慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】序盤の失点重く対抗戦3敗目 関東大学対抗戦/明大戦

ボールを運ぶHO渡辺副将

文化の日・11月3日に秩父宮ラグビー場にて関東大学対抗戦の明大戦が行われた。ここまですでに2敗となかなか調子の上がらない慶大はこの日も苦戦。序盤に立て続けに3トライを許すなど、終始明大にリードを奪われ14-42と完敗。対抗戦3敗目を喫し、ここまでの戦績は1勝3敗となった。

 

関東大学対抗戦 VS明大戦

11月3日(土)14:00K.O.@秩父宮ラグビー場

 

得点        
慶大   チーム 明大  
前半 後半 VS 前半 後半
PG
DG
小計 35
14   合計 42  
 

得点者(慶大のみ)

 

T=渡辺、茂木

 

G=高田2

 

出場選手    
ポジション    
1.PR 三谷俊介(総3・国学院久我山) →16.青木周大(商2・慶應)
2.HO 渡辺祐吉(経4・慶應)  
3.PR 平野裕馬(環4・国学院久我山)  
4.LO 遠藤洋介(環4・国学院久我山) →18.吉田真悟(経4・慶應)
5.LO 山田亮介(環4・国学院久我山)  
6.FL 茂木俊和(理4・清真学園) →19.森川翼(環2・桐蔭学園)
7.FL 佐藤大朗(総4・国立)  
8.NO8 鹿児島昌平(経4・慶應)  
9.SH 宮澤尚人(法2・慶應) →20.渡辺諒介(経3・慶應)
10.SO 浦野龍基(経2・慶應志木)  
11.WTB 瀧口晃太郎(文4・桐光学園)  
12.CTB 高田英(経4・慶應志木)  
13.CTB 大石陽介(環3・修猷館) →21.川原健太朗(環2・小倉)
14.WTB 新甫拓(経4・慶應)  
15.FB 武谷泰(総3・国学院久我山) →22.位田陸(法3・慶應)
 

 

PR三谷は今季対抗戦初スタメン出場となった

先制点のほしい慶大だったが、先に流れをつかんだのは明大。慶大は明大の強力FWD陣の圧力を受けラインアウトやラックでマイボールキープにも苦労するなど、自分たちのプレーをすることができない。明大優勢の流れで迎えた前半6分、慶大はキックで陣地を奪いにいったところから明大のカウンターを受けてしまう。ボールをワイドに展開され最後は左サイドを崩されトライを奪われる。さらに11分にはインゴール前のモールから、15分には明大に慶大ディフェンスラインの裏へのキックパスを通されトライを許し0-21と一気に点差を広げられてしまう。出鼻をくじかれてしまった形となった慶大。だが30分に反撃に転じる。相手のペナルティからWTB瀧口(文4)のタッチキックで敵陣深くまで攻め込むと、ラインアウトからできたモールを押し、最後はモールから抜け出したHO渡辺祐(経4)がトライ。CTB高田(経4)のゴールも決まり点差を詰める。しかしこの反撃ムードもつかの間、34分に明大BKSにディフェンスを破られトライを許すと、前半終了間際にもスクラムを起点にトライを奪われ7-35と4トライ4ゴールの差をつけられて折り返す。

 

対抗戦初トライを挙げたFL茂木主将

なんとか点差を詰めていきたい後半。慶大は序盤から敵陣に攻めこんで行く。10分のチャンスこそパスミスで逸するも、16分に待望のトライが生まれる。敵陣でのラインアウトをきれいにキャッチするとそこからフェーズを重ね、中央でのラックからボールを持ち出したSH宮澤(法2)が相手ディフェンスラインを破りFL茂木主将(理4)へパス。ボールを得た茂木がそのままインゴールに飛び込み追撃のトライ。さらなる得点を狙う慶大だがこの後は自陣に釘付けとなる。明大FWDに慶大陣内でボールをキープされる時間が続き攻撃に転じることもできない。苦しい時間を幾度にもわたる低いタックルでのディフェンスでしのぎ続けていた慶大だったが終了間際の40分にラックサイドを破られトライを献上。その後のキックオフで最後の意地を見せるもノックオンでトライに至らず。14-42と大きな差をつけられての完敗となった。

