慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】第15節 開始早々の失点が響き大敗 明大戦

前節、1度は逆転に成功するも土壇場に追いつかれ、下位チーム相手に勝ち点3を逃した。インカレ出場のために順位を落としたくない慶大は、上位争いに名乗りを上げる明大との1戦に臨む。「自分が出てなんとしても勝利に導きたい」(増田湧介主将・環4・清水東高)と、われらが主将もスタメンに復帰し、3連勝と勢いに乗る明大相手に熱をあげた。しかし、開始早々3分でセットプレーから失点。守備に徹して先制点にこだわった慶大のサッカーを揺るがすスタートとなる。21分にPKで追いつくものの、すぐに1点を返されリードを許したまま後半に突入。加瀬澤や途中出場の山本哲平らが攻撃に向かうも太刀打ちできず、さらに失点を重ね今季最多失点の1-4で今節を終えた。インカレ出場ラインの6位まで順位を下げ、課題の残る試合結果となった。

 

 

 

 

第88回関東大学サッカーリーグ戦 第15節

 

2014/9/28 13:50KO@古河市立古河サッカー場

 

慶應義塾大学 1-4 明治大学

 

 

【得点者(アシスト者)】

慶大:21分 端山豪(PK)

明大:3分 苅部隆太郎、30分 藤本佳希(高橋諒)、65分 藤本佳希(差波優人)、77分 山越康平(差波優人)

 

 

 

◆慶大出場選手

 

GK
峯達也(政4・桐光学園高)
DF
保田隆介(法4・横浜F・マリノスユース)
DF
望月大知(環2・静岡学園高)
DF
久保飛翔(環3・済美高)
DF
井上大(総2・國學院久我山高)
MF
端山豪(総3・東京ヴェルディユース)
MF
浅間翔大(理4・暁星高)
MF
山浦新(総4・東京ヴェルディユース)→76分 小林剛(環4・鎌倉高)
MF
増田湧介(環4・清水東高)
FW
加瀬澤力(総2・清水東高)→65分 川田悠介(環4・桐蔭学園高)
FW
宮地元貴(総2・東京ヴェルディユース)→55分 山本哲平(政2・國學院久我山高)
 

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増田が約3か月ぶりにスタメンに復帰、司令塔として左サイドハーフに起用される。前節同様、端山豪(総3・東京ヴェルディユース)を中盤におき、加瀬澤力(総2・清水東高)と宮地元貴(総2・東京ヴェルディユース)が2トップを担う体勢で臨んだ。試合は立ち上がり3分に早くも動きを見せる。明大に最初のコーナーキックを献上すると、1度クリアするも相手選手がこぼれ球に反応。これがディフェンス陣の隙を通りネット中央へと吸い込まれ、許してはいけない先制点を奪われてしまう。しかし、早すぎる失点から「気持ちを切り替えて積極的にゴールを狙った」という宮地が12分、中央を切り裂きシュートを放つ。

シュートを放つ宮地

シュートを放つ宮地

これは相手キーパーに阻まれるが、迎えた21分、加瀬澤がペナルティエリア内で倒されるとPKを獲得。これを端山が右足で冷静に押し込み、試合を振り出しに戻した。しかし、喜ぶのも束の間。前半30分、ハーフライン付近でボールを奪われると、右サイドを崩される。さらにゴール前中央にあげられたクロスに頭で合わせられ、峯達也(政4・桐光学園高)が止め切れず追加点を許してしまった。前半のうちにもう一度追いつきたい慶大は、42分に獲得したコーナーキックに宮地が走りこみ得点を予感させたが、惜しくもゴールのわずか左に逸れてしまう。攻撃陣の力も空しく、リードを許したまま前半を折り返した。

 

PKを蹴る端山

PKを蹴る端山

 

 

 

