【ホッケー(女子)】接戦制し5位!リーグ戦を勝利で終える/関東学生ホッケー秋季リーグ5位決定戦vs立教大

女子ホッケー

関東学生ホッケー秋季リーグもいよいよクライマックス。慶大は5位決定戦に臨んだ。試合は第1クオーターに2点を幸先よく先制するなど開始から慶大ペースで進んだ。しかし両チームの守備陣が粘りを見せ第2クオーター以降は膠着。その後最終第4クオーターに追加点を挙げ、1点差を辛くも逃げ切った。この結果によりリーグ戦を5位で終えた慶大。次なる戦いは今月21日の早慶戦だ。

熱戦を制した

令和3年 関東学生ホッケー秋季リーグ 5位決定戦

11/8(日) 11:00試合開始 @早大東伏見グラウンド

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

立大

 

スタメン

 

GK  飯塚美里(政4・慶應女子)

 

DF  小泉怜衣(政4・慶應湘南藤沢)、石田紗英(経3・慶應湘南藤沢)、丸山菜穂子(理3・学芸大附属)、加藤ひより(環3・学芸大附属)

 

MF  萩原和夏(商4・横浜雙葉)、佐藤玲(商4・成蹊)、水本彩巴(経3・国際基督教大附属)

 

FW  西村未八(政3・慶應NY)、山田里紗(商3・慶應女子)、陶山知佳(法3・田園調布雙葉)

 

 

先月、駿河台大学で行われた5―8位順位決定予備戦で上智大に完勝した慶大。立教大学との5位決定戦に臨んだ。立大はプール戦でも戦い、2―0で勝利した相手。試合は第1クォーターの開始直後から慶大ペースで試合が進んだ。1分、PC(ペナルティコーナー)から加藤ひより(環3・学芸大附属)の鋭いシュートで先制すると勢いは止まらず、5分にも相手のミスから佐藤玲(商4・成蹊)が駆け上がりPCを獲得。そのPCから再び得点し、もう一点を追加した。しかし10分、相手にサークルインを許すとGK飯塚美里(政4・慶應女子)が飛び出した所をかわされ、無人のゴールに流し込まれた。流れを渡したくない慶大は11分にもPC獲得をするも、立大の好セーブに阻まれ得点のチャンスを逃した。第1クオーターは点を奪い合う展開となり2―1で終える。

PCを放つ加藤

第2クオーターに入っても開始6分までに5回PCを獲得するなど度々好機を迎えたが、慶大は活かしきれない。10分、左サイドから前の試合2得点のFW山田里紗(商3・慶應女子)が駆け上がるが相手DFに阻まれるなど、なかなかシュートに持ち込むことが出来ず。終了間際にもPCを獲得したが、得点にはつながらなかった。しかし、守備陣の粘りによって相手に完全に流れを渡すことはなく、リードを保ったまま第2クオーターを終える。

 

第3クオーターは慶大、立大ともに守備陣が奮闘した。2分、まずは慶大守備陣が好プレーを見せる。相手にサークルインを許したがこの日PCで得点にも絡んだDF加藤ひより(環3・学芸大附属)がカバー。5分にはGK飯塚がファインセーブを見せ得点を許さない。10分以降は慶大が攻勢。しかし今度は立大の守備陣の攻守にあう。両者得点がなく最終クオーターに入った。

セーブを見せるGK飯塚

第4クオーター4分、久しぶりに決定機を作るが、FW山田のシュートは相手GK正面。その流れからPCを久しぶりに獲得すると加藤のシュートにFW陶山知佳(法3・田園調布雙葉)がうまく合わせた。シュートの軌道が変わり、ゴールに吸い込まれる。待望の追加点で2点差に。このまま逃げ切りたい慶大だったが9分、相手PCのピンチを迎える。一度はGK飯塚がはじいたがこぼれ球を押し込まれこれで3―2。残り5分間は立大がボールを持つたびベンチから歓声が上がる嫌なムードに。しかし集中して守り切り、1点差を何とか守り切った。

グラウンドに笑顔の輪が広がった

DF加藤が「反省の多い試合になった」と語ったように終始リードしながらも苦しい試合展開となった。しかし逆転は許さず、勝ち切れたという点では大きな収穫があっただろう。次戦は早慶戦。プール戦での対戦では終盤の追い上げ及ばず惜しくも引き分け。上位進出を逃す悔しい試合となった。14年ぶりの早慶戦勝利へ、「必ず勝利したい」(佐藤)と意欲十分だ。(記事・写真:北村可奈・松田英人)

 

次戦 11/21(日) 第95回早慶ホッケー定期戦 12:00試合開始 @駒沢オリンピック公園第1球技場

 

以下、コメント

 

佐藤玲選手(商4・成蹊)

 

――インカレでの敗戦から、主将としてどういう準備で臨みましたか。

スコアから見ると大敗はしてしまいましたが、中身としては良く、攻撃面で成長が見られました。なので、いい部分に着目して、そこで引き上げてこうと1週間しかない中でチームで取り組みました。それが、今回の試合の入りにも反映されましたね

 

――前半から攻め込んでいて、かつ僅差の試合でしたが、試合を振り返ってどうでしたか。

チームとしてはもっと点を入れたかったです。気の緩みで失点も許してしまいました。

 

――全体として振り返ってみると、このリーグはどうでしたか。

上位に食い込むことと、駿河台大学との試合を目標にしていたので、それが出来なかったのが悔しいです。下位リーグでも私たちが成長する部分があったので、切り替えました。結果として、5位になれたのはよかったですね。素直に嬉しいが、早慶戦に向けての課題も見つかりました。

 

――残りは早慶戦のみになりましたが、早慶戦への意気込み。

14年振りに勝ちたいです。手強い相手で、一皮むけないと勝てないと思っています。今日の試合の反省点を洗い出して、そこを克服して必ず勝利したいです。

 

 

 

加藤ひより選手(環3・学芸大附属)

 

――今日の得点シーン振り返って

最近調子が良かったので今までPCの決定率が課題だった分決めきれてよかったです。

 

――好守も多かった

今日は反省の多い試合になってしまいました。点が取れた分守り切れば普通に勝てる試合だったと思います。自分にもミスがあったし、自分の指示だし、連携の面で課題があったかなと思います。

 

――早慶戦でどんなプレーをしたいか

私がいることで、安心できるような、チーム全体が落ち着けるようにしたいです。もちろん、PCからの得点も狙いたいですし4年生に恩返しできるように頑張るので、そこを見てほしいですね。

 

――5位で終えたリーグ戦振り返って

得点力で悩んだ分、1点の重みを感じたリーグ戦でした。早稲田に引き分けても得失点差で下位リーグに行ってしまったことはもうあと1点が遠かった、そんなリーグだったと思います。その反面、試合に下級生が出ていて成長も見れましたし、私としては悔しさ半分、嬉しさ半分という感じですね。

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