竹本組の至上命題である「トリプルワン」のひとつであるJr.選手権での優勝。前節帝京戦で黒星を喫し、負けられない戦いとなった今回は永遠のライバル・早大をホームの下田グラウンドに迎えた。両校共に大勢の観客が集まり行われた一戦で慶大は前半に大きくリードを奪うも、後半早大の猛反撃に遭い34-34の引き分け。最大24点あった点差を追いつかれるというなんとも悔しい結果に終わった。
2010/10/17(日)関東大学Jr.選手権 対早大@下田グラウンド
得点 | ||||
慶大 | チーム | 早大 | ||
前半 | 後半 | VS | 前半 | 後半 |
3 | 2 | T | 0 | 5 |
2 | 1 | G | 0 | 3 |
0 | 0 | PG | 1 | 0 |
1 | 0 | DG | 0 | 0 |
22 | 12 | 小計 | 3 | 31 |
34 | 合計 | 34 |
【得点】慶大のみ
T=新甫、佐藤、金本2、明本
G=高島3
DG=高島
慶大選手 | ||
ポジション | 名前(学部学年) | 交代選手 |
1.PR | 小田 基貴(商2) | |
2.HO | 渡辺 祐吉(経2) | |
3.PR | 山田 亮介(環2) | |
4.LO | 上田 元樹(経4) | →18.伊藤 悠(商3) |
5.LO | 熊倉 悠太(政3) | →19.宮内 涼佑(総3) |
6.FL | 佐藤 大朗(総2) | |
7.FL | 安部 雄太郎(経2) | |
8.NO8 | 明本 大樹(総3) | |
9.SH | 小斉平 聖人(商4) | |
10.SO | 高島 大地(商4) | →21.柴田 浩平(政1) |
11.WTB | 金本 智弘(理4) | |
12.CTB | 柚木 大佑(商2) | →22.山城 鉄平(経4) |
13.CTB | 岩淵 功太郎(法3) | |
14.WTB | 原田 大輔(総4) | |
15.FB | 新甫 拓(経2) | |
16.RE | 濱野 大(経4) | |
17.RE | 奥羽 慧(法1) | |
20.RE | 郡司 光太(法3) |
キックオフ直後、慶大はテンポの良い攻撃を仕掛ける。1分、WTB金本(理4)がビッグゲインを見せ、チャンスを迎える。そしてその一分後、慶大は最初のトライシーンを迎える。ゴール前5mのラインアウトから、一旦はモールを仕掛ける。その後FL佐藤(総2)が縦をついて起点を突くるとSO高島(商4)からの素早いパスに、後方から走りこんでパスを受けたCTB岩淵(法3)が相手ディフェンスを引き付ける。最後はFB新甫(経2)がトライを決めて先制。高島がゴールを決めて7-0となる。開始早々のトライの勢いに乗ってさらに慶大は攻めたてる。8分に自陣からパスをつなぎ、展開することで一気にゴール前5m前に攻め込み、最後は佐藤が抜け出してトライ。高島のゴールも成功して、14-0と早くも2トライ目を挙げた。その後、慶大は終始伝統の魂のタックルが決まり、対する早大はペナルティを重ねていく展開。早大の大柄の選手には二人、三人でタックルにいくことで相手の出足を封じていき、試合の主導権を握ることに成功する。しかし早大も反撃に出る。16分、慶大のラインオフサイドの反則から、早大はPGを決めて14-3とされた。だが、前半に許した得点はこの3点のみ。FL安部(経2)を中心とした低く素早いタックルで相手の攻撃の芽を摘み取っていき、「自分たちの良いペース」(LO熊倉・政3)を続けることによって、幾度となく相手のゴール前へ迫る。そして29分に相手の前に出て来るディフェンスを読んだSH小斉平(商4)がディフェンスの裏へキック。相手のボール処理のもたつきを誘い、金本がボールを抑えてトライを決めた。完全に勢いがついた慶大は、相手がドロップアウトからのボールを展開してきたところを、岩淵の好タックルから、ボールを奪い、小斉平の素早いパスに反応した高島が芸術的なDGを決めて22-3と点差を広げる。前半の終了間際に自陣に攻め込まれるも、「早大の流れを、慶大のディフェンスやブレイクダウンで断っていました」(金本)というように、固い守備で突破を許さず、前半を終えた。
