【テニス】逸崎・畠山、力出しきれず悔しい準V/関東学生テニストーナメント大会 7日目

悔しさをにじませる逸崎・畠山

関東学生テニストーナメント大会 男子ダブルス決勝

2017年5月7日@有明テニスの森

 

前日の準決勝で危なげなく勝利を収めた逸崎凱人(環3・大阪産業大付属高)・畠山成冴(環3・湘南工科大付属高)ペア。しかし本日の決勝は苦しい展開となった。序盤から相手にブレークを許しペースをつかまれると、ミスも目立つようになり本来のプレーができない。中盤で挽回しかけたが、再び調子を崩し、まさかのストレート負け。昨年インカレ王者の貫禄を見せつけることができなかった。

 

◆男子ダブルス決勝

 

●逸崎凱人・畠山成冴

0{2-6,3-6}2

大和田秀俊・望月勇希(中大)

 

昨年2度の大学日本一に輝き、今大会は第1シードで参加した逸崎・畠山ペア。優勝候補の大本命として注目が集まる中、本日の決勝が行われた。

サーブは慶大から

ファーストセット、逸崎のサーブで試合開始。最初のゲームをしっかりとキープし、ここからリズムに乗ると思われた。しかし、第3ゲームでブレークを許し試合の流れは相手へ。第4ゲームでサービスエースを決められ、相手の勢いは止まらない。1-3とリードを広げられると、焦りが出たのか徐々にミスが目立つようになる逸崎・畠山ペア。持ち味のボレーも決まらず、挽回できぬまま2-6でファーストセットを落としてしまう。

セカンドセットに入ると、悪い流れを断ち切るかのように第1ゲームをキープ。

そこから普段通りの実力をのぞかせ、第2、第3ゲームを制して3-0とリードを作った。

一時は挽回に成功

ところが、第3ゲームで30-0まで追い込まれると、意地の巻き返しを見せたものの惜しくもゲームを落とし3-1に。第4ゲームでは緩急をつけたプレーの仕掛け合いでデュースにもつれ込むも、打ち返した球はコートの外へ。ここでもブレークを許してしまう。

彼ららしいプレーができなかった

これによりさらに調子を上げる相手選手。ライン際を攻める球やサービスエースなど次々とナイスプレーを決められ、とうとう3-5まで追い込まれる。第9ゲームはポイントの取り合いで粘りを見せデュースに持ち込んだ逸崎・畠山ペアであったが、最後は一打が決まらずゲームセット。昨年全国王者は、まさかの関東大会準優勝に終わった。

まさかの敗戦に呆然とする逸崎・畠山

前日まで絶好調で勝ち進んできただけに、本来の力が出せず悔しい結果となったこの試合。敗因を「ミスを修正しきれなかった」(逸崎)、「相手のいいプレーに動揺してしまった」(畠山)と振り返る二人。調子の狂いを練習の中で修正し、今回味わった悔しさをインカレ2連覇という最高の形で晴らしてほしい。

表彰式後にはリラックスした表情を見せた

 

記事 鈴木優子

 

◆選手コメント

 

逸崎凱人(環3・大阪産業大付属高)

(今日の試合を振り返って)今日は二人ともプレーが良くなくて、ボレーやファーストサーブの確率が良くなかった中で、そこを修正しきれなかったのが敗因だと思っていて、自分たちの弱さが出た試合だったなと思います。(苦戦してしまった原因は)序盤でブレークを許してしまったというのと、僕たちの武器であるボレーがミスだったり相手に決められてしまったりして上手くいかなかったので、そこを攻められたのがダメだったかなと思います。(相手の印象は)二人とも常に勝っている選手で、お互いにどういうプレーをしてくるか分かっていたと思うんですけど、今日は相手の方がいいプレーをしていました。(今大会を全体的に振り返って)自分が思うような結果を完璧に出せたかと言われたらそうじゃないので、この結果をしっかり反省して、インカレでは単複優勝できるようにこれから頑張っていきたいと思います。(早慶戦に向けて)チームで、しっかりと全員で勝たないと勝ちじゃないので、今回の春関で結果が出なかった人も出た人も、もう一回1から早大を倒すという気持ちで頑張りたいです。

 

畠山成冴(環3・湘南工科大付属高)

(今日の試合を振り返って)やっぱり自分たちの満足いくプレーができなかったので、そこが一番の反省点でもあり後悔している点でもあるんですけど、インカレもあるので、この負けをいい糧にして次の大会に臨みたいです。(満足なプレーができなかった原因はわかりますか)第1シードとして戦う上で緊張もありましたし、相手もすごくいいプレーをしてきていたので、そこに動揺してしまったのかなと思います。(相手の印象は)二人とも思い切ってやってきているのを試合の最初から感じていましたし、ストロークがすごく良かったので、強敵だなという印象を持ちました。(今大会を全体的に振り返って)決勝で負けてしまったんですけど、それまでは結構いいスコアで勝ち上がることができていたので、結果は準決勝で悔しいんですけど、内容はいいところもあるので、次の大会に向けてもう一回練習を積み重ねていきたいと思います。(昨年度の春関と比べて)去年はベスト8で、今年は準優勝ということで戦績だけ見ても上回ることができたので、第1シードという去年とは違ったポジションで出られたのもいいことだと思いますし、この流れを続けていけたらいいかなと思います。(今後の大会にはどのようにつなげていきたいですか)1週間後に早慶戦があり、それは団体戦なので、慶大を背負って戦いたいと思っていますし、この大会は関東の予選なので本番のインカレで絶対優勝して2連覇したいなと思っています。

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