【バスケ】100点ゲームの大敗で初勝利はお預けに vs日体大

リーグ戦開幕から未だ白星を掴めていない慶大。だが前日の中大戦では特に前半に素晴らしいプレーを見せるなど、徐々に歯車が噛み合いつつある印象もある。この日対戦する日体大は春のトーナメントで3位と大躍進を遂げ、秋のリーグ戦も3連勝スタートと、2部で最も力のあるチームの一つと言っても過言ではない。苦戦が予想されるが、それでも中大戦の前半のようなバスケが出来れば、自然と結果も付いてくるだろう。ところが、試合は今の勢いの差を象徴するような結果となってしまった。

 

2017/9/10(日)@駒沢オリンピック公園総合運動場体育館

第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 vs日本体育大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

16

7

13

16

52

日体大

24

24

26

27

101

慶大スターティングメンバ―

 

#13 山﨑純 (総2・土浦日大高)

 

#9 原匠(環3・近大付高)

 

#8 鳥羽陽介(環3・福大大濠高)

 

#14 髙田淳貴(環2・徳島城東高)

 

#5 高橋晃史郎(法4・慶應義塾高)

 

1Q、まずは高橋がスティールを奪っての速攻で最初の得点を挙げると、続いても高橋が、山﨑のアシストから連続でシュートを決める。その後も得点には繋がらなかったものの、2人の良い連携プレーが随所に見られた。中盤は鳥羽のシュートタッチが冴えわたる。まずはドライブで得たフリースローを確実に沈めると、さらには正面、左コーナーからの3ポイントをヒットさせ、慶大ベンチを大きく沸かせた。相手の内外のバランスの良い攻めに苦しみられたが、またも山﨑のアシストからの甲谷勇平(環1・東山高)の得点も決まり、必死に喰らいついて最初のQを終えた。

先制点を挙げた高橋

 

2Qは序盤から日体大が主導権を握る。慶大は高橋や木村能生(環4・東山高)がリバウンドで奮闘を見せるも、外からのシュートがなかなか決まらず、徐々に点差を広げられていく。残り5分にようやく山﨑の3ポイントが決まったものの、肝心なところでのボールロストも目立ち始め、流れを取り戻すことはできない。終盤、木村、高橋のインサイドコンビが得点を挙げて粘りを見せるが、日体大の攻撃の勢いは止まらず、大量リードを許して後半へ折り返した。

 

3Qも日体大の連続得点で幕を開ける。それでも堂本阿斗ディーン(商4・慶應義塾高)が華麗なフローターを沈めると、中盤以降は積極的なディフェンスが機能し始める。相手のターンオーバーを上手く誘発し、木村が起点となって、鳥羽や甲谷の速攻が次々と決まった。残り1分30秒には小原陸(法3・慶應義塾志木高)が右コーナーから3ポイントをヒットさせるなど、大差がつく中でベンチメンバーの活躍も光った。

第3Qで存在感を大きく発揮した小原

 

4Q、堂本阿斗ディーンがシュートのこぼれ球を自ら押し込んで先制すると、その後も堂本阿斗ディーン、鳥羽が良いシュートタッチを見せ、順調に得点を伸ばした。さらに小原がディフェンスで存在感を発揮すると、髙田も3ポイントを決めて意地を見せる。試合終盤には堂本魁リン(商1・慶應義塾高)、岩片悠馬(環1・広尾学園高)といったルーキーにも出場機会が与えられ、貴重な経験を積んだ。結局試合は52-101という大差で終了。慶大はこれでリーグ戦開幕4連敗となった。

長時間の出場も苦にせず奮闘する鳥羽

 

1Qこそ粘りを見せていたものの、2Q以降は日体大に力の差を見せつけられる結果となってしまった。小原、甲谷、堂本阿斗ディーンといったベンチメンバーの活躍など明るい材料もあったが、修正すべき点は少なくない。次戦の順大戦は早くも13日(水)に行われるため、準備時間は限られている。慶大バスケ部にとっては苦しい時期が続いているが、何とか乗り越え、次戦こそは初勝利を掴み取って欲しい。

 

(記事・徳吉勇斗)

 

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