慶應スポーツ新聞会

【ラグビー】魂のタックル炸裂も早慶戦10年ぶり勝利ならず/関東大学対抗戦⑥VS早大

関東大学対抗戦Aグループ VS早稲田大

慶大11-22早大

11月23日(月・祝) 14:00K.O.

@秩父宮ラグビー場

 

 

コロナ禍により1席ずつ間隔を空ける規制で、チケット購入が出来ず観戦ならなかったファンも多くいるも、この伝統の一戦を見届けるため、秩父宮ラグビー場に9500人を超える大観衆が詰めかけた。慶大は前半こそ強みであるディフェンスが光り何度も早大の反則を誘う場面が見られた。しかし、早大の粘り強い攻撃を防ぎきれず、さらにゴール前での好機を活かしきれず11-22で敗れた。次戦は対抗戦最終戦、ここまで4勝2敗で並んでいる帝京大と対決する。

T=髙武
PG=山田2

前半は早大のキックオフではじまった。序盤より慶大は、明大戦で劇的勝利を呼び込んだ伝統の「魂のタックル」を惜しみなく披露する。FL山本凱(3・慶應)が強烈なタックルを見舞う。さらには前半5分、早大SHにディフェンスの隙間を突かれ自陣深くまで攻め込まれるも、CTB鬼木崇(法2・修猷館)の鋭いタックルとFB山田響(総1・報徳学園)のジャッカルで早大の攻撃の芽をつぶすことに成功する。そして慶大は10分にFB山田のPGで見事先制点を得た。

FL山本

その後しばらくは自陣へ攻め込まれつつも、主将相部開哉(政4・慶應)をはじめにNO.8髙武俊輔(総2・尾道)らの好守が光り、ゴールラインへはよせつけない。しかし18分にキックをチャージされると、20分に自陣5mラインアウトからトライを許し3-5と逆転される。

追いかける慶大は立て続けに敵陣深くでラインアウト、スクラムのチャンスを得るもこれを活かしきれない。32分、自陣にてターンオーバーされるとそこからの連続攻撃で早大にさらなる追加トライを許してしまう。前半終了間際にFB山田のPGで3点を返し、6-12で前半を終えた。

SO中楠一期(総2・國學院久我山)は
タッチキックの精度の高さを見せつけた

前半終了間際のFB山田のPK

 

後半序盤はキックでの陣地の取り合いが繰り広げられた。慶大早大ともにインゴール間際まで迫るも、両者とも堅いディフェンスで守り切り、譲らぬ展開に。この時間を破ったのは早大。慶大は16分に自陣での反則から早大にPGで3点の追加を許した。

慶大も負けじと直後の19分、リモールで押し込み最後はNo.8髙武がトライ成功。11-15と4点差まで迫る。

逆転に向けもう1トライを奪いたい慶大だが、早大に自陣深くまで攻め込まれる。粘り強い攻撃に対し慶大は必死のディフェンスで応戦するも、18フェーズを重ねられた末、早大FBにCTB三木亮弥(環4・京都成章)、WTB佐々木隼(総2・桐蔭学園)のタックルを振り切られ26分にトライを許してしまう。

慶大はノーサイドの瞬間まで反撃を続けるも、好機をものにできず11-22で敗北した。

CTB三木の魂のタックルは健在だった

ゴール前のモールなどチャンスを得点に
繋げきれなかったのが悔やまれる

 

慶大はこの敗戦をもって対抗戦優勝戦線からは退くこととなった。しかしあくまでも見据えるのは大学日本一。まずは次戦、対抗戦最終戦である帝京大戦で勝利し、大学選手権に向けて弾みをつけたいところだ。頂に立つその日まで、タイガー軍団は歩みを止めない。

 

(記事:松嶋菜々美 写真:長谷川健太、刀禰仁生)

 

次戦 vs帝京大

12月6日(日)14:00K.O.

@熊谷ラグビー場

 

◇共同記者会見より抜粋

――試合について

栗原監督:慶應としてできることを全力でやれたと思っています。ただ、実力がまだ足りないので、これからもっと練習して、(大学選手権で)もう一度早稲田と対戦できるように頑張っていきたいと思います。

LO相部主将:自分は今年ラストイヤーということもあり、まずはこの伝統の一戦を行うことができてほっとしていますし本当に感謝しています。今日の試合に関しては、自分たちはできることを全力でやり切れたと思っています。課題は多くありますが、シンプルに自分たちの力が足りなかったと感じています。ここからまだ試合は続くので、学びにしたいと思います。

FB山田:一年生からこういった伝統の早慶戦に出させてもらったことをとても誇りに感じています。結果は残念な形に終わってしまいましたが、チームはこれからも続くので、これを糧にしたいです。まずは対抗戦最終戦の帝京戦に向けて、課題を持ち帰って、成長していきたいと思います。

 

――相部主将に向けて。慶應はゴール前のラインアウトから得点に繋げたかったと思いますが、思うように取れなかったのでは。どのような点がうまくいかなかったか

LO相部主将:自分たちが取り切るべきところで取り切れなかったです。良い準備はしてきましたが、ボールが乱れたりモールが押しきれなかったりしました。専門的な話になりますが、モールのかたまるところやバインドの部分、前への推進力が自分たちには足りなかったです。サイン云々というよりかは、自分たちのモールを押す力がうまくいかなかったと感じています。

 

――早稲田のラインアウトディフェンスが厳しかったといった事情はあったか

LO相部主将:早稲田大学は良いラインアウトディフェンスをするので、それをどうにか回避しようと準備はしてきました。特に想定よりもプレッシャーが強かったということはなく、自分たちの精度が低かっただけだと思っています。

