慶應スポーツ新聞会

【男子ラクロス】若手主体で試合に臨むも、まさかの敗戦/上智大戦

 前節の勝利で1試合を残して、グループ1位通過を決めた男子ラクロス部。消化試合となったこの試合は、来年を見据え、3年生以下のメンバー編成で試合に臨んだ。一か月後に控えるFinal4,Finalのためにも、若手の底上げの機会としたかったところだったが、格下上智大相手に苦戦。残留を目指し気迫あふれるプレーをする上智大の前に、3-5で敗戦を喫してしまった。

第25回関東ラクロスリーグ戦(男子) 第5戦 VS上智大

2012/10/6(土)11:40 F.O@江戸川区臨海球技場

チーム 1Q 2Q 3Q 4Q
慶大
上智大

敗戦を喫しうなだれる選手たち

相川駿主将(政4)、田中篤志(政4)といった主力選手たちを、ベンチ外に置き、「来年度主力になるであろう」(岡本遼也=経3)3年生を中心とする若いメンバーで試合に臨んだ慶大。公式戦初出場の選手たちも、多く出場した。

試合は、序盤公式戦のプレッシャーからか、1,2年生たちの動きが硬く、効果的なプレーをすることができない。対する上智大は、1部残留のために負けられない試合とあって気迫に満ちたプレーを見せ、押し込まれる時間帯が続く。それでも、DF岡本、MF石黒啓介(商3)ら経験豊富な選手たちのリードもあり、徐々に勢いを取り戻すと13分、慶大のエキストラマンオフェンスの間にMF高橋純(経2)のゴールで先制することに成功する。そのまま、畳み掛けたいところだったが、その後は上智大の反撃に合い立て続けに連続失点。1-2で1Qを終える。2Qに入ると、試合序盤は硬さを見せていた1、2年生たちが、徐々に力を見せ始める。11分MF中村大樹(経3)がボールを受けると、中村は自ら持ち込むことを選択。チェックに来る相手ディフェンス2人をかわし、ゴールを奪う。その後も、この日初出場のMF居塚大岳(法1)や、AT前田翔太(経2)らが惜しいシュートを放つなど、得点の匂いを感じさせると、13分にも追加点。守備の乱れから、1点を返されるも3-3と追いついて、後半へと進む。

攻守に貢献した猪野慎太郎(経2)

前半わずか3得点に終わった攻撃陣。上智大を圧倒するような攻撃を見せて欲しいところだったが、停滞し始めてしまう。ボールを敵陣に持ち込むも、クリース前でパスを回すだけで、シュートまで持っていくことすらできない。ミスパスを連発し、そこからカウンターを食らってしまう場面が続く。さらに、守備面でも不安定さを露呈。前半と比べてグラウンドボールへの詰め、チェックが甘くなり簡単にクリース前に侵入されてしまう場面が目立ち始める。17分に失点を喫し、再び追いかける立場となるが、悪い流れは変わらず。4Qに入り残り時間も少なくなると、攻勢に転じる場面も増えたが、得点を奪うことはおろか、決定機を作ることも中々できない。逆に、終了間際に失点を喫してしまい万事休す。3-5という結果で、試合を終えた。

対戦相手の上智大は、今年2部から昇格してきたばかりの、いわば「格下」。その相手に敗れるということは、日本一を目指すチームにとっては「ありえないこと」(相川主将)。今回の敗戦は、「試合に臨むにあたって、最低限のところができていなかった」(岡本)と語る通り、技術的な問題というより「気持ちの問題」(相川主将)。来年以降も見据えて、技術的な部分はもちろんだが、気持ちの部分でも改善が求められるだろう。

とはいえ、グループ1位通過でFinal4へと駒を進めた慶大。次なる相手は、昨年リーグ戦で苦杯をなめさせられた東大だ。日本一を目指すにあたって、避けては通れない強豪との対決が待っている。ここから先は、負ければその時点で今季の終戦を意味するノックアウト方式だけに、ここまでとは違った緊張感のあるゲームとなろう。Final4東大戦は、11月3日。この一か月間での、彼らの更なる成長に期待だ。(記事 石塚大樹)

この試合は居塚大岳(経1)ら1年生の多くも、ピッチに立った。彼らの今後の成長から目が離せない。

以下試合後の選手コメント

DF相川駿主将(政4)

(ベンチから見ていて下級生たちのプレーについて)まず、負けたということはありえないことですね。僕らが今まで勝ってきたチームに対してもかなり失礼な試合だったのかなと思います。(足りなかったところ)簡単なミスが多くなるということは想定できていたので、そこのところをカバーリングして試合に臨もうということを話していたんですけど、そこの部分が甘かったですね。選手間で中々コミュニケーションを取ることが出来ていなかったので、課題が浮き彫りになった試合ですね。(3得点に終わった攻撃面について)ゴールに向かっていく意識が足りない選手たちが多かったのかなと。気持ちの部分ですね。(下級生たちに求めるもの)日々の練習でそれぞれ求めることはあるんですけど、そこでしっかり勝ちにこだわらないといけないと思います。練習という気持ちではなく、試合を意識してやっていくということが必要になっていくのかなと思いますね。(Final4に向けて)先日海外遠征から帰ってきたばかりなんですけど、高いレベルで試合を重ねる中で、自分たちの弱点であったり、逆にストロングポイントであったりと、自分たちの中でも把握できました。そういった、海外遠征で得たものをしっかりと残して、臨んでいくことができれば、圧勝することができると思います。

DF岡本遼也(経3)

