慶應スポーツ新聞会

【フィギュアスケート】涙あり笑顔あり。全日本届かず…次のステップへ 東日本選手権②

納得の演技にガッツポーズの鈴木

納得の演技にガッツポーズの鈴木

群馬県総合スポーツセンターアイスアリーナにて行われた第41回東日本フィギュアスケート選手権大会。3日目の11月1日、男女ともにフリースケーティングが行われた。慶大からは、シニア男子に小曽根孝浩(環3)、シニア女子に鈴木美桜(法2)庄司理紗(総1)が出場。小曽根はショートプログラムで全日本出場圏内の8位となり、フリーの演技に注目が集まった。また、出遅れた鈴木・庄司もフリーでの巻き返しに挑む。しかし、熾烈な“枠”争いの結果、惜しくも慶大勢の全日本出場はならなかった。

 

2015 第41回東日本選手権大会

10月31日~11月1日 @群馬県総合スポーツセンターアイスアリーナ

クラス

選手名

SP得点/順位

FS得点/順位

総合得点

順位

シニア男子

小曽根孝浩(環3) 

48.99点/8位

89.90点/15位

138.89点

14位

シニア女子

鈴木美桜(法2)

38.03点/17位

86.98点/3位

125.01点

8位

シニア女子

庄司理紗(総1) 

40.59点/12位

72.06点/13位

112.65点

15位

 

 

切ないメロディに合わせた表現力で、観客を惹き込む小曽根

切ないメロディに合わせた表現力で、観客を惹き込む小曽根

 

 

大会最終日に迎えた男女フリー。慶大のトップバッターとして登場したのはSP8位と好位置につけた小曽根。悲願の全日本出場を射程圏にとらえたFSだったが、「いつもと変わらず集中して臨めた」という。しかし、冒頭の3回転フリップは転倒。その後もひとつコンビネーションジャンプにならないなど得意のスピンでも点数を伸ばすことができず、FSの順位は15位となり最終結果は14位。全日本出場にはあと一歩届かなかった。小曽根自身は「ステップアップするいい機会になった」とすでに前を向いている。今季残りの試合での「Luvletter」の完成形の披露と来季の再チャレンジに期待が高まる。

 

 

鈴木自作の「Titanic」はますます完成度が高くなってきている

鈴木自作の「Titanic」はますます完成度が高くなってきている

続いてシニア女子に、まずは鈴木が登場。SPではキックアウトの判定で点数が出なかった分、FSは確実に臨みたいところ。冒頭のジャンプは2回転トウループに抜けてしまうがその後は次々と精度の高いジャンプを決め、演技終盤には三連続ジャンプも成功させた。美しいポジションのスピンとのびやかなスケーティングで観客を魅了。「自分のやりたい演技」が出来たという。演技後には満面の笑顔で小さくガッツポーズも見せた。堂々とした演技で、FSはシニア女子3位という好成績。総合では8位となったが、実力はまだまだ期待できる。この悔しさをバネに、まずは国体予選・インカレと切り替えて次に進んでほしい。

 

フリーでは「ジゼル」を演じきる庄司

フリーでは「ジゼル」を演じる庄司

 

続いて大きな声援を受けて登場したのは庄司。最初のコンビネーションジャンプを成功させたものの、続いてサルコウは回転が抜けてしまうなど小さなミスが重なってしまう。しかし、「後半楽しんで滑ることが出来た」という言葉通り、表現力豊かなステップやしなやかなスパイラルでは持ち味を発揮し、笑顔が見られた。ショートから少し落として、最終順位は15位。ジャンプが課題として残ったが、目標である「ノーミスの演技」が出来たとき、本当の笑顔が見られるに違いない。1月には初めて臨むインカレも待ち受けている。今回は個人戦ではあったが、団体戦でも頼りになる存在になるだろう。慶大スケーターとしてのさらなる成長に期待だ。

 

(文・山本美樹、西村夏菜 写真・須佐奈月)

 

 

◇以下、演技後選手コメント

 

小曽根孝浩(環3

(大会全日程を終えた今の気持ち)今、この試合、自分の出せる力は出し切れたとは言えないですけど、出せたほうなのではないかなと思います。けれど、やはり周りもレベルが高く、自分の実力が全然届いていなかったので、こういう結果になってしまったのですが、またステップアップしていくためのいいきっかけになったなと本当に思います。悔しいとかのレベルでなくて、みんなすごかったというか、こういう予選大会でこんなにみんながどんどんいい演技をしていくのは見たことがなかったので、自分の実力のなさを痛感しました。残念ですし、いけるかなと思った部分もあったけれど仕方ないといえば仕方ないのかな、と。あと1年あるので早く就活終わらせて(笑)、また頑張ります。FSの演技を振り返って)今日は大きなミスは少なかったのですが、少しコンビネーションがつけられなかったり小さなミスがあって点数が伸びなかったのです。あとスピンが思った通りにレベルがとれていなくて、自分の中ではあまり納得がいってないです。でも全体的に集中できていてよかったのではないかと思います。(どんな気持ちでフリーに臨んだか)無我夢中で、無心でした。SP8位と全日本出場圏内でFPを迎えていつもと気持ちの面で違いはあったか)思ったよりなくて、やはりみんなとてもいい点数を出していたので、いつも通り、集中して何も考えずに。あまり変わらず、集中してやることができました。(今後に向けてひとこと)まだ試合は今週の土曜にウインタートロフィーがあるので、気を抜かずに次に向けてどんどんステップアップしていきたいなと思います。さらにいい演技ができるように頑張りたいと思います。

 

鈴木美桜(法2)

(今日の演技を振り返って)今日のフリーだけでみたら完璧な演技ではなかったのですが、自分のやりたい演技というものがちゃんと出来たかなと思います。(最終的に8位という結果を受けて、ショート・フリー通してどんな大会になったか)たらればですが、もしショートが一個ジャンプ入っていればなどと思ってしまうこともあるのですが、やはりショートが良かったらフリーは今日こんなに出来ていなかったかもしれないので、ショートはショート、フリーはフリーでしっかり受け止めてショートは同じ失敗を繰り返さないように、次にショートをやるインカレまでには両方きっちりそろえられるように頑張りたいと思います。(次の目標は)次の土曜日に県から国体選手を選ぶ試合があるのですが、それも気負いせず今日のように自分のできることをしっかりひとつひとつやっていけたらいいなと思います。(今後に向けて)次の大きい大会のインカレでは後輩の理紗も一緒に出るので二人がそれぞれ良い演技が出来るようにこれからもショートとフリー両方そろえられるように頑張っていきたいと思います。

 

庄司理紗(総1

(今日の演技を振り返って)6分間終わってから名前を呼ばれるまですごく緊張していたのですが、最初は少し慎重だったのが後半楽しんで滑ることが出来たのでそこは良かったと思います。(最終的に15位という結果を受けて、ショート・フリー通してどんな大会になったか)全日本の予選ということ依然にまず自分の持っているものを出し切ろうと思っていたのですが、フリーは同じようなミスを繰り返してしまったのが悔しかったです。全体的には前回の試合よりは思い切って滑ることが出来たと思います。(次の目標は)次は絶対サルコウをしめてノーミスの演技を目指して頑張りたいです。(今後に向けて)練習環境を整えて自分にもっと厳しく日々練習していきたいと思います。

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