【アメフト】全国大会直前! 〜UNICORNS Prideの可能性〜 第2弾/仲良しキッキングチーム・佐々木雄大&木村海道&藤崎志恩

アメフト

アメリカンフットボール部UNICORNSは、11/23(土)に開幕する全日本選手権大会へ出場が決定しています。そこでこれに合わせ、アメフト部員の皆さんにインタビューを行いました。

第2弾はキックチーム。フィールドゴールリーダーの木村海道(経4・逗子開成)、キッカーの佐々木雄大(経4・慶應)そしてボールセッターの藤崎志恩(商4・慶應)の3名です!

 

 

木村 海道(きむら かいどう)背番号56

ポジション:オフェンスライン

佐々木 雄大(ささき ゆうだい)背番号11

ポジション:キッカー

藤崎 志恩(ふじさき しおん)背番号80

ポジション:ワイドレシーバー

 

ーー全国出場決定おめでとうございます。率直なお気持ちを

木村→卒業されていった先輩方の悔しさというのを私は毎年のように見てきました。ラストシーズンということもあり、自分たちの代で全国出場という結果を出せたことは嬉しいです。

藤崎→大学でアメフトをすることを決めた時に「甲子園ボウル」出場を目標にしていました。ラストシーズンでそこに望みをつなげた安心感や、みんなとまだアメフトを続けられるというワクワクもあります。

佐々木→単純に嬉しいことに加えて、本当に数十年、関西と秋に試合をすることがなかったと思いますから、新たなUNICORNSの1ページになるというワクワクもあります。

 

ーー秋シーズンを振り返って、何点をつけましょうか。

藤崎→何点、かぁ…難しいね(笑)

ーーちなみに、監督は70点でした。

全員→結構高い。意外と高いんだね(笑)

佐々木→フィールドゴールの成功率がちょうど70%くらい?

藤崎→あー、そうね。

佐々木→70点。

木村→監督と一緒じゃん。(笑)

佐々木→東大戦が自分の中ではかなりターニングポイントで。そこまでは調子良かったと思っていて、個人で関東トップを争える位置にいた中で、怪我の影響もあって東大戦で調子を崩してしまいました。そこから完全に満足いく結果ではなかったかなと。周りに助けられたというところも含めて70点ですね。

藤崎→チームとしては65点ですね。早稲田に負けた後の明治立教とアップセットを続けられて、いけるんじゃないかというところから東大相手に落としたという詰めの甘さが出て。最後取り切れないのが反省としてずっとあるので、そんな感じですかね。

木村→78点くらいかなあ。自分がリーダーを担当しているFGユニットとして、春からの成長を踏まえて秋に結果残せた点は満足しています。一方で調子を落とした部分のマイナスもあります。あと、点は積み上げられましたが、シーズン最長キックは決めていないのもあるので、運もありますけど、佐々木に全日本大会の最長キックを1本蹴ってほしいと思っています。

後半戦は少し調子を落としてしまった佐々木。完全復活に期待がかかる

ーー今年のチームが始動した時のキッキングチームとしてのポイント

藤崎→海道の方がいいかな?

木村→自分はFGユニットのリーダーを拝命した時に、練習でも試合でも成功率が振るわないのが2023年シーズンだったと思うので、チームの中で信頼獲得を目指しました。慶應がキックに強みを持つチームだから、キックユニットは日本一を目指すというところがあって。その中でFGユニットをやってたので、着実に結果を出すことに取り組みました。

木村。FGリーダーとして、選手への共有も決して怠らない(一部に画像編集を行なっています)

ーー春シーズンの関学戦、ここが今回もキーになると思う。王者相手に決して引けを取らないゲームに映るが、実際のところはどうか。

佐々木→あの試合の1週間前から関学はアメフトを始めたんですよ。それ以前はトレーニングだったらしくて。それに対してもう少し早く我々は始めていて、それであの結果っていう。ファンダメンタルの面でも、さらに雰囲気でも圧倒されました。観客の多さや、(関学の)アップの声出しからビビってたと思っています。

ーーでは今回の神戸ではもっとすごいことになるのでは

佐々木→チームとしては春の時に、試合前の練習から圧倒されていたという認識は共有しています。なので、今回は自分たちに集中したいとは思っています。ただ、東大戦で相手の観客席の盛り上がりに流れを持っていかれてしまいましたから、周りに影響されず自分たちに集中するというのが大事かな、とあの試合で再認識しています。

ーー1年を通してプレーできたシーズンは久しぶりという声もあった。そこは今年の躍進にどの程度影響する?

藤崎→1年通して練習をできていたので、練習のコミュニケーションの量は増えました。

木村→キックとしては春から積み上げてきた取り組みで、スナッパー・ホルダー・キッカーの息が合うようになったというのがあります。

藤崎→そっちの方がいいね。僕のボツで。(笑)

木村→雄大のやりたいことがわかるようになったよね。

藤崎→それはマジでそう。

ーー明治・立教相手に勝利し、2度のアップセットと言われたことに関しては、何かあるか。

佐々木→本来いるべき位置に戻ってきたと思っていて。今年は春からしっかりできたからこそ、3位という順位があります。今の時点でアップセットと言われるのは仕方ないけど、来年以降は当たり前になると信じています。

明治・立教戦ではキックで流れを渡さなかった。次戦も期待

ーー東大戦、まさかの敗戦

藤崎→エースキッカーの佐々木、さらに自分も怪我してしまって。今年初めて、試合前に満足いく練習ができなかったという試合でした。自分は不安を抱えていたというのがあって、当たり前のようにやってた量ができなかったという不安はずっと付き纏っていました。その結果失敗が出てしまったのが悔やまれます。怪我は仕方ないんですけどね。 

木村→こういうこともあって、僕はユニットのリーダーとして、「スコアリングキックって呼ばれるものだから、自分たちが点を取らないと勝てないという事実はある。ただ、その事実が自分たちの成長や逆境を乗り越える可能性を否定するものではないから、ここを乗り越えて、また勝ちをチームに持ってこれるユニットになろう」という話をしました。

ーー関学戦でキッキングチームとして必ず達成したい目標。どこに注目してほしいか

佐々木→キックで絶対に関学に流れを持っていかれたくない。なんなら自分たちに持ってきたい。関学より慶應の方がキッキングに時間をかけている自信はあります。なので、どれだけオフェンス・ディフェンスの流れが悪くても、キッキングでいい流れに持ってきてリセットする。それが求められていると思いますし、それが俺たちの役目かなと思っています。

ーー意気込み、メッセージを

木村→「佐々木のキックにご期待ください」じゃない?(笑)

佐々木→いやいや。キッキングチームだからもうちょいジェネラルなこと言おう。(笑)

体育会の一員として、周りの多くの部活の仲間が引退してる中でできることに誇りを持って、慶應義塾を代表して関西に乗り込みます。「乗り込みます」でいいかな?

全員→乗り込むだけだと弱くない?

佐々木→勝利を関西から持って帰ってきます!応援よろしくお願いします!

(記事:東 九龍)

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