10月11日(月) プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
例年に無い早さで行われた今年のドラフト会議。昨年に続きシーズン中での開催となり、128人もの選手が指名を受けた。なお、慶大からは2名の現役選手、1名のOBがNPB入りを果たした。
・正木智也選手(政4・慶應)福岡ソフトバンクホークス2位
・渡部遼人選手(環4・桐光学園)オリックスバファローズ4位
・中村健人選手(R2環卒=現・トヨタ自動車)広島東洋カープ3位
※当記事では、現役2選手のオンライン会見の模様をお伝えします。
正木智也選手(政4・慶應)
【冒頭あいさつ】
正木:2巡目で福岡ソフトバンクホークスに選んでいただいたことに感謝して、入団してから活躍することだけを考え、残りのシーズンがあるのでそこに向けてしっかりと野球をやっていきたいと思います。ありがとうございました。
堀井監督:非常に高い評価でプロ野球の世界に入る交渉権を受けたということで光栄に思っております。正木本人が今申し上げたように、残りの大学生活をしっかりと完全燃焼して次のステージに羽ばたいてもらいたいなと思います。
【質疑応答】
ーー今の率直な感想は
本当に選んで頂いたことに感謝して、僕の長所はバッティングにあると思うので、入団してから長所というものを存分に生かしてチームの勝利に貢献できればなと思っています。
ーー福岡ソフトバンクホークスのイメージは
何度も日本一になっているチームで伝統のある球団ですし、僕のイメージは地元のファンの方々の思いが根強くて愛されているなという印象です。
ーー福岡でのプレーとなりますが
また新しい気持ちで臨めるということなので、厳しい世界に入るとは思いますけど、そこでまた気持ちを切り替えて活躍できるようにしっかりと練習していきたいと思っています。
ーープロ野球選手としてのビジョンは
僕の長所はバッティングにあると思うので、1年目から新人王を取るつもりでバッティングという長所を生かして活躍したいと思っています。
ーーパ・リーグで対戦してみたい投手は
パ・リーグを代表する投手はたくさんいると思うんですけど、その中でもやはり山本由伸投手は本当にすごい投手だと思うので、対戦するのが楽しみですし、そういう投手を打っていかないと活躍できたとは言えないと思うので、そういった高い目標を置いてやっていきたいと思っています。
ーー(堀井監督へ)2位指名という評価は
率直に本当に高い評価でプロ野球に行くということで非常に光栄に思っています。
ーー(堀井監督へ)正木選手はどのようなタイプの選手か
端的にプロ野球で本塁打王を狙える打者だと思っています。体も強いですし、野球への姿勢も素晴らしいですし、ファンに愛されるホームランバッターに十分なれるのではないかと思っております。
ーー(堀井監督へ)正木選手に言葉をかけるとすれば
ここから野球を職業として選択するということで、自分の体や技術、心との勝負になると思いますので、末永くプロ野球の世界で活躍できるように応援したいと思います。
ーー監督から本塁打王を狙えるという言葉がありましたが
とても嬉しく思っております。評価して頂いているということで、狙うからには1番難しい本塁打王というものを狙っていきたいと思っているので、目標に向けてしっかりと努力したいと思います。
ーーどのような大学4年間だったか
本当に色々なことを学べて、もちろん野球の技術はそうですけど、それ以外に野球観だったりとか、チームメイトと一緒に1つの目標に向けてやることの楽しさだとか、そこにある大切さだとか、野球だけではなくて野球以外のこともよく学べた4年間だったかなと思います。
ーーこの喜びを誰に伝えたいか
1番最初にやはり両親に伝えたいなと思います。
ーーどのような言葉をかけたいか
15年くらい野球をやっているんですけど、本当にずっと支えてくれて、特に厳しい言葉をかけられるということは全然無くて。僕はそれが逆にやりやすくて、そういった野球に対する僕を見守ってくれたということに感謝したいと思います。
ーープロに入ってからの目標は
1年目で絶対に新人王を取るつもりでやりたいと思います。また、野球を続けていく上で、球界を代表するような打者になりたいと思います。
ーー大学での今後の目標は
今は秋のリーグ戦期間中なので、まずはその秋季リーグ戦で優勝することを目標に。さらに、その後の明治神宮大会でも優勝して、春秋4冠を目指してやっていきたいと思います。
ーー尊敬する選手は大谷翔平選手とあるが
まずは野球に対する姿勢が本当に素晴らしいと思っていて、野球の技術だけではないところに凄さがあるなと思います。言うまでもなく野球の技術というものは素晴らしいものがあって、打撃もそうですし投球の方も本当にすごいなという思いでいつも見ているので、野球の技術と野球に対する姿勢の両面で本当に尊敬している選手です。
ーーホームランバッターでイメージする選手は
やはり同じ球団である柳田選手だったり、強いスイングでスタンドにボールを入れる、本塁打を打つというのは本当に魅力のあることですし、本塁打1つでチームの流れを変えることもできますし、本塁打には大きな力があると思うので、やはり本塁打王を目指してやっていきたいと思っています。
