【バレーボール】 フルセット制し、うれしい初勝利! 明大戦

昨日の試合で確かな手ごたえをつかんだように見えた慶大。手堅いバレーを展開する明大を相手に今季4度目のフルセットとなった激戦をものにし、リーグ戦初勝利をつかんだ!DSC_7652  

5月17日(日)春季関東大学男子1部バレーボーリーグ 第9戦 慶大×明大 @日本体育大学 健志台米本記念体育館

得点
慶大 セット 明大
25 22
21 25
26 24
22 25
15 13
 

第1セット、出だしからミスを連発するが布川智規(商3・桐朋高)のスパイク、ダイレクトですぐさま追いつく。その後上田悠貴(総4・生野高)、上野素希(文3・甲陽学院高)らミドルブロッカーを中心に得点を重ね、リードして終盤へ。ピンチサーバーで入った吉田純(環4・東亜学園高)のフローターサーブから相手のレセプションを乱し、布川のダイレクトを呼びこむなど控え選手の活躍もあり、25-22と幸先よくセットを取る。

 

シーソーゲームとなった第2セット。黒田彪斗(環2・富山一高)の2連続サービスエースなどでスタートダッシュに成功。しかし、ブロックなどで4連続得点を奪われ、すぐさま追いつかれてしまう。再びクイックやブロックでリードを奪うも、相手のサイド攻撃を止めきれず、サービスエースも与え完全に流れは明大に。結局21-25とこのセットを落とす。

 

立て直したい第3セット。黒田、布川を中心とした攻撃でリードを奪う。中盤にかけて点を取りあう展開となり、思うように点差をつけることができない。ここから相手の追い上げにあい、21-21と終盤で追いつかれてしまう。嫌な流れを断ち切ったのはブロックだった。まずは上田、池田裕哉(環3・北嵯峨高)の2枚ブロックで相手をシャット。セットポイントを握る。相手の気持ちのこもったアタックでデュースまで持ち込まれるが、黒田のスパイク、最後は上田のブロックがまたしても決まり、26-24でこのセットを取った。

 

守りでチームを引っ張る野瀬主将

守りでチームを引っ張る野瀬主将

第4セットは一転、序盤から苦戦を強いられ、5-8となったところで一つ目のタイムアウト。立て直したいところであったが、ミスが目立ち点差を縮められない。この日好調だった黒田のサーブで相手を崩し、反撃の糸口をつかみたい慶大であったが最後は逃げ切られ22-25と勝負は最終セットへ。

 

第5セット、両校の意地と意地がぶつかったかのように拮抗した展開となる。ここで一歩抜け出したのは慶大。上野のブロック、尾木のサービスエースで3連続得点を挙げ、10-8となり、このセット初めて2点以上のリードを奪う。その後サイドを中心に得点し13-9として勝利まであと2点。しかしここから相手の粘りに遭い3連続失点を喫してしまう。布川のスパイクでマッチポイントを握るが、相手のスパイクを止められず14-13とその差わずか1点。ここで二回目のタイムアウトをはさむ。これが功を奏したのか、緊迫した場面は最後相手のサーブミスで試合終了。15-13としてセットカウント3-2で苦しみながらもリーグ戦初勝利を勝ち取った。

 

ようやく長いトンネルを抜け出した。リーグ戦9試合目での初勝利。選手からは喜び、安堵の表情が見られた。昨日手ごたえをつかんだクイック、サーブは今日の試合でも威力を発揮した。次週はリーグ最終週となる。1部残留へ、依然厳しい状況に変わりはないが、「自分たちのバレーを愚直にやる」(宗雲監督)ことが重要だ。

(記事:岩井邦夫)

 

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)昨日も話した通り、ゲームの入りはすごく良かったし、気持ちもこもっていたので、割と安心して見られましたね。勝ったことは本人たちとOBの人たちが一番うれしいのではないかなと思います。(勝因は)良かったところは、昨日は、負けはしたけれども、自分たちのことがちゃんとできた。今までは自分たちの方から崩れていたのでそれが踏ん張れた。それが一番評価できると思います。(昨日に引き続きミドルブロッカーの活躍が目立ちましたね)昨日もネット際にしっかりAパスが入れば二人は十分打てるし、今日は明治さんのミドルの高さがなかったので、苦しめられなかったというのもあるので、それをお膳立てしているのはサーブレシーブ。今日それを返せていたのはすごくよかったと思います。(次戦は最終週となります)これでまた欲が出て2勝したいと思うんですけれども、まずは自分たちのバレーを昨日今日と選手に言ったんですけれど、愚直にやると。それが一番大事だと思います。

 

野瀬主将

(試合を振り返って)今季はなかなか勝てなかったですが、技術的なことももちろんありますが、最後まで自分たちが強気だったというのが一番の勝因だと思います。(初勝利について)めちゃくちゃうれしいです。この勝利はすごく大きいものだと思います。この経験をこれからの試合に生かしていきたいです。(来週に向けて)厳しい状況ですが、あと2戦とも勝てない相手ではないと思うので、今日の勝利をきっかけにしていいかたちで今季を締めくくりたいです。

上田選手

(今日の試合を振り返って)ずっと負けが続いていたので素直に勝てて嬉しいです。いい点に関しては3セット目自分が最後ブロックポイントで試合を締められたのが自分としては嬉しかったです。反省点としては2セット目終盤せった場面で自分が決めなければならないのに自分が2本決められずにゲームをストップさせてしまったのでそれをしっかり直していきたいです。ただ今日の試合に関しては本当全員で一丸となって勝ったのが嬉しかったので今後も継続して続けていきたいと思います。 (今日はいつもに比べ雰囲気が明るかったですが)ここまで負け続けているので、今まで通りやっていても何も始まらないので一旦思い切ってバカになって開き直ろうとはしました。 (来週への意気込み)リーグ戦は残り2戦と終盤に差し掛かっていますが、今日をきっかけに自分たちのバレーの兆しが見えてきたので来週の2戦勝てるようにしっかりやっていきたいと思います。

 

サイド 黒田 彪斗(環2・富山一高)
セッター 尾木 将(政2・修道高)
センター 上田 悠貴(総4・生野高)
サイド 池田 裕哉(環3・北嵯峨高)
サイド 布川 智規(商3・桐朋高)
センター 上野 素希(文3・甲陽学院高)
リベロ 野瀬 将平(環4・東福岡高)
途中出場 吉田 純(環4・東亜学園高)
林 智之(商4・高知学芸高)
佐藤 凛太郎(環4・東北高)
清水 拓朗(環3・弥栄高)
立木 智大(政2・慶應志木高)
 

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