慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】第19節 主力の活躍で4発快勝!2連勝で1部残留へ大きく前進 神大戦

今節の先発メンバー

現在、リーグ戦を残り4試合として9位と、依然2部降格への危機に瀕する慶大。今節の相手は降格圏内11位の神奈川大と、両校にとっても絶対に落とせない残留を懸けた大一番となった。前半33分、味方の正確なクロスに武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)が頭で合わせ鮮やかに先制すると、後半は開始15分までに藤田息吹主将(政4・藤枝東高)らのゴールで3得点を奪うなど、怒涛の攻撃を見せた。終盤には攻め込まれるシーンが目立ったが、慶大DF陣が粘りの守備を見せ得点を許さず。後期としては初の無失点試合も達成し、4-0というスコアで快勝した。

 

2012/11/4(日)13:50KO @駒沢オリンピック公園総合運動場
慶應義塾大学4(1-0)0神奈川大学
【得点者(アシスト者)】得点者 33分 慶大   武藤嘉紀(増田湧介)、47分 慶大 藤田息吹(岩田修平)、56分 慶大 増田湧介(山浦公裕)、60分 慶大 近藤貫太
◆慶大スターティングメンバー
GK 辻柾次(環4・近畿大学付属和歌山高)
DF 長尾賢太郎(総2・神戸U-18)
DF 馬場達月(商4・サレジオ学院高)
DF 松下純土(商3・國學院久我山高)
DF 岩田修平(総3・名古屋グランパスU-18)
MF 増田湧介(環2・清水東高)
MF 曽我祐馬(政4・慶應NY学院高)
MF 山浦公裕(商4・FC東京U-18)
MF 藤田息吹主将(政4・藤枝東高)→80分磨見朋樹(文2・横浜FCユース)
MF 近藤貫太(総1・愛媛FCユース)→70分端山豪(総1・東京ヴェルディユース)
FW 武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)→77分平戸奨眞(法2・暁星高)
 

2試合連続ゴールを決めた武藤

前節はリーグ上位の日体大に劇的勝利を収め、勢いに乗る慶大。本節の相手は下位の神奈川大と、残留へ向けて取りこぼしは許されない試合となったが、この日は非常に手堅いサッカーを披露した。前半2分、約30メートルの地点でFKを得ると、山浦公裕(商4・FC東京U-18)が直接ゴールを狙うもボールは惜しくも枠の外へ。ここから攻撃のリズムを生みたい慶大だったが、前線へのパスはなかなか通らず、逆にカウンターから徐々に神大へとボールが渡るようになる。セットプレーを軸に、一時はペナルティエリア内を攻め込まれる時間が続くが、松下純土(商3・國學院久我山高)を中心とした積極果敢なディフェンスで、シュート機会を一切与えない。攻めては近藤貫太(総1・愛媛FCユース)を中心に右サイドからの突破を図るも、なかなか決定機には至らず。こうして一進一退の重苦しい攻防が続く中、そのときは訪れた。33分、中盤で山浦公がボールを奪うと、左サイドを駆け上がる増田湧介(環2・清水東高)にスルーパスが通る。エンドライン付近まで走り込んだ増田からクロスが上がると、ゴール前で待っていた武藤がこれを頭でゴール右下に叩き込んだ。流れるようなボール運びからの得点にスタンドも大いに湧き、慶大が待望の先制点を挙げた。その後両校とも決定的なチャンスを生み出せないまま迎えたが、前半終了間際に相手のCKから合わされたシュートはゴール横数センチの所をすり抜け、一瞬ヒヤッとさせられる。程なくして前半が終了、少ないチャンスをモノにした慶大が試合の主導権を握った。

