【バスケ(男子)】力及ばず敗戦も今後への期待が感じられる試合に/リーグ戦第10節vs上武大

バスケットボール

ゴール下で奮闘した鳥羽は両チーム最多の26得点

ここまで4勝5敗の上武大を迎えての一戦。前日好調であった吉敷秀太(政4・慶應義塾志木)が怪我で欠場と、度重なる主力の離脱で不安もある中、連敗は逃れたい慶大。6日間で4試合と疲労もある中、思い描くバスケットをすることはできたのだろうか。

2018/9/23(日)@立教大学新座キャンパス

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦第10節vs上武大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

19

13

18

28

78

上武

25

18

25

23

91

◆慶大スターティングメンバ―

 

#4 鳥羽陽介 (環4・福大大濠)

 

#6 小原陸(政・慶應義塾志木)

 

#7 澤近智也(環4・高知学芸)

 

#10 髙田淳貴(環3・城東)

 

#12 工藤翔平(政3・慶應義塾)

試合開始早々、鳥羽のレイアップがバスケットカウントとなり3点を獲得すると、さらに髙田がセカンドチャンスで得点を決め慶大が流れを掴む。しかし上武大に3ポイントを許してしまうと、その後は得点ランキング1位の細川に連続で得点を重ねられる。切り込んだ甲谷勇平(環2・東山)のアシストを受けた岩片悠馬(環2・広尾学園)のシュートなど慶大も果敢に攻めるも6点ビハインドで1Qを終える。

小原は11得点に加えゲームメイクでも魅せた

2Q、慶大は澤近のブロックや、鳥羽のペイント内でのジャンプシュートなど攻守ともに積極的なプレーを見せる。タイムアウトでさらに調整をした後は、工藤が連続で3ポイントを決め、点差を2まで縮めた。しかしここで簡単に逆転させない上武大。慶大のウィークポイントとなっているゴール下やスピードあるオフェンスを展開されてしまい、点差を11に広げられて試合を折り返した。

工藤は自慢のシュート力でスターター起用に応える

後半は小原のアシストから澤近がゴール下で確実に得点を決めて始まった。その後も鳥羽の得点や、澤近が自らスティールした流れでレイアップを速攻で決め4年生の安定感あるプレーを見せる。鳥羽のバスケットカウントや寺部勇佑(環2・洛南)の3ポイントで得点を重ねるも、ここでも上武大の勢いを止めることはできず、点差をさらに広げられてしまう。

寺部はガッツあふれるプレーで勢いをもたらした

4Q甲谷、寺部とベンチメンバーが連続して得点を決め、点差を広げられた3Qからの切り替えが見えた慶大。その後も寺部が勢いよくルーズボールを取り得点に繋げ、鳥羽や澤近が自らのオフェンスリバウンドを得点にするといった粘り強いプレーを見せた。このQ慶大は28点と猛追を見せたものの、前半からの流れを変えることはできないまま78-91で痛い敗戦となった。

甲谷は要所でシュートを沈め追い上げに貢献

痛い2連敗となった今節。前回の試合から日も浅く疲労もたまっているだろう。しかし負傷の吉敷に代わりスタメン出場した工藤や、途中出場の甲谷・寺部・岩片などベンチメンバーの活躍が見えた今日の試合。序盤に崩れた流れを取り返すことはできなかったものの、スタメン以外にも戦えるメンバーがいることを結果として示すことができた。また鳥羽の度重なるバスケットカウントからは、4番としての意地とゴールへの執念が垣間見えた。来週の上武大へのリベンジに期待したい。

 

(記事:船田千紗、写真:徳吉勇斗)

 

鳥羽陽介(環4・福大大濠)

――試合を振り返って

相手のアウトサイドがあるっていうところを潰せなかったことと、良い時はディフェンスリバウンドが徹底できているのが、今日は1試合通して徹底できなかったことが反省点だと思います。

――前節では機能したディフェンスが上手くいかなかったのは

まずは一線のシュートチェックが甘くなってしまったと思います。あとは相手が収縮したときに中は固めることができたけど、その後のローテーションのところで厳しくチェックまで行けなかったところだと思います。

――4連戦は1勝3敗という成績となった

欲を言えば4連勝したかったし、状況としては厳しくなったと思いますけど、来週からは立て直していきたいです。

――欠場者が増えて主力の負担も大きくなっているが

1巡目も折り返し地点というところで、それぞれかなり疲労は溜まっている状態になっていると思います。

――ベンチメンバーに期待したいことは

負けが込んでチームとしても暗くなってしまうところもあるので、1つ1つのプレーを全力でというか、楽しんでやっていけたらいいなと思います。

――次週へ向けて

1巡目の最後の順天との試合を取るのと、今日負けた上武との試合がまたあるので、絶対にリベンジしたいです。

 

工藤翔平(政3・慶應義塾)

――試合を振り返って

(吉敷)秀太さんが怪我をして自分がスタメンだったのですが、相手のシュートが入ってこっちが良いスタートを切れなくて、その中で2Qとかは3ポイントとかも入って詰められたところもあったんですけれど、最終的に10点差くらいのまま負けてしまいました。後半の出だしのところで自分の悪いところが出てしまって、ディフェンスとかも気が抜けてしまったので、1週間しっかりと詰めて来週また上武大と試合があるので勝てるようにしたいです。

――吉敷のようなプレーを意識した部分は

試合の前に秀太さんからも言われたし、他の先輩方からも秀太さんがいないからお前がリバウンド頑張るようにと言われていたので、そこはいつも以上に意識してやっていました。けど秀太さんはやっぱりリバウンドが上手いのでそこはまだ足りなかったかなと思います。

――スタメン起用にいつもとの違いはあったか

途中出場で出るよりもスタメンで出る方が自分の中で結構いい緊張感を持てて試合に入れているところがあって、それが今日のシュートが入ったところにも繋がったのかなと思います。普段はやっぱり途中から出る方がメインだと思うので、今日みたいなシュートを入れることであったりリバウンドのところは今日以上にもっと頑張らないといけないと思いました。

――次週へ向けて

(山﨑)純も多分帰ってくると思うし。もう一回上武大と試合があるので、そこは絶対に落とせないと思います。来週2連戦しっかりと勝てるように頑張っていきたいと思います。

 

寺部勇佑(環2・洛南)

――試合を振り返って

最初の方で結構リズムを作れなくて、その状態が3、4Qまで続いたので、この負けはすごく悔しい負け方をしたなと思います。

――外からのシュートが入っていたが

学生コーチの小川さんから積極的にスピードを上げて、打てるときがあったら狙っていけと言われていたので、フリーな状態が結構あったので狙っていこうと思って打ったら結果入ったのでよかったです。

――ルーズボールに飛び込む場面もあった

当たり前のことというか、チームが勝つために自分がやるべきことを考えたら、ああいうプレーをやるのは当然だし、あのプレーで流れを作れたかなと思ったので、怪我を恐れず飛び込んでマイボールになってその流れでシュートが決まっていたのでよかったです。

――次週へ向けて

(学校が始まるので)両立が大変ですけど自分がやるべきことをやって、来週の2試合連勝できるように頑張っていきたいと思います。

 

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