【ソッカー男子】早慶サッカー定期戦 インタビュー 平戸奨眞

他の選手たちのインタビューはこちらから→http://keispo.org/wordpress/?p=21926

得点だけでなく、アシストとかその前のプレーだったりで自分がもっとレベルアップしていけば端山(総2)とか武藤(経3)とか近藤貫太(総2)といった選手も生きる

高さの切り札平戸

高さの切り札平戸

―今シーズンをチームとして、個人として振り返っていかがですか

「開幕から3試合連続でスタメン出場させてもらったことはありがたかったんですけど、自分が出場した3試合でチームは3連敗してしまって、自分自身もアシストは記録しましたが得点は決めることが出来ず、3節の専修戦で骨折してしまって前期を棒にふってしまい、悔しいというよりも情けないなという気持ちが大きいです。」

―直近のアミノバイタルカップを振り返って

「この大会は骨折明けで1回戦の3、4日前に復帰してそれで出してもらったので、怪我明けでやってやろうという気持ちもありましたし、4年生がほぼ出ていなかったのでその4年生のためにも頑張りたいという思いもありました。同期の3年生が中心となってゲームキャプテンとかをやっていたのでそいつらに土をつけたくないという気持ちもありましたし、遠いところから応援に来てくれた仲間もいたので、本当にいろんな思いがあって頑張ることが出来ました。」

―その中でも起死回生の同点ゴールを決めた2回戦・関東院大学戦を振り返って下さい

「監督から点を取るようにと指示を受けて出場して、仕事が出来て良かったと思います。けど、やっぱり2部のチームにしっかり勝ちきれないというのが3回戦の青学戦も含めて課題だなと思いました。」

―今季個人としてどんなサッカーを目指していますか

「やっぱり今以上に得点に絡みたいという気持ちがあります。得点だけでなく、アシストとかその前のプレーだったりで自分がもっとレベルアップしていけば端山(総2)とか武藤(経3)とか近藤貫太(総2)といった選手も生きると思いますし、自分次第で攻撃がより厚くなると思っているのでレベルアップしていきたいと思います。」

―1トップでの起用と2トップの起用がありますが、自身のやりやすさは変わりますか

「チーム全体の意思が統一されていれば、やりやすさとかは特に変わらないですね。」

―平戸選手が入るとロングボールを平戸選手に入れるというシンプルな攻撃が増え、競り合いの場面が多くなりますが、競り合いで心掛けていることはありますか

「競り合いに関しては、本当に気持ちとタイミングですね。その点に関しては関東でもほぼ負けるつもりはないと思っています。」

―競り合い以外に心掛けているプレーはありますか

「今はヘディングとかでボールロストしてしまうことが多いのですが、これからはもっと胸トラップとかでしっかりボールを収めてからパス、といったプレーが出来るよう目指しています。いったんボールを収めるプレーを頑張りたいです。」

〝状況の奴隷になるな〟という言葉を常に意識

―サッカーを始めたきっかけはなんでしょうか

「本当に気が付いたらという感じでしたね。親にチームに入れさせられて、小学校1年生からその流れでずっとやってきた感じですね。」

―ポジションはずっとフォワードだったのですか

「いえ、色々やりましたね。小学校の頃はトップ下をやって、中学校ではボランチとセンターバックをやって、高校の時からフォワードになって今に至ります。」

―どのポジションが一番合っていたと思いますか

「やっぱり今のポジションが一番ですね。なんといっても得点する時のあの気持ちよさは何ものにも代えがたいので一番良いと思います。」

―慶大ソッカー部員も多く輩出している暁星高校時代を振り返って

「自分の先輩に風間さん(商卒)っていう選手がいて、風間さんは本当に上手くて自分が1年生の時に3年生で一緒に2トップとかで組ませてもらったりしたので本当に良い先輩に恵まれながらレベルアップできたかなと思います。」

―何か風間さんとの印象深い思い出話などはありますか

「そうですね・・・特にないですね笑 風間さんが上手すぎて一緒にやっていてもひたすら申し訳ない気持ちでいっぱいでした。」

―慶大への進学を決めた理由はなんでしょう

「早慶戦を高校の時に観て、風間さんと巻大祐さん(政卒)っていう先輩がいたんですけど、その先輩たちの早慶戦を観て国立競技場でたくさん人が入っている中で試合をすることに憧れて慶應に入学したいと思いました。早稲田は自分の高校の監督が早稲田のサッカー部出身ということもあってその人を倒したいなという思いもあり、慶應にしました。」

―大学に入って成長したプレーは

「周りのレベルが本当に高くて、自分の中でもひとつひとつのトラップの精度とかポジショニングとか相手の外し方とか高校とは全然比べものにならなくて、そういう細かな部分が一番成長できたかなと思います。」

―現在3年生ですが、上級生としてどんなことを意識していますか

「今年は特に4年生があまり試合に出ていないので、3年生中心で引っ張っていかなきゃなという責任感が強くあって、プレー内外で諦めない姿勢とかをしっかり後輩に見せていかなきゃなと思います。」

―サッカー人生で大切にしてきた言葉などはありますか

「〝状況の奴隷になるな〟という言葉を常に意識していて、辛いときに「辛いなあ」とか苦しいときに「苦しいなあ」って思っていたら何も変わらないので、そういう状況の時に自分が受け身にならずに主体的に前を向いて変えていけば、良い方向に持って行けると考えています。〝状況の奴隷になるな〟という言葉は大切にしています。」

―目標としている選手はいますか

「そうですね・・・風間さんを超えたいなと思っています。」

ピッチの中では愚直にまじめに

―早慶定期戦へはどのような思いを持っていますか

「インカレ決勝とかとはまた別で本当にたくさんの人が観てくれる、最高の雰囲気で最高の場所で最高の仲間と出来る試合だと思うので特別な思いがあります。」

―早大の印象はいかがですか

「全員が堅実なプレーをしていて守備も堅いですし、隙のない良いチームだと思います。」

―早大に絶対負けたくない選手はいますか

「特にはいないんですけど、上方選手は同じ3年生でフォワードなので負けたくないなと密かには思っています。」

―慶大の現在のチームの雰囲気、コンディションはいかがでしょう

「徐々にアミノバイタルカップも含めて良くはなってきてると思うんですけど、先ほどにもあったように2部のチームに勝ちきれないようなところもあるので、まだまだ足りないなと思っています。」

―チームにおいて平戸選手のピッチ内外での役割はどのようなものでしょう

「ピッチの中では愚直にまじめにということですね。やっぱり武藤とか近藤貫太とか端山に比べると自分は霞むんですけど、そういうなかで自分は監督の言うことをしっかり聞いてまじめに体を張ったりして、いわば雑用のようなことをしっかりやっていきたいと思います。ピッチ外では、特にこれといった仕事はないんですけど、僕は1年生の時はずっとCチームとかだったので後輩たちに上を目指せば努力は報われるよということを言っていきたいと思っています。」

―監督からどんなプレーを求められているとお考えですか

「本当に自分はボールをしっかり収めて、ゴールに絡むということだけですね。」

―最後に、早慶定期戦への意気込みをお願いします!

「朝から晩まで主務とか副務は仕事をやっていてくれて、マネージャー、グラマネも仕事をしてくれています。一生懸命応援してくれる仲間もたくさんいますので、そういう色んな人の想いを勝利という形にしたいなと思います。」

 

平戸選手、お忙しいところありがとうございました!

(取材・慶應スポーツ新聞会 ソッカ―班 西野英樹)

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