後半、「しっかりディフェンスでプレッシャーかけていこう」(金沢コーチ)という指示を受けた慶大であったが、早大が開始早々猛攻を仕掛ける。後半1分、ペナルティからの速攻をくらってしまう。しかし、ここでうまく気持ちを切り替えた慶大は3分にキックオフからの相手ボールをターンオーバー。そしてNo.8明本(総3)がうまく抜け出し縦を突き、起点を作ると高島がショートパントを蹴る。相手が処理ミスをするところを見逃さなかった金本が、相手選手ともつれ合いながらインゴールに飛び込んでトライを挙げて追加点を奪った。さらに12分に慶大は相手陣内でのマイボールスクラムを起点に明本がトライ。高島のゴールも成功し、スコア34-10まで広がった。しかし、ここから慶大は苦しい時間が続くことになる。「後半疲れが出た」(FL佐藤・総2)と足がとまってきた慶大に対し、早大はお家芸ともいえるグラウンドを広く使ったワイドな攻撃を仕掛け、16分、19分と立て続けに大外に振られてトライを奪われる。そして、徐々に反則が目立ってきた慶大は、自陣に釘付けにされる時間が増えていく。23分、自陣ゴール前での相手のラインアウトからトライを奪われる。さらに27分には、この日ラン、キック、パスとキレのある動きを見せていた高島が負傷退場。そして31分には、完璧にディフェンス網をやぶられてついに34-34と同点に追いつかれた。ここから敵陣でアタックをし始めた慶大だったが、相手陣で迎えたスクラムで安定を欠いてうまくアタックにつなげることができない。それでも激しいブレイクダウンで早大の反則を誘い、36分に左中間の22m付近でPGを獲得。途中出場のSO柴田(政1)がプレッシャーが掛かる場面でこれを狙うが外してしまう。そして43分に再び左中間30m付近でPGを獲得し、狙うもののこれも外れてしまいノーサイド。慶大は足が止まりかけた後半に一気にトライを許してしまった。
前半にリードを奪うも後半に追いつかれてしまうという、惜しい結果に終わった今回の一戦。本当の力を問われていくのは、相手のペースになった時にいかに我慢して自分たちのラグビーができるか。そのためには、「相手に走り勝つという慶應ラグビー」(FL佐藤・総2)の体現に他ならない。一人ひとりの選手がより本気で黒黄のジャージを目指し、「ひたむきに、100%やりきって、それを毎日やっていく」(LO上田・経4)姿勢が求められるだろう。次節は関東学院戦。セカンドフェイズ進出に向けて、絶対に負けられない戦いとなった。
By Kentaro Kurose
コメント
金沢コーチ
(今日のゲームのプランは)アタックは前から同じですがテンポのコントロールですね。前に出た時は速いテンポで、後ろに下がったら少しゆっくりというようにテンポのコントロールをしていって、あとは1対1で勝負しようということでした。アタック良かったと思います。ディフェンスは低く入るのと前にプレッシャーをかけようとしました。早稲田は横に大きく振ってくるのですが、前にプレッシャーをかけるということと、ブレイクダウンでタックルした人ともう一人がチャレンジしに行くということを今日の試合はターゲットとしてあげていました。(前半うまくいった要因は)今まで東海大戦、帝京大戦で苦労したセットプレーがなかなか安定していて、アタックの機会が多かったということですね。あとブレイクダウン、特にアタックの時のブレイクダウンはいいクリーンアウトが出来ていたので、何回もボールを継続してアタックすることが出来たのが良かった要因だと思います。アタック出来ればこのくらいは出来るんだという手応えはありました。(ハーフタイムにはどのような指示を出したか)少しスキル的なところの修正と相変わらず前半と同じようにしっかりディフェンスでプレッシャーかけていこうということと、アタックのテンポのコントロールですね。もう1回ターゲットをしっかり再認識させました。(後半を振り返って、早稲田のどのような変化を感じたか)早稲田が大きく変わったというよりは慶應がプレッシャーをかけられなくなって、ディフェンスが引いて相手がアタックしてきたところにタックルするという形になってしまったことが、早稲田のアタックがすごく元気に見えた1つの要因だと思います。ドンドン相手がボールを継続してきたのはそのせいなのかなと思います。前半はプレッシャーをかけられていたのに、後半はすごく待つようになってしまったので、そのことで相手のボールになってしまったのかなぁと思います。