慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】攻守ともに制し快勝 大会3連覇への望みつなぐ Jr.選手権/東海大戦

 

勝利に貢献したPR三谷(総3)

東海大学との一戦が秋空の下行われた。前半から慶大伝統のタックルが東海大を襲い、簡単に慶大は得点を許さない。一方オフェンスではパスをうまく使った展開で着実に点数を重ねていった。試合終了間際にトライを許すも攻守ともに慶大らしさを体現できたゲームであった。

 

関東大学Jr.選手権 東海大戦

2012/10/13(土)14:00K.O.@東海大グラウンド

 

得点
慶大 チーム 東海大
前半 後半 前半 後半
3 3 T 1 2
1 2 G 0 0
0 1 PG 0 0
0 0 DG 0 0
17 22 小計 5 10
39 合計 15
 

 

得点者(慶大のみ)

T=青木 、木村2川原2 、下川

G=木村3

PG=木村

出場選手
ポジション 名前(学部学年・出身高) 交代選手
1.PR 三谷俊介(総3・国学院久我山)
2.HO 神谷哲平(総2・桐蔭学園)
3.PR 青木周大(商2・慶應) →17山田亮介(環4・国学院久我山)
4.LO 池田尚(商4・慶應) →18松野裕大(経3・慶應)
5.LO 吉田真悟(経4・慶應)
6.FL 石田悠貴(経4・千種)
7.FL 木原健裕(総2・本郷)
8.NO8 伊藤豪(総4・県立福岡) →19白子雄太郎(商2・慶應)
9.SH 渡辺諒介(経3・慶應) →20南篤志(総1・清真学園)
10.SO 木村亮平(商3・明善)
11.WTB 瀧口晃太郎(文4・桐光学園)
12.CTB 柚木大佑(商4・慶應)
13.CTB 川原健太郎(環2・県立小倉)
14.WTB 位田陸(法3・慶應)
15.FB 下川桂嗣(商2・修猷館)
 

 

東海大ディフェンスをかいくぐるFB下川(商2)

 

前半開始早々、慶大はBksのミスから自陣での攻防を強いられてしまう。またスクラムで押されてしまうなど不安な出だしかと思われた。しかしそんなときでも魂のタックルは健在だった。タックルからターンオーバーすると13分、不安定だったスクラムでこの日初めて敵陣深くまで押し切ると、ボールをうまくつないで最後はPR青木(商2)が押し込みトライ。コンバージョンをSO木村(商3)がしっかりと決め7-0と先制する。すると慶大Fwdが奮起。スクラムは安定、ラインアウトではスチールを奪うなどセットプレーで東海大を圧倒。シャローディフェンスでノックオンを誘うなど堅い守りを見せる。しかし東海大も黙ってはいない。23分、順目にパスをつなぐと最後は大外にいた元高校日本代表近藤に得点を決められる。しかし東海大はキックでもミスを連発し慶大に流れがやってくる。28分にはクイックリスタートからSH渡辺諒(経3)が抜け出し前に出るとそこからフェーズを重ねトライ。また38分には木村がインゴール目前で相手の意表を突くキックパス。それをCTB川原(環2)が受けグラウンディング。「ああいうプレーは何度も練習していた」(川原)というように練習通りのパフォーマンスで東海大を突き放す。結果的に17-5、いい流れで後半を迎える。

 

このままの流れで後半に臨みたいところだったがいきなり東海大のFwdに慶大ディフェンスが崩されてしまう。またタックルもかわされ前半の流れは断ち切られるかのように思われた。しかし「集中力を切らさず、慶應のラグビーをすることができた」(CTB柚木・商4)と慶大は苦しい局面でも最後の一枚は抜かせない。次第に流れを取り戻した17分、ラインアウトからチャンスを作るとまたも木村が東海大ディフェンスの裏を突くキックパス。そして再び川原がグラウンディングし前半と同じ形でトライを奪った。その後21分に反撃のトライを許すも流れに乗る慶大を東海大は止められない。ペナルティゴールで32-10とした32分、インサイドブレイクからゲインするとHO神谷(総2)がFB下川(商2)につなぎ鮮やかな連携でトライ。そして37分にはスクラムから出たボールを木村が一人で持っていく。相手DF陣に囲まれるも見事なステップでかわしダメ押しのトライを決めた。終了間際に東海大に追撃されるもセットプレーで押し負けることなく選手権2勝目を飾った。

 

 

Fwd陣を引っ張る神谷(総2)