増田は1ゴール1アシストを記録した

後半は開始直後から試合が動く。2分、慶大がロングパスを図った相手DFからボールを奪うと、その後ボールが渡った岩田修平(総3・名古屋グランパスU-18)からのクロスに、ゴール付近でもつれながらも藤田が押し込み、後半開始早々2点目を挙げる。続くチャンスも慶大に。11分、山浦公から、この試合良い動きが目立つ増田がフリーでボールを受けると、落ち着いてゴール左隅に流し込み3点目。直後の15分、藤田から絶妙なパスを受けた曽我祐馬(政4・慶應NY学院高)が強烈なシュートを放つ。これを相手GKが弾くと、こぼれ球を詰めていた近藤が冷静に決め4点目を挙げた。「狙い目のサイド裏」(藤田主将)をうまく使った攻撃で、立て続けに相手ゴールを割った。しかし、同じく残留をかける神大も黙ってはいない。中央から豪快に突破を図る相手攻撃陣に、前半に増して攻め込まれる機会が増える。連続してCKを与えるなど、一時は一方的にボールを保持されながらも、ペナルティエリア内の攻防でDF陣が躍動する。20分、20メートルの距離でFKを与えるが、枠を捉えたシュートに対しGK辻柾次(環4・近畿大学付属和歌山高)が好セーブを見せるなど、猛攻を耐え忍ぶ。36分には単独での突破を許しフリーからシュートを放たれるも、これはポストに助けられ間一髪でピンチを逃れた。4点目を奪って以降、相手にペースを握られた慶大だったが、最後まで粘り強い対応を見せたDF陣がゴールを割らせず、4-0というスコアのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

近藤はダメ押し点となる4点目を決めた

決して多くはないチャンスから4得点を挙げ快勝。また守備陣がこれまで以上の集中力を発揮し、後期としては初めての完封勝利となった。後期は大量失点が目立っていた慶大だが、ここにきて大きな成長が垣間見える結果となったのではないか。またこの日の勝ち点3により、降格圏との勝ち点差が7となり、残り3試合であと1勝を挙げればチームの1部残留が確定する。まずは「1部残留」という大きな目標を達成すべく、次節での勝利を大いに期待したい。

(記事 福井崇之)

 

試合後コメント

MF藤田息吹主将(政4・藤枝東高)

(今日の試合を振り返って)今日の試合は残留がかかった直接対決ということで、チーム全員が気持ちを入れた中で、勝利を掴めたのは良かったです。(ご自身も得点を決めるなど後半は攻め込む時間帯が作れたようだがその要因は)前半は相手のプレスが早くて自分達のサッカーが出来なかったが、ハーフタイムに監督から「しっかり繋いで攻めよう」と言われたことと、相手のサイド裏が狙い目だということも意識して練習してきたので、それをうまく使って攻めれた点だと思います。(後期としては初の無失点試合だったが)守備がうまく機能したのと、集中して守れた点が要因だと思います。(残留へ大きな前進となったが)まだ決まった訳ではないし、監督もサッカーは何が起こるか分からないと仰っていて、ただ次の試合に勝てば決めることができるのでそれに向けて頑張りたいです。(次節に向けて)次の試合も慶應らしいサッカーをして、勝ち点3を取ってまずは残留を決めたいと思います。

MF曽我佑馬(政4・慶應NY学院高)

(今日の試合を振り返って)今日は今季一番大事な試合といっても過言ではない。自分達の目標である一部残留に、まだ決まったわけではないですけど大きく一歩前進したというか。そんな大事な試合でみんな気持ちが入っていましたし、相手ももちろん気持ちは入っていたんですけど、最終的には勝ってよかったなと思います。(今日のご自身の出来については)前半ちょっと気持ちも入っていて、固くなっていて競り合いのボールとかも取れずにペースを握られたんですけど、後半に入ってもうちょっと前に出て、自分も積極的に攻撃参加しながらも相手のボールとかも奪ってペースをつかめて良かったかなと思います。(近藤選手のゴールは曽我選手のプレーから生まれたが)とりあえず前にでて上手くボールを持ち出せて近藤が空いていたので。とりあえず点がほしかったので誰でもいいという気持ちで、最終的に点が入って良かったと思います。(今日の試合で曽我選手が大声で選手を鼓舞している姿が印象的だったが、試合中に心がけていたことは)自分にはすごいテクニックがあるわけではないですし、自分で試合を作れたり、そういった技術だったりは持ってないので、自分ができるのはチームを鼓舞し続けて戦う姿勢を4年として常に90分間示し続けること。一番の自分の役目だと思っていて、それは笛が鳴るまでやらなきゃいけないと、気をつけています。(後期初の連勝、また完封勝利ということで今後の自信になるのでは)そうですね。特に無失点で抑えたという点では、なかなか失点も多くて無失点で抑えられる試合がなかったので次の試合でも無失点で抑えて三連勝と続かせていきたいと思います(次節に向けて意気込みを)一部に上がってから三連勝をしたことが無いので、自分達の代で三連勝を残して、次の試合で勝てば一部残留が決まりますので、三連勝で一部残留を決めたいと思います。

