【ソッカー女子】関東リーグ後期第4節 チャンスを作るも決められず勢い負け ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18戦

後期第2節、早慶定期戦、第2節と3試合連続でゴールを奪うも白星が遠い慶大。今季初勝利への期待が高まるなか行われた今節。相手に主導権を握られつつも、粘り強くゴールを全員で守り前半を0-0と折り返す。しかし1点は程遠く、84分にペナルティエリア手前で相手にFKを与えると、ヘディングで合わせられ失点。後がない慶大は必死にパスをゴールまでつなごうとするも、プレーに焦りが出たか90分、左からのセンタリングをファーサイドで合わせられ失点を重ね、ゴールが遠いまま試合終了。またしてもリーグ戦初勝利の瞬間を迎えることはできなかった。

 

第22回関東女子サッカーリーグ

 

2016/7/17(日)16:30KO@慶應義塾下田グラウンド

 

慶應義塾大学0-2ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18

 

【得点者】

〔ジ〕84分 市瀬 千里

  90分 中尾 萌々

 

◇慶大出場選手

GK野村智美(3・作陽高)

DF加藤楓琳(1・常盤木学園高)75 奥本くるみ(1・浦和レッズレディースユース)

DF田中康子(4・常盤木学園高)

DF宮田あずさ(4・文京学院大学女子高)

DF庄司夏穂(1・聖和学園高)

DF下山田志帆(4・十文字高)

MF栃木栞(4・十文字高)

MF工藤真子(1・日テレ・メニーナ)

MF中島菜々子(2・十文字高)→87 勝木日南子(1・大和高)

FW松木里緒(1・常盤木学園高)81 志鎌奈津美(2・常盤木学園高)

FW堀井美月(4・常盤木学園高)

 

 

前期を未勝利そして最下位で折り返し1部残留への後がないながらも、前節まで3試合連続で流れの中で得点を奪い、今節こそはと初勝利に期待が掛かった。「いかにチャンスを決めきれるか」(田中主将)にこだわり、チーム全員で勝ち点3を狙って今節に臨んだ。

 

前期に0-3で敗戦した相手だけに、立ち上がり早々からプレッシャーをかけられる。ボールを奪うも自陣でのパス回しが続き、なかなか相手陣へ攻めきることができない慶大。8分には、右サイドを相手に突破され、シュートを打たれるもこれは野村智美(総3・作陽高)の正面。その後、宮田あずさ(環4・文京学院大学女子高)のロングキックを松木里緒(環1・常盤木学園高)がトラップし右サイドを駆け上がり、右CKを獲得。勝ち点3のためになんとかチャンスを決め切りたい慶大であったが、ボールを触ることができないままヘッドクリアされ、再び相手に主導権を握られてしまう。その後もボールを奪いパスをつなぐも、簡単に相手にカットされるシーンが目立った。数回ペナルティエリアに侵入されるもDF陣が連携して粘り強くゴールを守る。なかなか自分たちが望むプレーをすることができない慶大は33分、下山田志帆(環4・十文字高)のインターセプトからリズムよくパスをつなぐが、前線の堀井美月(環4・常盤木学園高)までのロングパスは惜しくもオフサイド判定。34分にはファールから相手にFKを与え、宮田のヘディングのクリアが乱れるも野村がファインセーブ。その後一気に左サイドを崩し、前線までボールをつなぐも力無いシュートはあっけなく相手DFにクリアされてしまう。両者お互いに譲らない攻防が続く中、迎えた41分、宮田からのロングキックを堀井がスルーし、松木がうまくトラップするとそのまま勢いに乗って右サイドを駆け上がる。中央のペナルティエリアまで突破することはできないながらも、ボールを奪われた瞬間の切り替え、DF陣の裏ボールへの対応、マークのスライドの声かけが相手にプレッシャーを与え、徐々に相手陣でのプレーが多くなる。両者ともにゴールネットを揺らすことができないまま前半を折り返した。

 

