【バレーボール】連敗も上昇の兆し 学芸大戦

要所では良い動きが見られた

要所では良い動きが見られた

 

惜敗から一夜明けての学芸大戦。流れを変えるためにも、1年生の尾木(政1)がセッターとして先発出場するなどチームの間にもなんとかしようという気概が見えた。その尾木を中心に堂々としたプレーで勢いを見せたものの、結果が伴わずストレート負け。8敗目を喫した。

 

 

9月28日(日)秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ 第9戦 慶大×学芸大 @日本体育大学 健志台米本記念体育館

 

得点    
慶大 セット 学芸大
21 25
17 25
23 25
 

 

初の先発出場となった尾木㉛

初の先発出場となった尾木㉛

 

 

この日はセッターの尾木(政1)を先発に抜擢。第1セットから1年生らしからぬ堂々としたプレーで起用に応える。これに触発されたか、序盤から成尾(環4)のスパイクが決まり長いラリーを制すると、さらに上田(総3)のブロックなどで3連続得点。好スタートを切ったと思われたが、中盤以降追い上げられて逆転を許すと、最後は1点ビハインドから3連続失点。21-25で第1セットを落とした。

 

 

 

第2セットでは粘りを発揮できなかった。出だしでつまづき、序盤から4連続、3連続と立て続けに失点。追い上げも及ばないまま終盤を迎えると、またしても3連続失点が続き、17-25でこのセットを落とした。

 

 

追い込まれた第3セットでは、第1セットでも活躍を見せた丸谷(環4)のスパイクなどで徐々にリードを広げていく展開。中盤に迫られ1点差とされるも、ここで替わった副将・野口(環4)がサービスエースを決め意地を見せるなど3連続得点。20-16と突き放してこのセットを制したと思われた。しかしここからじわじわと差を詰められ、最後は痛恨の4連続失点。まさかの逆転を許し23-25でこのセットを落とし、学芸大に敗れた。

 

 

浮上のきっかけを掴みたい

浮上のきっかけを掴みたい

 

 

第2セットや第3セット終盤では秋季リーグ戦通してのもろさを露呈してしまう展開となってしまった。春季は難なく勝利した学芸大に今日はストレート負けと、チームの調子がなかなか上がってこない。しかし、チームの雰囲気はこの日大きく変わっていた。声を張り上げ、伸び伸びとプレーする、「はつらつとした」(宗雲監督)選手の姿があった。加えて、成尾・丸谷のスパイクや上田のブロックにチームの復調の兆しを見出すことができた。秋季リーグもあとわずかとなったが、シーズンはこれで終わりではない。残り2戦、次につながる試合を繰り広げてほしい。

 

 

 

(記事 平島将大)

 

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)久々にはつらつとした雰囲気だったと思います。(尾木選手の先発起用について)今実質的な主将を担っている野口選手を変えるのはすごく慎重な判断を要しましたが、詳しくはお話しできないですが、単純に言うと野口選手のものと違ったトスワークでスパイカーに打たしたいという意図がありました。(第3セットの逆転が痛かった)それは見ての通りで、あそこまでリードして相手の選手の表情を見てもあわてている様子だったので、あそこを取ればフルセットも見えてくるところで、非常に取りたかったのですが、サーブレシーブの失敗があって、落としてしまいました。たくさん出してやれてる選手ではないので、全力を尽くした彼を責めることはできないですね。彼自身はこれを通して一回り成長してくれると思うので、そこを期待したいですね。(最終週に向けて)勝敗に関しては厳しい結果で進んでいますが、選手には大ピンチだからこそ下を向くことなく胸を張って、残り2試合にきっちり準備して挑んでほしいです。ピンチだからこそいい経験になると思いますので、大事な時だと思います。

 

丸谷将大

(今日の試合を振り返って)自分たちのプレーは悪くなかったと思うんですけど、相手チームの選手に対応ができてないところが多かったので、対応ができていればこの展開も変わったのではないかと思います。(自身のプレーは)セッターが代わって最初は合うかなーと不安だったんですけど、そこはなんとかセッターが合わせてくれて打つことができたんですけど、自分が大事なところでレシーブミスとかサーブミスとかをしてしまったので、そういうところは勝敗にも大きく関わってくると思うので、そこをもっと直したいなと思います。(ボールが集まっていたが、意識したことは)後輩からのトスなので、上がったやつは全部決めてあげようという気持ちがすごく強かったので、できたところとできなかったところが両極端に出て、自分のミスも多かったと思うので、そういうところも直していきたいと思います。(来週に向けて)入れ替え戦はほぼ決まってしまったと思うんですけど、そういうことは考えずに、自分たちの成長とかのために勝ちにいきたいと思います。

 

出場選手

サイド 成尾陸(環4・高松一高)  
セッター 尾木将(法政1・修道高)  
センター 上田悠貴(総3・生野高)  
サイド 黒田彪斗(環1・富山一高)  
サイド 丸谷将大(環4・東筑高)  
センター 稲田聡典(環4・日向学院高)  
リベロ 野瀬将平(環3・東福岡高)  
途中出場 野口剛志郎(環4・東福岡高)  
  佐藤凜太郎(環3・東北高)  
  林智之(商3・高知学芸高)  
  布川智規(商2・桐朋高)
  上野素希(文2・甲陽学院高)
 

 

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