あとは自分達がキックを蹴った時に何回も相手のFBに大きくゲインされていたと思うんですけど、そういう所でコミュニケーションのミスとかがあって相手のペースになってしまったかなぁと思います。(今日の試合で出た課題は)一つは個人のスキルの所です。例えば慶應は今日ペナルティでキックをミスしていました。早稲田は全部を通してBチームが最後に1回ノータッチキックを蹴ったミス1つだけだったりとか、ハイパント蹴った時に早稲田はいつもボールがお互いにキャッチし合うような競る位置に行くんですが、慶應は深かったりしてそのことでカウンターアタックを食らったりする形になってしまったので、そういう所を修正していきたいと思います。チームとしてはもっとうまくアタックをし、自陣からしっかりエリアを取るためにどういう風にアタックしたらいいのかということを選手が学んで、コーチも落としこんでやっていかなくてはいけないなぁという点が修正点だと思います。(引き分けという結果はどう思うか)最後31分に早稲田にトライを取られて同点になって、残り10分で怪我人が出て大変だったのですが、そういう中で最後引き分けで勝ち点が入ったこと自体は良かったかなと思います。最後なんとか踏ん張ったなぁと思います。ただ実は最後は慶應はずっと攻めていてペナルティ2本や右へのオーバーラップなど何回もチャンスがあったのに決めきれなかったのは少し残念です。そういう意味では勝てる試合を落としたと思います。勝ち点が入ったということは良かったとポジティブに考えようと思います。(怪我人の状態は)今病院に行ってるので状態はちょっと分からないです。(ジュニア選手権も3戦目だが、チーム力は上がっているか)1試合1試合修正していくしかないので、いくつか修正出来た所があれば、新たに良くなかった所もあるのでまた次までにそこを直していきたいです。今日はある程度アタックが出来ていたので、それは選手達にも自信になっていると思うので、やはりもっとボールを持ってプレーしたいです。そのためにはもっと試合をコントロールするように頑張っていきたいと思います。(次戦に向けて)もうあと2試合なので、ある程度勝ち点の部分も見えてきますが、勝っていくしかないので勝ち点を積み上げてなんとしても決勝トーナメントでもう一回チャレンジしたいと思っていますので、今日出た課題をしっかり修正して次勝ちたいと思います。
上田ゲームキャプテン
(チーム全体として今日の試合を振り返って)前半に関しては、低いタックルからゲームを作って良いテンポで試合を進めるという、自分たちのリズムにうまく乗ることができ、集中できていたと思います。後半は、早稲田がキックを多用しなくなり、ボールを持った全員がアタックしてきたように感じました。それで次第に早稲田のテンポが良くなり、結果的に受けてしまいました。(セットプレーについて)ラインアウトはほぼ100%とれたのですが、スクラムに関しては終始相手にコントロールされて、自分達の形で組めませんでした。(タイガージャージへの想い)今自分に出せることをひたむきに、100%やりきり、それを毎日やっていって、ぜひ着れるように精進します。
小田
(試合を振り返って)自分たちの気持ちが入ったプレーで自分たちのペースでアタックもできていて完全に自分たちのペースだったんですけど、後半に早稲田の速いペースに巻き込まれて大外で全部取られて、前半慶應で後半早稲田みたいな形になってしまった。もうちょっと後半ディフェンスを頑張っていれば勝っていたと思います。(後半受けに回ってしまった要因は)早稲田が気持ちを入れ直してきたのに対して、前半勝っていたので受けに回ってしまったのが要因です。(スクラムについて)早稲田が回してくるのは分かっていたので練習していたんですけど、ほとんどのスクラムで回されてしまって良いボールを供給できなかったので、課題です。(課題は)最後まで集中を切らさないことです。前半のプレーなんかは練習した通りで練習の成果が出たので、それを後半も続けていけるようにしたいです。(次の試合に向けて)次の試合はリベンジの意味でも絶対に勝ちたいと思います。
渡辺
