【男子ラクロス】新旧王者の対決は両者一歩も譲らずドロー/早慶ラクロス定期戦

第21回早慶ラクロス定期戦が、5月19日に行われた。新旧王者の戦いとなった今年の戦いは、序盤から早大が慶大を圧倒。2Q序盤の段階で5点のビハインドを背負ってしまう。それでも、石黒啓介(経4)の活躍などで、点差を縮めていくと試合時間残り1分で同点に追いつくことに成功する。逆転こそならなかったものの、慶大が価値あるドローで試合を終えた。

2013年5月19日

第21回早慶ラクロス定期戦

@日吉陸上競技場

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

10

東大

10

田浦戦評用試合は、早大ペースで幕を開ける。最初のF.Oこそ勝利を収めた慶大だったが、効果的にパスをつなぐことが出来ず、早大に攻め立てられる場面が続く。「パスミスが多発」(岡本主将)し、グランドボールでも競り負け、完全に早大にペースを握られてしまう。15分に、この試合初ゴールを許してしまうと、そこから連続3失点。0-4で1Qを終える。

長年の課題である「スタートの悪さ」が出てしまった慶大だったが、守護神安藤圭祐(商3)を中心に巻き返しを図る。U-22日本代表にも選ばれる守護神は、ピンチを幾度となくセーブ。オフェンス時にも効果的な攻撃参加でチャンスを作っていく。すると4分、大西博也(経3) から、エース脇坂俊樹(経3)が決めると、13分にも今度は大西が自ら決め2点を返すことに成功する。しかし、安藤ら守備陣の頑張りとは反対に攻撃陣は1Q同様パスミスを連発。攻め立てながらも、中々流れをつかめないまま2Qを終える。

迎えた後半、連続失点を喫しリードを広げられるもここで大暴れを見せたのが石黒だ。10分、相手ゴーリのミスから得点を奪うと、11分にも中村大樹(経4)のパスを受けそのままゴールを決める。終了間際にも、素早いランニングシュートで得点を決め、その差を2点に縮めることに成功する。

最大5点のビハインドを2点にまで縮め臨んだ最終4Q。そこには劇的なドラマが待っていた。8分頼れるキャプテン岡本のディフェンスから、田浦貴大(経3)がゴールを奪うも、早大も負けじとゴールを奪う。続く、15分この日これまで4得点と大活躍の石黒がゴール前で冷静にシュートを沈め1 点差に迫るも、フェイスオフからの攻撃で再び2点差とされてしまう。2点差を縮められないまま時間が迫る中、慶大は諦めなかった。この日早大F.Oerに苦しめられ続けてきた陣野クリス(法4)がF.Oに勝利すると、大西がそのままゴールに叩き込む。さらに、試合時間が1分を切ったところで石黒との連携から大西が得点を決め、見事同点に。慶大応援席が大歓声に包まれる中、試合はそのまま終了。10-10のドローという形で試合は幕を閉じた。

早慶戦勝利を目指し戦った選手たちにとって、逆転に至らなかったことは悔しさが残るかもしれない。しかし、5点のビハインドの跳ね除け引き分けに持ち込んだことは「大きな財産」と言えるだろう。昨年、一昨年までは見られなかった粘り強さがこの試合では見ることが出来た。

早大と慶大。日本ラクロス界をリードする両者の戦いは奇しくもリーグ戦開幕戦でも見られることとなった。日本一を目指すためには避けては通れない強敵だ。今度こそ決着をつけるために。8月15日、大井第2球技場にて純白のユニフォームに身を包んだラクロッサー達が、早大の出鼻をくじく。 (記事 石塚大樹)

※記事掲載が大幅に遅れたことにお詫び申し上げます。今後は、可能な限り早急に記事を掲載致す所存です。申し訳ありませんでした。

以下選手コメント

DF岡本遼也主将(経4)

(今日の試合を振り返って)前半でチームの若さが出たのかなと感じています。パスミスが多発して一個一個基礎的なミスが多発してしまった所が良くなかったと思います。(0-5となりましたが焦りなどはなかったですか)僕自身は焦りなどは無かったですが、チーム全体としては浮足立ってしました。ただ、自分たちのラクロスをやれば逆転できるとおもっていたので、安藤を中心に去年試合に出ていたメンバーが中心となって声を掛けていきました。なので、途中からは修正できたのかなと思います。(5点差を跳ね返すことが出来た要因は何でしょう)今までやってきたシンプルなところですね。それが生きた結果かなと感じています。それは、練習試合とかでも強い相手に通用してきたことだったので、やってきたことに対する自信はありました。(立ち上がりに弱いということは長年の課題だと思います。そこを改善するためには何が必要だと思いますか)単純な話で、試合に入る前の準備段階から、きっちり気持ちをいれていかないとダメだと思いますね。試合前のアップの段階から、気持ちを入れていくことが試合の結果につながると思うので、そこのところを皆で共有していきたいですね。(5得点を挙げた石黒選手について)本当に頼りになる同期ですね。まあ、僕自身も負けてられないと思うので、これから彼に負けないようにやっていきたいです。(ディフェンスの吉沢選手と、河村選手の両後輩についてはいかがですか)まだまだ積極性が足りないと思います。バランスを取れる僕がいるうちにどんどんチャレンジをしていかないと成長できないということは2人にも言っています。彼らの成長なくして勝ち進んではいけないと思うので、もっとチャレンジして欲しいですね。(リーグ戦に向けて)立場上、一つのミスも許されないということはコーチからも言われているので、自分のやるべきことをきっちりやっていきたいですね。言葉にすると簡単なんですけど、プレーで皆を引っ張っていきたいです。今回の結果は、大きな財産だと思っています。5点差を追いつくことが出来たのは、すごいポジティブなことですね。あとは、それを前半のところから出していくことが課題なので、これからそこのところを詰めていきたいです。

MF石黒啓介(商4) 

(今日の試合を振り返って)若いチームだったのに、自分たちの力を出し切れていてすごく良かった。(伝統の一戦に向けて意識していた点は)練習中からやってきた基礎的な部分がどれだけ出来るかが勝負だと思っていたので、それに加えて、試合だからと言って変な力を出さずに今までやってきたことをやろうという話をチームでしてきた。(今日はその点を活かすことができたか)良いところは良かったが、まだまだツメが甘いところが多かったので、リーグ戦に向けて調整していけたらと思う。収穫が多く実りのある試合だったので良かった。(今日5得点と大量得点をあげたが)ずっとビハインドでの試合だったので1点でも多くという気持ちで点を狙っていた、その結果だと思う。(最優秀選手に選ばれたことについて)今までこんなに点を取ったことがなかったので、運がなくなっちゃうんじゃないかと思った。ここからまた頑張っていきたい。(リーグ戦に向けて)今回同点という形で終わったのだが、去年とそれは同じなので今年もまた日本一になれるように頑張りたいと思う。

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