【ソッカー(男子)】日大相手に屈辱晴らせず 5失点の大敗で今季初連敗/関東リーグ戦第3節 VS日本大学

ソッカー男子

東京都サッカートーナメントでの雪辱を果たしたい慶大は立石宗悟 (法4・桐蔭学園)と朔浩太朗(理3・学習院高等科)を今季初めてスタメンに起用。立ち上がりに気をつけたかった今節だが、試合序盤の3分、カウンターでいきなり先制点を許すと、5分にもミスから追加点を献上。37分にも失点を許し、前半を0-3で折り返す。厳しい展開を迎えた慶大は後半からDF・左貫龍之介(商4・市立浦和)を投入し、再起を図る。しかし、後半開始直後の48分、日大の長谷川皓哉(経4・明秀日立)にハットトリックを決められ、0-4とされる。1点でも返したい慶大は84分、齋藤真之介(経4・桜修館/FC町田ゼルビアユース)が左サイドから中央へ折り返すと、立石が繋ぎ、途中出場の柳瀬文矢(法4・駒大高)が最後は押し込み、反撃の狼煙をあげる。追加点をあげたい慶大だったが、90+2分にまたもクロスから失点すると、1-5で試合終了。前回対戦の屈辱を晴らせず、5失点の大敗で今季初連敗。悔しさの残る結果で第3節を終えた。

 

2025/4/16(水)18:00キックオフ@日本大学アスレティックパーク稲城サッカーフィールド

 

【スコア】

慶應義塾大学1―5日本大学

 

【得点者】

3分 長谷川皓哉(日大)
5分 長谷川皓哉(日大)
37分 関日向多(日大)
48分 長谷川 皓哉(日大)
84分 柳瀬文矢(慶大)
90+2分 大久保帆人(日大)

 

◇慶大出場選手

GK

1 洪潤太(政4・東京朝鮮中高級学校/三菱養和SCユース)

 

DF

2 三浦成貴(商3・浜松開誠館)

3 五十嵐宥哉(商4・清水東)

4 秋元心太(法2・駒大高)

→HT 16 左貫龍之介(商4・市立浦和)

6 永澤昂大(政4・國學院久我山)

 

MF

7 齋藤真之介(経4・桜修館/FC町田ゼルビアユース)

8 田中雄大(商4・成城/三菱養和SCユース)

10 角田惠風(商4・慶應/横浜F・マリノスユース)

17 辻野悠河(商4・暁星国際)

→65分 9 柳瀬文矢(法4・駒大高)

19 朔浩太朗(理3・学習院高等科)

→74分 13 三浦大其(経2・慶應)

 

FW

11 立石宗悟 (法4・桐蔭学園)

 

第3節となる今節は東京都サッカートーナメントで1-4の大敗を喫した宿敵・日大との対戦。前節・中大戦で先制点を決めた齋藤真之介(経4・桜修館/FC町田ゼルビアユース)は前節の試合後インタビューで「先日敗れた相手にすぐにリベンジできるというところで、部員120人全員で臨みたい」と語った。連敗を防ぎたい慶大は立石宗悟 (法4・桐蔭学園)や朔浩太朗(理3・学習院高等科)を今季初先発で起用。天皇杯予選での屈辱を晴らすべく試合に挑んだ。

今季初スタメンの立石

立ち上がりに気を付けたい今節だったが、試合開始直後の3分、中盤でボールを奪われると、上手く崩され、いきなり先制点を奪われる。まずは振り出しに戻したい慶大だったが、5分にはビルドアップのミスからボールを奪われ、追加点を献上する。慶大は試合開始わずか5分でいきなり2失点と苦しい展開を迎える。

齋藤らが攻めるも早々に2点を失う

まず1点を返していきたい慶大は、田中雄大(商4・成城/三菱養和SCユース)や齋藤を中心に攻撃を組み立てる。15分には中央の田中から右サイドの朔へとボールを繋ぐと、朔は中にいた立石へと折り返す。立石がボールに合わせようとするも、相手守備陣に阻まれ得点とはならなかった。

主将の田中がチームを引っ張る

37分、右サイドからのクロスを頭で合わされ、ボールはゴール枠内へと飛ぶが、ここはGK・洪潤太(政4・東京朝鮮中高級学校/三菱養和SCユース)が右手を伸ばし、失点を防ぐ。しかし、こぼれ球を奪われもう一度押し込まれると、これは防ぎきれず。前半終了時点で0ー3と苦しい状況下で後半を迎える。

好セーブを見せた洪

後半、流れを変えたい慶大は、秋元心太(法2・駒大高)に代えて左貫龍之介(商4・市立浦和)を送る。運営担当として裏でもチームを支える左貫のリーグ戦デビューは0-3という苦しい場面で起用になった。しかし、後半開始直後の48分、左サイドからのクロスへの対応が遅れ、FW・長谷川皓哉(経4・明秀日立)にハットトリックを許してしまい、4失点目を喫する。

リーグ戦初出場の左貫

その後も攻め込まれる展開が続くが、齋藤らがサイドからチャンスを演出する。1点でも返したい慶大は、65分に柳瀬文矢(法4・駒大高)を、74分には三浦大其(経2・慶應)を送り込む。CKなどでチャンスを生み出すも、なかなか得点には至らず。ピンチも防ぎながらも懸命に1点目を狙う。

途中出場で存在感を示した三浦大

迎えた84分。左サイドの齋藤へボールが渡ると齋藤はペナルティエリア内中央へ折り返す。ボールを受け取った立石が弾くも、こぼれたボールを途中出場の柳瀬が押し込み1点目。ようやく慶大に光が差し込む。しかし、90+2分にはまたもクロスから失点すると試合は1-5で終了。5失点の大敗で天皇杯予選の屈辱を晴らせず。今季初連敗で第3節を終えた。

ゴールを決めた柳瀬

前半終了時点で3点を失うなど、苦しい展開の続いた今節。最終的には5失点という結果で試合を終えたが、チャンスを生み出せなかったわけではなく、終盤でなんとか1点をもぎとるなど、攻撃的なサッカーの姿勢を崩さず戦い続けた。中2日での戦いにはなるが、次節の東海大戦でも「超攻撃」を体現し、勝利をつかんでほしい。

(記事:塩田隆貴 取材:愛宕百華)

 

【選手インタビュー】

◇立石宗悟 (法4・桐蔭学園)

――試合全体を振り返って

開始早々の失点から流れを巻き返すことができないまま失点を重ねてしまって難しい試合展開になりました。

ゴールをアシストした立石

――個人のプレーを振り返って

チャンスが少ない中で、しっかりと決め切る能力がまだまだ課題だと感じました。

 

――今季初のスタメン出場でしたが

今季初スタメンということでなんとしても良い結果を残したかったのですが、点を決めることができなくて悔いが残る試合になりました。

東海大戦では勝ちを掴みたい

――次節・東海大戦への意気込み

すぐ試合があるので、しっかり勝てるようにチーム全体で準備していきたいです。

タイトルとURLをコピーしました