この試合で「低いタックル」、「素早いパスでの展開」、こういった慶大らしさが体現できたのは大きかった。また「相手ラインアウトをマイボールにできたこと」(PR三谷・総3)など数多くのターンオーバーでチャンスを導き出せたことが大きな勝因であろう。これでJr.選手権2勝2敗、まだ3連覇への道は閉ざされていない。次戦の相手は強豪、明大。「2年連続リーグ戦で大敗しているのでリベンジしたい」(木村)と選手たちの意気込みは十分だ。

 

 

【ケイスポ的MOM】冷静沈着な司令塔、SO木村亮平

この日2トライ2アシストと活躍したSO木村(商3)

この試合2トライ2アシストを決めた頼れるSO木村(商3)。前半38分、後半17分にはインゴール目前、キックパスで鮮やかなアシストを決めるなど要所での冷静な判断が光った。またこの試合中に脳震盪をおこしながらも執念深くピッチに立ち決勝となるトライを決めるなどタフさも兼ね備えている。次はどんな得点シーンを演出してくれるのか、彼の活躍に目が離せない。

 (記事・宮本 大)

 

 

 

以下コメント

CTB柚木ゲームキャプテン

(振り返って)終始集中力を切らさず、慶應のラグビーをすることができました。それで勝利をつかむことができたと思います。(どのように試合に臨んだか)東海大に合わせることなく、慶大らしいラグビーをしようということを話しました。(先週はトップリーグのチームとの合同練習に臨んだ選手もいたそうだが)今日の試合にも何人か合同練習に行ったメンバーがいました。そのメンバーがブレイクダウンやボールキャリアーに対するはたらきかけという部分で持って帰ってきてくれたものがありました。まだ浸透するところまではできなかったのですが、これからチーム全体に浸透していってほしいです。(先週末の帝京大戦の大敗から変わったことは)帝京大に負けて、ブレイクダウンのところの弱さや2人目のレースでの弱点が見えました。今週はかなり身体を当てる練習をやってきたんですが、その成果が出て、ブレイクダウンでは今日は負けることなくできたのかな、と思いました。(ご自身のナイスタックルが何本もあったが)ゲームキャプテンとして、チームで一番体を張らないといけないな、と思っていました。あとはやはり目指すところはJr.選手権ではなく来週末の対抗戦の帝京戦なので、アピールを含めて自分が一番低いタックルをして、慶應のラグビーをしていこうと心がけていました。(自身の出来)それでもタックルはまだまだ浅さがありました。もっと突き詰めていきたいですね。(次への抱負)Jr.選手権は明大戦ですが、明大も帝京大と同じくらいFwdが強いチームだと思います。今週ずっとやってきたブレイクダウンの練習を忘れることなく、ちゃんと次の明大戦でも発揮できれば、必ず勝利できると思います。

 

 

PR三谷

(試合を振り返って)勝てて良かったです。(前回の敗戦から変わった点は)まずはセットプレーの安定ということで僕らのスクラムが安定したことと、相手のラインアウトをマイボールにできてBKがやりやすいように展開できたことが一番の勝因だと思います。(前回の帝京大と今回の東海大と当たって違いはあったか)東海大も個々は強いんですが、帝京大よりは寄りが速くないのでスピードで勝負できました。あとは個々が帝京大よりは東海大のほうが通用する相手だったので、しっかりと当たっていってボール出しに専念すれば回せる相手だったのでそこが帝京大戦とは大きく違いました。(スクラムの出来は)スクラムは押されずに終始安定して組めたので良かったと思います。Jr.選手権はこれで2勝2敗となったがここまでを振り返って)結局実力差があるところを覆せていないので、次の明治戦も相手のほうが実力はあると思いますが、そういう実力差のある相手にどう勝負していくかが今後は大事になってくると思います。(次の試合までに強化したい点は)今日の試合は走ることが出来ていたので、今度は相手がバテて来たときにもボールを持ってもっと走りたいと思います。(対抗戦も強豪との戦いがあるがAチームへの思いは)Aチーム目指して頑張っていきます。

 

 