後半開始前にチーム全員で円陣を組み気合を入れ直した慶大。しかし、47分には相手に左サイドを崩され、そのままペナルティエリアへ侵入されてシュートを打たれる。これは野村がファインセーブしたが、後半になって相手からのプレッシャーはどんどん増すばかりであった。57分、下山田のインターセプトから松木、栃木栞(環4・十文字高)へとテンポよくパスをつなぎ、堀井のトラップから松木がペナルティエリア付近でミドルシュートするも、これはまたもや力なくGK正面。チャンスを作るも1点を決めきることができない。すると65分、慶大は中島のハンドをとられ相手陣でFKを与えてしまう。相手のロングボールをフリーでヘディングをうまく合わせられたが、ボールはゴールの右に逸れかろうじて失点は免れる。なかなか主導権を握ることができない慶大はその後も前を向くことができず、パスにも雑さが見られるようになる。両者徐々に疲れが見え始め、苦しい戦いが続く終盤。85分に相手を倒しペナルティエリアとハーフラインの中間地点でFKを与えてしまう。左サイドへのロングボールにヘディングをうまく合わせられ、そのボールは慶大のゴールネットを揺らした。勝ちを狙う慶大にとってラスト5分で痛恨の失点。だが、相手の勢いはこれだけで止まることはなかった。88分、慶大は相手に左サイドを突破され、センタリングを上げられるとファーサイドで合わせられ追加点をあげられる。慶大は相手の勢いを止めることができず、そのまま試合終了。今季初勝利の瞬間はまたもや見送られた。

 

全員で勝ち点3を狙いに行った慶大。いくつかのチャンスを作ることはできたものの相手の勢いに完全に流されて終盤5分で2失点を喫した。またも黒星という結果に終わってしまい、1部リーグでの厳しい戦いが続く中、2部への降格も見えてきた。しかし、「まだ選手一人一人がこのチームにもっと貢献できる」と岩崎監督の選手への期待は大きい。TEAM2016の前期もいよいよ残り1節。次節の相手は前期スコアレスドローとなった東京国際大学だ。前期の集大成となる次節こそ本当に「勝って自信をつけて後期を迎え」(田中主将)てもらいたいものだ。

 

(記事 髙橋春乃)

 

 

 

試合後コメント

 

岩崎陸監督

(今日の試合を振り返って)まあ、厳しいなと思いました。チャンスはいくつかあった良い試合でもあったんですけど、厳しい試合でしたね。(3-5-2のフォーメーションで臨んだ狙いは)後期はずっと継続している形で、それをしっかりした形にしていくことと、自分達の武器を作っていこうということを狙いとしています。(後半途中まで0-0としていたが、終了5分前から2失点してしまった原因は)後半はボールがなかなか持てず相手陣内に侵入することも少なく、その結果体力も消耗してしまい、失点してしまったのだと思います。システムは最初の配置でしかなくて、それよりも後半は、あと少しのところでボールを失ったり、それによってカウンターを食らってしまったりしたことがボディーブローのように効いてしまったのかなと思います。(前節と変えて今節は、左に下山田選手、右に庄司選手を置いた狙いは)相手がある程度前から来るということも分かっていたので、それを外すことを考えてそうしました。下山田は元々左サイドの選手なので、本来のポジションに戻した感じです。(次節に向けて)前期は残り1試合なので、もう勝つしかないです。今週1週間もしっかり準備してきたんですけど、それでもまだ勝てていないので、まだ選手一人一人がこのチームにもっと貢献できるということを感じさせられました。だから今日の結果には悲観せずに、これからまた積み上げて、次勝つためにまたやっていきたいと思います。

 

田中康子(4・常盤木学園高)

(今日の試合を振り返って)大敗が続いていて、まず失点のところで防いでから点を取りに行って、未だ取ってない勝ちを狙いに行ったんですけど、最後の最後に2失点してしまいました。途中までチャレンジできて良かったなとは思うんですけど、最後後半になって相手に戦い方変えられてから、自分たちがうまくそれに対応しきれなかったなという風に思います。(最後の5分に2失点となってしまった原因は)相手は前からずっとプレッシャーをかけてきていて、その中で1失点目が完全に自分のミスで、1点取りに行こうという時にもう1回失点してしまったので、最後勝ちに来るという相手に対して完全に勢い負けしてしまったと思います。(失点が多い中で、守備面で気をつけたことは)1対1で負けないというところと、チームとしてはあまり前に突っ込みすぎないで1回引いてセットしてからDFするというのは意識していました。(次節へ向けて)次節は前期最後の試合なんですけど、前期の全部の試合でも勝利というものがないので、それを結構毎試合勝ちつつということは言っていたんですけど、本当に前期最後は勝って終わりたいなという風に思います。あとは、相手も東京国際という大学リーグ1部の相手なのでその相手にしっかりと勝って自信をつけて後期を迎えたいです。

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