【フィギュアスケート】鈴木は3位入賞!秋へ弾みをつける 関東サマートロフィ②

埼玉アイスアリーナにて行われている関東サマートロフィ2015。10日の昨日、シニア男子ショートプログラムに小曽根孝浩(環3)、シニア女子フリースケーティングには鈴木美桜(法2)がそれぞれ出場した。鈴木は見事3位に入賞。9月から始まる本シーズンへ向け弾みをつけた。また、小曽根はショートプログラム7位で本日のフリースケーティングに臨む。

3位入賞した鈴木

3位入賞した鈴木

 

関東・サマートロフィ2015  

シニア男子 ショートプログラム

・小曽根孝浩(環3)35.91点 第7位

シニア女子 フリースケーティング

・鈴木美桜(法2) 84.76点 総合得点132.11点 第3位

 

 

 

新ショートプログラム「Shutsujin」

新ショートプログラム「Shutsujin」

男子ショートプログラムに出場した小曽根は、青い和風の衣装で登場。新プログラム「Shutsujin」はテレビドラマで使用され話`題になった曲を使用している。和風と思いきや現代風にミックスされたアップテンポな曲に、観客も引き込まれていく。上級学年になり残り2シーズンとなった今、「和風の曲を使ってみたかった」という。会場に一体感を持たせるプログラムは、やはり小曽根らしさが感じられた。序盤からスピードは良かったものの、冒頭3回転3回転に挑戦したが後半のジャンプが2回転に。その後の3回転フリップは転倒。最後のアクセルジャンプも抜けてしまうなど、ジャンプについてはもう少し調整が必要そうだ。しかし安定感のあるスピンは健在。また、刀を持っているような振付は、まさに‘侍’のよう。このプログラムを今後どう仕上げていくのか注目だ。

「タイタニック」に合わせたのびやかなスケーティング

「タイタニック」に合わせたのびやかなスケーティング

 

続いて、シニア女子ショートプログラム2位の鈴木がフリースケーティングに臨んだ。今季のフリーの曲「タイタニック」も、試合での演技回数を重ねていくごとに自分のものにしていく鈴木。サビの部分での、美しいスパイラルはやはり一番の見せ場である。ジャンプは少しこらえてもっていくような場面が見られたが、難なくこなしていく。最後のアクセルジャンプが抜けてしまったのは悔やまれるが、本シーズンに向けて課題の確認ができたに違いない。最終結果は3位・入賞。演技には中でも安定感のある鈴木だが、今後連戦を戦っていく勝負強さも身に付けていって欲しい。

 

(記事 須佐奈月)

 

フィニッシュの場面、刀を戻す

フィニッシュの場面、刀を戻す

小曽根孝浩(環3

(今日の演技を振り返って)最初3回転3回転やろうと思っていたのですが、2回目しめられなかったのが悔しいです。今日は全体的に滑れてなかったので、アクセルもダメでしたし、練習不足だなと思います。(新しいショートプログラムの披露でしたが)まだ万全ではなくて挑戦する形だったので、きっと良い演技はできないとは思っていたのですが、ちょっとひどかったなあと。もう少し良いもの見せたかったなと思いました。(選曲について)和風の曲はずっと使いたくて、あと2シーズンなので、一回は使いたいということで。ただ良い曲が見つからなくて、テレビ見ていたら偶然この曲が流れてきて、決めました。(見てほしい場面は)ステップのところをもっとよくして、魅せられるような演技にしたいなと思っています。(明日のフリーに向け意気込みを)今日は挑戦でしたが、明日もフリップに挑戦するので、それ以外のところで凡ミスはしないように意識していきたいと思います。

 

鈴木美桜(法2

(今日の演技を振り返って)内容的にはミスがいくつかあって、自分の中ではまだまだ練習不足だなと思っています。(今大会を通して見えてきたものは)課題はたくさんありますが、ショートの方はスピンのレベルをもう一個ずつ上げられるかなと。またジャンプがひとつ回転不足を取られてしまっていたので、そこを改善していきたいです。フリーはジャンプを一つ一つ大切に、最後まで気を抜かないで滑り切ることを心がけていきたいと思います。(秋から始まる本シーズンに向けて意気込みを)次の東京ブロックが、東日本、全日本へ繋がっていく大会なので、いよいよシーズンだなと思っているのですが、それまでに今日の反省点を活かして、同じミスをしないように頑張っていきたいと思います。

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