10月とは思えない厳しい日差しが照りつける中、対抗戦3戦目となる帝京大戦が行われた。前戦・立大戦の反省を生かし、王者に対してどのような戦い方を選択するのかが注目された一戦であった。先制トライをあげたのは慶大。そのまま試合の主導権を握れるかと思えたが、その後はペナルティーの多さも響き、8-25で対抗戦2敗目を喫した。しかし、後半は帝京大をノートライに抑え、積極的なアタックを見せるなど「次につながる敗戦」(田中監督)であった。
関東大学対抗戦A VS帝京大
2012年10月21日(日)14:00 @秩父宮ラグビー場
得点 |
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慶大 |
チーム |
帝京大 |
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前半 |
後半 |
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前半 |
後半 |
1 |
0 |
T |
4 |
0 |
0 |
0 |
G |
1 |
0 |
0 |
0 |
PG |
0 |
1 |
0 |
1 |
DG |
0 |
0 |
5 |
3 |
小計 |
22 |
3 |
8 |
合計 |
25 |
得点者(慶大のみ)
T=新甫
DG=武谷
出場選手 |
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ポジション |
名前(学部学年・出身高) |
交代選手 |
1.PR |
青木 周大(商2・慶應) |
→16 小田 基貴(商4・小倉) |
2.HO |
渡辺 祐吉(経4・慶應) |
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3.PR |
平野 裕馬(環4・国学院久我山) |
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4.LO |
遠藤 洋介(環4・国学院久我山) |
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5.LO |
山田亮介(環4・国学院久我山) |
→19 白子 雄太郎(商2・慶應) |
6.FL |
茂木 俊和(理4・清真学園) |
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7.FL |
佐藤 大朗(総4・国立) |
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8.NO8 |
鹿児島昌平(経4・慶應) |
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9.SH |
宮澤 尚人(法2・慶應) |
→20 渡辺 諒介(経3・慶應) |
10.SO |
浦野 龍基(政2・慶應志木) |
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11.WTB |
瀧口晃太郎(文4・桐光学園) |
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12.CTB |
高田 英(経4・慶應志木) |
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13.CTB |
大石 陽介(環3・修猷館) |
→21 柚木 大佑(商4・慶應) |
14.WTB |
新甫 拓(経4・慶應) |
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15.FB |
武谷 泰(総3・国学院久我山) |
→22 位田 陸(法3・慶應) |
先に試合を動かしたのは慶大であった。前半10分、キックの蹴り合いから敵陣で相手ボールのモールが生まれる。その絶好の位置で、FL佐藤(総4)が「うまく割ることができた」と(佐藤)ボールを奪う。左大外に展開し、最後はWTB新甫拓(経4)がトライ。待望の先制点を奪い、5‐0とリードする。このまま追加点をあげ、試合の流れをつかみたい慶大。WTB瀧口(文4)を中心にキックを使った攻撃でテリトリーを取ろうとする。しかし、ペナルティーや要所でのラインアウトのキャッチミスなどが響き、自陣でのプレーが多くなっていく。19分にペナルティーから自陣に攻め入られると、トライを奪われる。ゴールも決められ、逆転を許す。その後は帝京大ペースで試合が進み、前半計4トライを奪われ、5‐22で前半を折り返した。
