

慶大は前節の中央大戦の4-5-1から3-4-3へとシステムを変更し、右サイドハーフに後期初出場となる山浦新(総2・東京ヴェルディユース)を先発で起用する布陣で臨んだ。前半、7分に近藤貫太(総1・愛媛FCユース)がミドルシュートを、8分には武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)がドリブルで持ち込みシュートを放つもゴールには至らず。そのまま慶大ペースにもっていきたいところであったが、慶大は相手陣内で思うようにパスを回すことができず、15分にはクリアミスから決定的なピンチを迎えるなど明大ペースの時間が続いた。だが、慶大も盛り返す。22分には平戸奨眞(法2・暁星高)からのパスを受けた武藤がシュートを放つもブロックされる。続く26分には藤田息吹主将(政4・藤枝東高)、武藤と繋ぎ、最後は近藤がシュートを放つもゴールならず。チャンスの後にはピンチも訪れる。28分には増田湧介(環2・清水東高)がファウルを犯し明大に絶好の位置でFKを与えてしまうも、枠の外へ。その後は峯達也(政2桐光学園高)ら守備陣の体を張った守備もあり、ゴールは割らせない。だが、前半終了間際の42分、相手の低めのCKをクリアできず、中で明大の山村に合わせられ失点。「取られてはいけない時間帯」(保田隆介・法2・横浜F・マリノスユース)に点を取られてしまい、そのまま前半終了。0-1で折り返す。

森田のゴールをアシストした曽我

選手交代のないまま迎えた後半。後半開始早々の48分、慶大はチャンスを迎える。スルーパスに抜け出した近藤が左足でシュートを放つも相手キーパーのセーブにあってしまう。そこから2本連続でCKを得るが、逆にそこから明大のカウンターを受け明大の和泉に決められ追加点を許してしまう。チャンスと思われたシーンから一転、慶大は苦しい展開に追い込まれる。さらに、61分には明大の岩渕に右足で決められ3失点目を献上。大きく差を離されてしまう。65分には松下純土(総3・國學院久我山高)にイエローカードが出されてしまい、松下も前半でイエローカードを受けた増田と同様、累積警告で次節は出場停止となった。それと同時に増田に代えて曽我祐馬(政4・慶應NY高)が投入された。もう攻めるしかない慶大は68分に武藤が密集地帯をドリブルでかき分けてシュート。惜しくも相手キーパーのファインセーブにあってしまう。その3分後に平戸奨眞(法2・暁星高)に代えて雨宮嶺(文3・座間高)を投入。そして迎えた77分、右サイドから途中出場の曽我が中にクロスを上げるとこれに森田が反応し、ゴールネットを揺らし1点を返す。そして終盤、慶大が猛攻を見せ始める。ゴール直後に山浦新に代えて澤根祐(商2・清水東高)を投入。87分には混戦からこぼれたボールを武藤がシュートを放つもキーパーにはじかれてしまう。さらに後半ロスタイムにはパスをカットした保田がそのまま右サイドを駆け上がりシュートを打つもわずかに上に外れ得点ならず。そのまま試合は1-3で終了し、慶大は前節の中大戦に続き連敗となった。

終了間際に惜しいシュートを放った保田

今節の敗戦で降格圏も見えてきた慶大。この日はペースを握った時間帯もあったが前半終了間際と後半開始早々という嫌な時間帯に失点してしまった。須田監督は「1週間の練習を象徴している試合。だから、締まらない」と練習への姿勢に関しても苦言を呈した。また、今節も含めた後期の4戦で17失点となっているだけに特に守備の立て直しが必要となってくるだろう。次節の相手は今年3度目の対戦となる宿敵・早大。松下、増田の主力2人が累積警告のため欠けてしまうが、リーグ戦、定期戦と負けているだけに次こそは1部残留のためにも勝ち点3を獲得したいところだ。

(記事:櫻井 悠平)

 