 

明大相手に終始ビハインドの展開での完敗。春の明大戦は19-40だったことを見れば両校の差は春から縮まっていない。主たる敗因は序盤に一気に付けられた差は埋まらず慶大らしいラグビーを見せられなかったことであろう。対抗戦はこれで1勝3敗となったが、早慶戦を含めまだ3試合残っている。今日出た課題を修正して今後の戦いに生かしてほしい。

 

 

【ケイスポ的MOM】ロングキックで攻守に貢献 WTB瀧口晃太郎

WTB瀧口のロングキックが今の慶大には欠かせない

前回の帝京大戦に続きこの日も瀧口のロングキックが敗戦の中で輝きを放った。慶大が前半に奪ったトライは瀧口の2度のタッチキックを生かしたものであり、ディフェンスでもそのキックで幾度も陣地を回復した。だがWTBとして「トライを取れていない」と自身のプレーに納得してはいない。持ち前のキックに決定力を備えて今後の試合でもチームの勝利の原動力になってもらいたい。

 

(記事 中島裕幾)

 

 

 

コメント

田中監督

学生たちは本当によく気持ちを整え、体を整え、技を整え今日まで努力をしてきました。ピッチに送り出すときも、やり残したことは何もない、自分たちのやってきたことに自信を持って堂々と戦おうと言いました。ただ残念ながら、前半で明治大学さんの強みである、敵陣に入って攻め入ってくるという強みを出させてしまったのは、我々の些細なミスの積み重ねからでした。帝京大学さんとの一戦もそうでしたが、後半はある程度戦える。苦しい局面になったときに相手と競れるだけの力はあるんですが、前半に自分たちの力の差が埋め切れていないところに課題があると思っています。対抗戦4試合目でしたが、チーム力としては上がってきているので、この成長スピードを上げていくことで早稲田さんに追いつき追い越すことができると思います。挑戦者として一戦一戦大事に戦っていくとともに、出た課題を次の試合に生かし成長していきたいと思っています。(試合の入りについて)夏の強化方針の一つが、最初20分にいかに先制パンチをくらわせるか、力を出し切るかということでした。夏合宿の早稲田大学との練習試合では最初10分に二つトライを取ったのですが、秋になってから、意識はしているんですが少しずつそれができなくなっている。相手が我々の力を出させないようにしているのもありますが、自分たちのミスで掴みきれない部分もあります。力としては帝京さん、明治さんの方が率直に上ですので、ゲームの入りに関しては修正が必要です。

 

FL茂木主将

今日の試合はやはりマイボールのラインアウトが取れず、アタックの機会がありませんでした。明治さんはアタックの強いチームですので僕たちがディフェンスしきれないのが今日の全体的な印象でした。僕たちが相手陣でボールを持ったときは継続ができましたし最終的にはトライも取ることができたので、エリアマネジメントが良くなかったと思いますし、ラインアウトも良くなかったです。現時点ではその二つですがビデオで確認すればもっと出てくると思うので、修正して次に向けて頑張っていきたいと思います。(苦しい試合展開だった)前半よくなかったことが一番問題だったと思います。夏にはできていたことが今はできていない。もちろん意識していないわけではないですが、常に言っていかないと薄れてしまうところが多くて。(後半は互角に渡り合っているが、前半は力を出し切れない)今日はマイボールから始まったので、ゲームプランとしては相手陣深くにボールを蹴り、相手がキックを蹴り出して、そこからマイボールラインアウトで攻めようということだったのですが、そこのラインアウトが失敗してしまい、せっかくアタックから始められる状況だったのにリズムを掴めなかったことが要因だと思います。またディフェンスも外されることが多く、ファーストプレーの精度が悪かったからだと思います。(自身のトライについて)あのトライはたまたま僕がいたところにボールが入ってきただけなので、チームのみんなが頑張ってくれたおかげだと思います。(今後に向けて修正したい点は)ラインアウトと、試合の入りを修正できればと思います。

 