後半、今一度自分たちのラグビーで巻き返しを図りたい慶大。キックの蹴り合いでこう着した試合を再び動かしたのは、またしても慶大であった。12分、相手のキックから慶大はカウンターを仕掛ける。敵陣に攻め入ると、速いパス回しで隙を作り、FB武谷(総3)が中央からドロップゴールを決める。3点を返し、スコアは8-22。その後18分に、帝京大にPGを決められ、8-25と引き離されるも、慶大は積極的なアタックを見せる。22分にはWTB新甫が、25分にはCTB大石(環3)がゲインをするも、帝京大の鉄壁のディフェンスを前に、トライまで持ち込むことはできない。27分には帝京大の選手がシンビンで一時退場し、慶大は数的有利に立つ。ここで決め切りたい慶大。31分、この日絶好調のFL佐藤が相手のディフェンスラインを割る果敢なアタックを見せるも、決定機とすることはできず。結局8-25でノーサイドとなった。
後半は帝京大にトライを許さず、3-3のタイのスコアとするも、前半の失点が響き無念の敗戦となった。しかし、収穫材料は多い。スクラムなどのFwd戦で善戦したこと、キックを使い「簡単に自陣に入らせないように、テリトリーを取っていこう」(FL・茂木主将)というゲームプランが後半は生きたことなどである。しかし一方で、要所でのラインアウトのキャッチミスや、ペナルティーの多さなどは未だ課題として残る。しかし「帝京さんにできた部分も多かった」(田中監督)という自信を胸に、もう一度自分たちのラグビーをしてプレーの精度をあげるだけだ。次に迎え撃つは、これまで対抗戦全勝の明大。茂木組の真価が問われる一戦になることは間違いない。2週間の間にどのような調整をしてくるのかが楽しみである。
【ケイスポ的MOM】攻守にわたり機動力を発揮 FL佐藤大朗
この試合で、鉄壁ともいえる帝京大のディフェンスを打ち破り、先制トライの立役者となったのがFL佐藤大朗(総4)である。前半10分、敵陣でのモールで相手からボールを奪い、それが先制トライにつながった。後半にも相手ディフェンスを割る果敢なアタックを見せる。また、ディフェンスにおいても活躍。身体の大きな帝京大相手に「個々ではいけていたと思いますし、低い姿勢でやれて負けていない」と自身のプレーに自信を深めた。この試合ではFLでの出場だったが、普段はLOとしての出場が多い佐藤。幅広い活躍を見せるこの選手からますます目が離せない。
(記事・原 直生)
以下コメント
田中監督
(今日の試合を振り返って)今日の試合は振り返って、チャンピオンチームに挑むということで僕らはチャレンジャーということで臨みました。やはり本当に、名実共に帝京大学さんは強いチームだと思います。相手をまずリスペクトする気持ち、そういう気持ちを持って帝京大学さんに挑もうと思って今日の試合は臨みました。対抗戦もこれで3試合目ということで、今までの反省を生かしたゲームにしようということで、もう一度慶應のラグビーとは何かということを見詰めなおしたときに、それは我々にとってみたら慶應のラグビーとはタックルだと。タックルからいかに勝機を見出していくか、ロースコアに抑えて僅差を競り勝つかということを我々のラグビーだとすると、やはり今日は残念ながら4トライを取られて敗れてしまった。もちろん後半はタイのスコアであったけども、前半に22点取られてしまったというのは一つ反省です。一つポイントとなっているのは、一人一人のタックルミスが正直あったこと、そういうミスからトライに結び付けられてしまったということ、それから肝心要のところでラインアウトのキャッチミスがあったこと。あそこの場面、たとえば敵陣に入って今日はラインアウト3つミスがあったのですが、あそこでちゃんとボールが取れて攻め入っていければまた違った流れになったのかなと思います。しかし、帝京さんは本当にブレイクダウンが強くて、簡単に寝てしまえば掃除をされるように一気にめくられてしまうので、そのブレイクダウンの強さというのは我々も見習って、あのブレイクダウンにも対抗できるようなボールの球出しの仕方、あるいはサポートの速さというのは今後課題として残ったと思います。(結果としては敗戦となったが内容としては悪くなかったのでは)そうですね、評価としては非常にできたプレーとできなかったプレーがあった。できなかったプレーがあったからこそ、敗戦となったので、良かったプレーについてはちゃんと誉めてまたそれを伸ばしていけるように、できなかったプレーについては、きちっと見直して改善をしていきたいと思っています。決して悲観的になることではなくて、王者帝京さんにできた部分も多かったと思うので、今後もっと伸ばしていきたいと思うし、ある意味で負けは負けでしたけど、次につながる敗戦だったなと思っています。