【ラグビー】因縁の対決は引き分けで幕引き/関東大学対抗戦 早大戦

気持ちを一つに伝統の一戦に臨んだ

気持ちを一つに伝統の一戦に臨んだ

 満員の競技場、観客の期待と興奮渦巻く中、伝統の早慶戦が幕を開けた。早大に三年間負け越している慶大、悲願の勝利に向けて、チームの士気は高い。PG合戦からスタートした前半は、早大に立て続けに得点されるも、終了間際に執念のトライを決め、僅差で折り返す。迎えた後半は、序盤からペースを作って攻め込み、同点まで追いあげる。しかし、アディショナルタイムでの得点のチャンスを生かすことが出来ず、ノーサイド。運命の一戦は、勝敗のつかぬまま幕を閉じた。

 

関東大学対抗戦A vs早大

2014/11/23(日)1400K.O.@秩父宮ラグビー場

 

得点

慶大

 

早大

前半

後半

 

前半

後半

T

G

PG

DG

13

12

小計

15

10

25

合計

25

 

得点者(慶大のみ)

T=森川、廣川、金澤

G=矢川2

PG=矢川2

 

ポジション

1.PR

青木周大(商4・慶應)

2.HO

神谷哲平(総4・桐蔭学園)

3.PR

出口桂(商3・明善)

4.LO

小山田潤平(経4・慶應)

5.LO

白子雄太郎(商4・慶應)

6.FL

廣川翔也(環2・東福岡)

→20古岡是道(法4・慶應)

7.FL

木原健裕(総4・本郷)

8.No.8

森川翼(環4・桐蔭学園)

9.SH

宮澤尚人(法4・慶應)

→21南篤志(総3・清真学園)

10.SO

矢川智基(環3・清真学園)

11.WTB

服部祐一郎(総4・國學院久我山)

12.CTB

石橋拓也(環4・小倉)

13.CTB

川原健太朗(環4・小倉)

14.WTB

金澤徹(商1・慶應)

15.FB

中村敬介(経3・慶應)

→23浦野龍基(政4・慶應志木)

 

闘志あふれるプレーを見せたPR青木

闘志あふれるプレーを見せたPR青木

先制点をあげたのは慶大であった。開始直後から早大にプレッシャーを与えると、5分には、SO矢川がPGを決める。思いがけない形での得点だったが、その後も両校ともにペナルティが目立つ。開始20分には、矢川が2本、早大・小倉が1本PGを決め6-3と、PG合戦の様相を見せた。一貫して安定したキックを見せる矢川に、観客席も沸く。しかし、待望の初トライを奪ったのは早大であった。慶大のオフサイドからチャンスを得た早大は、得意のスクラムで慶大を圧倒、そこからトライを決める。その後も、荻野が駆け抜け得点し、6-15となった。36分には、副将のSH宮澤が負傷で離脱、慶應サイドに不安が広がる。しかし、リザーブで登場した南も奮戦し、試合を立て直すと、終了間際にゴール近くでラインアウトの権利を得る。相手のペナルティによって、何度も仕切り直しとなるが、早大の壁は厚い。フィフティーンは、三度目となる最後のセットプレーの前に円陣を組み、気持ちをひとつにした。緊張の一瞬。スクラムから密集を作ると、ディフェンスの隙を突き、No.8森川がトライを決めた。ここぞという場面で意地をみせた慶大は、13-15で前半終了。後半に望みをかける。

 

川原のゲインでチャンスが生まれた

川原のゲインでチャンスが生まれた

迎えた後半、先にチャンスを手にしたのは慶大であった。開始5分、早大のハイパントキャッチのミスを利用し、CTB川原がビックゲインをすると、繋がれたボールをFL廣川がトライ。華麗な展開に会場も盛り上がる。その後は一進一退の攻防を続けながらも、早大にトライ、PGを決められ、30分の時点で18-25。1トライでは勝利できない点差に広げられた。後がない慶大だが、この場面で起点となったのは廣川であった。細かいステップで相手を揺さぶると、大きくゲインし流れを呼び込む。石橋、川原とCTBコンビが良い連携でパスを繋ぐと、多くの人の思いを乗せたボールは、対抗戦初スタメンのWTB金澤によってグラウンディングされた。矢川がコンバージョンを決め、得点は25-25。勝利まであと一歩に迫る。勢いに乗る慶大は、38分にゴール際でラインアウトを成功させる。しかし早大の壁はまたも厚く、押し込むことができない。攻防はアディショナルタイムまでもつれ込んだ。相手のペナルティで、同じ位置から二度目のラインアウトを成功させた慶大だが、再び押し切れず、ボールをBKに展開する。矢川が望みをかけて狙ったDGも、小倉にカットされてしまう。どうしても得点が欲しい慶大だったが、最後は自らのハンドリングエラーでノーサイド。伝統の早慶戦は引き分けで終焉した。