なんとしても逆転しなければならない後半だったが、開始から主導権を握ったのは明大だった。嫌な流れを変えようと、宮地に代えて前節けがから復帰したばかりの山本哲平(政2・國學院久我山高)を投入し反撃に向かう。しかし65分、井上大(総2・國學院久我山高)のプレスに緩みが見えた一瞬の隙にミドルシュートを打たれ、点差を広げられる。加瀬澤を川田悠介(環4・桐蔭学園高)に、山浦新(総4・東京ヴェルディユース)を小林剛(環4・鎌倉高)に代えて攻撃を一掃するが、悲劇はさらに続いた。77分、またもコーナーキックからヘディングで押し込まれ4失点目。チームにも重苦しい空気が流れ、厳しい時間がなおも続くかと思われたが、81分に山本が倒され2度目のPKを獲得しチャンスを引き寄せる。だが、キッカー端山の勢いあるボールは若干左に逸れ、ゴールの枠を捉えられなかった。その後も試合は明大に優勢を保たれ、何度もゴールを脅かされる。89分にもカウンターからシュートに持ち込まれるが、峯の必死のセーブでピンチを切り抜け1-4のままアディショナルタイムに突入。90+2分で獲得したFKに望みをかけるが、最後まで得点には至らずフィニッシュ。1点が遠く、大量失点で完敗を喫した。

 

途中出場の山本

途中出場の山本

 

 

 

 

「全部が完敗の1つに尽きる」(須田芳正監督)攻守共に後味の悪い試合となった。守備力を強みにカウンターを攻撃の起点にするサッカーで、立ち上がりの失点が勝敗を左右してしまったといっても過言ではない。先制点を取れるか否かが、自分たちのサッカーを90分間通用させるのに重要な鍵を握っていることを改めて実感したことだろう。また、最少失点数を誇ってきた前期から一転、今節だけで4失点。敗因はセットプレーからの失点だと選手たちは口をそろえて顧みる。後期開幕以降の失点のうち半分以上がセットプレーからの簡単な失点だ。初心に戻り、「もう一度守備から試合に入るというのを徹底して」(久保飛翔・環3・済美高)切り替えなければならない。そんな次節の相手は、現在勝ち点の並ぶ国士大。インカレ出場を目標に、ここから負けの許されない厳しい戦いを1戦1戦強いられる。今季も残りあと7試合。慶大ソッカー部の意地を見せつけたい。

 

 

 

(記事 池田麻里子)

 

 

◆慶大の試合後のコメント

 

 

須田芳正監督

 

(今日の試合を振り返って)

 

完敗です。うちは先制点を取られちゃうときついですね。やっぱり我慢して守って抑えて1点取るというサッカーだと。あの得点(先制点)で決まっちゃったんじゃないかな。もちろん追いついたりはしているけれど、流れ的には2点目も簡単ですね。もちろん相手の選手は、レベルがうちらの選手とは違うけれど、チームとしてやっていく中で、あまりにも得点が簡単すぎるし2個セットプレーだったから、どうにもならないです。

 

(攻撃の面では)

 

今日は、いい守備からいいカウンターを、というのもいい守備がなかなかできなかったので、攻撃もいい形で入れなかったですね。全体的な雰囲気的にもハードワークもできていなかったと思うし、こぼれ球も拾えなかったので、全部が完敗の1つに尽きます。

 

(選手たちにはどのような指示を送っていましたか)

 

いい守備からいい攻撃を仕掛けようということを言っていたけれど、そういう状況がほとんどできない状況でしたね。

 

(課題は)

 

セットプレーですね。先制点を(セットプレーで)取られちゃうのは、もうあれで決まりですね。

 

(次節への意気込みをお願いします)

 

こうやって完敗した後は気持ちを切り替えていくことが1番ですね。今度はインカレに向けてちょっと勝ち点の並んでいるチームとなので、こういう試合が重要なので、ゆっくり休んで、気持ちを切り替えてやります。

 

 

 

 

増田湧介(環4・清水東高)

 

(スタメン復帰で、意識したことは)

 

チームの結果がなかなか出ていない状況だったので、自分が出てなんとしても勝利に導きたかったんですけど、このような結果になってしまって非常に残念です。

 

(今日の試合を振り返って)

 

結果からすると1-4ですが、自分たちのペースのときもありましたし、そういった流れを読んで、自分がリーダーとなってチームを動かしたりということができなかったことが1つの敗因だと思います。