(スクラムなどのFwd戦も善戦した)そうですね。帝京さんの強みはやはりセットプレーで、スクラムから圧力をかけられてしまうことに関しては僕らも研究をして努力をしてきました。夏の山中湖での取り組みも含めて、Fwdのスクラムが強くなったということ、イーブンに組めたということは非常に大きな収穫だったのですが、にも関わらずこういった展開になってしまったことというのは我々としては反省だと思っています。やはり反則が多かった。サポートが遅いことによって、慌ててボールを手で出してしまったり、あるいは慌てて倒れこんでしまったり、あるいは反則のアングルから入ってしまうことがあったり。そういうのは反省として残っています。(今日の試合を次にどうつなげるか)一つ一つのプレーの精度がまだまだ低い。特にタックルの精度が低かったこと、あとはここぞという勝負所でのセットプレーの安定ですね、たとえばラインアウトのミスであったりだとか、そういう肝心要のところで取りきれなかった。ゲームというのは流れがあって、その流れが自分たちのところに来てるときにいかに流れを維持するか、あるいは相手に流れがあるときにいかに潮目で自分たちのほうへ流れを引き寄せるかが大事だと思うのですが、その要となるプレー、ここがチャンス、ここがピンチという見極めだったり集中力がもう少し上げるように、あとは安定したセットプレー、そしてタックルの精度をもっと上げていく。何も特別な戦術があるわけではない、自分たちのプレーの精度を高めるということをしていきたいなと思っています。(次戦明大戦に向けて)明治さんは今日筑波大学さんに勝たれたと。同時刻に行われた試合で勝たれたということを聞いているので、非常に明治さんは今年もFwdもBksも充実したチームだと思います。まずは相手をリスペクトする、我々は挑戦していくという気持ちを持って、慶應のラグビー、タックル、そして点を取られないラグビー、そして僅差で勝つ、これらをもう一度徹底してやっていきたいと思います。どうしても慶應は得点力が多いチームではないので、競り勝つということを一つテーマにしてやっていきたいと思います。
FL茂木主将
僕たちといたしましては、やはり帝京大学さんはチャンピオンチームですのでまずは簡単に自陣に入らせないように、テリトリーを取っていこうと話していました。それと僕たちの強みはディフェンスでありタックルなので、そこをしっかりして、ロースコアに持ち込んで、接戦の勝負、1点差でも勝っていこうというプランでした。しかし、それだけでは足りずに、何か秘策を用意しておけばよかったのかなと思います。帝京大学さんはブレイクダウンが強いチームなので、前半はやられてしまうことが多く、自陣に入られてしまいそこからファーストタックルの甘さでゲインされてトライを許してしまう、あとはこっちが疲れてしまい向こうの強いランナーに走られてしまう、ゲインされてそのままトライをされてしまうということが多かったので、もう少しディフェンスの精度を高めていかなくてはいけないですし、僕らの強みはそこなので、見直せるところは見直して次の試合に臨んでいきたいと思います。
LO遠藤
(今日の試合を振り返って)帝京大の強さに押されました。(今日の試合に向けての意気込み)ラインアウトをしっかりと取ることと、プレッシャーをかけることを意識しました。前半やられる部分もありましたが、後半修正出来たので良かったです。(帝京大の良かった点)強いランナーが縦にしっかりと来ることです。(セットプレーについて)ラインアウトは後半修正できました。スクラムはしっかりとできました。(後半ノートライに抑えたことについて)エリアマネージメントと、慶大の強みであるタックルと粘りが、出ました。(チームのオフェンスについて)オフェンスの時間が短かったです。エリアを取るためにキックを多用しましたが、もっと走れたら良かったです。(チームのディフェンスについて)後半良かったが、前半勿体無いミスからインサイドブレイクされました。(今後にむけて)ラインアウトを取ることが仕事なので、そこをしっかりやることと、仕事量を上げていきたいです。
PR青木周大
(今日の試合を振り返って)帝京さんはすごくFwdが強いのでスクラム、セットプレーの
安定だけを意識して試合に臨みました。自分の思った通りとまではいかないですが安定し
て球も出せたんでよかったかなと思います。(帝京の印象)Fwdが大きくて二人目の寄り
がすごく速くて、自分も何回か抜かれてしまったので反省しています。(後半どういった
ことを意識してはいったか)やはり慶應は走り勝つしかないので後半も前半以上に相手に