 

まさに、死闘と言える戦いであった。引き分けという結果も、その戦いの凄まじさを物語る。ピッチを広く使う早大の展開ラグビーを封じ込めたディフェンスは今季一番の堅さであった。その一方で、早大の厚い壁を破ることができなかったことも事実。「モールで押し切れなかった後のアタックも整備しきれていない」(和田監督)とあるように、FWが停滞した際に、もう一枚攻撃を仕掛けたかった。得点力に不安を抱えていた今季だけに、決めきれなかったことに悔いが残る。4年分の悲願は、引き分けで幕を閉じた。しかし、彼らの戦いはまだ終わらない。次に控えるは帝京大戦、対抗戦優勝が確定した絶対王者である。今試合の悔しさをばねに、一回り成長した慶大フィフティーンが帝京大に食らいつく姿に注目だ。

 

ディフェンスをすり抜けトライを決める

ディフェンスをすり抜けトライを決める

【ケイスポ的MOM】慶大NO.1タックラー FL廣川翔也

勢い、精度、低さ、どこをとっても高度なタックルを量産する男、廣川翔也。今季からスタメンとして定着した2年生は、早慶戦でも大活躍した。小柄な体格を生かした低いタックルは、相手の意表を突いて襲い掛かってくる。敵を一発で仕留めることのできるタックルは彼の大きな武器だ。今試合では、そのタックルにとどまらず、ビッグゲインでも好アシスト、トライも決めた。2年生だが、すでにチームに欠かすことのできない存在である。今後も、磨き上げたタックルでチームを勢いづけてほしい。

(記事 長尾里穂)

 

コメント

和田康二監督

(試合を振り返って)引き分けという結果に終わりましたが、選手はいろいろなところで慶應らしさを出してくれたと思います。チャンスは慶應の方が多かったと思うんですけど、それを取りきれませんでした。これまでの試合でも同じような課題はあったんですけど、結局そこができませんでした。ただ課題はかなり明確になってきているので、来週の帝京戦、そして大学選手権とこの結果を糧にして成長していきたいと思います。(早慶戦への意気込みは)慶應にとって早稲田との試合というのは特別な試合で、今日も試合前ロッカールームに塾長が激励に来て下さいました。大学の中でも特別なものですし、選手も思いが強くて何とか勝ちたかったというのが正直なところです。一方で、春、夏と勝ちきれない試合も多かった中で対抗戦が始まって明治、早稲田としっかり戦えているという感触は選手も持てるようになってきたと思うので、引き分けという結果ですけど選手は自信にもなったと思います。(最後PGを蹴らなかった選手の判断について)端から逆転のPGという可能性もありましたが、外れても引き分けですし学生はそこで1トライを取り切りたいという思いだったと思います。端からのPGもそんなに簡単ではないので、それを矢川というキッカー一人に託すのではなくチームとして狙いに行ったというチャレンジは学生の判断したことですし尊重したいと思います。ただ、そこのシーンも含めてゴール前5mまでいったシーンが今日何回もあった中で、そこで取り切れていない、モールも押し込めていない、モールで押し切れなかった後のアタックも整備しきれていないというのが課題です。(今日の結果を受けて次への抱負)今日の試合は終わったので、次の帝京という大きな相手に向けて切り替えてしっかり準備してチャレンジしたいと思っています。

 

