4月15日(日)東京六大学春季リーグ戦 東大2回戦
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
慶大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 |
東大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
「1個下には任せられない」。先日のインタビューでも津留﨑大成(商3・慶應)はそう話していた。「僕らの代で勝てるように」というのが、1回戦先発の髙橋亮吾(総3・慶應湘南藤沢)や2回戦で中継ぎ登板した髙橋佑樹(環3・川越東)、石井雄也(商3・慶應志木)ら3年投手陣の合言葉だと津留﨑は明かしてくれた。
彼らの1学年下である佐藤宏樹(環2・大館鳳鳴)と関根智輝(環2・城東)が大ブレイクを果たした昨季だったが、序盤に2人の出番は多くなかった。一方で津留﨑は開幕週の東大3回戦で初先発・初勝利を挙げ、投手陣をリードする新戦力となっていた。続く法大戦で2先発を任された津留﨑だったが、ともに勝利には結び付けられず、勝ち点を落とすことに。立大戦でも先発したが早々に降板し、優勝を決める大舞台・早慶戦ではついに登板機会が巡ってこなかった。
昨季の登板を「自爆してしまった」と振り返り、冷静な投球をできるように研さんを積んできた。今日の先発登板では「思ったような投球ができなかった」と話すが、7回1失点の投球でゲームを作ったのは大きな成長なのではないだろうか。
それでもなお、反省する理由は「法政の打者なら抜けた球は逃してくれない」。昨季打ち込まれた相手へのリベンジ、そしてこのまま先発の座を守るため、なにより優勝と日本一に貢献するため。次の法大戦こそ最高の“魂の投球”を見せてくれるに違いない。
(記事:尾崎崚登)
☆インタビュー
――今日の投球を振り返って
思ったような投球ができなかったんですけど、その中で粘って投げることができたので、勝てたので良かったという風に思います。
――どの部分がうまくいきませんでしたか
立ち上がりは力が向けて良かったんですが、バッターを抑えようと思った時に体のひねりが甘くなってしまったので、途中から抜ける球が増えてしまいました。法政の打者なら抜けた球は逃してくれないと思うので、この2週間しっかりうまくなって法政戦に臨みたいと思います。
――逆によかった点は
勝てたというのは唯一良かったと思います。 打たれても落ち着いて投げることができたので、そこは良かったと言えるかもしれません。 でも投球の内容自体は監督や助監督からも「良くなかった」と言われてしまったので、集中して戻していきたいと思います。
――昨日は髙橋亮吾選手が好投しました
そうですね。なので、プレッシャーは感じましたね(笑)スタンドからもみんなからも抑えられるだろうというプレッシャーを感じました。
――3年同士で好投できましたね
僕と亮吾、石井、ボンバー(髙橋佑)とみんなで繋げたので、今日はみんないい気持ちでご飯が食べれると思います(笑)
――佐藤関根の2年が登板しない中で、3年中心で抑えました
彼らがいなくても、頼らずに僕らの代で勝てるようにというのを合言葉に亮吾と石井とボンバーと話し合ってきました。東大戦は彼らがいない中で勝ち点を取れたというのは大きいことですし、法政戦でも彼らに頼らず、自分たちで勝つつもりで投げていければなと思います。
――法大戦へ意気込みを
法政戦ではこのままだと、勝ち点は取れないと思います。2週間あるので、調整するのではなくて、たくさん出た修正点をうまく修正して、法政戦でバチっと投げられたらなと思います