【應援指導部】2025年度新体制 野球サブ×応援企画責任者が目指す、今年の応援席とは / 春リーグ戦 各カード直前企画 NO.1

應援指導部

応援企画責任者(上段)と野球サブ(下段)

今週末から、東京六大学野球・春リーグ戦がいよいよ開幕する。今回は、応援席を先導する野球サブ3名・応援企画責任者3名の計6名にお話を伺った。

 

 

今日は6名にお越しいただきました。簡単に自己紹介と役割を伺いたいです。

 

N.H

今年度、応援企画責任者を務めます、N.Hです。応援企画責任者は、応援活動の企画統括、そして相談をしております。

K.L

同じく応援企画責任者を務めます、4年のK.Lです。

O.H

応援企画責任者を務めます、O.Hです。

K.T

野球サブを務めます、3年チアリーディング部のK.Tです。野球サブの役割は、基本的に野球応援のシステム面やその計画など、実行委員のような役割だと考えています。

G.H

吹奏楽団3年の野球サブを務めます、G.Hです。

K.S

同じく野球サブを務めます、チアリーディング部3年のK.Sです。

 

今年度の目標・スローガンや、新たに挑戦したいことを伺いたいです。

 

K.S

コンセプトは、一途になります。野球部の方々に対しての真っ直ぐな思いを、我々の一途さで表していきたいです。私たちの秘めたる思いを応援に出していきたいと思っています。

G.H

副題として、日本一への覚悟という言葉にしました。私たちは、色々な想いがあった上で、人の前に立っていると思います。その想いを最終的な結果として日本一に結びつけられるように、日本一の覚悟という副題を付けました。

 

リーダーという立ち位置として統率を取る中で、苦労していることや意識していることはありますか。

 

K.S

意識したいと思っていることは、初心を忘れないということです。学年が上がっていくと、応援活動や役割において自分に慣れが出てきてくる部分があります。しかし初心に帰ってみた時に、自分が1年生、2年生の時の時、どのような気持ちだったかなっていうことを考えたら、様々な場面でもっと寄り添える説明とかができるのかなと思います。

K.T

全体として応援システムを考える上でルール化する面と、それぞれの個性や色を残したい部分とのバランスを取ることがすごく難しいです。ただ、それはすごく大事なことだなと感じています。学年のカラーもありますし、吹奏楽団とチアリーディング部でも全然役割や雰囲気が違うので、それぞれのバリエーションや個性を残しつつ、統一感の取れた慶應らしさを残していくことを、野球サブとして大事にしたいです。

G.H

應援指導部は1枚岩に見えるかもしれませんが、実は各パート分かれていて、それぞれ入部するときの動機は違います。彼らを、応援において1つの方向にしていくことはやはり1番難しいところなのかなと。部内のそのモチベーションを保っていくというのが難しいと思います。応援に全力で汗を流せる人たちは素直にかっこいいと思うので、その魅力に全員が気づいて、主体的に応援したいと思ってもらえるような応援席をこの1年間作っていきたいなと思っています。

 

野球サブと応援企画責任者で連携する部分もあると思います。普段の連携の中で意識していることや、連携の内容を伺いたいです。

 

O.H

野球サブがアクセルで、応援企画責任者はブレーキだとよく言われます。サブに伝えているのは、遠慮するなということです。思ったことは全部伝えてもらって、それを聞いた上で、3年間やってきた経験を踏まえて一緒に考えていくことを大事にしています。

K.T

野球応援のシステム面で、新しく導入したいところや変更したいことの相談を応援企画責任者の方々と議論する場を設けていただきます。私たちが考えることは、昨年以前も考えられて、でも理由があって、実施されていなかったりする場面があります。1年の経験の差は大きいなと思っていて、私たちがやりたいことを話すと、そのプラス面とマイナス面をすごく丁寧に説明してくださるので、すごくありがたいです。

 

他大学の応援で気になることや、見習っていることを伺いたいです。

 

K.T

チアリーディング部の器材は早稲田大学や明治大学の方々を参考にして、今年大きく変更しました。また、東京大学の応援席に行った際に、誘導がわかりやすかったなと思っていて、声掛けなども参考にできたらいいなと思いました。

 

試合ごとに部員の役割が毎回変わっていると伺いました。なぜ毎回変えているのか、そしてその決定方法も伺いたいです。

 

K.T

全体の大きな方針としてはの慣れです。慣れてる人と慣れてない人、育成面と指導する部分をうまくバランスを保てるようにその人員を決めたいです。

K.S

部員の中には様々なキャラクターの人がいるので、その人にしか出せない味・動きが色々あると思うので、9イニングの中で、飽きずに応援してもらうために、適材適所で人は変えた方が良いと私は思っています。

 

観客に見てほしい・協力してほしいことを伺いたいです。

 

K.T

応援席にいる全員の人たちに刺さる応援・慶応らしさを味わえて、勝利に向かって同じ方向性を持って応援できる応援席を目指したいという話をしました。こちら側から頑張ってアプローチしても、応援を楽しもうという気持ちがないと何も伝わらないと思うので、応援を楽しもうという気持ちを持ってくださったら嬉しいなと思います。神宮に来てくださって楽しいなと思ったら、いろいろな方を連れてきて神宮仲間を増やしていただけたら嬉しいなと思います。

G.H

私は部員1人1人の表情を見てほしいです。全員が笑顔な応援席を作りたいと思っています。そこからポジティブな感情になれるような応援を作り上げるので、そこに注目してほしいです。

 

応援企画責任者から発信したいことはありますか。

 

N.H

今年の応援企画責任者のコンセプトがカタカナのゲキでして。あえてカタカナにしているには様々理由があって、例えば劇的な試合展開において最後の勝利の一押しになれるような存在になりたい。体育会も観客も部員同士でも心から激励できるような応援席を作りたい、などたくさん意味があります。応援席にいらっしゃる1人1人にとってのゲキを探すことができるような応援席を作りたいです。

 

最後に、メッセージをお1人ずつお願いします。

 

K.S

野球部の方々にも応援席の方々にも、部員にも火を付けられるような応援席を作りますので、ぜひ私についてきてください。

K.T

全員が楽しんで、笑顔になれる、応援席を作るために頑張りますので、皆さんもとにかく楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。日本一を後押しできるように頑張ります。

G.H

我々の生の応援をぜひ体感してもらって、また来たいと思えるような、そんな応援席を毎回作るので、神宮球場でお会いできればなと思っております。

O.H

そうですね。応援企画責任者として勝たせられる応援席、自己満足で終わらない応援席を作っていきたいです。

K.L

私が部員として初めて応援に行った時に、その応援に圧倒されました。その時の応援企画責任者の方に憧れて昨年務めた野球サブになりたいと思ったし、今年の応援企画責任者にもなりたいと思いました。そのために、スキルを上げたり頑張ってきたところで、今年憧れだった応援企画責任者を務めることができます。責任者としての自覚を持って、やっていきたいなと思っています。

N.H

神宮球場で応援させていただける場がまた帰ってくる、日常になることが楽しみです。昨年秋は優勝争いができなかったという苦しい部分もあったので、毎試合優勝がかかっているあのワクワク感を味わう日々を送りたいです。

 

ありがとうございました! 取材中、彼らの抑えられないワクワク感を随所に感じることができた。そんな彼らが作り上げる応援席に期待が高まる。

 

(記事・取材 岩切太志)

タイトルとURLをコピーしました