慶應男子ホッケー2022年シーズンの初陣となった駿河台大戦。第1Q9分、慶大はPCを獲得。これを福田洸輔(政4・慶應)が冷静にシュートを決め先制に成功した。しかし第3Q、駿河台の猛攻に合いPCから得点を奪われ同点に。その後は、互いにチャンスを作るものの得点は生まれず、開幕戦は引き分けに終わった。
令和4年関東学生ホッケー春季リーグ
4/16(日) 12:00試合開始 @日吉下田グラウンド
| 第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | 合計 |
慶大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
駿河台大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
スタメン
GK 澁谷友耀(経3・慶應)
DF 坂巻直都(経4・慶應)、福田洸輔(政4・慶應)、小川隼弥(経3・慶應)、福島諒太(政2・慶應)
MF 池田拓未(経4・慶應)、割石翔太(法4・慶應)、安倍優志(経3・慶應)
FW 大島樹(経4・慶應)、藤代茜利(経4・慶應)、齋木壮之介(経3・慶應)
第1Q序盤、主導権を握ったのは駿河台。慶大は攻められる展開が続く中、4分にファールを取られ一人退場となり、フィールド内で一人少ない時間が生まれてしまう。この数的不利な状況を利用され6分、駿河台の猛攻に合いPCを与えるもディフェンス陣の粘り強い守りで得点を許さない。試合が動いたのは9分、相手のファールを誘発し慶大はPCを獲得。このPCを福田洸輔(政4・慶應)が冷静にゴールへ流し込み、先制に成功。その後は互いに攻守が激しく入れ変わる展開が続く。終了間際、駿河台が左サイドから攻め上がり、サークル内で混戦状態となりシュートを放たれるも、ここはGK澁谷友耀(経3・慶應)が好セーブを見せた。このまま追加得点が入ることなく第1Qは1―0で終了。
第2Qは打って変わり、序盤は慶大が主導権を握る。慶大は自陣サイドからのロングパス、縦パスを利用してゴールを果敢に狙うも相手ディフェンスに阻まれ得点を奪うことが出来ない。慶大ペースのまま第2Q中盤まで試合が進み7分、相手選手が一人退場。このチャンスに慶大はボールを奪うと、安倍優志(経3・慶應)が駿河台の守備陣形が崩れた隙を突き、サイドから中央へドリブルを切り込み突破を図る。しかし、ここも相手ディフェンスが立ちはだかり、相手サークル内までボールを運べない。第2Q後半慶大は退場者を出してしまい、再び駿河台ペースとされるもののディフェンス陣がしっかり相手をマークし、なんとか無失点に抑える。慶大は開幕戦前半を1―0の1点リードで終える。
後半第3Q、慶大は防戦一方の展開となる。序盤から右、左の両サイドからの攻撃に翻弄され、慶大イレブンは体力を奪われてしまう。その後も駿河台に攻め込まれ8分、PCを与えると強烈なシュートを放たれ同点ゴールを許す。上位リーグ進出のためにも勝利が欲しい慶大は10分、PCを獲得する。福田がPCから放った強烈なシュートはゴールポストに嫌われるも、このこぼれ球に藤代茜利(経4・慶應)が反応しシュートを放つ。しかし、ここは相手キーパーの好守に阻まれ、逆転弾とはならず。このQは攻撃の手を緩めない駿河台に苦しみ、慶大にとって我慢の時間が続いた。第3Qで慶大は計5本のPCを与えてしまい何度もピンチが訪れたものの、DF福田、GK澁谷を中心にゴールを守り切った。1―1の同点のまま試合は勝負の第4Qへ。
最終第4Q、慶大は焦りがあったかパスがつながらず、シュートでプレーを終えることが出来ない。第4Q中盤、ディフェンスの要である福田が退場し、この試合1番のピンチを迎える。しかし、ここは慶大の強みである“粘り強い守り“で駿河台の攻撃を防ぎ、逆転は許さない。終盤にかけては膠着状態が続き両チームともにフィニッシュまでボールを運べない。なんとか勝利が欲しい慶大は試合終了間際、最後の気力を振り絞り怒涛の攻めを見せるも逆転ゴールを奪うことが出来ず、試合終了。開幕戦は1―1と勝ち点を分け合う形となった。
開幕戦、慶大は攻められる時間が長く、試合の主導権を握ることができなかった。次戦の明大戦は上位リーグ進出をかけた慶大にとって負けられない一戦。次戦は勝利が求められる。
(記事:金子拓登)
次戦 5/3(火) 明治大戦
12:00〜試合開始 @日吉下田グラウンド
*次戦は事情により、試合取材に行けません。ご了承ください。
以下、コメント
DF福田洸輔選手(政4・慶應)
——慶應男子ホッケー部2022年の初陣となった駿河台大戦、どんな気持ちで試合に臨みましたか?
最高学年として、チームを勝利に導くことが出来るように貢献したいという気持ちで臨みました。
——第1QでPCを決め、先制に成功しました。その場面を振り返っていかがですか?
非常に良かったシーンだと自分自身感じています。私たちのチームは先制点を獲得すると勢いに乗ることができるので、チームのムードを高められたと考えています。
——第3Q、駿河台大に攻められる展開が続き、1点を奪われました。試合全体ではこの失点のみでしたが、この試合の守備を振り返っていかがですか?
攻め込まれる時間が多く、課題が多く残る結果となりました。ただその中で、1失点に抑えられた部分は、我々の強みである粘り強い守備が光ったと感じています。
——試合全体を振り返っていただき、良かった点・悪かった点を挙げていただきたいです。
良かった点は、球際の強さです。チームで徹底していた「姿勢の低さ」を試合で実践することができました。一方で悪かった点は、慶應が試合の展開を作ることができなかったことです。これからの試合では、自分達が試合のペースを握ることができるよう工夫が必要だと思っています。
——最後に、次の試合に向けての意気込みをお願いします。
次戦の明治戦は上位リーグ進出を賭けた大事な一戦です。ここから三週間、さらにチーム力を磨いて必ず勝利を掴み取ります。応援よろしくお願いします