【監督・選手コメント】

須田芳正監督

(今日の試合を振り返って)見ての通りですよね。今日の試合が1週間の練習を象徴している試合。だから、締まらない。練習が締まらなければこういうゲームになるというところですね。(3バックに戻した意図)まずは怪我人が出たというのが1つ。それが一番大きいかな。右サイドでずっと出ていた岩田修平が怪我してしまったので。そこが1つと、相手も前の選手が自由に動くので3バックで相手にスペースを与えないような形で。全体のサッカー的には悪くもなかったし、いい時間帯もあったし。だから、(DFが)3枚とか4枚とかそういうのはあまり関係ないと。結局11人でサッカーをやるわけだから、フォーメーションがどうだとかではなくて、全体的な我々の今のチーム状況というのを象徴しているようなゲームだと思います。締まらない。(敗因は)見ての通りじゃない?ミスをあれだけしてしまえば無理でしょう。うちのコーナーキックから何で失点するの。うちがチャンスなのに失点してしまう、あり得ないでしょう。1点目だってそう。空振りしてしまえば無理だよね。それがここで出ているということはただのミスではなくて、日々のトレーニング、これを集中してやっていないと。昨日ももう普通だと1時間ちょっとで確認したりですけど、今日の試合のためだけでも2時間みっちりトレーニングをやっている。なぜかといったら、ある程度ここまで試合前にやっておきたいということができないから、やらざるを得ない。2時間ではなくて3時間でも4時間でも本当はやりたいぐらいの内容だったし、でもしょうがない、グラウンドの都合もあるし。2時間でやめたけれども、結局そこまでの、今日のゲームに行くまでの準備ができていないというところですね。(終盤に1点を返して盛り返したが、ああいった内容が試合を通して必要といったところか)相手はもう時間を使って点差を守ればよいという形で。スイッチが入るのが遅いよね。勇気もないし。まあただ、目標であるインカレというのは数字的にはあるかもしれないけど、もうないので、実力的にもないし、逆に残留というのを目標に。はっきりとした目標ができたので、そこに向けて。こっちはメンバーを代えたり今度はイエローカードで4枚出ている選手もいるから、メンバー代えたり、フォーメーションを変えたりトレーニングメニューを変えたり色々あるけれどもそんなのは重要ではなくて、自分たちの心が変わらないとこの状況というのは変わらない。だから、1部でやるか2部でやるかというのは自分たちが決めることだから。どれだけ毎日強い集中した気持ちでトレーニングできるか、そこが一番重要になってくると思います。(厳しい意見が多かったですが、今日の試合でよかったところをあげると)いい時間帯があってね。例えば最後の10分とかね。あれだけテンポを上げてみんなが常にこうパスしてサポートして前へ前へといったように。前半にもいくつかありましたし、何分かありましたし、そういったところは続けていかなければならない。まあ全てが悪いというわけではなくて、ゲーム全体だって決して悪くないけれども、結局勝てないというのは、なにか原因があって、その中の1つとしては毎日のトレーニングからどれだけ集中してやっているかというところが。そういうところだと思います。(次節に向けて)本人たちが変わるか変わらないかでいいゲームできるかできないかというところだから、選手たちがやる気はあるんだろうけれども、何か変わっていかないと同じような結果になるのかなと。関東1部というのはそんな甘いものではないから勝つことは。甘くないわけだから。今のままだと、一回も勝てないと思います。それは保証する。毎日見てる僕が分かることだから。本人たちが変わるか変わらないかだけだと思うのでね。

MF藤田息吹主将(政4・藤枝東高)

