いよいよ始まった、東京六大学野球。その日を待ち望んでいたのは、野球部員だけではない。応援席をリードする應援指導部の部員たちも、その一人だ。開幕カードの東大戦。日曜日に行われた、第2戦の応援席の様子をリポートする。
4月14日(日) 慶應義塾大学 ○8-3● 東京大学
強い日差しが一塁側スタンドに照りつける中、始まった東大2回戦。試合はいきなり、慶大のチャンスに。初回に先制すると、この日最初の〝若き血”の大合唱が行われた。この回だけで若き血を2度、大量得点時に流れる〝スリー慶應”を1度歌うという、なんともハードな序盤となった。
順調に進んでいた本試合だったが、3回裏、満塁のピンチを迎えると監督がマウンドへ。試合が小休止となると、部員から「みんなで一つになって声を出しましょう」と声かけが行われた。
人気の若き血は、この日8得点した打線のおかげで何度も歌う場面が。レア度の高い、「おおわが慶應」も歌われた。8回のチャンスでは、この日一番の大盛り上がりに。最後の攻撃という事もあり、応援席が総立ちで声援を送った。
試合は8-3で無事に勝利。試合後にはインタビューを行い、應援指導部員から次戦に向けた決意を聞くことができた。
-試合後インタビュー
◯感想
結果として勝利できたことは大変喜ばしいことではあるのですが、応援席として疲れてしまった部分がありました。中盤に東京大学に追い上げられてしまう場面があり、そういった疲れてきた場面でみんなを盛り上げるのが我々應援指導部の仕事なので。次戦以降は、疲れてきた場面でこそ應援指導部がもっと盛り上げて元気づけられるような存在になれるよう、精進して頑張ります。次戦は法政大学戦ということで、投手陣も打線も強力であると考えています。応援席としても、新たな代で課題が見えてきたのでそれを全て修正して、野球部を全力で後押ししたいです。
◯感想
無事に勝利することができて、まずはほっとしています。また、久しぶりに応援席に皆さんが集ってくださり、笑顔いっぱいの応援席をつくることができて嬉しいです。今日も2アウト満塁というピンチがありましたが、次戦もピンチの場面を抑えられるように、そしてその流れでチャンスを後押しできるように、応援をつくっていきます。
次戦は死闘が確実視される、対法政大学戦。慶大の連覇へ、応援席が一丸となって勝ちにいく。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。ケイスポでは野球春季リーグ戦開幕に合わせ、開幕直前特集と題し4つの記事を執筆しました。そちらもぜひご覧ください!
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(取材:岩切太志、宇田川志乃、片山大誠、工藤佑太)