【ラクロス(男子)】王者として臨む今季、まさかの黒星スタート/関東学生ラクロスリーグ戦 東大戦

黒星発進に落胆する選手たち

黒星発進に落胆する選手たち

8/13(木)に駒沢オリンピック公園第二球技場で第28回関東学生ラクロスリーグ戦が開幕した。開会式に先立って行われた開幕試合では、男子ラクロス部は東大と激突した。仁熊健太(商3・慶應NY学院)と居塚大岳(政4・慶應高)がそれぞれ2ゴールを決めたが、接戦もあと一歩及ばず、6-7で負けを喫した。

第28回関東学生ラクロスリーグ 開幕戦

2015/8/13 @駒沢オリンピック公園第二球技場 10:30 FO

慶大 経過 東大
1 1Q 4
2 2Q 2
1 3Q 0
2 4Q 1
6 合計 7
 

開会式前ということもあり、他大学の選手も多く訪れた中で行われた開幕戦。慶應は得意のフェイスオフがなかなか決まらず、序盤から東大の流れになってしまう。2点を先取され、慶大は反撃に出る。12分に仁熊がゴール前で華麗なまくりシューを決め、慶大が1点を返す。しかし、その後も東大に2点を決められ、1Qを3点ビハインドという厳しい展開で終える。

早慶戦に続きこの日も活躍した仁熊。今季の慶大AT陣の中心となりそうだ

早慶戦に続きこの日も活躍した仁熊。今季の慶大AT陣の中心となりそうだ

 

2Qはどちらも一歩も譲らない展開となった。野上力(政・慶應湘南藤沢高)がゴールを決める。15分には、田中大善(経4・慶應高)も得点する。しかし、東大も2Qで攻撃の手を緩めることはなかった。2Qでも2点を決めて、両者譲らない展開となった。慶大は前半を3点ビハインドで終える。

慶大の守備の要・河村。今季はフェイスオフを務める場面も

慶大の守備の要・河村。今季はフェイスオフを務める場面も

 

後半から、徐々に慶應のペースになりつつある。慶應は3Qでファールを1つもらいながらも、4分に居塚がスタンシューを決め、4点目を挙げる。3Qはこの1点ながらも、守備が輝きを見せ、東大の得点をゼロに抑える。3Qを終えた時点で2点ビハインドとなり、逆転を目指し4Qに向かう。   4Qで慶大は躍進する。開始早々に仁熊が逆サイドからゴール前に回り込み、体勢を崩しながらもこの日2得点目を決める。続くように、9分で居塚もこの日2得点目を決めて、とうとう慶大が東大に追いつき、同点とする。あと1点を返し、逆転するほか勝利がない選手たちは必死にボールを追うが、14分に東大に得点を許してしまう。このまま慶大が得点を決めることができず、試合は終了。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。

(記事:椙本彩愛)

 

【以下・試合後選手コメント】

居塚大岳副将(政4・慶應高)

(今日の試合を振り返って)ずっとこのシーズンにやってきた事をイマイチ出し切れなかった、というのがありました。4年が合宿に参加出来ない状況でのチーム作りに関してはやれることはやったので、悔しい結果ではありますがこれから頑張っていこうという気持ちです。(相手は東大だったが)相手のチームのカラーとしてポゼッションが長いというのがあったので、いかにボールを奪うか、そしていかにこっちの流れに持っていくかということを意識しました。ですが、前半にポンポンと点を取られて流れを持って行かれてしまったので、相手の思惑にすっかりはまってしまいました。(課題は)一人ひとりがどれだけ自分の力を付けられるかが課題で、その上でチームの連携をもっと高めていけたらと思います。(最終的な目標は)目標はずっと日本一です。今日は負けてしまいましたが、これからだと思うので気持ちを切り替えて練習していきたいです。

 

河村剛志副将(商3・慶應NY学院) 

(今日を振り返って)仕切るべき4年生が、気持ちがこもっていなくてそのせいで下の学年があまりついてこられていなかったのもあります。開幕戦が去年と違って新しいメンバーだったので緊張はあったと思うのですが、次の試合まで2週間あるので、その間に調整して、あとを全勝して、ファイナルで東大を倒したいと思っています。(フェイスオフを途中からやられたのは何か意図があったことなのか)フェイスオフをやったのは今年からなのですが、クリスさんが抜けてしまったのと、2人がまだ試合に出ていない選手だったので、正直慣れがないと思って、場慣れしたいと思ったので、そこで一応やっておこうかな、というイメージです。(次戦に向けて)自分自身がやることは変わらないと思うので、守って、今度は守るだけでなくオフェンスも参加したいです。今日は点に絡むことができなかったので、次の試合はちゃんと点に絡んでチームの勝利に貢献したいです。

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