(今日の試合を振り返って)今日の試合は、来年を見据えて来年主力になるであろうメンバーを出したんですけど、結果としてチームとして勝つための準備が全くできていなかったなと思いますし、出ていたメンバーがそれを修正することができなかったのは、一番ダメなところだったと思います。(ディフェンスリーダーとして、5失点という結果について)この相手に5失点を喫したことは、悪いことだと思うんですけど、失点云々よりもグランドボール一つ一つの寄りの部分であったり、ピンチの場面で、相手を潰しに行くいうところ、ボールを奪われたあとの切り替えなどが全くできていなかったところの方が問題だなと思います。得点を奪えなかった、失点したというところも、もちろんダメなところなんですけど、やはり試合に臨むにあたって、最低限のところができていなかったのかなと思います(4年生が出場しておらず、ピッチ上では最高学年としてチームを鼓舞していくことが求められたと思うが)正直なところ、一緒に練習をやった回数が少なかったので、勝つための雰囲気を下級生たちに教えることができなかったのは、申し訳なかったなと思います。とはいっても、試合の中で修正できるところは多くあったと思うので、それを修正することができなかったのは、僕ら3年生の力不足だったのかなとは感じています。盛り上げる役割、チームを引っ張っていく役割の人が、4年生には結構いるんですけど、その役割を先輩たちに任せすぎていたなということは感じます。これから、自分たちの代で話しあって、来年度どういう風にチーム作りをしていくのかということを、きちんと話し合わないといけないなと思います。(1,2年生たちに求めたいこと)見つめ直してほしいのは、何のためにこの部活に入ったのかということです。僕らは日本一になることを目指してやっているのに、今日の試合では勝ちたいという姿勢が見ることができなかったです。上手くなるのは、もちろんなのですけど、それ以前に勝ちへの執念というものをしっかりと持って、それをもとに練習に臨まないといけないのかなと。まずは、気持ちのところをしっかりと持つというところは求めたいです。(Final4に向けて)どこのチームが来ても関係なく、今年慶應が日本一になる以上、学生相手には絶対圧勝しなければいけないと思います。この試合の敗戦、海外遠征で得たものをしっかりとチームに浸透させて勝利していきたいと思います。

AT呉地拓哉(経3)

(今日の試合を振り返って)すごいターンオーバーが多い試合でした。今日の試合というのはいつもと違って特別で、主力の4年生が抜けて、3年生・2年生という若いメンバー主体での試合で、自分たちがどのくらいの力を出せるのかということを見る試合だったと思います。その中で絶対に勝たなければいけない試合でしたし、負けて良い試合は一つもないので、そういう意味では本当に今日は結果の残らなかった試合だったと思いました。(今日の試合での収穫は)リーグ戦に初めて出る選手がすごく多かったので、自分たちが試合の中で、いかに(良い)パフォーマンスを出すのが難しいか、ということを実感したと思うんです。やっぱり試合というのがどういう感覚なのかということが、来年の主力となる選手全員に浸透させることができたというのは良かったんじゃないかと思います。(ご自身はゴールも決められました)でも本当に勝たなきゃ意味ないので。明日からは忘れて、また練習に励みたいと思います。(最後の時間帯は攻める場面も続きましたが)そうですね、監督からも喝を入れられて、絶対に勝たなきゃいけない試合だったので一人一人がゴールに向かったんですけど、最後の最後で決めきれなくて。一つ欠点が浮き彫りになった所だと思いました。FINAL4へ向けて)試合に出るのは4年生がほとんどだと思うのですけど、その中で自分たち3年生など若い人がどれだけ4年生を脅かせるか、まだまだ今年も可能性があると思うので、一つ一つの練習にしっかり臨んでいきたいです。

DF野口一郎(法1)

(今日の試合を振り返って)自分は1年生でまだまだ未熟なのに、まさかリーグ戦に出させていただけるとは思ってなくて、しかも来年のメンバーの構想に入っていて、その中で試合にスタメンで割と長い時間出ることができたというのは自分としてはとても嬉しいことでした。ただ、出ることで満足してしまっていて、それを選んでくれたコーチたちに返すことができずに負けてしまって、非常に悔しいです。5失点という結果は)ディフェンスのリーダーの岡本さんに、ちゃんと危ないところを守ろう、気持ちの問題だと言われていたのですけど、その5点というのは全てどこか気持ちが途切れた時に入れられた点だと思います。次の練習からは常に気持ちを入れて、もっと1点に対して重く臨みたいなと思いました。(若いチームとして得られた収穫は)自分以外にもリーグ戦に慣れていない人はいたので、来年いきなりこのチームでやるのではなくて、その前にリーグ戦で試合することができたというのは良かったと思います。毎週練習試合をやっているのですが、公式戦は全然雰囲気が違ったので、練習のうちから一つのミスに対して、失点につながるだとか、もっと試合を意識して臨めるようになっていくのではないかと思います。(岡本選手から試合を通じて得られたことは)本当に尊敬している先輩なので、とっても多くのことが得られたと思っています。これからも岡本さんや4年生の方々のプレーを見て吸収して自分が上手くなれるように、練習を頑張るのみだと思っています。FINAL4までどのようなことを心掛けますか)毎日の練習の中で、昨日よりも今日の自分の方が確実に上手くなれたんだと言えるように、一歩一歩、しっかりと成長できるようにしたいです。そしてチーム全体の雰囲気を、自分のプレーが上手くなることによって良くしていければいいなと思います。(チームとしてのFINAL4への意気込みを)FINAL4も、FINALも、そして全日も勝つのは絶対に慶應なので、皆さんぜひ応援に来てください。

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