【端艇】第40回 全日本大学選手権大会 2日目

力漕で準決勝進出を手繰り寄せた男子舵手なしフォアクルー

力漕で準決勝進出を手繰り寄せた男子舵手なしフォアクルー

 

 8月22日(木)~8月25日(日)にわたり、戸田ボートコースにおいて第40回全日本大学選手権大会が行われる。大会2日目の23日は、慶大端艇部から女子舵手なしペアの予選と、男子シングルスカル・男子ダブルスカル・男子舵手なしフォア・男子舵手なしクォドルプル・女子舵手付クォドルプルの計5クルーの敗者復活戦が行われ、それぞれのクルーが準決勝進出をかけて戦った。  

 

 

 

最初に慶大から出漕したのは女子舵手なしペア。6クルー中5着に終わり、決勝進出を逃し、明日の敗者復活戦に挑むこととなった。次に出漕した男子シングルスカルは序盤2位と良い滑り出しをみせたが、最終的には名古屋大学の前田との差を広げられてしまい、結果5クルー中2着に終わり準決勝進出を逃した。男子ダブルスカルは、最後まで一位の熊本大に追いつくことはできず、5クルー中2着で準決勝進出することはできなかった。

ここまであまり良い結果を残せなかった慶大端艇部だが、男子舵手なしフォアは序盤からリードを奪い、レースを優位に進めていった。「第2クォーターは第1クォーターに比べてかなりタイムが落ちてしまった」(松沢・文4)ものの、最後まで第1クォーターのリードを守って立命館大に競り勝った。その結果、6クルー中1着でゴールし、見事準決勝進出を決めた。

女子舵手付クォドルプルは準決勝進出を逃す結果に

女子舵手付クォドルプルは準決勝進出を逃す結果に 

 

戸田ボートコースに吹く風が強まる中出漕した男子舵手なしクォドルプル。序盤2位 という好調な滑り出しをみせたが、その後失速して4クルー中3着に終わったため、準決勝進出を逃してしまった。この日最後に出漕したのは女子舵手付クォドルプル。序盤から厳しいレース展開を強いられ、そのまま巻き返すことができず4クルー中4着に終わり、準決勝に進むことはできなかった。準決勝に進出した男子舵手なしペア、男子エイト、男子舵手なしフォアの3クルーには、明日の準決勝でより良いレースを展開してくれることを期待したい。

 

 

(記事 水戸部友美)

 

 

【レース後コメント】

松沢 遼(男子舵手なしフォア・文4)

(今日のレースの収穫)昨日のレースではスタートがすごく悪かったので、しっかりとスタートを修正ということを昨日のレースの後の練習と今日の朝の練習で意識して行っていて、結果としてスタートがとてもうまくいき、レースを自分たちのペースで進めることができたので、そこはすごく良かったと思います。(今日のレース展開について)スタートがうまくいった分、序盤からすごく大きなリードを奪えたため、相手のことを見ながら漕ぐ、視野に入れながら漕ぐというコックスのいない船ではとても重要なことができたので、気持ち的にもすごく楽に漕げましたし、自分たちのリズムで漕ぐということに関してはできたかなと思います。(準決勝に向けての課題)スタートがよかったのですが、第1クォーターから第2クォーターへのタイムの落ちがだいぶあったので、そこはしっかり改善し、高い水準でのレース展開というのをより意識して、第2クォーターからもっとスピードを出していかないと、明日の準決勝、更にそのあとのA決勝にもでると考えているので、そのレースでリードを奪うためには第2クウォーターにおいて、また第2クウォーターに向けてどれだけ高い水準のスピードを出せるかということがポイントになってくると思います。

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