 

――相部主将に向けて。勝負所でトライを取り切れなかった部分がいくつかあったかと思います

LO相部主将:敵陣深くに入ったときには、自分たちにとってはチャンスで相手にはストレスのかかる部分ですので、もう少し落ち着いて余裕をもって攻めることができれば得点につながったのかなと感じています。要所要所で焦ってしまって、良いディフェンス・プレッシャーを受けて、ターンオーバーをされる場面がありました。もったいなく、未熟な部分だと感じています。

 

――この試合でやり切れた部分は

LO相部主将:もちろんところどころ抜かれてしまった部分やコミュニケーションが取れていない部分もありました。ディフェンスの部分は自分たちが自信を持っているところで、自分たちがしっかりやるべきことをやりきれれば早稲田大学の攻撃を止めることができていました。その点はやり切れたと思いますし、自信をもっていい部分だと感じています。

 

――山田選手に向けて。早慶戦を戦った感想

FB山田:思っていた以上に観客が多かったです。僕は大舞台が好きなので、コロナ禍にも関わらず、今日のような早慶戦という伝統の試合で大勢の観客がラグビーというスポーツに夢中になってくれる場所があってとても嬉しく思いました。

 

 

以下出場メンバー、星取表

◇出場メンバー

Starter

1.PR(プロップ) 竹内寛(政4・慶應)

2.HO(フッカー) 原田衛(総3・桐蔭学園)

3.PR(プロップ) 大山祥平(経4・慶應)

4.LO(ロック) 相部開哉(政4・慶應)

5.LO(ロック) 北村裕輝(経4・慶應)

6.FL(フランカー)今野勇久(総2・桐蔭学園)

7.FL(フランカー) 山本凱(経3・慶應)

8.No.8(ナンバーエイト) 髙武俊輔(総2・尾道)

9.SH(スクラムハーフ) 上村龍舞(環4・國學院栃木)

10.SO(スタンドオフ) 中楠一期(総2・國學院久我山)

11.WTB(ウィング) 佐々木隼(総2・桐蔭学園)

12.CTB(センター) 鬼木崇(法2・修猷館)

13.CTB(センター) 三木亮弥(環4・京都成章)

14.WTB(ウィング) 沖洸成(総4・尾道)

15.FB(フルバック) 山田響(総1・報徳学園)

Booster

16. 田中慶伸(総3・桐蔭学園)

17. 松岡勇樹(法2・慶應)

18. 岡広将(総1・桐蔭学園)

19. 福澤慎太郎(環1・本郷)

20. 池田勇希(商4・熊谷)

21. 安藤快(経4・慶應志木)

22. イサコ・エノサ(環2・King’s College)

23. 鎌形将太(商4・慶應)  

選手変更

後半16分 鬼木 崇→22イサコ・エノサ

後半28分 竹内 寛→17松岡勇樹

後半32分 髙武俊輔→19福澤慎太郎

後半33分 原田 衛→16田中慶伸

後半33分 大山祥平→18岡 広将

後半38分 中楠一期→23鎌形将太

後半38分 北村裕輝→20池田勇希

後半38分 上村龍舞→21安藤 快

 

◇星取表

 明治大早稲田大帝京大筑波大日本体育大慶應義塾大青山学院大立教大勝点
明治大 12/6 14:00
秩父宮
39-23
6T3G1PG
33-17
4T3G1PT
不戦勝12-13
2T1G
82-10
14T6G
73-15
11T9G
20 
早稲田大12/6 14:00
秩父宮
 45-29
7T5G
50-22
8T5G
70-5
10T10G
22-11
3T2G1PG
47-21
7T6G
46-7
8T3G
24 
帝京大23-39
4T0G1PG
29-45
5T2G
 54-17
7T6G1PT
98-10
14T14G
12/6 14:00
熊谷
122-0
18T16G
106-7
16T13G
16 
筑波大17-33
3T1G
22-50
3T2G1PG
17-54
2T2G1PG
 12/6 11:30
熊谷
30-19
3T3G3PG
80-15
12T10G
52-7
8T6G
12 
日本体育大不戦敗5-70
1T0G
10-98
1T1G1PG
12/6 11:30
熊谷
 0-7432-26
5T2G1PG
23-21
2T2G3PG
8 
慶應義塾大13-12
1T1G2PG
11-22
1T0G2PG
12/6 14:00
熊谷
19-30
3T2G
74-0
11T8G1PG
 78-0
12T9G
78-5
12T9G
16 
青山学院大10-82
2T0G
21-47
2T1G3PG
0-12215-80
2T1G1PG
26-32
4T3G
0-78 12/5 13:00
大和スポーツセンター
0 
立教大15-73
2T1G1PG
7-46
1T1G
7-106
1T1G
7-52
1T1G
21-23
2T1G3PG
5-78
1T0G
12/5 13:00
大和スポーツセンター
 0

2020シーズン 順位決定方法

勝ち:勝ち点4、引き分け:勝ち点2、負け・不戦敗:勝ち点0、不戦勝:勝ち点4

1.2校勝ち点が並んだ場合
(1)当事校の直接対決 
(2)総得失点差 
(3)総トライ差数(トライ数ー被トライ数) 
(4)総得点差 
(5)総トライ数 
(6)抽選

2.3校以上勝ち点が並んだ場合
(1)当事校間の勝ち点の合計
(2)その過程において、当事校の内、2校の勝ち点が並んだ場合は、前項1によって決定する
(3)総得失点差
(4)総トライ差数(トライ数ー被トライ数) 
(5)総得点差 
(6)総トライ数 
(7)抽選

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