(今日の試合を振り返って)やっぱり結果を出せなかったことが本当に残念です。内容よりも結果を求めなければいけない試合だったので。(連敗となりましたが)やっぱり苦しい戦いが続くなという印象です。(悪かった点は)やっぱり2試合合わせて7失点というか、全体を通して失点が3点近く毎試合してしまうのが本当に良くないと思います。(フォーメーションが変わりましたがその点について)そうですね。相手のサイドバックがけっこう上がってくるということで、システムを変えてやりました。(システムを変えての出来は)そうですね。悪くはなかったと思うんですけど、やっぱり失点してしまうとシステム云々ではないと思います。(終盤など攻勢のときに決められなかったのが痛かったか)相手もまだ2点差あったので、余裕を持って回されたかなと思います。(次節に向けて)本当に後がなくなってきたので、とにかく結果だけを求めて頑張りたいと思います。

MF森田達見(経4・川崎フロンターレU-18)

(今日の試合を振り返って)悔しいです。(ご自身のゴールを振り返って)あのシーンはロングボールがでてからセカンドボールを予測して自分が拾えたのと、そこからサイドに展開した後に中に入れて。いい形で曽我選手が折り返してくれたので入れるだけでした。(3-4-3システムについては)基本的にはサッカー自体は11対11なので、システムどうこうというふうには捉えてないんですけど、やっぱり3-4-3には3-4-3の良さがあるし、4-2-3-1には4-2-3-1の良さがあると思います。(次節の早慶戦に向けて)4年生ということで、最後の早慶戦になりますし、そういった意味では特別な思いはあります。チームとしてもどこかで一勝を挙げないと流れには乗れないので、勝てるように頑張りたいと思います。

DF長尾賢太郎(総2・ヴィッセル神戸U-18)

(今日の試合を振り返って)守備陣として失点してしまったことに責任を感じているというか。自分たちが失点しなければ勝てる試合をこうやって失点してしまったのはやっぱり守備陣として自分の責任でもあってすごく悔しいです。(ここ数試合でシステムが変わっているが、長尾選手はどのシステムに手応えを感じているか)僕自身としては、正直4-2-3-1でも3-4-3でも変わらなくて、システムのせいで負けたというふうには全然思ってなくて、そこは自分たちのやるべきところをやれてないことが原因だと思いました。(明大攻撃陣の印象は)明治大学はタレントの多い選手がいて、その攻撃陣の選手を止めなければ守備は評価されないので、3失点したというのは自分の実力のなさ、そこに不甲斐ない気持ちがありました。(次節の早慶戦に向けて)もう絶対負けられない戦いなので、もう負けてばかりの試合なので、次節こそ勝ちたいと。そういう意気込みで頑張りたいと思います。

DF保田隆介(法2・横浜F・マリノスユース)

(今日の試合を振り返って)前半は内容は悪くなかったんですけど、取られてはいけない時間帯に取られているのと、CKとうちのCKからのカウンターなので防がなければならない失点だったので、そういうところでチームの力のなさを実感しました。3バックの手応えは)自分たちがボールを持てているときは良いリズムで出来てると思うんですけど、守勢に回ったときにうまくボールを取れていないというのが個人的な感想です。(明大の攻撃陣の印象は)個々の能力が高いというのは勿論なんですけど、そういった良い選手がひたむきなプレーを徹底してくるので、そこはチームとして学ばなければならないと思います。(後半は惜しいシュートを放ちましたが)負けている状況だったので行かざるを得なかったんですけど、DFなのでまずは守備でしっかり失点を抑えなければならないと思います。(今日の自身のプレーでの改善点は)自分はDFで守備で評価されるので、3失点目は特に防がなければならない失点だったと思うので、そういうのを防がなければ自分の存在価値は無いと思うので、まずはそこをしっかりやりたいです。(次節の早慶戦に向けての意気込みは)早慶戦は今の順位とは関係なく負けてはいけないし、今年は連敗しているし、同じ相手に1年で3回負けるということは絶対許されないことなので、2人(増田選手、松下選手)出られないですけど出られる選手たちでやるしかないので、今日から良い準備してしっかり気持ちを込めてやりたいと思います。

FW平戸奨眞(法2・暁星高)

