慶應スポーツ新聞会

【バスケ(女子)】2年越しのリベンジに成功、接戦を制し本選出場に王手!/トーナメント予選第1戦vs聖徳大

積極的なドライブを見せた森川

3部復帰を目指す新生女子バスケ部が、いよいよ初の公式戦を迎える。トーナメント予選第1戦の相手は聖徳大。過去2年リーグで対戦しいずれも延長戦の末敗れている、いわば因縁の相手だ。激戦必至のこの試合、慶大はエースの豊村沙恵(商4・慶應義塾ニューヨーク学院)をけがで欠いた影響もあったか、立ち上がりは精彩を欠いてしまう。それでも2Qで逆転に成功すると、以降は粘りのディフェンスでリードを守り抜き、2点差の接戦を見事に制した。

2018/4/29(日)@聖徳大学

第52回関東大学女子バスケットボール選手権大会予選第1戦vs聖徳大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

17

18

11

8

54

聖徳大

17

5

19

11

52

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 森川唯加(経4・慶應義塾女子)

 

#7  高瀬華琳(経4・広尾学園)

 

#8 井ノ本雅子(商4・四天王寺)

 

#10 梅木理沙(経3・慶應義塾女子)

 

#14 小福川莉奈(法2;慶應義塾ニューヨーク学院)

1Q、出だしは相手ホームの雰囲気に飲まれたのか、いきなり10連続得点を許してしまう。それでも高瀬がバンクで最初の得点を決めると、そこからは森川のレイアップや井ノ本のジャンパー、眞尾瞳(商1・浦和第一女子)の初得点などで17-4のランに持ち込み、一気に逆転に成功する。最後に3ポイントを許し同点に追いつかれるも、良い流れのまま最初のQを終えた。

豊村不在のインサイドを支えた高瀬

2Q、慶大は相手の24秒オーバータイムを誘発するなど守備からリズムを生み出すと、攻撃では高瀬がインサイドで存在感を発揮し得点を重ねる。その後しばらくは膠着状態が続くが、残り7分辺りからは梅木が大爆発。5分間で3ポイント2発を含む12得点を一人で叩き出し、チームの16-0の怒涛のランに大きく貢献した。結局このQは18-5と相手を圧倒し、13点のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。

2Qに12点の活躍を見せた梅木

3Qは1Q同様立ち上がりに相手の勢いに苦しめられる。それでもルーズボールに果敢に飛び込むなど、泥臭いプレーで簡単には相手に流れを渡さない。途中2点差まで詰められるも、森川・井ノ本といった頼れる4年生がシュートを沈め同点にはさせなかった。拮抗した展開で迎えた最後の攻撃、慶大は井ノ本が3ポイントラインの遥かに後ろからロングシュートを狙う。これが見事リングに吸い込まれ、会場中がどよめく中3Qは終了した。

ビッグプレーで会場を沸かせた井ノ本

4Q、いきなり相手に連続得点を奪われるが、眞尾がフリースローを確実に決めてからは落ち着きを取り戻した。以降は互いにシュートがリングに嫌われる場面が目立ったが、その中でも森川と小福川が重要な場面でゴール下からきっちりと得点を奪い、相手を突き放した。残り1分で相手にフリースローを許し2点差まで迫られたが、ディフェンスで粘りをみせ逃げ切りに成功。最終スコア54-52で見事に勝利を掴み取った。

1年生ながら堂々たるプレーを披露した眞尾

主将の森川が「面食らって引いてしまうところがあった」と振り返るように立ち上がりの不安定さは今後改善が必須だろう。それでもあと一歩のところで残留を逃した昨年にはなかった勝負強さが、今年のチームには早くも見て取ることができた。さらに1年生の眞尾の活躍もチームにとって大きなプラス材料となるはずだ。今季「3部復帰」を唯一絶対の目標に掲げる慶大女子バスケ部。その目標に向け、まずは確かな一歩を踏み出した。

(記事・写真:徳吉勇斗)

 

 

森川唯加主将(経4・慶應義塾女子)

――試合を振り返って

もう少し楽に勝てたかなと思います。流れの良い時はいけるけど、悪い時に踏ん張りがきかないのが今のチームなので、そこをもう少し踏ん張れるようにしたいです。

――序盤の入りは良くなかったが

いつも通りと思っていたのですが、固いというか面食らって引いてしまうところがありました。タイムアウトを取ってもらってからはちゃんとプレーできたので、立ち上がりにもっと緊張を振り切ってやらないといけないと思います。

――立て直せた要因は

向こうがやられて嫌なことをできたのと、外のシュートが自分のタイミングで打てたので、それで点が入るようになりました。

――豊村のけがを受けて

いつもは(豊村)沙恵を中心に攻めているけど、今日は外からドライブで攻めるか、センターがスクリーンに来てピック&ロールで攻めるかだったので、まるで攻め方が変わってしまいました。最初のうちはどう攻めようか戸惑いもあったので、それが良いスタートが切れなかった原因の一つかなと思います。

――接戦で勝ち切ることができたのは

(豊村)沙恵の代わりに出ていた、新しい1年生の瞳が本当に落ち着いていて、そこに本当に助けられたなという印象です。

――次戦に向けて

明日勝てば本選出場なので、気を抜かずに勝ち切りたいと思います。

 

梅木理沙(経3・慶應義塾女子)

――試合を振り返って

昨年のリーグで逆転されて負けた相手だったので、みんな多分そのことが頭によぎったと思うけど、勝ち切れたのは自信に繋がったのかなと思います。

――2Qに大爆発を見せたが

あれで調子いいねって言われないように、4Qずっと続けられるように頑張ります(笑)。

――自身のプレーの持ち味は

(森川)唯加さんとかが攻めていってディフェンスが寄ったときの逆サイドで、3ポイントやストップシュートを打つことが多いので、シュート力と得点力は付けていきたいと思います。

――HCからの指示は

気持ちのコントロールが下手くそだってずっと言われています。下級生のときはHCに鼓舞してもらいながらやっていたけれど、上級生になって自分でコントロールしないといけないと思うので、自分の力でしっかり立て直せるようにしたいです。

――今年目指したいバスケは

突出して上手い人が集まっているわけではないので、チーム全体で守り切るし、チーム全体で攻め切る、あとは泥臭くリバウンドやルーズボール、ディフェンスを運動量を上げて頑張っていきたいです。

――次戦に向けて

明日の相手(都留文化大)もリーグ戦で負けているところなので、しっかり勝ち切って秋のリーグへ繋げられるように頑張ります。

 

眞尾瞳(商1・浦和第一女子)

――この試合がデビュー戦となったが

遠慮してもしょうがないと思ったので、自分なりにできることを精一杯やろうと思って試合に臨みました。

――緊張はあったか

すごくありました。シュートは全然入らなかったですけど、声を出すことは頑張ろうと思っていて、そこは誰にも負けてなかったと思うので、良かったと思います。

――自身のプレーの持ち味は

ボールのキープ力とパス捌きだと思っています。

――まだ入部して間もないが

先輩も優しくて、自分がやりたいことを上手く引き出してくれるので、馴染めてきていると思います。

――勝ち切れた要因は

最後の方は相手のスピードにしっかりと対応できて、逆に自分たちの速攻も何本か出すことができました。相手のやることを把握して、それを最後まで抑えられたのが良かったと思います。

――次戦に向けて

また相手がやってくることは違うと思うので、最初から自分達がやるべきことをしっかりと確認して、それから相手の特徴が分かったときにそれにも対応できるようにしていきたいと思います。

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