【野球】投打が噛み合い東大に圧勝!フレッシュ3連覇まであと1勝 秋季フレッシュ東大戦

野球戦評

11月14日(木)東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント東大戦 @明治神宮野球場

慶大は初回、失策で1死二塁のチャンスを作ると、今津慶介(総2・旭川東)の左前適時打で先制する。その後も押し出し死球で1点を追加し、さらに玉津優志(商2・慶應湘南藤沢)が走者一掃となる右越え二塁打を放ち、5-0と大きく突き放す。2回には小原大和(環2・花巻東)、上田太陽(商2・國學院久我山)の連打でチャンスを作ると、福井直睦(商1・慶應)の左二塁打などで2点を追加する。さらに4回、1死一塁から代打・延末藍太(商1・慶應)の右本塁打でもう2点追加。そして5回には2死一、二塁から再び今津が適時打を放ち、大会規定により5回コールドゲーム、10-0で勝利した。

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東大000000
慶大52021X10

◆慶大出場選手

打順守備位置選手名
1[9]小原大和(環2・花巻東)
2[6]上田太陽(商2・國學院久我山)
3[8]74今津慶介(総2・旭川東)
4[3]宮原慶太郎(商2・慶應)
H3延末藍太(商1・慶應)
5[5]7福井直睦(商1・慶應)
6[指]谷口航大(経2・慶應)
7[4]寳田裕椰(経2・三重)
H5山口瑛士(商2・郡山)
8[2]玉津優志(商2・慶應湘南藤沢)
R8森本亜裕夢(商2・慶應)
H渡邉千之亮(政1・慶應)
9[7]渡邊功喜(総2・湘南学院)
深谷翼(理2・刈谷)

慶大バッテリー:○内海、別所ー玉津、深谷

東大バッテリー:●高橋、武田、長島、近藤ー明石、松本康

慶大本塁打:延末1号2ラン(4回)

東大本塁打:なし

法大戦では9安打6得点の活躍を見せた打撃陣。この日もその好調ぶりを存分に発揮した。初回、上田が放った打球が相手の失策を誘い、1死二塁のチャンスに。続く3番・今津が左前適時打を放ち、幸先よく先制する。今津は勢いそのまま二盗も決め、その後3つの四死球で1点を追加し、なおも2死満塁のチャンスで打席に立ったのは、法大戦2打点の活躍を見せた8番・玉津。強く振り抜いた打球は右翼フェンスに直撃し、これが走者一掃の適時二塁打となり、5−0と大きくリードする。

走者一掃の適時二塁打を決めた、打撃好調の玉津

続く2回、先頭の小原が左二塁打を放つと、続く上田も右安で繋ぎ、早くも東大先発・高橋直人(文I1・日比谷)をマウンドから引きずり下ろす。続く今津は四球で満塁となり、併殺打の間に1点を追加。さらに2死三塁のチャンスで福井直が左翼線に適時二塁打を放ち、7−0とリードを広げる。

さらに4回、1死から今津がこの日2つ目の四球を選び出塁し、続く打者に代打で送られたのは延末。完璧に捉えた打球は綺麗な放物線を描きながら右翼席へ。この本塁打でさらに2点を追加した。

投げては慶大先発・内海優太郎(政2・鎌倉学園)が緩急を駆使した巧みな投球で、東大打線に対し4回を被安打1、奪三振4に抑えた。また5回に登板した別所孝亮(環2・大阪桐蔭)も危なげなく東大打線を三者凡退に切った。

4回を39球、被安打1に抑えた先発・内海

1点取ればコールドゲームという場面で迎えた5回。2死から小原が四球で出塁すると、続く上田が内野安打で2死一、二塁とチャンスを広げる。するとこの日初めて右打席に入った両打ちの今津が左中間を破る打球を放ち、二塁走者が生還しコールドゲーム成立となった。

打撃陣の活躍に加え、法大戦では3失点を喫した投手陣も、この日は5回ながらも無失点に抑えた。投打共に好調をキープし、フレッシュトーナメント3連覇を達成することはできるのか。

 

◆活躍選手コメント

今津慶介(総2・旭川東)

【慶應に両打ちの新星現る!】
慶應のフランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)こと今津慶介が、左右両打席でそれぞれ、先制点とコールドを決めるタイムリーを放った。

サヨナラコールドとなる適時二塁打を放った今津

延末藍太(商1・慶應)

追加点となるホームランを打てて良かったです。フレッシュリーグ3連覇できるように明日も頑張ります。

神宮初アーチを描き、笑顔の延末

 

(記事:林佑真、写真:加藤由衣)

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