慶大女子ラクロス部、2011シーズン初めての公式戦は2戦とも貫禄の勝利だった。慶大は東大に19-3、法大に11-5と連勝し、六大学定期戦・予選リーグ1位通過を決めた。
ラクロス女子六大学定期戦・予選リーグ
2011/4/17(日)11:00FO @ 東京大学検見川グラウンド
チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
慶應義塾大 | 9 | 10 | 19 |
東京大 | 2 | 1 | 3 |
2011/4/17(日)15:00FO @ 東京大学検見川グラウンド
チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
慶應義塾大 | 5 | 6 | 11 |
法政大 | 3 | 2 | 5 |
1戦目、前半から圧巻の試合運びを見せた慶大。AT戸花主将(経4)とMD谷山(経3)を中心とした攻撃で東大DF陣を翻弄。前半だけで9点を挙げて完全に試合の主導権を握った。後半も3分にAT北野(文3)のシュートを皮切りに慶大は怒涛のゴールラッシュを見せる。4分には谷山が相手DF5人抜きの技ありシュートを決めるなど終始東大を圧倒。終わってみれば戸花主将と谷山がそれぞれ6得点を挙げる活躍を見せ、19-3で圧勝。15時から始まる法大戦に向け勢いをつける形となった。
そして迎えた法大戦。試合開始早々から先制点を挙げ、東大戦同様序盤から点差を広げていくかと思われたが法大の速効に思わぬ苦戦を強いられる。慶大がオフェンス寄りで前がかりになった場面の裏を突く法大の攻撃が決まり、3連続で失点を喫してしまう。しかしただではやられない慶大。15分には自陣で奪ったボールを松坂が敵陣まで運び、ゴール前のMD小嶋(経3)へパス。このシュートチャンスをきっちりと決めて3-2として逆転への足掛かりをつかむ。そしてここからは慶大は自慢の攻撃陣で東大戦同様怒涛の攻撃を見せ、あっさりと逆転。法大も途中鮮やかな攻撃から得点を挙げ何とか追いすがろうとするが、終わってみれば11-5で慶大の圧勝。見事な形で2連勝で飾った。
2部リーグに所属するチームとの試合が続いた六大学定期戦。確かに1部と2部で実力の差は開いてしまった結果となったが、今季初めての公式戦ということで、「チームの中で重要な試合」(戸花主将)と位置付けている。23日に行われる決勝戦はU-22代表の練習会に主力の選手が参加するため、ベストな布陣で臨めない。ただチーム全体の力を試すにはいいチャンスになる。来週は「全員が戦えるんだということを試した」(戸花主将)上で六大学定期戦の優勝を狙いに行く。
By Kazuhiro Takai
選手のコメント
戸花主将
(今日の試合を振り返って)試合の前半や終盤はいい戦いが出来たと思うんですけど、中盤の疲れが出てきた時間帯に1人1人がゴールに向かうという意識が薄れてしまった時にやるべきことが出来ずに流れが悪くなってしまったのでそこが課題かなと思います。(今大会の位置付けは)六大戦は2月にシーズンインして、初めての公式戦という風に位置付けていて、また5月の早慶戦の1ヶ月前ということでチームの中で大事な試合かなと思っています。(今日の試合で得た成果は)去年4年生が引退してからリーグ戦の経験が少ないメンバーだったがこれまでやってきたことを50分間出しきれた。課題も見つかったしまた出来る部分もあるんだなと思いました。オールコートのディフェンスとオールコートのオフェンスを目標としているんですけど、1歩反応が遅れたり逆に強く反応できてきちんと点を取れたり、(グラボを)奪ったりということが出来たのでそこはよかったかなと思います。(来週の決勝戦に向けて)22歳以下の代表に今チームの主力としてやっている3人が練習会があって来られないのでチームが全員で戦うという意味では(大事な試合になる)。やるべきことが出来なかった時間帯は主力のメンバーがゲームを作っていたんですけど、来週は全員が戦えるんだということを試していきたいなと思います。
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