木原健裕主将

(引き分けという結果、率直なお気持ちは)ずっと勝てなかったので勝ちたいという気持ちがすごくあって、悔しい気持ちでいっぱいです。早稲田に勝つということがどれだけ難しいことかがわかったというのと、同時にだからと言って勝てない相手ではないと思いました。ただチャンスをものにできないのが今の僕たちの実力だと痛感させられました。(試合を振り返って)入りは先制点も取れて今までで一番良かったです。けど、イージーミスでトライを取られて、不要なペナルティでチャンスをものにできなくて、すべては最後のプレーに出ていると思います。(ご自身の出来は)まだまだできる部分はたくさんあるんじゃないかなと思います。あとはキャプテンというところでラストワンプレーの判断とか、まだ詰められると思います。(この試合で一番フォーカスしていたところは)入りで先制する、積極的に攻めるというのと、ブレイクダウンでディフェンスだったらプレッシャーかける、アタックだったら球をしっかり出すというところです。(そのブレイクダウンの出来は)7、8割はよかったんですけど、強いランナーがビッグゲインしたときに球が出ないというところがあって、まだスピードチェンジできてないなという反省があります。(今後強化していきたい部分は)リアクションのスピードです。ブレイクダウンの寄りの速さ、タックルして起き上がってすぐセットするということ。そこで勝っていくしかないので、そこを詰めていきたいと思います。(次戦に向けて)打倒帝京という目標を掲げてきて、本当は今日勝って勢いに乗りたかったんですけど反省点も見つかったので、そこを詰めて帝京に勝ちに行きたいです。ここでいい試合をするかが大学選手権にもつながっていくと思うので、前向いてやっていきたいと思います。

 

出口桂

(今日の試合を振り返って)最初もっと慶大らしいプレーが出来ていたらって感じです。(最初のラインアウトの乱れが響いたが)練習中から意識はしていましたが、緊張というより相手がかなり研究してて、全体を通してプレッシャーが強かったです。(自身のプレーを振り返って)スクラムで最初ペナルティを取られてしまい、途中で修正出来ましたが最初から上手く組みたかったのと、まだまだ運動量が足りないです。(スクラムについて)相手の組み方が独特で、それの対策はしてましたが、序盤上手く対応できなかったです。(対抗戦初スタメンだったが)吉田さんがけがした時にスタメンあるなと思ってメンバー発表の時とか緊張していましたが、当日はそこまで緊張しませんでした。みんなの想いが詰まっているということで、いつもよりも頑張りたかったのですが、あまり変わらなかったですね。(帝京大戦に向けて)スクラムも強いですが、頑張ります。

 

小山田潤平

(引き分けという結果をどうとるか)勝てなかったですね。どんな試合も勝つつもりでやっているというのが大きいと思います。(序盤早稲田に押される場面があった)ラインアウトでミスがあって、そこで取れていれば僕たちの流れになったのですが、そのミスで流れが相手に行ってしまったところがありました。(ペナルティが厳しめだったが)お互いに一定のラインを持って吹いてくださったので、そこに関しては僕たちも最初の方はレフェリーの基準にうまく対応できなかったですが、後半はそういう部分ではうまくいけたのかなと思います。(最後FWで押し込むという判断は)時間がなかったですが、モールは今までずっとやってきたので、FW全体でそれを出そうと意思統一をして挑みました。(次に向けて)今日反省点が出て収穫だったので、課題をひとつずつ解消して、一歩一歩階段を上っていって一試合一試合成長して、最後に目標の日本一にたどり着けたらなと思います。

 

白子雄太郎

(今日の試合を振り返って)一言でいえば勝ちきりたかったというところです。最後、慶應ペースが長い時間あったと思うんですけど、勝ちきれなかったというのはやっぱりちょっと悔しいです。悔しさの残る一戦です。(個人のプレーを振り返って)個人的には、セットプレーでは、ラインアウト、特にスクラムでは安定させられたかなっていうのがあるんですけど、もうちょいアタックでチャンスを作れたらよかったなと思います。次回の帝京戦に向けては、そういうところを修正してもっとボールキャリアとして目指していったらいいと思います。(今回の早慶戦に向けてどのようにチームを作り上げてきたか)トップリーグの先輩方に言われたのは、コミュニケーションが少ないって言われていたので、春から自分たちの代になって続けてきた練習をしっかりコミュニケーションをとってちゃんとやってきたことを出す、ということを早稲田にフォーカスしてやってきました。(次の帝京戦に向けて)チャンピオンチームで失うものはもうないと思うので、慶應はやっぱりチャレンジチームだと思うので、思いっきり、早稲田では出し切ったんですけど勝ちきれなかった点で自分の中で消化し切れなかった部分があるので、帝京戦で、完全燃焼して出し切ったと思える試合にしたいです。

 