FL佐藤

(試合を振り返って)後半はこの前の試合と同じようにイーブンでしたが、前半に立て続けにやられてしまう流れで入ってしまいました。前回で前半からしっかりやろうと話したんですけど、ずるずると点を取られてその点差が勝敗に繋がってしまったのでそこはしっかりと4年生から練習で変えていかないといけないと思います。(試合前のプランは)この前の帝京大戦で陣地を取ることは成功してうまい形で後半はできていたのでそれを前半にやって、中盤では帝京大戦よりはキックを使わずに攻めようというプランだったんですけど、接点で押し負けたり詰められて思うような攻めが出来ずに自分たちのプランが遂行できなかったことで焦ってしまったのでそこは修正できればいいと思います。あと一番はラインアウトが取れなかったので、慶應が一番大事にしたいところですし修正したいと思います。(セットプレーで明大のプレッシャーを受けてしまったか)すごくよく分析されていて、穴がなかったことで自分たちのペースでサイン出しができなくて、逃げのサインに走ってしまってうまくボールが取れませんでした。(攻撃面を振り返って)一人一人はやられている感じはなかったんですけど、二人目のプレッシャーが明大のほうが上でした。明大のほうが重いのでそこは慶應が速くしないといけなかったんですけど、乗られてしまったのでそこがやられてしまったところだと思います。(次までに強化したいところは)しっかりと入りから勝負できるように練習の入りからもっと4年生が意識して変えていこうという話をしたのでそこは変えていきたいです。(次の日体大戦に向けて)今までやって来たことをやるしかないと思うので、過去のことをくよくよしないでしっかりと反省点を反省してしっかりと勝って次の早大戦に繋げたいです。

 

WTB瀧口

(試合を振り返って)負けてしまったのは悔しいです。また、自分のノミネートのミスで詰めるべきところではないのにディフェンスで詰めてしまってトライを取られるシーンがあったので反省しています。(攻撃のプランは)自陣にいるとペナルティが多くて、相手は良いキッカーがいるので自陣の深いところに来られてそこからモールという状況が想定できるので、敵陣に深く蹴りこんでしっかりディフェンスしてからターンオーバーやペナルティを狙っていました。要は敵陣に入ってプレーしようというゲームプランで臨みました。(プラン通りだったか)出来たところは出来たんですけど、キック処理のミスなどでテリトリーの部分で劣勢に立つことがあったので、そういうところを修正すべきかなと思います。(ディフェンスに関して)ノミネートのミスがあったり、ディフェンスが内に寄り過ぎていて外のスペースを空けてしまうというシチュエーションがあったので、僕が外からディフェンスを広げさせるべきだったと思います。(自身の出来)まだまだ出来ることはあったと思います。ミスもあったので。(日体大戦に向けて)個人としてはトライを取れていないのでトライを取りたいです。チームとしては勝たなければいけないのでまずはディフェンスからしっかりやっていきたいです。今日は簡単に取られてしまうシーンがあったのでそこを修正すべきかなと思います。

 

WTB新甫

(今日の試合を振り返って)帝京大戦と同じ形といいますか。前半はすごく点を取られてしまったんですけど、後半は良い勝負ができたということで。それを後半は同じスコアだったから良いじゃないかということではなくて、前半からその戦い方ができていればな、と今すごく悔やんでいます。課題が引き続き残ったという印象です。(前半の入り方について)特に受けた印象もないんですけど、一つ原因は、自分たちのタックルが継続できなくて、ターンオーバーから自陣深くに食い込まれてしまったということです。そこをハーフタイムに修正したのですが、前半もっと上手く戦えていたらな、と思います。(どのような試合になると考えていたか)明治さんはやっぱりFwdが強いので、アタックのチャンスが少ない中でものにしていかなくてはいけないなと思っていました。低いタックルと、少ないチャンスを物にする力、ここにフォーカスを絞ったんですけど、あんまり上手くいかなかったです。(敗因は何だと考えるか)技術的なことを言えば、前半はターンオーバーされてしまったところですね。明治さん2人目のタックラーの寄りが早かったのに対して、慶應はそこで遅れを取ってしまいました。ブレイクダウンでのターンオーバーが多かったですね。そこが慶應を意図としたアタックができなかった原因なので、そことラインアウトです。マイボールラインアウトを獲得できなかった。その2つが痛かったのかなと思います。(次に向けて)今の慶應には勝利が必要ですので、絶対に勝ちにいきたいと思います。

 

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