【バレーボール】開幕2連勝も、課題多く残る内容に VS宇都宮大

昨週は亜細亜大相手にフルセットの末、辛勝。プレー内容は決して良いものではなかった。そして迎えた第2戦目の相手は宇都宮大。終始相手を圧倒し、慶大は3-0のストレート勝ちで勝利した。しかしこの試合も慶大のミスによる失点は後をたたず、満足のゆくゲーム内容とは程遠いものになってしまった。

4月16日(土)春季関東大学男子2部バレーボール第2戦 慶大×宇都宮大@亜細亜大学体育館

得点

慶大

セット

宇都宮大

25

21

25

15

25

15

 

第1セット。開幕から2戦目。前回の反省を活かし、序盤から波に乗りたい慶大だったがそう上手くはいかなかった。相手にサービスエースを2度も許し、あっという間に1-5。タイムアウトを取らされてしまう。しかし、慶大はここで流れを渡さなかった。相手のサーブミスから流れを掴むと黒田彪斗(環3)の強烈なサーブで相手を崩し連続6得点。その後も多彩な攻撃で得点を稼ぎ、25-21でこのセットを獲得した。

続く第2セット。宇都宮大の反則とミスが重なり、序盤から得点を引き離す慶大。ここではブロックの活躍も光り、一気に10-4に。相手もタイムアウトで体制を整えようとするが許さず、怒涛の5連続得点。ここで、試合は決まっていた。その後もピンチブロッカーとして出場した立木智大がラッキーな得点で試合を盛り上げ、相手に2度しか連続得点を許さず25-15。このセットを危なげなくものにした。

そして第3セット。ここまで順当に試合を進めてきた慶大はこのセットも手堅く試合を運んだ。左右正面からの攻撃で相手を揺さぶると、セッターの尾木将(政3)のダイレクトアタックが決まり、会場は完全に慶大ムードに。ピンチブロッカーとして出場したマルキナシブ(環1)も2度の力強いスパイクを決めて将来性を見せ、このセットを25-15でものにした。

 

結果だけを見ると、圧倒的な試合展開に見えるが、実はそうとは言い切れないものだった。それを示すように、この試合を振り返る宗雲監督は「50点もあげられない」と語る。慶大の試合を通してのサーブミスはなんと13本。これから当たる相手は今まで以上にレベルが上がってくる。その相手に勝ち上がっていくには今のままでは厳しいというのが現実だ。足りないものは技術より経験だろう。特に、一年の活躍には高い将来性が見えている。明日以降の一戦一戦が今後のリーグ戦を戦う上で大事な試合であり、経験の場になってくる。これからの慶大バレー部の成長と勝利に期待したい。

                                                      (岩本 弘之)

宗雲健司監督

(試合を振り返って)相手のミスに助けられた感じですね、50点もあげられないです。(最初のタイムアウトは)リベロがサーブで狙われて、勝手に崩れて、ミスが重なって失点が多かったので、タイムを取りました。(どんな言葉をかけましたか)あれは、1-5だったので、勝負になるように2~3点以内に点差を詰めることだけを考えなさい、と。同じことをいつも言っています。(今日の課題は)今回の試合については先週の試合で課題だった、ゲームに入るときの気持ちの準備が全然できていなかった事です。本人達はある程度してきたつもりでしょうけど、出来ていなかったという事です。(マルキの起用は)近い将来的にマルキが富澤と1年で両エースを打ってもらわないと困るので、ストレスの少ないところで出せればいいなと思っていたので、良いところで出るチャンスがありました。あのアタックはマルキの持っている力の7割も出ていないですけど、でも決めてくれたので、本人なりに少し安心したんじゃないかなと思います。(明日に向けて)明日はすごくバレーが上手な子達なので翻弄されないようにしっかりやります。

 

立木智大(政3)

(今日のご自身のプレーを振り返って)いつ呼ばれるかわからないので、一応ベンチでいつもアップしていました。ピンチブロッカーで呼ばれて最初レフトに上がって跳んだら、結構緊張していて、ブロックをしたというか「当たった」という感じでした。その後ラリーの中で自分にトスが上がって、それはコートに入る前に打ち合わせをしていたので結果的にうまく決まりました。しっかりベンチの中で準備をしていたのが良かったかなと思います。(宗雲監督と得点時にはハイタッチもされてましたが)よくやったと言われました。めちゃくちゃ嬉しかったです。(今季リーグ戦初出場でしたが)正直ユニフォームを着るのも久しぶりという感じでしたが、今日で緊張もほぐれたかなと思います。(次戦に向けて)サーブかブロックになるかはわからないのですが、チャンスを貰えば、全力出せるようにアップを頑張ります。

 

サイド

黒田 彪斗(環3・富山第一高)

セッター

尾木 将(政3・修道高)

センター

佐藤 康平(環3・桐蔭学園高)

オポジット

富澤 太凱(経1・慶應高)

サイド

布川 智規(商4・桐朋高)

センター

上野 素希(文4・甲陽学院高)

リベロ

松岡 海(文3・慶應高)

途中出場

池田 裕哉(環4・北嵯峨高)

 

立木 智大(政3・慶應志木高)

 

マルキ ナシム(環1・川越東高)

岩本 龍之介(商2・仙台第二高)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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