【ラグビー】ディフェンスで粘り切れず黒星を喫する/Jr.選手権 明大戦

相手をかわしインゴールへと駆ける佐藤耀

相手をかわしインゴールへと駆ける佐藤耀

秋晴れの中、Jr.選手権開幕白星スタートの慶大は2戦目の明大戦に臨んだ。勝って流れを作りたい慶大。しかし、なかなかチャンスを掴むことができず、明大の粘り強さを見せ付けられる。26-40で敗戦となり、連勝はかなわなかった。

 

関東大学Jr.選手権 vs明大

2014/10/18(土)13:00K.O.@慶大日吉G

 

得点
慶大   明大
前半 後半   前半 後半
T
G
PG
DG
19 小計 14 26
26 合計 40
 

得点者(慶大のみ)

T=吉迫、佐藤耀、中村敬、染原

G=中村敬3

 

慶大出場メンバー
ポジション    
1.PR 眞鍋泰明(経4・慶應)
2.HO 山田康介(法3・流経大柏) →17佐藤耀(総3・本郷)
3.PR 出口桂(商3・明善)  
4.LO 佐藤大樹(総1・桐蔭学園)  
5.LO 野田一宇(商4・修猷館) →19西出翼(経3・慶應NY)
6.FL 古岡是道(法4・慶應) →21鈴木達哉(環2・茗渓学園)
7.FL 岩本龍人(政3・國學院久我山)  
8.No8 徳永将(商3・慶應)  
9.SH 星卓磨(政4・慶應志木) →20南篤志(総3・清真学園)
10.SO 今泉宏健(総1・清真学園)
11.WTB 中村敬介(経3・慶應)  
12.CTB 名頭薗泰輝(商4・慶應) →22染原健人(理2・修猷館)
13.CTB 田畑万併(環3・桐蔭学園)
14.WTB 吉迫雅俊(商2・慶應志木) →23瀬川慶太(環1・Otago Boy’s)
15.FB 下川桂嗣(商4・修猷館)  
 

吉迫は俊足を生かしたプレーを見せた

吉迫は俊足を生かしたプレーを見せた

慶大のキックオフで始まった前半。慶大は序盤から積極的にプレッシャーをかけていく。試合が動いたのは、16分。自陣でのターンオーバーから慶大がボールをつなぐと、WTB吉迫が抜け70mのロングランの末トライを決め、先制点を奪う。ここから流れをものにしたい慶大であったが、なかなかチャンスを掴むことが出来ない。慶大に疲れが見え始めた終了間際、立て続けに2トライを許してしまい、あっという間の逆転。7-14で前半を終えた。

 

後半も、序盤から明大に流れを許す展開が続く。開始早々、相手にトライを許し、さらに自陣ゴール前でのペナルティから追加点を許す。その後、自陣から敵陣へ一気に攻め込む場面も見られたが、ボールのつなぎのミスからトライには至らず。慶大がノートライのまま、さらに後半20分にトライを許してしまう。しかしここから慶大も粘り強さから必死の反撃を見せる。後半26分、敵陣での慶大ラインアウトのこぼれ球にHO佐藤耀が反応し、向かい来るタックルを果敢にはじいてトライ。続いて、WTB中村敬もトライを決める。その後、明大にトライを許すものの、後半終了間際、CTB染原がまがりなりにもトライを決めた。しかしここで試合は終了。26-40で、追い上げを見せるも及ばず、敗戦を喫してしまった。

 

先制を決め、順調な滑り出しかと思われた前半であったが、その後、連続してトライをとられるシーンが目立った。「後半の入りで明大に勢いを与えてしまった」(中村敬)と語るように、勢いに圧倒されたことが6トライもの失点につながってしまったといえよう。「もう少しディフェンスをしっかり取り組みたかった」(吉迫)との言葉通り、ディフェンスが今後の課題となってくる。次なる相手は帝京大。Jr.選手権も山場を迎えている。強豪校相手にいかに慶大らしいラグビーを見せてくれるのか。注目したい。

