【男子ラクロス】大勝も課題見えた一戦/関東学生リーグ 成蹊大戦

重要な日体大との開幕戦を逆転で制した慶大ラクロス部。今節は成蹊大との一戦だ。序盤こそ慎重な試合運びとなったが、その後は一時10点差をつけるなど下馬評通り成蹊大を圧倒。終盤失点を重ねたものの、堅実に開幕2連勝を飾った。

関東学生リーグ 第2戦VS成蹊大戦

2014/8/27(水) 13:00F.O. @大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

14

成蹊大

慶大は開始1分木島薫(経4)のゴールで幸先よく先制するもここから我慢の時間が続く。成蹊大にボールを支配され、なかなか攻撃に持ち込むことができない。しかし、ここを前節同様のゴーリー安藤圭祐主将(商4)を中心とした安定感のある守備でしのぐと慶大のゴールラッシュ。12分ゴール裏からのパスに反応した大西博也(経4)が相手を交わして追加点を挙げる。さらに得点を加え3点リードで1Qを終えた。2Qに入っても慶大は攻撃の手を緩めず成蹊大ゴールに迫る。2分のゴールは圧巻だった。木島がゴール前にボールを運ぶと、高橋純(経4)にパス。高橋の素早いパスに反応した脇坂俊輝(経4)がゴールを決める。慶大の完璧な崩しにスタンドからもどよめきが起こった。このQだけで6点を奪った慶大は8点リードで前半を終える。

チームの要である安藤

チームの要である安藤

後半慶大はメンバーを変更するなど余裕の試合運びを見せる。3Q2、7分と連続して得点を奪いリードは10点に。ここから安藤主将を途中交代させた慶大守備陣が成蹊大の攻撃を止めきれないシーンが増える。前半はわずか1失点だったが後半は5失点。大量リードだったとはいえ守備に課題が見えた。結局試合は14-6で慶大が勝利。大量得点で開幕2連勝を飾った。

攻撃陣を鼓舞する大西

攻撃陣を鼓舞する大西

決定機を決めきれずに苦しんだ開幕戦とは違い攻撃陣が結果を残した今節。それで得た大量リードから課題が見えた。「主将依存」である。日本代表であるゴーリー安藤主将への依存である。ディフェンスを統率する彼の力は大きい。だだ、スポーツにおいてけがはつきものだ。もし主将を欠いた場合今のままでは戦えないと感じる。日本一にはまだまだ全体の底上げが必要なのだ。予選の残り3試合、慶大のさらなる進化に期待したい。

(記事 太田悠貴)

 

安藤圭祐(商4)

(今日の試合を終えて)勝てたことは収穫ですが、自分たちの目標である10-4というスコアのうち得点では達成することができましたが失点が重なってしまったので、明日からまた練習していかなければいけないという反省はありました。(相手の印象)慶應とは違ったタイプの強力なオフェンスでしたが、しっかり相手の攻め方や崩し方を分析できました。(ゴールから見た慶應の動き)たくさん点を取れたという結果を見ても良かったと思います。特に良かったのはグランドボールで、ポゼッションを失った後で敵陣で再び自分たちのボールにできたというところは非常に良かったと思います。(次の試合に向けて)一戦必勝、ディフィートするということが目標なので、相手のオフェンスや崩し方をしっかり研究して、今日よりも良い結果を出したいと思います。

 

大西博也(経4)

(今日の試合を振り返って)勝てたということが何よりも大事なので勝てたことが良かったかなと思います。(前節はチャンスを決めきれない場面が多かったが)そうですね。前節ではチームとしても個人としてもすごく外してしまったのでこの試合は何としても決めたいと思っていたんですけど、今日の出来は50点くらいかなと。もっと決められる場面はあるし日本一になるためにはやっぱりそういうところを詰めていかないとと思います。(チームの雰囲気は)すごいいいと感じています。トップチームだけじゃなくて2軍以下のチームも勝つということに対して積極的であると感じています。(次節に向けて)僕の仕事は点をとることなので次の試合も今日以上に点をとりたいと思います。

 

 

 

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