慶應スポーツ新聞会

【ソッカー男子】第20節 首位・専大相手に勝ち点1 インカレ出場へラストスパート!

 
 

 

笠松を中心とした必死の守りで勝ち越しゴールは与えなかった

長かったリーグ戦も残すはあと3試合。19節終了時点でリーグ4位とインカレ圏内の慶大は同首位の専大と対戦した。悪天候による劣悪なピッチコンディションだったが、その中でも上位校対決にふさわしいハイレベルかつハイペースな試合となった。前半を1-1で折り返した慶大は後半、相手の猛攻に対し、最後まで集中力を切らすことなく同点のままタイムアップ。首位相手に貴重な勝ち点1を得た。

2011/11/19(土) 13:50KO @古河市立サッカー場

慶應義塾大学1-1 専修大学

{得点者}17分大西佑亮(専大)、34分日髙慶太(慶大)

 

円陣を組むイレブン。一丸となった戦いを見せてくれた

劣悪なコンディションの中でも高い技術を発揮した河井

序盤は専大ペース。慶大はポジションチェンジを繰り返す相手をなかなか捕まえることが出来ない。すると16分、左サイドからのアーリークロスに頭で合わされて失点。早い時間帯に相手に先制点を与えてしまう。追いかける展開となった慶大は、河井(政4)を中心に反撃に出る。24分、河井が右サイドからスルーパス、これに藤田(政3)が抜け出し相手GKと1対1になるが、惜しくもGKに防がれる。その後も慶大は相手のプレスを速いパス回しで交わし、右サイドを起点に攻撃を仕掛ける。すると迎えた33分、河井のスルーパスに抜け出した田中副将(環4)がPA内で相手GKに倒されPKを獲得。これを日髙(総4)がゴール右隅に冷静に決める。1-1の同点に追い付き後半を迎える。

松岡は体を張った守備で最少1失点での引き分けに貢献

後半、慶大は専大の出足のいい守備と圧倒的な攻撃力に苦しむ。相手のプレスに捕まり、なかなか効果的にボールを運ぶことが出来ない。リズムを変えたい慶大は16分、森田(経3)に代えて風間(商4)を投入。すると、その風間がドリブルで右サイドを突破しシュートを放つが、惜しくも相手GKのセーブに遭う。このプレーで何とか流れを呼び込みたい所だったが、その後は専大の猛攻に対し防戦一方となる。相手FWに裏に抜け出され何度も決定的なピンチを迎えるも、中川(環4)がスーパーセーブを連発する。CKから迎えたピンチも黄(総4)がゴールライン上でかろうじてクリア。その後も何とかゴールを死守し、1-1のまま迎えた試合終了間際、スルーパスに抜け出した相手FWが中川を交わしシュートを放つ。誰もが失点を覚悟したが、増田(環1)が決死の戻りで相手のシュートをブロックし、チームを救う。そのまま1-1で試合終了。「負けゲーム」(須田監督)という中でも何とか勝ち点1を死守した。

インカレ出場に向けて残り2試合となった。大きなプレッシャーのかかる最後の2戦で求められるのは強い精神力。勝利への強い想いがそのまま勝敗に直結する。また、「自分達がどれだけの経験をしてきているのかが鍵になる」(中川)。その意味で、数々の修羅場をくぐり抜けてきた4年生の経験がチームの支えとなる。「自分達は今まで沢山の経験を積んできたと思っているし、チーム力においてはどのチームにも負けない自信がある」(中川)。経験に裏打ちされた自信を胸に、未来のプロ選手4人を擁する黄金世代がラストスパートを見せる。

 

By Yosuke Okada

 

コメント

須田監督

(今日の試合を振り返って)非常にタフなゲームで、相手がかなりレベルが高いという中で、うちは後半防戦一方だったけど、しっかり身体を張って守り抜いたのは良かったと思います。(勝ち点1という結果だが)負けゲームだったので、我々としては勝ち点1が最高の結果だと思ってます。(ハーフタイムでの指示は)前半は右サイドから攻めれていたので、クロスに対して左サイドがしっかりと中に入ってくる、ということを確認しました。(風間投入の意図は)森田がなかなかゲームに参加出来ない場面が多かったので。もう少し高い位置でプレーして欲しかったですね。後は風間が非常に身体がきれていたので彼を使いました。(インカレ出場に向けて)1戦1戦戦うだけですね。次も早慶戦ですし。リーグ戦の早慶戦だけれども、相手が早稲田ということはお互い意識していると思うし、いいゲームが出来ればと思ってます。