(今日の試合を振り返って)自分たちはインカレを目指していてもう一敗も出来ないという状況なのに、前節から連敗してしまって本当に情けないです。(明治大の印象は)三田選手を中心にボール動かされて、試合の入りは失点しなかったので良かったとは思うんですけど、少し締まりのない感じになってしまいました。(個人として良かった点、悪かった点を挙げるとすれば)良かった点は特にないんですけど、悪かった点はFWとして点が取れなかったこと、あとはもっと前線から守備してDFの選手を楽にしてあげたかったです。(次節に向けて)早稲田っていうことをあまり意識せず、ただ1勝を狙うために練習から死に物狂いでやっていきたいと思います。

FW武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)

(今日の試合を振り返って)前半をしっかり引き分け以上で終われなかったっていうのが本当に良くなかったと思います。(今日はスタメンでしたが、自身のコンディションは)もうだいぶ良いんですけど、今日はしっかりボールを収めるところだったり、叩くところだったり、そういうプレーの選択をうまくできませんでした。あそこで自分にボールがしっかり収まらないと攻撃のリズムも作れないと思いますし、今日は全然ダメでした。(残り十数分はペースを握り、惜しいシーンも多かったが)失点してから気合いが入ったというか。でもやっぱりそれで逆転することはとても厳しいことなので自分たちが先制点取れるようにしていかないと今後勝っていけないと思います。(インカレ出場が厳しく、かつ降格圏が見えてきてしまったが)インカレというよりなんとか降格しないことを考えなくてはいけないですし、インカレを考えることにしても降格を回避することにしても勝っていかないといけないと思うので、個人個人死に物狂いで練習からやっていかなければと思います。(次節、早慶戦に向けて)本当に自分たちは崖っぷちで、早慶戦も前回負けているわけですし、今回は勝たなければならないので、自分としても先制点を狙っていきたいと思います。

MF山浦新(総2・東京ヴェルディユース)

(今日の試合を振り返って)前半いい形で入れて、0対0のまま耐え忍ぶことだけできました。しかし、最初や最後の一番集中しなければならない部分での失点が今季は多かったので、それを修正しようというふうに入ったんですけど、また同じことを繰り返してしまいました。試合が悪かっただけでなく、今週は練習の入り方も少しよくなかったので、そういう部分から改善していかなければならないと思います。(後期初出場だったが、自身の出来は)前期の早大戦からずっと怪我で出場することができていなくて、久しぶりの出場でした。入り方は良かったんですけど、試合勘がなくて、後半少しゲームについていけなかったのが反省点です。(今日のポジションについて)今節は4-4-2ではなく3-4-3というフォーメーションで臨みました。だけど、ポジションのせいとかいうのは全くなくて、個人の気持ちの問題や戦う姿勢の問題が一番大きいと思うので、ポジションに関しては特に何もありません。(次節に向けて)次節は早大との戦いなんですけど、増田と(松下)純土君が累積警告で出場できないということで、さらに厳しい戦いが予想されます。その中でも、本当にチーム一丸となって勝ち点3を絶対に取りたいと思っています。

FW近藤貫太(総1・愛媛FCユース)

(今日の試合を振り返って)得点として結果が残せず、チームの敗因に繋がってしまった。相手にとって脅威となる選手になれなかった。(良かった点、悪かった点)今日も3失点と、ここ数試合失点が多いのがネガティブな部分。良い時間帯もあったが、そこで得点を挙げることができなかったのも反省点です。(久しぶりの武藤選手との同時出場だったが)後期としては1試合目なので、まだ手応えがどうかという感じではないが、自分たちで点を取らないといけないので、2人でうまくやりながら勝利に貢献したいです。(今日の試合のシステムについて)システムどうこうというよりも、明大は個々のレベルが高いチームで、このシステムだから負けたということもなく勝敗を左右した要因ではなかったと思います。(次節の早大戦に向けて)インカレ出場は厳しくなったが、もう1週間後に試合はあるので良い準備をして挑みたいです。

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