【男子バレーボール】見事な内容で難敵を撃破!準々決勝へ/東日本インカレ 法大・筑波大戦

2013-06-21 12.56.39慶大の2回戦の相手は春季リーグ戦でフルセットまでもつれた法大であった。その法大相手に第1セットから圧倒しストレートで勝利を収めると、そのままの勢いで筑波大も撃破。見事に準々決勝へと駒を進めた。

昨日と同じメンバーで挑んだこの一戦。中盤までの一進一退の攻防から相手のミスにも助けられ徐々に点差を広げ、最後は柳田(環3)のサービスエースを含む怒涛の8連続得点で第1セットを25-16で取ると、第3セットも勢いそのままに序盤から点差をつけ、岡田(商4)・柳田の両レフトのスパイクや、丸谷(環3)の1枚ブロック、時間差攻撃も決まり25-15で2セットを連取する。

第3セットは序盤相手のセンター中心の攻撃に点差を詰められることもあったものの12-11の場面から4連続得点。終盤には柳田のこの日2本目のサービスエースも決まり、25-19。セットカウント3-0の圧勝で3回戦へと駒を進めた。

 (記事 岩井邦夫)

ブロックに跳ぶ星谷(右)と野口(左)

ブロックに跳ぶ星谷(右)と野口(左)

そして迎えたシード校・筑波大との一戦。春季リーグではけが人が続出して後半失速し7位に終わったが、昨年の全日本インカレでは慶大に勝利しタイトルを獲得しているチームだ。しかし今回もベストメンバーではなく、出来田、前田といった主力は不在であった。第1セット、柳田が鋭いスパイクを決め幸先の良いスタートを切ると、序盤からリードを奪う展開に。好調の丸谷がスパイクを連続で決め安定感をアピールすると、ブロックも好調で、終盤は筑波大のスパイクに圧倒される場面もあったが、第1セットは25-16で先取。

第2セットもその勢いは衰えず、いきなり6連続得点を獲得。エース柳田の強烈なスパイクやサーブも炸裂し、筑波大に付け入る隙を与えない。最後は星谷がクイックとスパイクでとどめを刺し、第2セットは25-15で奪う。第3セットでも相手に流れを渡すことはなく、稲田(環3)も武器であるクイックを確実に決める。このセットも25-16の大差で奪い、セットカウント3-0で筑波大に圧勝。4回戦進出を果たした。

サーブカットの中心である野瀬

サーブカットの中心である野瀬

「すごい良い内容だった」と宗雲監督も語る今日の2試合。課題であったサーブカットがまとまり、慶大の思いどおりの攻撃につなげることができた。今大会で久々にスタメン復帰した野口とアタッカーのコンビネーションも抜群であり、強豪校も倒せる勢いだ。次戦の相手は順大。勝てば日体大との戦いとなる。その試合で勝利すると、ついに決勝の舞台に立つことが出来る。今の慶大ならば秋に敗戦した順大、日体大にも簡単には負けないはずだ。タイトル獲得に向け、格上相手にどんなプレーを見せてくれるか、注目だ。

 (記事 杉本理沙)

 

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)一戦目の法政戦はよく我慢して崩れないでしっかり点数をとって、二戦目の筑波戦はもっと良くなり、パワフルでしつこくリバウンドをとって、昨日言ったミスが減っていたので、相手がどうであれすごいいい内容だったと思います。(二試合とも慶應のペースで進んでいたが)サーブレシーブがそこそこ返ると攻撃力があるチームだと思うので、今日はこっちがサーブレシーブで崩れなかったのがよかったのと、セッターの野口を急遽戻した割にはコンビネーションがあっていたので、そういう効果があったためだと思います。(明日の順大戦に向けて)春はこっちがブロックを意識しすぎて、スパイクミスが多く自滅してしまったので、明日はしつこくやれば勝機が見えてくると思うという風に学生たちには言ったので、粘り強く自分たちがスパイクミスを勝手に出さないようにしてくれればいい結果はついてくると思います。

岡田拓巳 主将

(今日の試合を振り返っていかがですか)明日・ 明後日につなげるためには相手的にも絶対に勝 たなければいけない試合なので3-0で自分的 にも無駄なミスがなかったので今日の試合は本 当に明日・明後日につながるいい試合だと思い ました。(ご自身のプレーはいかがでしたか)自 分はいつもスパイクを決めることにこだわって しまい自分のミスにつながってどんどん自滅す るという今までは悪いパターンだったのです が、今日は自分的にもブロックをやうちあげる ことしか考えずにいたらいい感じだったのでこ のプレー続けていきたいです。(明日の試合に 向けて)順天堂大学に勝っても次は日本体育大 学ということで春の時にどちらも苦渋をのまさ れた相手なのでここで逆に勝っておいて慶應が 変わったというところを見せつけられたらなと 思います。

丸谷将大

(今日の試合を振り返って)サーブカットがいつもよりまとまっていたので、慶應らしい攻撃が出来た。相手を圧倒する自分たちのバレーで試合を優位に進めることが出来た。(今日の試合の対策は)前日の試合を見て、法政の選手は18番がストレートが多いのでブロックをストレートで閉めることを意識したり、サーブを狙うところをしっかり決めていた。(ご自身のプレーは)終盤サーブカットが返らないことあったが、それ以外はいつもよりまとまっていて良かった。ブロックに関しては1試合目は思っているように出来たが、2試合目は筑波の1番の選手が(スパイクを)打つのが上手くて対応し切れない部分もあった。そういった選手にブロックで対応できるようにしていきたいと思います。(2試合とも圧勝だったが)自分たちが序盤からリードする展開だったので、落ち着いた気持ちで冷静に戦えたと思う。(これから勝ち進んでいくために必要なことは)繋ぎを意識しなくてはいけない。順天堂大学はブロックがいいチームなので、自分たちが相手のブロックにいいスパイクを打つのに加えて、リバウンドを気に掛けたり相手の嫌なところに打つことを心掛けたい。(スパイクの)打ち分けがしっかりとできるようになれば、勝ち進んでいけると思う。

野瀬将平

(今日の試合を振り返って)向こう(筑波大)はけが人もいたんですけど、こちらは最近早慶戦で負けて良い雰囲気ではなかったので、今日はみんな調子が良くてよかったです。法政は独特の雰囲気があるというか、ゆったりしたチームなので、僕たちがそれに合わせて春リーグも最初手こずったので、こちらで雰囲気を盛り上げて勝とうというのがあったので、それが出来た結果だと思います。(自身のプレーを振り返って)声は出せたんですけど、サーブカットもトスもあまり上がっていないので、自分としては満足していないです。(全日本ユースのメンバーに選出されたが)こんなに自分は下手なんですけど選んでいただいて、貴重な機会を与えていただいたので、慶應の代表として学んでこれることは学びたいと思います。(明日以降に向けて)順天、日体に勝てば決勝なので、東日本インカレで優勝するためにしっかり頑張っていきたいと思います。

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