笠松主将

(今日の試合を振り返って)非常に厳しい試合で、何度もピンチがあった中でも、運もあったとは思うんですけど、何とか引き分けで終われたというのは評価できると思いますし、もっともっと自分達がレベルアップしなければいけないなと感じさせられた試合でした。(専大対策は)とにかく中盤から飛び出てくるので、その選手達を捕まえることと、プレスをかけるということはやっていました。(勝ち点1という結果について)前向きに捉えれば、インカレには繋がったとは思いますし、そうやって前向きに取るしかないと思うので、とにかく次の試合の準備をしていきたいと思ってます。(早大戦に向けて)インカレも懸かってくると思うので、結果にも内容にもこだわってやりたいと思います。

田中副将

(今日の試合を振り返って)勝ち点3が欲しかったんですけど、内容からするとよく守れたなという感じでした。(上位校同士の対決となりましたが)僕たちは上位に少しでも離されずについていきたかったです。(雨でグラウンドの状態も悪かったが)やっぱり自分達のサッカーというよりは、球際だったりという所にポイントが置かれる試合だったように思います。(それがPKを得たことにつながりましたか)そうですね。ボールを追いかけて必死でやりました。(相手の印象は)本当にいいチームだったと思います。(相手の激しいプレスに対しどう守りましたか)僕たちもプレスをかけて、ボールを奪いにこうとしたのですが、後半はちょっと押し込まれてしまいました。(攻撃面では)サイドを突いていこうとしましたが、ちょっとなかなか後半はうまくいきませんでした。(次節の早大戦に向けて)もうリーグ戦の佳境で、リーグ戦の中とはいえ早慶戦なのでプライドをかけて頑張っていきたいです。

大塚

(試合を振り返って)ほとんど攻め込まれるシーンが多くて、耐える時間が長かったんですけど、なんとかこの苦しい試合で勝ち点1を取れたのは大きいかなと思います。(雨などでグラウンドコンディションが悪かったと思いますが)あんまりボールはつなげなかったので結構前にクリアして、っていう形をやりたかったんですけど、まあ前半はわりとはまっていたんですけど、後半はちょっと自分のミスが多くなってためが作れなかったので、そこは自分の反省点かな、という感じです。でもグラウンドの条件は向こうも同じなので、向こうの方がグラウンドに対応したプレーが出来ていたと思います。(慶大より上位の専修大が相手ということで意識したことは)試合前には、中盤が特にいいチームで細かいパスをつないでくるので、1人1人にプレッシャーを厳しくいこうと言っていたんですけど、ちょっと今日はいい様にやられてしまったかな、というところがありました。意識したのはそういうところです。(次戦の早慶戦に向けて)本当に、早慶戦ということでたくさんの人が見に来てくれると思うので、是非勝ってインカレに近づけるように頑張りたいです。

日髙

(今日の試合振り返って)前半はある程度自分たちのサッカーができたと思うし、この雨の状況を考えながら状況判断できた。後半リズムがつかめなくなったときに 自分たちのなかで修正できなかったのがちょっと反省点かなと思います。(首位の専大が相手ということで特別な対策はしたか)攻撃に人数をかけてくるんで、奪ったあと早い展開すればチャンスになるっていうふうに考えて、意識付けはすごいやってたんですけど、基本的にはいつも通り自分たちのサッカーやればある程度いい試合はできるだろうと思ってたんであまり意識はしなかったですね。(今日のチームのコンセプトはどのようなものだったか)まずは守備。相手の攻撃がやっぱりいいんで、守備をしっかりコンパクトに。いつも通り守備から入って奪ったときはサイドを起点にして速い攻撃をしようということだった。(残り2試合になりましたが、これからの戦いとしてはどのようなことが大事になっていきますか)本当に一戦一戦、まあ2試合、本当に一試合一試合大事にするっていうのが一つだし。あんまりインカレとか優勝とかは、頭に入っちゃうとは思うんですけど、それをあんまり意識せずに、どんだけ自分たちのサッカーを突き詰められるかというところを意識してあと2試合戦いたいと思います。(次節の意気込みを)団結力だったりチームとしての一体感としては絶対に早稲田に負けないと思うし、そういうところで負けないように出てる選手だけじゃなくて、チームとして一体となって絶対に勝ちにいきたいと思います。

