慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】柳澤・奥山・女子団体、トリプル優勝! 関東学生秋季交流戦

 

賞状を受け取った慶大スケート部フィギュア部門のメンバー

 

 

11月11日、新横浜スケートセンターで第5回関東学生秋季フィギュアスケート交流戦が行われた。慶大からは7名の選手が出場し、3,4級女子で柳澤薫(総2)が優勝し、また5,6級女子で奥山未季子(環1)が優勝、鈴木伶奈(環1)が準優勝を果たした。彼女たちの活躍により、女子団体においても慶大が見事優勝に輝いた。

 

 

 

 

 

 

 

2級女子

・石畠万倫子(法3) 4位

 

3,4級女子で優勝した柳沢

3,4級女子

・柳澤薫(総2) 優勝

・永渕真理子(経4) 12位

 

3級男子

・廣澤聖士(環3) 4位

 

5,6級女子で優勝した奥山

5,6級女子

・奥山未季子(環1) 優勝

・鈴木伶奈(環1) 準優勝

・風祭あゆみ(環1) 4位

 

団体

・慶大女子 優勝

・慶大男子 3位

 

※出場対象者は6級以下の選手。6点法で採点された。

 

 

先陣を切った石畠

 

 

最初に氷上に降り立ったのは、2級女子の石畠万倫子(法3)。「落ち着いて」という4年生からのアドバイスを受け、演技を始めた。コンビネーションジャンプは成功しなかったものの、単発のジャンプを確実に決めていく。得意とする美しいスパイラルをジャッジ席の目の前で披露し、しっかりとアピール。途中のアップライトスピンでバランスを崩したが、慶大スケート部の皆から「頑張れ!」という声援をもらって立て直し、最後はステップを力強く刻んで演技を終えた。3級取得を目指して練習に励んでいく石畠の今後に期待したい。

 

 

 

 

ジャンプを決めた柳沢

 

 

続いて3,4級女子。2週間前の東日本学生選手権で3位入賞した柳澤が登場した。「練習では調子悪かったので心配だった」が、2本のコンビネーションジャンプやスピードに乗ったステップ、安定感のあるスパイラルを披露。力強さと美しさを兼ね備えた『火の鳥』に会場から拍手が沸いた。この結果、技術点でも演技点でも高い評価を受けて、柳澤は見事14人中1位に。しかし、「やっぱりスピンは課題」と反省点も口にした。優勝に輝いてもなお、柳澤は満足することなく上を目指して突き進んでいく。

 

 

 

 

永渕のスパイラル

 

 

「達成感でいっぱいです」―永渕真理子(経4)は、東日本学生選手権で見せなかった笑顔で自身の演技を振り返った。前回はジャンプが安定しなかったが、今回は2連続と3連続のコンビネーションジャンプを演技後半に成功させるなど、ジャンプをしっかりと決めていった。その他にも、軸のぶれないスピンや体を大きく使った優雅なステップも披露。演技後にはスケーターたちから温かい拍手が送られた。2月の交流戦では、さらなる達成感に満ち溢れた永渕の笑顔が見られることを楽しみにしたい。

 

 

 

 

表現力豊かに滑る廣澤

 

 

今回、慶大から唯一男子で出場した廣澤聖士(環3)。3級男子で一番滑走だったが、「特に緊張はなかった」。冒頭のアクセルジャンプを成功させて波に乗ると、2連続のコンビネーションジャンプ、練習では成功率が良くなかったという2回転ジャンプも何とか回りきる。後半になっても、アクセルジャンプや3連続のコンビネーションジャンプを鮮やかに跳んだ。最後のストレートラインステップでは色気のある情熱的な滑りを見せ、会場からは手拍子と歓声が沸いた。1月に行われるインカレでも、廣澤は持ち味の表現力で会場を盛り上げてくれることだろう。

 

 

 

 

アクシデントがあるも、鈴木は滑りきった

 

 