LO吉田

(今日の試合を振り返って)まず、自分の責任であったラインアウトとキックオフを全て押さえることが出来たので、良かったです。チームとしては、最後のトライが余分でした。(セットプレーについて)相手のラインアウトを全て押さえることが出来たので、良かったです。(プロとの合同練習について)慶應がやって来たことがプロでも通用することが分かりました。具体的にはラインアウトからのモールで、プロとの試合でトライをとれて、自信になりました。(自身のプレーについて)今日はラインアウトとキックオフをきちんと出来たので自信になりました。(オフェンスの総括)前半Bksが上手くいかず、決めきれなかったですが、それをFwdがきちんと止めて相手に攻撃をさせなかったのが良かったです。(ディフェンスの総括)最後のトライが余分でした。しっかりとボールを押さえていれば、継続させずに切ることが出来たので、修正したいです。(今後にむけて)個人としては、Aチームに入れるように活躍したいです。チームとしては、Aチームに良い流れを送れるようにしたいです。

 

 

FL木原

(今日の試合を振り返って)最初にチームとしては敵陣で攻めようということでした。前半の中盤以降はそういう形になったので、慶大がやるべきことができました。Bksが上手くつないでくれたり、他にもラッキーなトライがあったのですが、ディフェンスも後半は1トライに抑えられました。最後の被トライを除けば、良かったと思います。(前半途中から、展開が多くなったが)最初はキックでとにかく敵陣という意識だったが、中盤以降、Bksのリズムが良かったので、どんどん回すことになりましたね。(アタックはどうだったが)敵陣でプレーをすることで、点数をとられないという意識に対する自信は強くなりました。しかし、点数をとりきれるというチームを目指していきたいです。(次戦に向けて)黒黄ジャージを着て試合に出ることが目標ですが、その前に自分の持ち味であるアタックやタックルをして、自分からチームの士気をもっと上げられるようにしていきたいです。それができたら、黒黄ジャージを着る資格が生まれるのだと思います。

 

 

SO木村

(今日の試合について)脳震盪で何も覚えてないんですけど、たぶんFwdが勝ってくれていたので、やりやすかったと思います。(Jr選手権は2勝2敗となったが)次が明大戦で、一番強い相手なんですけど、勝てれば優勝決定戦に行ける可能性がまだ残っていますし、2年連続リーグ戦で大敗しているのでリベンジしたいと思います。

 

 

CTB川原

(今日の試合を振り返って)自分の目標としてゲインしようということだったんでしっかりゲインしてFwdを前に出すことができたんでよかったです。苦しい試合が続いている中で勝利という結果を残すことができてよかったです。(試合前どういったことを意識していたか)勝つことしか考えていなかったです。(前後半のトライシーンを振り返って)木村さんのキックパスについてはたまたまです。ああいうプレーは何回も練習していて東海さんはどうしてもフラットラインで上がって裏があいているということだったんでそこであのパスを使って取れたんでそこはよかったと思います。(今日の収穫)しっかり勝てたこととエリアを有効に使えてほぼ敵陣でプレーできたことは大きかったかなと思います。(課題は)最後の最後でトライを取られるということはだめでコーチもすごく怒っていたんでそこを鍛えること、あと序盤でBksがミスして自陣にいたということだったんでエリアテリトリーをしっかりしてFwdを前に出せるようにしたいです。(次の試合に向けて)自分の出る試合は何でもリザーブでもなんでもいいプレーができるよう心掛けるのでそれを皆さんにみせられたらいいなと思います。

 

 

FB下川

(今日の試合を振り返って)今日はBksでトライがとれたので、良かったです。(自身のトライシーンを振り返って)神谷が上手くパスを出してくれたので、もらって走るだけでした。(自身のプレーについて)弱気なプレーがいくつかあったため、次にむけて修正したいです。(前節から修正したこと)個々のタックルと二人目の寄りを速くしたことです。(オフェンスについて)敵陣に入ってしっかりとトライをとれてよかったです。また、陣地もとれました。(ディフェンスについて)今日は粘り強くディフェンス出来ましたが、最後のトライが要らなかったので、試合の最後まで集中力を切らさずやることが反省点です。(今後にむけて)もう負けられないので、1戦1戦しっかりと戦っていくだけです。

 

 

LO松野

(リザーブからの登場となったが、外から見ていてチームの戦いはどうだったか)最近はリザーブからのスタートが多いので、もっと早く出たいですね。タックルは良く入れていたと思います。ペナルティからの速攻が多すぎたと感じていて、しっかり陣地を稼いでラインアウトからのモールでとりきることを徹底するべきでした。この一週間はかなり気合が入った練習でした。結果に表れてよかったです。(個人の活躍は)周りのタックルが良かったので、ジャッカルが成功したのかなと思います。(黒黄ジャージへの思いは)立教戦ではリザーブとして出場したのですが、これからもっとアピールして、最初の15人のメンバーに入れるように頑張ります。

 

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