【バレーボール】開幕以来の2連勝で6位浮上! 法大戦

2連勝で6位に浮上

前日のフルセットの死闘に続きこの日も勝利を納め2連勝の慶大。対戦成績を6勝5敗とし順位は6位にまで浮上。最終節に弾みをつけた。

10月2日(日) 秋季関東大学1部リーグ 慶大―法大 @東海大学湘南キャンパス総合体育館

得点
慶大 セット 法大
25 20
25 18
18 25
28 26
 

クイックに跳ぶ山本

 第1セットは慶大のサーブから。いきなり野口(環1)が慶大に流れを引き込む。開始早々2本続けてサービスエース。そして岡田(商2)、柳田(環1)、間宮(政3)と3連続スパイクを決め5-2とする。そして6-3となったところで前日復帰した山本(環3)がクイックを決めるなど連続でポイントを奪い10-6に。さらに10-8から4連続ポイントを奪い中盤以降も慶大がゲームを支配する。後半も危なげない試合運びを見せ、最後は稲田(環1)のクイックで25-20とし第1セットを先取する。

続く2セット目はサーブ、スパイクミスなどもあり、なかなかリードを奪えない慶大。試合は6-6となる。しかしここで頼りになるのが柳田、岡田らサイド陣。まず柳田が連続スパイクポイントを奪う。さらに岡田も続き10-7とリードに成功。ここから1セット目同様流れは慶大に。14-12からも山本のクイック、間宮のサービスエースなどで立て続けにポイントを取り17-12と走る。後半も順調にポイントを重ね最後は第1セットに続き稲田がスパイクを決め25-18でこのセットを終える。

このまま一気に試合を決めたい慶大。しかし3セット目はそうはいかなかった。スパイクミス、法政のサービスエースが随所に決まり3-7と走られる。中盤何とか慶大も盛り返し9-11とする。だがここから粘れなかった。岡田、間宮のスパイクミス。さらに法大にこのセット早くも3本目のサービスエースが決まり一気に10-17とこのセットの主導権を握られる。ここで慶大はタイムアウトをとるがこの後も流れを呼び戻せない。慶大はなかなか連続ポイントを奪えずその差が縮まらない。18-22からミスも絡み3連続でポイントを決められ18-25でこのセットを落とす。

大事な場面でセンター線が光った

第4セットは切り替えて行きたいところだったが、序盤はなかなかブレイクを奪えず5-6と膠着状態に。しかしここから柳田のダイレクト、野口のサービスエースで3連続ポイントで8-6に。この後も岡田のサービスエース、野口の一枚でのシャットアウトなどで15-11と中盤も流れを渡さない。このまま一気に試合を決めるか。しかしここで手痛いミスが続いてしまう。スパイク、レセプションにミス。さらには連続スパイクポイントを奪われ17-19とまさかのリードを許す。だが終盤慶大は稲田のブロック、中出(環3)の懸命のディグから岡田の強烈なスパイク等3連続ポイントで20-19とリードを奪い返す。その後サーブ、スパイクミスで逆転され25-26と追い込まれるも、ここでチームを救ったのは一年生コンビ。柳田がこの窮地でスパイクをしっかり決める。そして最後はまたしても稲田がブロックポイントを奪い28-26。セットカウント3-1で勝利を手にした。

この日は稲田が光った。奪った3セットを最後に決めたのは全て稲田。一年生ながら決定力を見せつけた。リーグ戦は一週空きいよいよ最終週へ。2連勝で順位も6位にまで浮上し、上位進出へ確かな道が見えた。

By Tomohiro Sugawa

コメント

(今日の試合を振り返って)昨日も話したんですけど、もうここからは結果だけなので、勝った事が最大の収穫です。どんなに競り合ってもね、途中まだ硬い部分があったので、学生が自分達でプレッシャーを感じている部分があるのかなと思います。秀太(間宮)がちょっと体調がいまひとつで、ちょっとモチベーションを上げるのが大変だったみたいでしたが、よく勝ってくれたと思います。(3セット目流れが悪くなってしまった原因は)ひとつはこっちの得点源の野口のサーブのところで、こっちの作戦をむこうが考えてレシーブのフォーメーションを変えてきたのでこっちの得点源がなくなってしまった。それで最初に競り合って、なおかつ相手の1番の選手のジャンプサーブが入るとああいうかたちになってしまう。でもそういうことはこっちも想定内だったので、そんなにあわてることはなかったです。(オポジットに岡田選手を配置するフォーメーションへの変更の意図は)それは前回間宮ともいろいろと話をして、まだ柳田も完全じゃないし、とにかく岡田がバックからもよく決まるので、そこにボールを集めたいっていう考えもあってね。(大事な場面でセンター線の本数も多かったですが)そうですね。野口を褒めてあげてください。(来週久々に1部で早慶戦が行われるということで注目も集まると思うが)おそらく特別なものは学生にもあるだろうから、今までみたいなストレスのたまるゲーム運びじゃなくて、もうおもいっきりやってほしい、それだけです。

山本

(今日の試合を振り返って)法政は連敗していて、星取表では僕たちより下の順位ですけど、簡単に倒せる相手じゃないという意識を持ってやっていきました。(ケガで出場できない試合が続いたが)本当にチームに迷惑をかけたなと思うんですけど、そのことをいつまでも言っていても仕方がないし、自分がケガを治すことがチームにとって一番大事だと思ったので、悔しい気持ちもあったのですけど、治すことを最優先にしてこれまでのリーグ戦を戦っていました。(ご自身が復帰してからチームは2連勝ですね)いや、そこは特に意識していないです。自分に与えられた仕事をきっちりとこなして、みんなで戦った結果が2連勝につながったと思います。(試合に出るにあたって心がけていることは)自分は上級生でもありますし、後衛の時は下がってベンチの声も聞けるので、いろいろな事を指示できるように心がけています。(次は早慶戦ですね)早慶戦というと伝統の一戦のように感じますが、意識せず、相手が早稲田だろうとどこであろうと絶対勝つぞという気持ちで自分たちのプレーを出せれば良いと思います。

稲田

(今日の試合を振り返って)1、2セット目は結構自分達の流れで試合をする事ができたんですが、3セット目は崩れてしまって自分達のミスで相手に流れがいってしまったのでそこが反省点ですね。(崩れた原因は)相手のジャンプサーブで連続得点を何度もされてしまってそこで自分達が慌てて崩れてしまいました。(自身の調子は)最初少し合わなくて、後半から修正できたので良かったです。(最後ブロックポイントを決めました)最後の一点を止められたのは嬉しかったんですがその前にブロックポイントを全然決めることが出来なかったのでもっと早く相手に対応出来るようにしたいです。(自分のプレーの出来は)50点くらいですね。途中ミスもあったんですがクイックを後半合わせられたのはプラスだったんですがブロックが全然でてなかったんでそこがマイナスでしたね。(次は早大、筑波とだが)早稲田には絶対負けられないのでしっかり勝ちたいです。東日本で筑波に負けているのでリベンジしたいです。

出場選手

セッター 野口剛志郎(環1)
レフト 柳田将洋(環1)
センター 稲田聡典(環1)
ライト 岡田拓巳(商2)
レフト 間宮秀太(政3)
センター 山本悠登(環3)
リベロ 中出祥平(環3)
途中出場 渋谷隆太(環4)
川村昌平(環3)
前田滉介(環2)
益田万太郎(政2)

コメント

タイトルとURLをコピーしました