(試合を振り返って)前半いけていたんですけど、後半相手に攻め込まれてしまった。後半の最後に抑えられたのは良かったです。(後半に攻め込まれたのは)タックルで受けてしまったのが一番だと思います。練習でしっかり前にでようということはやっていたんですけど、体現できなかったです。(セットプレーは)ラインアウトは練習通りできたんですけど、相手のラインアウトも崩していかなければいけないので、これから練習していきたいと思います。(Fwd戦について)比較的ボールを前に運べていたので良かったと思います。ただ、受けちゃっているところもあるので、修正していきたいです。(自身の出来は)まずまずだったと思います。これからもっと上げていきたいです。(伸ばしたいポイントは)もっと立って前に出れるプレイヤーになりたいです。(次戦に向けて)次も激しいプレーで頑張ります。
山田
(試合を振り返って)前半の戦いは僕たちがやろうとしていたことができて、僕たちのペースでできたんですけど、後半は相手の速い展開のラグビーに受けに回ってしまってディフェンスでもコミュニケーションで誰を見るかとかのミスが多くて外にトライを取られてしまったので、試合展開としては後半に課題が残るものでした。(ゲームフォーカスは)慶應の持ち味は低いタックルなので前半はとにかく低く前に出てタックルしようというフォーカスでした。2週間前(帝京大戦)はセットプレーが悪かったので、しっかりしようというフォーカスでした。(セットプレーは)前半は安定していたと思うんですけど、後半は相手のペースになって、相手が勢いに乗ってきたところのセットプレーは安定させられなかったので、もっとセットの安定を心がけたいと思います。(個人的な出来は)マイボールを出せていたといえば出せていたんですけど、プレッシャーを受けていた場面があったので、もっと練習してセットを安定させたいと思います。(Fwd戦全体は)前半はFwdが前に出てブレイクダウンも制圧できたので良かったと思うんですけど、後半は受けていたので前半のようなプレーができていればもっと楽に試合ができていたと思います。(次の試合に向けて)今日は引き分けだったので、次に勝たないとセカンドフェイズに進めないので次こそ完全な勝利をして、セカンドフェイズに進めるように頑張りたいと思います。
熊倉
(今日の試合を振り返って)前半は自分たちの良いペースで攻められて、ちゃんとリードして折り返せたんですけど、後半は早稲田のペースにされてしまって、そこで持っていかれちゃったので、常に慶應のペースで出来なかったのが痛いところです。(早大相手に意識したことは)早稲田は広いアタックが特徴なので、寄りすぎずバックチェイスし過ぎないで、外を守りながらディフェンスしようと思っていたのですが、逆にカットインされて、そこでインサイドプレイされてしまいました。(ラインアウトの出来は)ラインアウトは、取れていたし、相手のオフェンスとも張れていたので、ラインアウト自体は良かったと思います。(Fwd戦は)Fwd戦は、負けてなかったと思います。(今日の課題は)後半、相手のペースにされたときに、自分達のラグビーをもう一回できるメンタルとフィットネスを強化しなければいけないと思います。(次戦に向けて)このままだと、トーナメントに進めないので、関東学院戦にしっかり勝って、トーナメントに進めるように頑張ります。
佐藤
(今日の試合を振り返って)前半は慶大の思った通りに自分たちの試合運びができました。後半は早大の球出しが速くなり、ペースも上がってしまいました。(Fwd戦は)決して負けていなかったと思います。接点でもターンオーバー出来ていたので良かったです。(後半早大に反撃された要因は)どんどん相手のペースにはまっていったことです。相手のSHとSOが交代したことも大きかったと思います。(慶大は後半、力を出し切れなかったのか)1人目がタックルして、2人目にボールを送らせようという話をしたのですが、後半疲れが出たせいか出来ませんでした。それが相手の速い球出しを可能にしてしまいました。(今日見つかった課題は)チームとしては後半もっと走って、相手に走り勝つという「慶應ラグビー」を目指し、もっと体現していかなくてはならないと思います。個人としても走らなくては、と思います。さらに接点でもっと働きかけられたら良かったです。(次戦に向けて一言)今まで通りの練習を試合でも出せなくてはいけないので、しっかり積み重ねていきます。今日もディフェンスは良かったので、チームの目標を1試合通じて達成できるようにトレーニングしていきたいと思います。
