【ラグビー】田中監督、野澤HC就任会見

田中新監督(写真左)と野澤新HC

 今季、指揮を執った林監督の2期4年の任期満了に伴い慶大蹴球部OBの田中真一氏(平成1政卒)の監督就任を発表した。4月1日付で監督に就任する。また、同時に1999年度の優勝メンバーでもある元日本代表・野澤武史氏(平成14政卒)のヘッドコーチ(HC)就任を発表。来季は両氏を中心とした新体制で日本一の奪回を目指す。

 田中監督はフルタイム、野澤HCは週末を中心に指導にあたる。

2011年1月18日(火)13時~@ジャパンクラブ

 田中氏が目指すラグビーは林監督が目指したものと変わらず「小よく大を制す」ラグビー。日本でラグビーを始めた先駆者としての自覚と誇りを持ち、「10年ぶりの覇権奪回、対抗戦優勝、Jr.選手権」を目指す。

 HCに就任する野澤氏は現場、特にトップチームを中心とした強化を担当する予定。「去年まで培ってきた強み」を生かしてチームの強化を目指す。

 他のスタッフは現在人選している段階で後日発表される。新チームは3月1日から始動する。

 また、現場の指導のみではなく、幼稚舎から慶大までの「一貫指導体制」の構築も目指す。現在の慶應は小学校1年生からラグビーができる環境ではあるが、それぞれのグレードと連携がうまく取れていない状況。そこで、まだ未決定ではあるが共通した用語の使用、学生コーチがまいんち練習を見ることができる環境の整備などを進めていく。

プロフィールは以下の通り

 

慶應高を花園に導いた手腕を評価された

田中真一(たなか・しんいち)

1966年9月14日生まれ。160センチ60キロ(現役当時)。慶應幼稚舎から慶應一筋で慶大卒業後は神戸製鋼、六甲クラブでプレー。ポジションはSH。2008年から2010年に慶大の付属校である神奈川・慶應義塾高校で監督として指揮を執り、チームを2010-11の花園出場に導いた。曾祖父は日本にラグビーを伝えた田中銀之助氏。

 

新HCに就任した野澤氏

野澤武史(のざわ・たけし)

1979年4月24日生まれ。170センチ100キロ(現役当時)。慶應幼稚舎から慶應一筋で慶大では大学2年時の日本一に主力として貢献。4年時は主将としてチームをけん引した。慶大卒業後は神戸製鋼でプレーし、日本代表4キャップを持つ。ポジションはFL。2009、2010年に慶應義塾高等学校でFWコーチを経て、来季からHCに就任する。

 

By Tomoki Kakizaki

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