【バスケットボール(女子)】相手のパワーに対応しきれず 黒星発進/リーグ戦第1節vs国士舘大

バスケ女子

着実な進化を遂げている慶大女子バスケットボール部。彼女たちのリーグ戦がいよいよ始まった。

初戦、前半には流れをつかんだ時間帯も見られたが、徐々に相手のフィジカルやシュート力に押されて全員バスケを発揮することができずに敗戦となった。

早慶戦では「1+1が2以上になる」、個人の強さが合わさり相乗効果を起こした時のチームの強さを感じた。この先の長いリーグ戦も部一丸となって一歩一歩「全進」してほしい。

※関東大学女子バスケットボール連盟の定める新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、今大会における一部の試合に取材制限があります。そのため、スコアと選手インタビューのみの掲載となります。何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

(写真は過去の試合時のものです。)

 

2021/9/26/(日) @国士舘大学多摩キャンパス

第71回関東大学女子バスケットボールリーグ戦vs国士館大

 

合計

慶大

2319

16

1371
国士館大22

22

181981

慶大スターティングメンバ

 

#4 眞尾瞳(商4・浦和第一女子)

 

#6 武藤怜(商4・成蹊)

 

#12 林えみり(理3・慶應女子)
 

#15 阿部七奈子(商2・三田)

 

#17 野本美佳子(総2・東京成徳)

眞尾瞳(商4・浦和第一女子)

――初戦を振り返って

まず、初戦を勝ちきることができなかったことが、本当に悔しいです。2部昇格を達成する上でこの試合は本当に大切で、チーム全員で準備をしてきましたが、実際の目の前の相手にアジャストすることができず、自分達の流れでバスケットができませんでした。対策・準備をすることは大切ですが、練習でやってきたことを信じて戦うのは”目の前の相手“であることを忘れたくないと感じました。

また、冷静にプレーをすることができず、5人でのバスケットでは無く、1人1人のバスケットになってしまっていました。視野が狭くならないよう、よりコミュニケーションをコート内外で取り、気づかせる声を仲間同士で掛け合う必要性を改めて痛感しました。

 

――早慶戦後の課題として大きい相手へのディフェンスを挙げていましたが、今回の試合ではいかがでしたか

相手のビックマンに対するディフェンスは、練習してきましたが、それに対して相手に冷静に対応されてしまい、良いリズムを与えてしまいました。ビックマンへのディフェンスをビックマンのみへプレッシャーと考えるのでは無く、その前段階のボールマンへのプレッシャーやその後のローテーションなど、プレーをより前後スパンで考えて5人で守ることを常に徹底するということができていませんでした。もっとコミュニケーションが必要です。

 

――秋シーズンで発揮したいチームの強み

泥臭く当たり前のことを当たり前にやり続けることや、5人で守るディフェンスから走るアップテンポなバスケットというのは前期に引き続き、発揮したいです。

且つ、5人で攻める部分を強化してきました。オフェンスのスペーシングの部分を大切にし、5人で良いシュートを生み出すこと・セットオフェンスという選択肢を持つことにより、ゲームコントロールをしやすくすることを具体的にはやってきました。

 

――シーズン全体への意気込み

1戦1戦を通じて、チームとしても個人としても進化し、シーズン中も勝利の為に考え行動し続け、必ず2部昇格を達成します。この敗北を必ず次に活かし、全員で、全力で、個々の役割を全うして、進みます。

個人としては、様々な立場から自分と向き合い、最後のバスケット人生、成長を止めずに殻を破り続けられるよう、頑張ります。

 

林えみり(理3・慶應女子)

――試合を振り返って

前半は自分たちがやりたいプレーが出来ていて、拮抗した試合展開の中でも自分たちが主導権を握る時間があったのですが、試合が進むにつれて相手のフィジカルの強さやシュート力に押されて、相手に流れを持っていかれてしまいました。

 

――攻守ともに大きく貢献したご自身のプレーについて

ディフェンスでは自分よりもパワーがある選手にマッチアップしていたので、ゴール下で簡単にプレーをさせないことを考えていました。しかし、最後の大切な場面で自分のマークマンにシュートに行かれてしまったので、その点が反省点です。

オフェンスに関しては、ゴール下でのポストプレーやオフェンスリバウンドなど、自分の得意なプレーが出来ていたと思うのですが、簡単なシュートを何度も外してしまったので、次の試合では修正できるようにしたいです。

 

――後半徐々に点差が開く場面で考えていたこと

必ず自分たちに流れが来る時間帯があると思ってプレーしていました。加えて、相手の外角のシュートがよく決まっていたので、簡単にシュートを打たれないことを意識していました。

 

――シーズン全体への意気込み

この試合は負けてしまいましたが、まだリーグ戦は続くので、この試合で浮き彫りになった課題を次の試合以降で改善して、「2部昇格」というチームの目標を達成できるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。

 

野本美佳子(総2・東京成徳)

――国士館大戦を振り返って

リーグ初戦ということもあってかなりの時間をかけて試合の準備をしてきました。スカウティングの時点で相手のセンターが2枚という想定でアジャストをしていて、それとは違うオフェンスで攻めてきた時に対応することができませんでした。また、何回か慶應に良い流れがきそうになった時に掴みきれなかったことが最後まで抜け出すことができずに負けてしまった原因だと思います。

 

――2ポイントを中心に加点したご自身のプレーについて

1本目のドライブが決まった時から、自分のリズムを掴むことができました。私のドライブが相手のディフェンスに対して効果的だったので積極的に攻めて行こうと考えながらプレーしました。2ポイントで加点できたことは良かったと思うのですが、他の選手のシュートチャンスを作り出すことができなかったことは今後の課題だと思います。

 

――ディフェンスリバウンドに絡む場面が多く見られましたが、意識したことは

スタッツに残った数は多かったのですが、それは他の選手がボックスアウトをして相手に取らせないようにしてくれていたからです。身長では勝てない相手に対して、チーム全員でリバウンドを取ろうと意識していました。

 

――シーズン全体への意気込み

今年は2部昇格という大きな目標を掲げてリーグに臨んでいます。チームの集大成となるこの大会で、結果を出して、支えてくださる全ての方に恩返ししたいです。残りの5試合も今まで積み重ねてきたことを信じて最後まで慶應らしく、泥臭く戦っていきます。

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