対してプレッシャーをかけたりだとか、22人で戦うという話を野沢さんがしていたので
自分の体力を残さないように後半開始から全力でやりました。(ブレイクダウンの出来)
もう一歩相手より早く入ったらボールを取れるシーンだったり、もうちょっとチャンスが
作れていたと思うんですけど若干受けに回ってしまったのと、あとはパワーで負けてしま
った部分があるのでそこはしっかり修正していきたいと思います。(負けてしまったが内
容は悪くなかったと思うが)やっぱり対抗戦はトーナメントじゃないので一つ一つ勝って
いくことは大事なんですけど次の試合につなげる勝ち方だったり負けてしまっても次につ
なげられる試合をしようという話なのでここからチームも上向きになって明治、早稲田と
勝っていけるように頑張っていきたいです。(明治戦に向けて)2週間ぐらいあるんです
けどとにかく試合に出られるように明日からまた練習頑張って臨むだけですね。
HO渡辺祐吉
(今日の試合を振り返って)ラインアウトで崩されてしまったのが自分の責任でもありま
す。後半は修正できたんですけど最初から修正できていたらと思います。(帝京大の印
象)重くて強い相手です。慶應らしく低くタックルしていかなければと思っていたんです
けど、やっぱり個々でやられてしまったところがありました。(敵陣に入ってもトライを
取りきれない展開だったが)そこが帝京さんの強さだと思います。日吉でしっかり練習す
るしかないと思うのでしっかり練習していきたいです。(後半ノートライだったがどこが
よかったと思うか)このままじゃ帰れないと、慶應らしいタックルをしようということ
で自分自身も外された部分もあったんですけどしっかり突っ込んでいこうと思っていまし
た。(ブレイクダウンについての出来)超えられてしまった部分がありました。やっぱり
一人目がどれだけ勝っているか負けているかというのもブレイクダウンに左右するのでも
う一回ボールキャリアのところから見直していかなければと思います。(セットプレーに
ついての出来)スクラムはよかったんですけどやっぱりラインアウトについて身長が全然
ないので技術と頭で勝っていかないとと思っています。しっかり練習、反復して勝ってい
きたいと思います。(明大戦に向けて)明治も同じような相手なのでしぶとくやっていき
たいと思います。
FL佐藤
(試合を振り返って)前半に多く取られてしまいました。前半はチャレンジャーだから最初に攻めていこうと言ってたんですが、受けに回ってしまってズルズルいかれてしまったところがありました。後半は3-3だったのでそこは惜しいことをしたなと残念に思います。(今日はFLでの出場でしたが)山田がLOだったんですけど、LOとしての仕事もしていたので普段より少し仕事が増えたかなというくらいであとはあまり変わりませんでした。(試合を通じて帝京大FWDの強さを感じたか)やっぱり重いので一人一人が強いんですけど、それでも個々ではいけていたと思いますし、低い姿勢でやれて負けていないところもありました。そこは明大など大きい相手ともやっていくのでそこは継続していきたいと思います。(攻撃面を振り返って)もともと攻める時間はすごく少ないということ、攻める時間を丁寧に攻めようと話していました。最後の方は攻めれていたんですが、途中は攻めの形がバラバラになってしまって個々で行って相手の組織的なディフェンスに押し戻されるシーンが多かったので、そこは修正してしっかりと攻めの形に持っていけるようにしなければなと思います。 (トライの前のシーンで相手ボールをモールで奪ったが)真ん中を割れたのでボールいけるかなということでした。うまく割ることができたのでたまたまですけど良かったと思います。(後半にもディフェンスラインを破って突破していくシーンがあったが)あれはそういうプレーがあってたまたま僕が抜ける役だっただけです。そこからトライに繋げられなかったのは残念です。(次は明大との試合だがそれに向けての抱負は)今日はディフェンスでいかれてしまったところがあったので、さらにディフェンスに磨きをかけて個々で負けないようにしてチームを引っ張っていきたいと思います。
SO浦野