ーー山本由伸投手をどのように攻略したいか
やはり1番良い球は速い真っ直ぐだと思っているので、まずはその真っ直ぐに打ち負けないようなスイングを身につけて、真っ直ぐに対して振り負けないようにとは思っています。
ーー柳町達(R2商卒)選手からホークスについて話を伺ったことは
特に話は伺っていないんですけど、柳町さんは本当に野球に対する姿勢が素晴らしくて、そういった姿勢を僕は下級生の時に見習ってやっていたので、良い先輩がいるチームに入れたなという気持ちで今はいっぱいです。
ーー名前が読み上げられるまでの心境は
正直ドラフトが始まる前までは実感があまりなくて緊張もあまりしていなかったんですけど、いざ始まったら緊張してきて、どこで自分の名前が呼ばれるか全くわからなかったので、そういった面では本当に緊張がありました。
ーー今後の課題は
今の大学のレベルとはまた1段階も2段階も上のレベルでやることになると思いますし、やはり何が違うかと言ったら真っ直ぐの強さだったりキレだったりスピードだと思いますので、その速い真っ直ぐをどう打っていくか、まずはその速い真っ直ぐに対して振り負けないということを課題にしてやっていきたいと思います。
渡部遼人選手(環4・桐光学園)
【冒頭あいさつ】
渡部遼:まずは指名して頂いたことにものすごく感謝をしております。今までやってきたことが一旦ですけど報われたのかなという思いでホッとしている気持ちです。
堀井監督:本人が非常に強い気持ちで希望していた卒業後の進路なので、交渉権を受けたということで非常に嬉しく思っております。
【質疑応答】
ーー今の率直な気持ちは
ドラフトが始まる前はかなりの不安があったんですけれども、いざ自分の名前が呼ばれた時にすごくホッとしたというか、今までやってきたことが報われたなという思いもありますし、球団の方々に指名して頂いたということで、チームに入ってから貢献したいという気持ちが強いです。
ーー正木選手と共にプロの舞台で戦うことになったが
まずは正木が指名されることを本当に祈っていたので、そこでホッとしたという気持ちもありますし、いざ自分の名前が呼ばれた時に、今までずっと切磋琢磨してきた仲なので同じ舞台でプレーすることに喜びもありましたし、負けたくないという気持ちもあるので、ここから2人で頑張っていきたいと思います。
ーーオリックスへのイメージは
今のプロ野球リーグですごく勢いのあるチームだと思いますし、ベテランの方ももちろんですけれども、若手の方も力のある選手が揃っているので、チーム状況にフィットできるような選手になりたいと思っています。
ーー(堀井監督へ)渡部遼選手はどのようなタイプの選手か
走攻守非常にバランスの良い選手だと思っております。もちろん特徴は守備と走塁ということになりますけど、4年生になってバッティングも力をつけてきまして、非常にバランスの整った選手だなと思っております。
ーー(堀井監督へ)プロという進路への強い思いというのは
練習を取り組む目的意識というんですかね。今本人も言っていましたけど、正木と2人で自主トレの段階からよく頑張ってきたなというのが今年の印象なので、相当強い気持ちで卒業後の進路というものをプロ野球という場所に絞って考えていたのではないかと思っております。
ーーどんな選手になっていきたいか
まずは自分の売りは守備と走塁だと思うので、そこからチームに貢献していきたいという思いが強いんですけど、チームにフィットすること、自分の役割を果たすことを自分のプレースタイルとしているので、どんなチーム状況でも頼られる、どんな場所でも頼られる選手になっていきたいと思っています。
ーー尊敬する人はイチロー選手とあるが
本当に素晴らしい選手ですし、やはり野球の考え方であったり取り組む姿勢というところに僕はすごく心を打たれるという思いがあったので、尊敬する人にイチロー選手を挙げているんですけど、同じチームに入れることに喜びを持ってしっかりと取り組んでいきたいと思います。
ーーこの喜びを誰に伝えたいか
1番は両親、家族に伝えたいと思います。
ーーどのような言葉をかけたいか
野球をやっている期間は本当に不自由無くやらせてもらっていて、それは当たり前ではないと思いますし、陰ながら支えてくれた両親、家族には本当に感謝しているので、まずはありがとうと伝えたいです。
ーープロに入ってからの目標は
具体的な目標は無いですが、チームにフィットすること、チームの勝利に貢献することというプレースタイルが僕の長所だと思うので、どんな環境でもとにかく自分の良さを出して、頼られる選手になるというのが今の目標です。
ーーオリックスにフィットするのはどのような選手か
まずは足を生かすということが自分の武器であるので、守備走塁でオリックスの中で大事にされるような選手になりたいと思っています。ただ、実際にチームの中に入ってみないとわからないこともありますので、そこは後々自分の中で整理して決めていければと思っています。
ーーオリックスには桐光学園の先輩である中川颯(R3立大卒)が在籍しているが
高校時代から本当にお世話になっている先輩なので、また同じチームでプレーできるということにものすごく喜びを持っています。