最後に行われたのが、5,6級女子の試合。まずは鈴木が登場した。冒頭、曲が鳴らないというハプニングがあり、演技が一時中断。鈴木は「動揺」したものの、気持ちをうまくコントロールしてダブルアクセルや2連続のコンビネーションジャンプを丁寧に決めていった。中盤では高く脚が上がった美しいI字スピンを披露したが、ここで鈴木は指を切ってしまうというアクシデントに見舞われる。痛みをこらえながら最後まで滑りきった。鈴木にとって災難が重なってしまった3分半。それでも鈴木はしっかりと要素をこなし、堂々の準優勝を手にした。次回は満足のいく演技ができることに期待したい。

 

 

 

 

奥山は、前回から曲も衣装も変えて今大会に臨んだ

次に滑ったのが奥山。今大会では「一つ一つのジャンプをしっかり跳ぶこと」を目標に掲げていた。その言葉通り、次々と成功させたダブルアクセルや2連続、3連続のコンビネーションなどの高難度ジャンプには、スピードと高さがあった。ジャンプだけではない。ステップの部分では、切なさや強さなど様々な感情を体じゅうで表現。そして中盤のビールマンスピンや最後のドーナツスピンでは、持ち味の柔軟性を披露して会場を魅了した。優勝にふさわしい、一つの作品として最初から最後まで流れのある演技だった。今回の優勝で、奥山はさらに「自信」をつけて滑りを磨き上げるだろう。

 

 

 

風祭のイーグル

 

今大会のトリを飾ったのは、風祭あゆみ(環1)。フィギュアスケートの名曲で、自身も「大好き」だという『シェヘラザード』で試合に挑んだ。最終滑走の「緊張」もあってか、演技前半ではダブルアクセルで転倒したりジャンプが抜けたりなど、精彩を欠いてしまう。しかし後半から、風祭は少しずつ立て直していった。イーグルをした後にはきれいな2回転ジャンプを成功させ、ストレートラインステップでは美しい旋律に乗って丁寧にステップを刻んだ。「もうちょっと冷静に演技ができればいいな」と語った風祭。今回見つかった課題を胸に、ますます成長していってほしい。

 

 

(記事:窪山裕美子、写真:伊藤明日香)

 

 

石畠万倫子(法3

(今日の演技を振り返って)練習よりもスピンができなかったというのがちょっと残念な点です。(ジャンプの手ごたえは)ルッツはそこそこできたんですけど、フリップとトウループのコンビネーションでちょっと失敗してしまったので、もっと練習していかなければいけないなと思いました。(表現で気を付けたことは)表現力があまりないと自分でいつも思っていて、それが少しでも改善されるように手の動きとかに若干気を付けるようにはしたんですけど、やっぱりちょっと足りなかったかなと思い返してみると感じます。(演技前に上級生からどのようなアドバイスを受けたか)トウジャンプの時にちょっと足を踏み込んでというようなアドバイスや、落ち着いてというようなこととか、精神的にちょっとナーバスになりやすいので励ましてもらいました。(今後に向けて意気込みを)3級を取れるように頑張ります。

 

柳澤薫(総2

(今日の演技を振り返って)練習では調子悪かったので心配だったんですけど、うまくまとめられて良かったと思います。スピンがすごく苦手なんですけど、東日本学生選手権と同じところで失敗してしまったので、また練習し直したいです。(今日の演技で一番良かった点は)ジャンプが全部入ったところです。ダブル-ダブルを決めるのが目標だったので、それが入ったのがすごく良かったです。(東日本学生選手権のときから改善できた点は)ジャンプも東日本学生選手権のときはボロボロだったんですけど、今回はなんとか堪えられました。でもやっぱりスピンは課題だと思います。(次に向けてどのように演技を磨いていきますか)一つ一つのエレメンツではできないものはないので、しっかり二分半の曲の中で、全部きれいにプラスをもらえるようなエレメンツにしたいと思います。

 