 

Aチーム復帰へ闘志を燃やす

Aチーム復帰へ闘志を燃やす

【ケイスポ的MOM】的確なプレーでチームをコントロール FB下川桂嗣

今季、ここまで対抗戦3試合に出場してきた下川。今回はBチームでの出場となったが、BKの砦が放つ正確なキックは、おされ気味であったチーム全体を鼓舞したといえよう。「チャレンジャーとしてもう失うものは何もない」と語ったように、確実に前を見据えた姿が印象的であった。もう一度Aチームのスタメンへ。下川の意地に期待をかける。

(記事 室塚あす香)

 

 

コメント

佐藤耀

(ご自身にとって久しぶりの試合となったが)2ヵ月振りくらいで溜まってきたものがあったのでそれを出し切ってやろうと思って臨みました。(途中出場だったが試合を振り返って)流れを変えることはある程度できたので良かったかなと思うんですけど、個人としてもフィットネスが足りなかったりしたのでそこはもっと改善していかないといけない部分かなと思います。(明大と対戦した印象は)体が僕らより大きいのでその分フィジカルは強いのかなと思ったんですけど、やってみたら意外とそうでもなくて慶應でもそこは勝負できるところだなと思いました。(今後に向けて)今日B戦に出て次はAでスタメンになることが第一目標で、対抗戦、選手権と続いていくのでそこで活躍できるように頑張りたいと思います。

 

中村敬介

(今日の試合を振り返って)明大は強いので、自分たちはチャレンジャーということでまずはディフェンスを意識しました。負けてしまいましたが、11月2日に対抗戦があるのでそこでリベンジしたいです。(復帰戦となったが)まだトップコンディションではないですが、これからの大事な試合に向けてコンディションを上げていきたいです。(自身のプレーを振り返って)SOが1年だったので、外から声をかけることを意識しましたがそれが徹底出来てなくて自分の得意なプレーが出来ませんでした。(明大について)後半の入りで明大に勢いを与えてしまいました。(今後に向けて)今季に懸ける思いは強いので、ファンの方々に勝って恩返しをしたいです。

 

吉迫雅俊

(今日を振り返って)勝てる試合だったと思っています。もう少しディフェンスをしっかり取り組みたかったです。(今日の試合に向けて準備してきたことは)自分はアタックが一番得意であるので、そこを強化するために練習してきました。トライもとることが出来てよかったです。(トライシーンを振り返って)相手を一人抜いた後は広いスペースがあったため、自由に進もうと思いました。上手くいってよかったです。(前試合から成長したこと)前回はトライが取れなかったため、今日は積極的に試合に参加したいと思っていました。(今後に向けて一言)Aチームの試合に出ることが出来るように、どの場面でも最大限にアピールしていきたいです。

 

下川桂嗣

(本日の試合を振り返って)最初から後半勝負になると思っていたんですが、追い上げ切れなかったので悔しいです。(前半の終わりから後半にかけて失点が続いたが)前半も後半も入りの10分を集中しようってことで、前半はうまく出来ていて、後半の最後は前半から飛ばした分少し息切れしてしまった部分があります。後半の始めも意識はしていたがミスをしたときに相手のいいアタックにあい、勢いを受けてしまったので、後半の始めが今日の直接の敗因になったかなと思います。(ご自身の出来は)自分としてはそんなに納得はいってないです。今日は自分と言うより勝ってチームに勢いをつけたいと思っていたのでそういった面では勝ちきれなかったので個人的にも納得いってないです。(今日はBチームとしての出場)最近Aチームでスタメンで出れていなくて、自分はチャレンジャーとしてもう失うものは何もないので、もう一回自分の着たい番号着てAチームで出れるように頑張るだけなので、下向いてる余裕もないのでこっからAチーム絶対戻れるように頑張っていきたいです。

 

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