廣川翔也

(今のお気持ちを一言)何より勝ちたかったですね。(タックルについて)いつも通り、自分の出来るところはそこなので、仕事を果たすという意味で良かったのかなと思っています。相手に見えない所からタックルすることなど意識して、出し切れたと思います。(アタックの感触は)少しずらしてぶつかっていくことなど、アタックが苦手ななかでも得意としているプレーが出来ました。(トライシーンを振り返って)良い流れできたボールを少しゲインしてつなげればいいかなと思ったのですが、前が空いていたので突き進みました。まさかトライが取れると思っていなかったので嬉しかったです。(大きくゲインするシーンもあったが)相手にずらして当たろうと思って進んだら、上手くステップが踏めて抜け出せました。もう少し中村さんに上手くパスが決まればすぐにトライにつながったのではないかと思いましたが、結果的にトライにつながるゲインになったため良かったです。(ゲームフィットネスについて)最近走り込む練習を多くしているため、あまり疲れずに戦うことが出来てよかったです。(試合前の気持ちは)不思議といつもの試合よりも緊張しなかったです。リラックスして挑むことが出来ました。(これまでに準備してきたことは)早大は小倉さんを起点にプレーが始まるので、自分はできるだけSOにプレッシャーをかけるということと、布巻さんを抑えるということを意識しました。(今後に向けて)来週の帝京戦に向けて、一生懸命練習したいです。出ることが出来たら、帝京大の強いFWを止められるように頑張りたいです。

 

南篤志

(試合を振り返って)思わぬ形で早めに出ることになって、気持ち的に準備しきれていないところもありました。ちょっと飲まれちゃったかなというのが正直なところです。(引き分けという結果をどうとらえるか)勝ち切りたかったです。取れるところも結構あったと思うのでそこで取り切れれば勝てたと思うんですけど、勝ち切れなくて残念です。(早い時間帯での出場となったが)いつでも出れる準備はしていたんですけど、たくさんのお客さんもいたので出てすぐ自分のいいコンディションでできないところもありました。(課題は)捌きの部分が遅かったのと、ゲームコントロールの部分でもう少しできたかなと思います。(今後に向けて)この後日本一の帝京とやるので、そこで勝ち切れるように頑張りたいです。それから大学選手権もあるので出続けられるように頑張っていきたいと思います。

 

矢川智基

(今のお気持ちは)勝てる試合だったので悔しいです。(今日の試合を振り返って)ディフェンスをみんなでしっかりやることはできていました。でも、取りきらなきゃいけないところと守りきらなきゃいけないところがうまくできていなかったので、そこを修正すれば勝ちにつながると思いました。(試合開始直後はPG合戦となったが)アップのときからキックの調子が良かったのでどんどん狙っていこうとは思っていました。キック自体はコンバージョンを1本外してしまった以外は良かったです。(タッチキックの調子も良かった)そうですね、今日は4年生のためにがんばろうと思ってやりました。(25点目のコンバージョンキックは決まれば同点という場面だったが)無心で蹴ったんですけど、(外してしまった)端からのコンバージョンを決めてれば勝てたので悔やまれます。(最後の敵陣でのペナルティの場面はPGを選択するかの話合いはあったか)あったんですけど、FWがいけるというふうに言ってたので、その言葉を信じました。(試合終了間際にはDGも狙っていたが)もっと冷静になればキックダミーもできたので、まだまだ甘いなと思いました。(次戦に向けて)今日と同じようにいいディフェンスから流れを作って勝ちたいと思います。

 

服部祐一郎

(今日の引き分けという結果は)最後に勝ちたかったというのが全てです。自分がトライを取りきれていれば。チームに流れを引き寄せられなかったのが反省です。(持ち味は出しきれたか)ボールを持ったら前に出ることは出来たんですが、最後のトライのところができませんでした。チームが今後大事な試合で勝っていくうえで、そこが自分のなかでポイントになる点だと思います。(今日はディフェンス面での貢献が光った)そうですね、それは4年生の責任でした。試合に出られない部員の思いを背負って責任を遂行できたのはよかったと思います。(後半ビッグゲインがみられたが)相手とミスマッチになる場面があったので、最後1対1の勝負のところがまだまだだと思いました。(来週には帝京戦を控えている)夏合宿で完敗していますんで、しっかり早稲田戦の引き分けは切り替えて次に向けていい準備をしたいです。

 