(今日の試合を振り返って)前半の最初の方はゲームプラン通りにいってリードして進めることができましたが、1つのミスから崩れて点差をつけられたのが痛かったです。(今日の試合への意気込み)チャンピオンチームであり、今まで無失点で1試合平均70点取っているチームなので、そこで王者を倒すつもりで相手のやりたいことをやらせずに自分たちのペースで進めようとしました。(帝京大に対し通用したこと)エリアを取る意識は慶應もあり、それは体現できました。また、Bksで展開してゲインも出来たので良かったです。(攻撃の組み立てで意識したこと)エリアを取ることをまず第1に考えました。今までは攻めていたところでも敢えてキックをして自陣に入らせないことを意識しました。(後半ノートライに抑えたことについて)後半は自陣に入られても粘れたのが大きかったです。今までは自陣に入られて我慢出来ずに点を取られていたので、後半は立て直してノートライに抑えたのは大きかったです。また、自分たちが攻めてる時間が長かったのも良かったです。(チームのオフェンスについて)数少ないチャンスでセットプレーでミスが出たり、ブレイクダウンで取られたりと良くなかったです。(チームのディフェンスについて)前半良くない点もありましたが、後半しっかりと修正して良くなりました。(今後に向けて)後半ノートライに抑えたことは大きかったです。なので、前半・後半の良かった点を継続させていきたいです。
WTB瀧口
(対抗戦今季初出場となったが)ゲームプランに沿うには自分のキックが重要になってくると思っていました。自分の責任を果たそうと思って臨みました。(振り返って)割とキックは当たったので、負けてはしまいましたがチームにある程度貢献できたと思うのでそこは良かったです。夏も練習してきたかいがありました。(帝京大の印象としては)テリトリーで負けたら確実に負けると思っていました。パスを回すのではなく、キックで陣地を取って行かなくてはいけないと思っていました。(収穫と課題は)点の取られ方が淡泊だったので、そういうところをしっかり詰めていけばディフェンスはある程度しっかりできるのではないかと思います。 あとは攻め手がなかったことですね。まずは相手の敵陣深くでマイボールラインアウトを確実にとったり、ストラクチャーアタックの完成度を高めるしかないかな、と思います。(明大戦に向けて)まだ分析は詳しくしていませんが、自分のやるべきことをやって勝利に貢献したいと思います。
WTB新甫拓
(試合を振り返って)ゲームプランは思い通りに遂行できたと思うんですけど、2人目のタックルや低いタックルという部分の詰めで点差が開いてしまったと思います。後半は点数で見れば3-3でいい試合運びができたと思うんですけど、積極的にBksで勝負できたらなというのが今の反省点です。(自身の先制トライについて)Bksでのトライが最近少ないということもあって、あの状況では帝京さんのFwdが内側に寄っていてBksにオーバーラップがあったので、思い切ってやってみようということでゴールに出しました。(今日はキックが多かったが)帝京大学さんの強みは自分たちの深いところ、22mより内側でのセットプレーでそこに滞在する時間を少なくしたかったので、なるべく敵陣に、敵陣にということでキックにこだわった戦術でいきました。(後半トライを許さなかったディフェンスについて)2人目の寄りを早くすることを後半の課題として挙げていたので、前半に比べれば改善できたかなと思います。(Bksの出来は)エリアを取ることに関しては瀧口個人の力だと思うんですけど、すごい頑張ってくれたと思います。あとはもっと積極的にBksでボールを動かしていけたらいいなと思う局面が何度かあったという感じですね。(次の明大戦への意気込みは)僕自身もっとトライを取りたいですし、ディフェンスでも低いタックルをしていきたいと思っています。チームとしても絶対に勝利を狙っていきますので、どうか応援のほどよろしくお願いします。
FB武谷
(今日の試合を振り返って)今日はブレイクダウンでやられてしまいました。Bksで振りたくても、振りたいときに取られてしまったので、Bksで勝負できず、意図したプレーができなかったです。(前半は蹴り合いが目立ったが、そのようなゲームプランだったのか)はい。相手はブレイクダウンやアタックが強いので、オンタイムの時間を削ろうという作戦でいきました。(後半はドロップゴールを決めたが)あれも作戦です。今回だけです。今回のために練習しました。(後半は帝京大を0トライに抑えたが)前半のように相手がテリトリーを取りにこなくて、カウンターでガンガン蹴っていたので、僕たちもディフェンスしやすくて、0トライに抑えることができたんですけど、相手がテリトリーを取りにきて、またラインアウトも取られていたら前半のようになっていたと思います。相手次第でした。(次に向けて修正したい点などは)次は明治で、またFwdのブレイクダウンが強いと思うので、Fwdが楽できるようにキックでテリトリーを取って、Bksでもブレイクダウンで負けないように練習したいです。
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