DF松下純土(総3・國學院久我山高)

(今日の試合を振り返って)勝ち点3を取れたのは本当に嬉しいです。試合内容としても、前半結構押される場面も多かったのですが、チーム一体となって守れて、前半を1-0で折り返せたのが全てだと思います。(完封勝利について)キーパー含めて5人はすごい自信になったと思いますし、90分間で一秒も集中力を切らさずにプレーできたことが完封勝利につながると思います。またフィールドに出ている11人の守備の意識が試合を重ねるごとに高まってきているので、それが現れた試合だと思います。(4得点について)この間の日体大戦は前半自分たちのやろうとしているサッカーが出来ず、2点だったんですけど、今日は90分間通して全員が同じ意識で攻撃しようというのが感じられたので、それが4点に繋がったと思います。(残留に向けて)今日の勝利は抜け出すという意味では大きな一勝だったと思うんですけど、まだ決まったわけではないので、残りの3節、気持ちを抜かずに自分たちが3連勝して降格圏内を抜けられたらなと思います。(次の試合に向けて)まだ降格圏内を脱してはいないので、気を抜かずに練習からしっかりやっていきたいと思います。


MF増田湧介(環2・清水東高)

(今日の試合を振り返って)両チームともに負けられない一戦だったんですけどこっちのほうが相手よりも少し余裕を持った状況だったので、受け身にならないで戦えたのが大きかったのかなと思います。(大量4得点ということですが)チームとして戦い方を統一できたというか、しっかり前で起点を作って、セカンドボールを拾ってという形が多く作れたと思います。あとは後半の立ち上がりにとれたというのが大きかったと思います。(自身の得点の場面を振り返ると)相手は二列目からの飛び出しにうまく対応できないというのは、前々から言われていたので、山浦くんから良いボールが来たので、決めれて良かったです。(前半は耐える時間が長かったが)お互いに負けられない状況の中で堅い試合をしてしまって、蹴り合いになってしまって、その分相手はセカンドボールを拾うことに長けていたので、きつかったですけど耐えるしかないと思って、割り切って戦っていました。(2連勝となりましたが次節に向けての意気込みは)今日の試合で残留に向けて大きな一歩になったと思うんですけど、まだ残留が決まったわけではないので、次勝ってしっかり残留を決めたいと思います。

FW武藤嘉紀(経2・FC東京U-18)

(今日の試合を振り返って)早い段階で得点をすることが出来て、チームとしても激しくプレー出来て、良かったと思います。(先制点のシーンを振り返って)あそこの場面でもチームとしてしっかりボールをつなげて、サイドを起点として良い流れで、本当に良いクロスが上がってきたので、自分は決めるだけでした。その前の増田のクロスが良いボールだったので、本当に決めるだけでしたね。(一進一退の前半と3点取れた後半の大きな違いは)相手もまだ1-0ということで諦めずに体を張ってきていたんですけど、後半に2点目がああいう早い時間に取れたということで、相手も苦しくなって自分達も少し余裕が出てきて、しっかりパスサッカーが出来たと思います。(残留にまた一歩近づいたと思うが)でもまだ残留が確定したわけではないので、次の試合も気を抜かず、勝利に貢献したいと思います。(2点目のように前線からの守備は意識してたか)自分としても、まずはチームのために戦うということで、前からプレスするということはサボらずやっていこうと決めていました。そういう面では得点につなげられたのは良かったと思いました。(残り試合への意気込み)次の試合に勝てば残留が決まるので、とにかく次の一戦のみを考えて、この一週間はしっかりと練習していきたいと思います。

FW近藤貫太(総1・愛媛FCユース)

(今日の試合をふりかえって)自分自身は最悪だったのですが、勝ち点3。取れて本当によかったです。(得点に貢献していたが)本当に今日の自分の出来は最悪だったのでチームに迷惑しかかけていませんでしたし、悪い意味で流れを変えてしまうシーンもたくさんあったので、ゴールはしましたけど、本当にそれだけです。(今後、チームとしては)残留に向けて大きな一歩ではあったもののまだ決まったわけではないので、さらに気持ちをいれて、しっかり残留を決めて今シーズンを終えたいです。(今後、近藤選手自身としては)ここ最近はチームに迷惑をかけていることが多いので、得点にからむ動きを増やしていくことで、納得のいくプレーをしていきたいです。

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