永渕真理子(経4

(今日の演技を振り返って)練習ではもうちょっといいのがあったんですけど、本番でこんなにできたのは初めてで、ミスはありましたがすごく達成感でいっぱいです。(コンビネーションジャンプも決まっていたが)初めてちゃんと跳べて、ものすごく嬉しい気持ちです。(伸び伸びとした演技だったが、表現で気を付けたことは)きれいな曲なので、スピードを出しつつも優雅な動きというか、手先まで気を付けてきれいに見えるように練習してきました。(大学ラストイヤーだが、今後慶大スケート部でどのように過ごしていきたいか)インカレに出られないので大きな大会はもうないんですけど、2月にも交流戦が毎年あって、今年もあると思うので、その時に今日できなかったところをできるようにしていい感じで終わりたいと思っています。

 

廣澤聖士(環3

(今日の演技を振り返って)そうですね。今までの試合で一番いい演技ができたと思っています。(一番滑走でしたが緊張はしたか)練習時間がいつも6分間だったのが今回は5分間でそこの1分の短さで、さらに一番滑走だとやっぱり落ち着ける時間がいるので、練習はあまりしすぎないように気を付けなければな、というのは最初からあって。特に緊張はなかったです。(ジャンプについて)ジャンプは、そうですね。いつも絶対にどこかでミスをしてしまうんですけれども、アクセルを2本決めることが自分の中で目標なので、そこが決まったのがすごくよかったです。ダブルジャンプは練習でもあまり成功率はよくないので、自分にしては転倒にいかず、回りきって、まあよかったかなと思います。(会場が盛り上がりましたが、表現については)そうですね。他の選手の方が王道なプログラムを作っているので、そこでひときわ目立つようなプログラムを作って会場が沸くように心掛けています。(今後に向けて)インカレでも同じような演技ができるように、さらに上を目指して頑張りたいと思います。

 

鈴木伶奈(環1

(今日の演技を振り返って)途中のスピンで指を切ってしまって、試合どころじゃなかったです。(序盤にハプニングがありましたが)自分で前半に動揺してしまって、ジャンプも跳べたのは跳べたんですけど、自分の中でいいジャンプじゃなかったので、ハプニングにも動じないジャンプをこれからしたいです。(その他のジャンプなどの要素については)回転としては全部ちゃんと跳べて結果的にはよかったんですけど、演技の内容として良くなかったです。(次の試合にむけて)次は来月の国体予選なので、そこではダブルアクセルを二回完全に下りられるようにしたいです。

 

奥山未季子(環1

(今日の演技を振り返って)今日の感想はとりあえず一つ一つのジャンプをしっかり跳ぶことが目標だったので、少し自信が持てるように飛べるようになってよかったなと思います。(前回の大会から演技構成を変えていましたが、その点について)前の3分半の曲はずっと7年間くらい使っていたので、最後の大学生の期間を一番いい演技で終えられるように、曲を変えて自分に合うものに変えました。(前回の大会から成長したこと)そうですね。メンタルが弱くなってしまって、自分の思うような演技ができないことが多かったんですけど、少し改善して、その点が成長できたかなと思っています。(今後に向けて)やっぱり7級はあきらめたくないので、最後まで7級を追求して頑張っていきたいと思います。

 

風祭あゆみ(環1

(今日の演技を振り返って)やっぱり、練習不足だなというのが本音でした。(ジャンプの手応えは)ジャンプはぼろぼろでした。やっぱり練習不足で、演技を通して練習することが少なかったかな、と思います。それで今日は失敗が多かったかなと思います。(表現で気を付けたことは)なるべく曲調に合った雰囲気を作り出すことができればいいなと思いました。(『シェヘラザード』を選曲した理由は)もともとこの曲を他のスケーターさんや一流の選手とかが使っているのを見て、すごくいい曲だなと思って大好きだったので、今回はこれにしようかなと思って使いました。(最終滑走だったが緊張はあったか)緊張はありました。やっぱり待つ時間が長かったので、緊張が高まってしまいました。(今後に向けて意気込みを)もっと練習して、今度は今日みたいにジャンプでばたばた転ばないように、もうちょっと冷静に演技ができればいいなと思います。

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