安部
(試合を振り返って)前半の最初に良い感じでトライを取れて良いペースだったんですけど、後半に自分たちの流れができなくて連続でトライを取られちゃったのでもったいなかったです。(相手に流れを渡してしまった要因は)ディフェンスが疲れてきたというのもあるんですけど、タックルで一人目を倒せていなくてつながれてしまったり、ディフェンスが寄ってしまって外に振られたりしてしまったことです。(勝ち点を分け合う結果については)自分では勝てた試合だと思うので、悔しいですね。(課題は)ディフェンスする時に前を見て、相手を見てディフェンスをするということだと思います。(個人的な出来は)前半は点を取れて良かったと思うんですけど、後半はやはりディフェンスが良くなかったですね。(次戦に向けて)次は前半も後半もウチの流れにして絶対勝ちます。
明本
(今日の試合を振り返って)前半は自分達のテンポで試合が出来ましたが、後半は相手のペースに持っていかれて、しっかりしたディフェンスが出来ませんでした。(早慶戦に特別な思いはあったか)負けられない相手なので、気合いを入れて試合に臨みましたが、後半早稲田にペースを握られ自分達の思うように出来ませんでした。(後半の早稲田にはどのような変化を感じたか)1番の変化はブレイクダウンに前半以上に人数をかけてきたところです。(Fwd戦を総括して)Fwdに関してはスクラムなど良いセットプレーが出来たと思います。ただ後半に走り負けてしまい同点となってしまったのでそこを修正したいと思います。(今日出た課題は)やはり後半のフィトネスですね。フィトネスで負けてしまったので、そこをもう一回鍛え直したいです。(次戦に向けて)自分はAチームで黒黄を着ることを何より望んでいるので、そのために次の試合もしっかりアピールしたいです。
小斉平(今日の試合を振り返って)前半はすごくいい形で慶應のアタックが出来ていい感じでしたが、後半に1本トライを取られてからディフェンスラインの整備が出来ず、早稲田の前に出るアタックにトライを連続で取られてしまい、慶應らしいディフェンスが出来ませんでした。(早稲田に後半はどのような変化があったか)早稲田は後半ペナルティを全てクィックでやってきて、そこをしっかりと止めれば良かったのですが1本取られてしまってからは相手の戦術にはまってしまったという感じです。(自身の球だしの出来は)しっかりまわりがFwdのオーバーをこえてくれたので、自分としてはすごくやりやすかったです。(キックでトライをアシストする場面があったが)外から声があったので、まわりのお陰でした。(今日出た課題は)前半出来たことが後半は慶應らしくなくなってしまい、ディフェンスでいつもやっていることまでも出来なくなってしまったので、コミュニケーションをしっかりと取ってやるということと、メンバーが変わってからコミュニケーションが全然うまく出来なかったので、メンバーが変わっても同じ質のラグビーが出来るようにしたいです。(Aチームへの思いは)最後のシーズンで今年は日本一のチャンスがあると思うので、日本一の瞬間にフィールドに立って日本一に貢献出来るようにこれからも日吉で練習していきたいと思います。
小斉平
(今日の試合を振り返って)前半はすごくいい形で慶應のアタックが出来ていい感じでしたが、後半に1本トライを取られてからディフェンスラインの整備が出来ず、早稲田の前に出るアタックにトライを連続で取られてしまい、慶應らしいディフェンスが出来ませんでした。(早稲田に後半はどのような変化があったか)早稲田は後半ペナルティを全てクィックでやってきて、そこをしっかりと止めれば良かったのですが1本取られてしまってからは相手の戦術にはまってしまったという感じです。(自身の球だしの出来は)しっかりまわりがFwdのオーバーをこえてくれたので、自分としてはすごくやりやすかったです。(キックでトライをアシストする場面があったが)外から声があったので、まわりのお陰でした。(今日出た課題は)前半出来たことが後半は慶應らしくなくなってしまい、ディフェンスでいつもやっていることまでも出来なくなってしまったので、コミュニケーションをしっかりと取ってやるということと、メンバーが変わってからコミュニケーションが全然うまく出来なかったので、メンバーが変わっても同じ質のラグビーが出来るようにしたいです。(Aチームへの思いは)最後のシーズンで今年は日本一のチャンスがあると思うので、日本一の瞬間にフィールドに立って日本一に貢献出来るようにこれからも日吉で練習していきたいと思います。