中川

(振り返って)僕たちの目標である関東リーグ優勝に向けて戦っていたので、勝ち点3が欲しかったですけど、相手も非常に良いチームでした。そんな中でも負けなかったという事はチームにとってもプラスになると思います。(プラスに捉えられる勝ち点1か)そうですね。専修に勝ち点3を与えなかったという事で、残り2節の結果次第では自分たちにも優勝できるチャンスがあると思うので、良かったかなと思います。(再三、ピンチがあった中、好セーブが光りました)そうですね。特に後半に攻め込まれた印象があります。それはうちのチームのバランスであったり、疲労というのが要因になったと思います。ただこれまで、専修のビデオを見ていた中で、相手は多くのシュートを打てるチームという事は分かっていたので、その対策はこれまでにやってきました。今日のパフォーマンスというのは、これまでやってきた準備段階の成果が出た結果ではないかと思います。(今日を含めて中川選手のプレーに安定感が増しているイメージを受けるのですが)そうですね。自分の役割を徹底してやれるようになってきたのかなとは感じています。まず、前の選手に余計な不安を与えないようなプレーをするということは、特に後期に入ってから強く意識して臨んでいます。(次節はインカレ出場に向けても絶対に負けられない早慶戦です。意気込みを)これからの戦いは個人個人が、試合に対してどれだけの気持ちを持って臨めるかが重要です。そういったときに、いままで自分たちがどれだけの経験をしてきているのか、そういったところが鍵になってくるのではないかと考えています。自分たちはいままで沢山の経験を積んできたと思っていますし、チーム力においてはどのチームにも負けない自信があります。次の試合も今日のようにみんなが一丸となって戦って、とにかく良いゲームをしたいと思います。

(今日の試合を振り返って)上位対決ということで優勝の望みを繋げるためにも絶対勝とうという形で、チームで臨んだんですけど、なかなかピッチも悪くて自分たちのサッカーが出来ずに押し込まれる時間が多くて厳しい試合だったんですけど、チームとして最低限勝ち点1を取れたことは評価出来ると思います。(専大の印象は)一人一人の技術がしっかりしていて、かつチームとしてのパスワークだったり動き出しがみんな上手くてとても守りにくいという印象でした。(山場の次節、リーグ戦早慶戦へ向けて)まずは早慶戦ということをあまり意識しないで、あくまでリーグ戦の1試合という意識でいきたいです。勝てば本当にインカレも決まると思うのでしっかりと勝ってインカレを決めて最終節に臨んで、いい形でインカレに臨めたらいいなと思います。

松岡

(今日の試合を振り返って)自力優勝のかかっていた試合であり、勝ちたかったので残念でした。ピッチの状態も悪く、難しい試合にはなったんですが、皆ハードワークした試合でした。結果的にはやはり悔しいなという気持ちです。(相手攻撃陣の印象)専修はバイタルで前に行く時に湧き出てくるように、前の選手たちを追い越す動きというものをしていて、その追い越しの動きだったり、ポジションチェンジだたりというものが、とてもスムーズで怖いなという印象がありました。(ディフェンスとして心がけていたこと)バイタルの高い位置でパス回しをしてくるので、ディフェンスがそのポジショニングの意思疎通であったり、最後シュートを打つ時に、厳しく行こうというところを意識していたので、失点を少なくできたのかなと思います。(次節にむけて)インカレというのは、一部で戦った3年間で達成できなかったものなので、今の4年生と一緒に少しでも長く、高いレベルでやりたいと思います。そういったことがかかったことが早慶戦ということで、次の一試合にかけて準備していきたいと思います。

 

慶大出場選手

GK 中川翔太(環4)

DF 黄大城(総4)

DF 松岡淳(商3)

DF 笠松亮太(総4)

DF 田中奏一(環4)

MF 増田湧介(環1)

MF藤田息吹(政3)

MF 日髙慶太(総4) →91分松下純土(総2)

MF 河井陽介(政4)

MF 森田達見(経3) →61分風間荘志(商4)

FW大塚尚毅(総4)

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