 

(今後の試合に向けて)

 

目の前の相手に負けないという、ベースの部分というのをもう一度見直して、戦うところをしっかりやって、勝つためにすべてプレーするということを心がけていきたいです。

 

(守備面を中心にどのように切り替えていきたいか)

 

後期はセットプレーからの失点が多いというのがあるので、そこをもっともっと意識してチームとして、そこの失点を少なくすることを1つやっていきたいなと思います。

 

(次節に向けて)

 

自分たちの目標である、インカレ出場に向けて、負けは許されないのでチームとしてまた1週間いい準備をして必ず勝ちたいと思います。

 

 

保田隆介(法4・横浜F・マリノスユース)

 

 

(今日の試合を振り返って)

 

全然自分たちの良い所が出なくて、相手の良さばかりが目立つ試合だったので、完敗かなと思います。

 

 

(今日の敗因は)

 

まずチームとしてしっかりと陣形を整えてから前からプレスに行くということを決めてたんですけど、それが曖昧になってしまって、陣形整えるという手段を飛ばしてそのまま前から整ってないままプレスをかけてしまったというのは一つの原因です。もうひとつは相手の個々の能力に後手後手になったというか、相手がボールを持ってドリブルで前に前に仕掛けて来た時になかなかそれに対応できなくて、ずるずる押し込まれてしまったというのがもう一つの敗因で、その二つが大きいかなと思います。

 

 

(1失点目はセットプレーからの失点でしたが)

 

練習の時からセットプレーの守備の練習というのはしていて、なかなか結果として出てないのが現状で、正直やり方っていうのはあまり変えてないんですけど、その精度を高めて行くっていう感じでやってて結果が出てないので、思い切って何かを変えてみるというのもひとつの手かなとは思います。

 

 

(次の試合に向けて)

 

次は相手が国士大で、勝ち点で同じチームなので、インカレに向けて負けられない戦いなので、今日の失敗というのをもう1度全員で反省して、来週はフレッシュな気持ちで、こっちはチャレンジャーなんだという原点に帰って、来週の試合に臨めればいいかなと思います。

 

 

宮地元貴(総2・東京ヴェルディユース)

(今日の試合を振り返って)

 

いや、もう悔しいの一言です。

(特に前半は攻撃の形を作れる場面もあったが結果は1ー4となってしまいました)

 

やっぱりまたセットプレーから失点してしまったことで自分たちのやりたいサッカーができなくなってしまったことがこの試合を分けたかなと思います。

(自身のプレーは)

 

自分はセットプレーでマークを外してしまって失点に繋がってしまったのでそのあとは気持ちを切り替えて積極的にゴールを狙ったんですけど、苦しい時間にピッチに立てていなかったことが悔しいです。

(宮地選手が退いて高さの面でポイントとなる選手がいなくなったが)

 

単純に前の選手をフレッシュにして前からプレスをかけていきたいという意図だったと思います。

(次節に向けて)

 

また練習から頑張って次こそは勝ちたいです。

 

 

 

 

久保飛翔(環3・済美高)

 

(今日の試合を振り返って)

 

開始早々失点したというところで、自分たちは集中していたつもりだったんですけど、やっぱりどこかで油断があったのではと思いますね。早い時間帯で失点してしまったので、調子が崩れてしまって自分たちのやりたいサッカーというのができなかったと思います。

 

(開始早々の失点後、どのような意気込みで守備に臨んだか)

 

時間があったので、しっかり落ち着いてプレーしようと皆で心掛けていました。あとは、前半にもう絶対失点しないぞと思っていました。

 

(好調の明大が相手だったが)

 

今3連勝しているので、僕たちがここで(連勝を)止めてリーグ戦を面白くするんだという気持ちでやりました。

 

(今後の課題は)

 

後期始まってから失点がかなり増えてきているので、もう一度守備から試合に入るというのを徹底してやらなければばらないと思います。

 

(次節に向けて)

 

インカレ出場に向けて絶対に負けられない戦いなので、気持ちを込めてプレーしたいです。

 

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