金本
(今日の試合を振り返って)負けに等しい引き分けでした。前半は自分たちのプレーを慶大らしく良いテンポで、まさに「やりたいラグビー」が出来ていて、結果もついてきてあの点差がつけられました。それなのに後半で引き分けまで追い上げられてしまったので。後半は本当に何も出来なかったです。だから負けに等しいです。(自身の2本のトライは)(それ以外にも)何個か抜けそうなところはありました。トライに関しては相手のミスもあったので、2本ともラッキートライだと思っています。自分の力でどうした、というわけではないトライでした。個人的に今日の試合はすごく大事な試合だったので、もっと結果を出したかったです。(後半の早大はどう変わったか)前半は早大の流れを、慶大のディフェンスやブレイクダウンで断っていました。早大のやりたいようにさせていませんでした。後半は相手の速い球出しやタックルが甘くて食い込まれたことによって負けてしまいました。やりたいラグビーをさせてしまうことで、早大の勢いをつけさせてしまったと思います。やはり早大が変わったというよりは、慶大がダメになってしまい、早大を波に乗せてしまったという感じです。(今日の試合で見つけた課題は)前半の勢いとラグビー自体を後半も維持できなかったということは本当に課題だと思います。(次戦にどう臨みたいか)後半のつらいところでもう一歩もっと強くいけるようにしたいです。そこで個人的に流れを変える、チームを助けるプレーがしたかったのに出来なかったので、これからしっかりやっていきたいと思います。(次戦に向けて一言)もうこれで慶大も後がなくなってしまったので、次勝たなくてはいけないので、次は何が何でも勝ちたいと思います。
岩淵
(試合を振り返って)勝ちにフォーカスを置いていたので、勝てなくて残念です。(後半に攻め込まれたのは)前半にできていたことができていなかったですね。相手にプレッシャーをかけるとか、ブレイクダウンでしっかり人数を掛けることとか、そういうことができていなかったです。あとは早稲田が後半ミスをしなかったので、そこが早稲田が上手になったという感じです。(タックルについては)タックルはいつも通り低く刺さるだけなので。何本か外しちゃったんですけど、タックル自体は悪くなくても、もっと走って相手よりも走ってタックルする機会を増やせたらもっとできたかなと思います。(チームの課題は)練習の時からそうなんですけど、良い時と悪い時があって前半みたいに良いプレーができる時もあれば後半みたいに攻め込まれたりとかブレイクダウンで高く入ったりというのが増えてしまったので、そういったムラをなくして常に同じ力を出すというのが課題だと思います。(次戦に向けて)関東に絶対勝って勝ち点5を取りたいと思います。個人的には来週の出場を目指して日々の練習を頑張っていきたいと思います。
原田
(試合を振り返って)4年目の早慶戦ということで個人的にもチーム的にも勝ちたいというのはあったんので、勝つことだけを考えて入りました。(相手を意識したか)春もやっているので多少は意識はしましたけど、自分のプレーをすればいいかなと考えていました。(自身の出来は)判断で迷ったところとか、オフサイドしてしまったところとか、そういう点で自陣で相手ボールにしてしまったというのは反省しています。(試合展開について)前半は自分たちがやりたいテンポで試合ができていたんですけど、後半は入りから受けに回ってしまって結果的に何回かトライされてしまって、前半は良かったんですけど後半は自分たちがやりたいラグビーができなかったという感じです。(勝ち点を分け合う結果だったが)勝ちたかっただけに、凄く残念です。(課題は)判断や、自分たちが受けた時のディフェンスの修正が挙げられますね。(次戦に向けて)関東学院戦は出れるかどうか分からないんですけど、出ることができたら勝ちに行きます。
コメント