VリーグのFINAL4、対戦相手は東海大だ。前半2分にAT友岡阿美(政2)がゴールを決めるとここからゴールラッシュ。7分にはAT清水あも(経2)が決め、20、24分にはAT後藤沙季(総3)がゴールを入れるなど前半だけで10-1と大量リード。後半もMF加藤博子(経4)やMF橋本ひかる(経2)のゴールでリードを広げた。守備陣は相手に攻撃する機会をほとんど与えず1点で抑え、18−1の大勝でFINALへの進出を決めた。
Vリーグ FINAL4 vs東海大
11/13(土) 9:30ドロー
@中井中央公園
| 前半 | 後半 | 合計 |
慶大 | 10 | 8 | 18 |
東海大 | 1 | 0 | 1 |
スタメン
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 28 | 大沢かおり | 経2 | 学芸大附属国際 | 0 |
DF | 14 | 内野紗英 | 商4 | 慶應女子 | 0 |
DF | 19 | 中原早紀 | 経3 | 慶應女子 | 0 |
DF | 62 | 櫨本美咲 | 経2 | 慶応女子 | 0 |
MF | 51 | 石田百伽 | 経2 | 慶應女子 | 1 |
MF | 65 | 加藤博子 | 商4 | 市川 | 4 |
MF | 66 | 石川のどか | 政2 | 品川女子学院 | 0 |
MF | 71 | 高橋麗加 | 経2 | 慶應NY | 0 |
MF | 77 | 橋本ひかる | 政2 | 慶應女子 | 1 |
AT | 0 | 廣田靜香 | 総4 | Bishop Kenny | 0 |
AT | 22 | 清水あも | 経2 | 慶應女子 | 3 |
AT | 32 | 友岡阿美 | 政2 | 慶應女子 | 5 |
ベンチ入り選手
ポジション | 背番号 | 名前 | 学部・学年 | 出身高 | 得点 |
G | 90 | 西村佳子 | 法1 | 東京女学館 | 0 |
DF | 87 | 早川芳 | 総4 | 日本女子大附属 | 0 |
DF | 92 | 丸野杏奈 | 商2 | 慶應女子 | 0 |
MF | 6 | 望月早紀 | 法3 | 慶應湘南藤沢 | 1 |
MF | 17 | 脇坂遥香 | 経1 | 慶應女子 | 0 |
MF | 45 | 宮川麻理菜 | 経1 | 慶應女子 | 0 |
AT | 12 | 後藤沙季 | 環3 | 公文国際 | 3 |
AT | 95 | 村田葵 | 経3 | 慶應NY | 0 |
1日2試合の激闘を制し、準リーグ優勝を成し遂げた慶大女子ラクロス部。1週間あけ、VリーグのFINAL4を迎えた。相手は東海大。ちょうど2ヶ月ほど前トップチームが惜しくも引き分け、ブロック戦敗退のきっかけとなってしまった相手との1戦。勝利して16チームとしての東海大への仇を討ちたい試合となった。
序盤から敵陣でプレーしていた慶大は前半2分にAT廣田(総4)のフィードからAT友岡(政2)がゴールを決め先制する。4分にもMF石田(経2)のドローから友岡が2点目を決める。7分にはAT清水(経2)がフリーシュートを流し込み3点目。準リーグの決勝トーナメントで活躍し、スタメンに抜てきされた清水のゴールでさらにリードを広げた。攻撃の時間の長かった前半、7点リードで迎えた17分に東海大にこの日最初のシュートを決められる。続けざまに責められたが、ここはG大沢(経2)がセーブ。2点目は許さなかった。攻撃陣は20分、24分にAT後藤(環3)がフリーシュートからゴールを決める。「とにかく自分が得点することに集中する」と話していた後藤のゴールでさらにリードを広げ、前半を10−1とリードし終了する。
後半も慶大のペースで試合が進んだ。2分、 MF加藤(政4)がフリーシュートからこの日2得点目を入れる。5分には清水がスピードを生かし中まで運んでいきシュートを決め、ハットトリックを達成。14分にはMF橋本(政2)がゴール。橋本はVリーグの準々決勝から5試合連続のゴールとなった。その後も途中からドローを務めたMF望月(法3)のゴールなどで攻撃陣は大量18得点。途中出場した1年生のMF脇坂(経1)とMF宮川(経1)も随所で存在感を見せ、来年度以降トップチームへのメンバー争いへの期待感も表した。18−1で大勝し、トップチームの仇を討ったとともに、FINAL進出を決めた。
試合後、渡邉主将(法4)がチーム全体に「私たちの代わりに勝ってくれたことが嬉しい」と話した。どの選手に聞いても今季一番印象に残っている東海大戦。この日の大勝でサブチームがトップチームの仇を討った形となった。次は今年引退する4年生の思いをつなぎ、トップチームが東海大を倒し関東制覇する姿が見たい。そのためにもまずはFINALの横国大戦に勝利し、2冠を達成することで来季優勝への足がかりを作りたい。
(記事:森田悠資、写真:岩見拓哉)
以下、選手コメント
後藤沙季(環3=公文国際)
(今日の試合を振り返って)今日は準決勝だったんですけど、18-1という大差で勝てて良かったと思います。でも、それぞれまだ課題が残っているので、そういう細かいところをまた来週の決勝までにやっていきたいと思います。(今日の相手はトップチームが引き分けた東海大でしたが)トップチームの試合を自分はスタンドで見ていたんですけど、トップチームの悔しさだとか、練習を頑張っていたのに結果が出なかった悔しさだとかは、自分の同期とかと話していて知っていたので、その屈辱を今日は晴らしたいと思って戦い抜きました。(大差での勝利となりましたが)勝てた理由は一つだと思っていて、選手一人ひとりが、アタックの部分でも守備の部分でも、自分が得点する、自分が守るという気持ちを持ってやれていたというのが、大差での勝ちに繋がったんだと思います。(自身は3得点の活躍でしたが)ここ最近は調子が悪くて、色々と考えてしまう時期もあったんですけど、ここまで来たらもうチームのこととかを一旦置いておいて、とにかく自分が得点するということだけに集中してやった結果だと思います。(FINALに向けて)次も今日と一緒で、自分が決めるという強い気持ちを持ちつつ、今日の修正点などをしっかり修正して臨みたいと思います。
脇坂遥香(経1)
(今日の試合を振り返って)勝てたのは良かったんですけど、自分の力がすべて出し切れるようなプレーはできなかったです。なので、次こそ後悔のないプレーをしたいです。(自分の理想としているプレーは)グラボを一回で取り切るとか、シュートやゴールに向かうとか、練習とかなら出来ている部分が今日の試合ではできていなかったので、もっとちゃんと本番で出し切れるように練習したいです。(相手はトップチームが引き分けた東海大でしたが)勝てて嬉しかったです。(1年生として試合に出場していますが)自分のプレーを出しつつも、先輩には後輩プレーは辞めなと言われてるんですけど、ついパス出しとかで遠慮がでてしまっています。(FINALに向けて)絶対に私も出て、活躍してサブの先輩方全員と勝ちたいと思います。