石橋拓也

(今の気持ちを一言で表すと)勝ちきれなかったことがすごく悔しい試合でした。(勝ちきれなかった要因というのは)ペナルティが多かったので、自滅と言ってもいいと思います。(今日までに準備してきたことは)布巻がブレイクダウンに強いので、そこにボールを預けないようにしようということと、自分たちのアタックが通用すると思っていたので、それを徹底してディフェンスでしっかり守りにいこうと考えていました。(試合前の雰囲気は)あまり緊張感がなく、和やかに迎えられました。(ブレイクダウンの手応えは)何個かやられてしまっているので、今後修正していかなければと思います。(アタックについては)良いところもあったのですが、逆に食らってしまうところも多かったです。(ご自身のプレーについては)マークがきつかったのでやりにくかったのですが、最後の方には自分らしいプレーもできたのではないかと思います。(今日MVPを挙げるとしたら)全員頑張っていました。(今後に向けて)あと一戦対抗戦が残っているので、そこに集中して勝ちに行きたいです。

 

川原健太朗

(今のお気持ちは)悔しい反面、嬉しい反面ですかね。ああ引き分けか、みたいな感じです。ぱっとしない結果に終わっちゃったなというのが正直な気持ちです。(今日の試合を振り返って)自分たちがやってきたポッドの形があんまり作れなかったのは残念だったんですけど。ディフェンス、ブレイクダウンでしっかり力をかけることができてターンオーバーできたとか、できたところもあるので結果としては悪くはないかなと思います。(以前勝負のポイントともお話しされていたブレイクダウンは)アタックのブレイクダウンでは外に振ったとき何回かターンオーバーされてしまったのでそこはしっかり修正していかないとと思いました。ゲインするにはブレイクダウンからしっかり球出しすることが必要になるので。(ご自身のプレーについて、持ち味が出せたのでは)タックルでもタッチに出すことができましたし、ハイパントの後の処理もできて良かったかなと思ったんですけど、やっぱり勝ちにつながらないと意味ないので。反省は必要だと思います。(早大のディフェンスの印象は)一人一人のタックルが低くてかわしたりフィジカルで勝つことはできるんですけど、二人や三人で押さえかかってくるので強いなという印象があります。(最後の攻防でも押し戻されてしまった)しっかり芯に入って、低く刺さっていたのですごかったかなと思います。(次戦に向けて)一戦一戦やっていくだけなのでしっかり戦って、このチームで少しでも長くラグビーができるようにがんばっていきたいと思います。

 

金澤徹

(対抗戦初スタメンが早慶戦だったが)先輩方が助けてくれるという安心感があったので、ミスを恐れず伸び伸びやろうと最初から思っていました。(部内戦で結果を残せたのか)部内戦前くらいにAチームに上がって、部内戦のあともAに残っていたのでこのままいけたらいいなと思いながらやっていました。(早慶戦の試合の雰囲気は)初めてあんなに観客が多いなかやったので緊張するのかなと思っていましたが、相手とのファーストコンタクトで緊張もほぐれました。ちょっと驚きました。(試合を終えての手応え)後半に走った感じで前半から攻めていけばよかったなと思ったので、積極性が足りなかったと感じました。(後半のトライシーンは狙っていたか)そうですね、あそこでBKで勝負したかったので、そこでパスをもらっておいしいトライでした。(引き分けという結果については)最後ゴール前で何度もペナルティをもらって取りきりたかったので、引き分けは悔しいですね。(最後の場面は見ていてどう映ったか)最初にモールを結構押していてこの勢いで入ると思っていたんですが、コラプシングで倒されたんで。取ってほしかったですが、BKも用意しておけばよかったかなと思います。(次の帝京戦に向けて)またメンバーに入れるように今週も練習に身をいれてやっていきたいです。

 

中村敬介

(今日の試合を振り返って)勝ちたかったゲームで悔しかったです。(初スタメンだったが)夏合宿でけがしてからコンディションが上がらずに明大戦も出られず悔しい思いもしたので、それからこの早慶戦に懸けてきて、その結果スタメン出場できて良かったです。伝統の一戦ということでかなり緊張しましたが、自分の長所があまり出せなかったです。スペースのある状態であまりボールを貰えず、早大のディフェンスが春とは違い対応できなくて、夏合宿からやってきたオフェンスの形も上手くいかなかったです。(帝京大戦に向けて)課題も見つかったのでそれを克服して、今季は打倒帝京大を掲げているのでベストなプレーをしたいです。

 

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