【ソッカー(男子)】開幕前特集第1弾! 松岡瑠夢主将インタビュー

ソッカー男子

 

慶大は昨季の関東大学リーグ2部優勝、悲願の1部復帰を達成した。挑戦者として迎える今シーズン、ソッカー部は”Deep Impact”というスローガンを掲げて日々練習に取り組んでいる。そこでケイスポは選手、スタッフにインタビューを行った。
第1弾は、松岡瑠夢(総4・東京FCユース)主将。昨季はリーグ戦で6ゴールをマークし、チームの勝利に貢献した。主将に就任した今季、彼の思い描く主将像、そして大学ラストシーズンへの意気込みとは――。
(取材日:3月8日)

――昨シーズンを振り返って
2部優勝という最高の形で終わることができた本当にいいシーズンだったと思っています。監督(=淺海友峰監督)が「日々の練習を大事にしろ」という方で、本当に一日一日を大切に学生みんなで練習を一人一人が作っているのだという意識を全員が持って取り組めたことが優勝につながったと思いますし、月ごとに強くなっている実感がありました。11月の優勝した時点では一番強く自分たちも自信を持っていて、完成された良いチームだったなと思います。

――昨シーズンはリーグ戦で6ゴールを記録しました。印象に残っているゴールなどはありますか
前期の東海大戦の1ゴール目は、関東リーグになると点が取れていないという苦労をしていたので、そういう意味ではあそこで一点取れたのはちょっと遅かったですけど、自分の中では勢いに乗れたゴールだったので印象に残っています。あとは6点目の東京国際大戦も、途中出場して1分くらいで決められた決勝点だったので印象に残っています。

――主将になった経緯は
例年は学年で話し合って決めるのですが、今年は監督のほうから指名があり、一回学年のほうに話を持ち帰って、みんなも賛成してくれたので主将になりました。

――佐藤海徳前主将(政卒)の跡を継ぐことについて
海徳君とは自分は全然タイプも違くて。海徳君はザ・キャプテンといった感じでみんなを引っ張っていたのですが、自分はあまりそういうのは出来ないですし、そこまで求められていないので、あまり意識することはないです。ただ、結果を残した代の主将に自分もなりたいので、そういう意味では海徳君は成し遂げたことがすごいなと思いますし、尊敬しています。

――主将になって自身の中で変わったことはありますか
ピッチ外で言うと、今まであまり気にならなかった規律の部分を気にするようになったことは成長できているのかなと思います。ピッチ内は、あまり変えずに自分のプレーを貫いてチームを引っ張れるようになれと監督に言われているので、そう言ってもらえることである意味何も意識せずに、重圧もなく自分のプレーに集中できていて、とても今楽しくいい感じでプレーできているなと思います。

――今後どのような主将を目指していきたいか
正直あまりないのですが、ただ、「なんだかんだ瑠夢が主将になってよかった」と最後みんなが思ってくれるような主将になりたいです。

――新体制になって以降のチームの雰囲気について
新チームが始動した時に比べると、一人一人が高い意識を持ってやれていると思うのですが、もう少し隙のないピリッとした雰囲気にしていく必要があるかなと思っています。もちろん練習なので楽しみながらも、開幕に向けてもう一つギアを上げていけたらいいなと思っています。

――副将との関係性は
 自分はやれることが少ないので、それぞれのポジションに副将がいる感じで、GKの田原(=田原智司・環4)、DFの大輔(=井上大輔・政4)と中盤から前の崇太朗(=杉本崇太朗・政4)の3人についてもらっています。なので、ある程度任せられるところは任せてしまっているというか、もちろん4人でも話はしますけど、それぞれが自分の役割を分かってくれていて、どんどん積極的にリーダーシップをとってくれるので自分としてはうれしいなと思います。

――4年生になる同期の印象は
自分たちの代は1年生の時から本当に仲の良い代で、いい意味でも悪い意味でもすごく一体感のある代なので、4年になっていい方向に行けば間違いなく慶應を引っ張れるというか、そういう一人一人熱い思いを持っている部員が多いので、関東リーグやIリーグが始まったら、自分たちも応援に行けるときは行きたいですし、本当に良い同期なので、最後の1年間楽しみたいなと思います。

同期との関係性は良好だ

 

――今シーズンになって得られた収穫は
11月の最終節が終わって、相当練習をやりました。走りのメニューや二部練もそうですし、合宿では三部練もやって、強い大学さんとの練習試合もやって、自分たちで分析もして、ミーティングもして、やれることは妥協せずにやってこられているので、正直今は開幕が楽しみです。今年の”Deep Impact”という慶應のサッカーで深い衝撃をあたえるという目標があるので、開幕戦で深い衝撃を与えられるような準備が今までにできているのではないかと思います。開幕まであと一か月なので、もっともっとこの自信を得られるようにこれからもやっていきたいなと思っています。(関東大学サッカーリーグ開幕は延期になりました)

――今シーズン1部でプレーするチームの目標は
関東リーグはインカレ出場、慶早戦勝利、夏のアミノバイタルカップで全国に出ることが具体的な目標です。

――そのチーム目標を達成するために主将自身が果たすべき役割は

自分が主将として一番期待されているのはチームを勝たせることなので、特に拮抗した試合だったり、苦しい場面で一仕事できるような役割が果たせればいいなと思っています。

――個人での目標はありますか
特には意識せずにやろうかなと思っています。

――今のチームの課題は
これは去年からなのですが、ゴール前でのセーブだったりアイディアだったりがちょっと少ないかなと感じています。なので、全員で走って全員で守って、という慶應の良い部分を残しつつ、そういうところでもう一つ上のレベルに行けたらもっといいチームになれるのかなと思っています。

――その課題を解決するために必要なことは
最後のゴール前の部分というのは駆け引きもそうですし、一番負けの原因となる戦いの部分なので、相手に気合で負けないのもそうですけど、ちょっと駆け引きで相手に勝つとか、サッカーの楽しさがそこには詰まっていると思うので、そこを楽しむ気持ちをもう少しゴール前で出せたらいいのかなと思います。

――今シーズンの意気込みをお願いします
自分は高校三年が終わったときに、いろんな選択肢があった中で、幼稚舎から慶應なのですが慶應のユニフォームを着て一度もプレーしたことがなかったので、最後に慶應でプレーしたいという気持ちがあって(大学ではソッカー部に)入部しました。もう4年になり最後の学生サッカーなので、悔いのないように一日一日大切に頑張ってチームの目標を達成したいと思います。

――最後に応援している方々にメッセージを
普段からOBの方だったり、グラウンドもそうですけど、いろいろ支援していただいて自分たちが今活動できていますし、関東リーグでプレーできるのもOBの皆様が頑張ってバトンをつなげてきてくださったからだと思っています。そういう感謝の気持ちを忘れずにプレーをするので引き続き応援をよろしくお願いします。

 

プレーでチームを勝利に導く

――お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!

(取材:菅原千尋 写真:室留裕介

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