【ソッカー男子】開幕前特集第6弾! 須田芳正監督

ついに明日開幕となった関東大学サッカーリーグ。慶大ソッカー部の目標はもちろん優勝。例年以上にタレントが揃う慶大ソッカー部には目標達成へ期待がかかる。開幕前特集最後を飾るのは須田芳正監督。優勝を本気で目指すチームの状況をお聞きした。

 須田芳正監督 インタビュー

 

――今季ここまでトレーニングしてきて、手応えは

 

まず、全日本大学選抜に4人入ったので、やっと昨日から全体練習が始まったのでこれから開幕に向けて戦術面の共有をしていきたいという感じかな。2月の始めから関東選抜で5人抜けていたし、3月の始めから二週間、延世に3人留学に行っていた。だから、トップとサブのレベルを近づけることを一番のテーマとしてやってきた。みんな頑張ったから、個々人もすごく良くなってきた。昨日からは戦術面の確認になっていくと思うね。

 

――韓国の延世に行った3人については

 

今までは、レギュラーではないけれども将来的に主力になってくるだろうという学生を行かせていたのだが、今年はすでに出ていた主力選手を行かせようと思った。去年の11月の終わりの時に延世から8人学生が来て、トレーニングをやった。ここ4、5年で慶大の選手もレベルが上がったし、延世の選手たちはセミプロみたいな能力を持った選手たちだから、慶大の選手を延世に預けてトレーニングしたり、一緒に生活したりしたらプラスになるんじゃないかと。今年行った田中健太(法3)と渡辺夏彦(総3)は去年もずっと出ていたし、小谷春日(環2)にはとても期待している。

 

――全日本大学選抜、韓国に遠征に行った選手たちに特別に求めることは

 

彼らは去年から出ている選手たちだから、チームの中心としてやってもらいたいということが一つ。そして全日本だったら、海外で日本を背負って戦ってきたわけで、刺激を受けたこと経験したことを、延世だったら韓国で感じたことを伝えてほしい。本人たちのプラスになることは当然なので、同時にチームにも還元してもらいたいと思う。

 

――今季の選手たちに特に求めていること

 

一つは全力を尽くすこと。一戦必勝ではないけれども、目の前の試合に全力を尽くすことは一番求めている。あとは、もちろんチームの約束事や戦術の約束事が基本的にはあるが、サッカーは状況や時間、相手によって色々と変わってくるから、自分で判断しないといけない。だから、個人としてもチームとしても主体的に動いてもらいたい。

 

――前線がタレント揃いだが色々な組み合わせを考えているのか

 

去年までのベースはあるので、ある程度計算できている。プラスアルファというところですね。

 

――下級生の頃からチームを支えてきた選手が四年生になり、期待が高まっているが

 

周りは優勝候補だとか言っていて、我々もそこを目指している。ただ、結局優勝は22試合の積み重ねであるから、目の前の試合に全力でぶつかる、全力で準備して勝利を目指す、ということが大事。山の頂上を眺めているというよりかは、足元を見つめて一歩一歩進んでいくだけ。今やるべきことをしっかりとやって、22の関門を一つ一つ乗り越えたいと思う。

 

――チームをまとめる宮地主将への評価

 

彼は慶應の体育会本部でも活躍しているし、リーダーシップがある。そして、明るい性格だから彼の良さを出してチームを引っ張っていってほしい。彼のことはとても信頼している。

 

――1年生への評価

 

今年も30人近く入ってきて、全体的にはレベルが高いと思う。ここまで高いのは初めてかな。だから、とても楽しみだし、これからどうソッカー部の中で過ごしていくかというのが大切だと思う。特にソッカー部の文化や伝統をしっかりと受け継いで、なおかつ新しい考えを持って取り組めば人間としてもサッカー選手としても伸びると思う。

 

――どんなチームにしていきたいか

 

一言でいえば、タフなチーム。もっと具体的に言うと、一点取られても二点入れられるチーム、悪い状況になったとしても、しっかりとチームを立て直して最後まで諦めずに戦えるチームを目指していきたい。90分の中にはやはり悪い状況というのはあるから、そのときにどれだけまとまって、チームワーク良くできるか。一年というスパンで考えても悪い時期はあると思うので、そこをタフに乗り切ることができるかが大事だと思う。個人の価値観だけではなく、チームのために行動できるチームにしたい。

 

――厳しい状況のとき、ヒントを与えるか

 

もちろん、それが監督の役割だと思うので。悪い状況の時にどう修正していくかは提示してあげなければいけない。でも、学生スポーツは四年生や個々人の役割が大切。そこに癇癪を起こしたり、コントロールが効かなくなったりしたらチームはまとまらない。そこでじっくりと話して、耐えて、壁を乗り越えていくだけだと思う。

 

――大学で成長した点として「人間性」を挙げる選手が多いがそれはキーワードなのか

 

大学はそういうチームが多いんじゃないかな。中にはプロを目指すステップとして来る子もいるし、ここでやり切りたいという子もいる。でも、大学というのは基本的には教育機関。僕が第一に優先するのは、社会で通用する人材を、サッカーを通して作るということ。だから、サッカーを通していかに人間性を向上させるかが一番考えていることだね。チームのため、仲間のために何ができるか、を考えてほしい。個人の価値観だけでやる子は伸びない。それはサッカー選手としても人間としても同じだと思う。

 

――お手本にしているチームは

 

今年、彼らによく話しているのは「サッカー頭を良くしよう」ということ。要するに、サッカーの本質や特性を理解してプレーする選手は伸びる。だから、良いサッカーを見なさいと言っている。合宿所でも見られるようになった。今特に話しているのは、アトレティコ・マドリード。みんなで戦えるチームを目指したい。相手がボールを持っているときでも攻撃的でアグレッシブやサッカーで堅守速攻だからとても参考になる。

 

――チームを作る段階での悩みは

 

選手全員、とても頑張るんだよね。トップは30人弱いるんだけれども、みんな良いモノを持っている。だから、誰を使えば良いかということかな。監督としてはみんな使いたいけれど、11人選ばなければいけない。特に開幕戦はみんなが出たいと思っているから、本当に悩むね。

 色紙を持つ須田監督

――リーグ開幕戦に向けて

 

全力を注ぐこと。常に目の前の試合に対して、全力というのが大事。もちろん、我々のサッカーを追求していくことは大事。情報合戦はすでに始まっているし、我々も大学No.1のテクニカル班が動いている。最高の準備をしてまず、明大に臨むことを考えて、1日を大切にしていきたい。去年の4年生が残してくれたのが、今年の開幕戦。開会式後にできることに感謝して全力を尽くそうと話しているので、やってくれるんじゃないかな

 

 

(取材 森本 凜太郎)

 

【慶大開幕戦】4月2日(土)14:30kickoff関東リーグ戦 第1節vs明治大学@味フィ西

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