【テニス】シングルス、ダブルスともにベスト4へ!/

平成28年度関東学生テニストーナメント大会

2016年5月6日@有明テニスの森

 

ポイントを奪い、雄叫びをあげる上杉

ポイントを奪い、雄叫びをあげる上杉

 関東学生テニストーナメント大会は準々決勝が行われた。慶大からは男子シングルスに3選手、女子シングルスに2選手、男子ダブルスに2組、女子ダブルスに1組が出場した。男子シングルスでは逸﨑凱人(環2・大阪産大付属高)と上杉海斗(環3・清風高)は見事に準決勝進出。女子シングルスでは村瀬早香(環3・京都外大西高)が4強入りを決めた。

 女子ダブルスは首藤みさき(環3・城南学園高)・反田茉鈴(環1・城南学園高)組が快進撃を続け準決勝進出を果たした。男子ダブルスの2試合は雨のため、7日に延期となった。

 

 

 

◇男子シングルス準々決勝

逸﨑凱人(環2・大阪産大付属高)

2{6-4,1-6,6-3}1

小林雅哉(早大)

畠山成冴(環2・湘南工科大付属高)

0{4-6,3-6}2

西脇一樹(明大)

上杉海斗(環3・清風高)

2{6-1,6-1}0

三好健太(早大)

前日に続き、小林を破った逸﨑

前日に続き、小林を破った逸﨑

 逸﨑の相手は前日にダブルスで対戦した早大の小林。第1セットはシーソーゲームの様相を呈した。第1ゲームをしっかりとキープしスタートしたが互いに譲らぬ展開が続く。一時は3-4とリードを許したが粘り強く戦って6-4で第1セットを奪う。だが、早大期待のルーキーは手強かった。第2セットは攻め込まれ、1-6で落としてしまう。それでもこの日の逸﨑は集中していた。第3セットの第1ゲーム、相手のサービスゲームをブレ―クし、勢いに乗るとその後もブレークを重ね、見事試合をモノにした。

 畠山は明大の西脇相手に厳しい戦いを強いられた。第1セット、3-4まで粘ったが第10ゲームをキープされリードを許す。第2セットも展開は変わらず。0-2で迎えた第3ゲーム、サービスエースを奪い1-2としたが西脇の攻めを止められず、3-6で敗退した。

 上杉は圧巻のパフォーマンス。強烈なサーブで相手を揺さぶると、第1セット、第2セットともに6-1で勝利し、4強入りを果たした。

 

◇女子シングルス準々決勝

押野紗穂(環2・つくば国際大学東風高)

1{6-1,1-6,1-6}2

林恵里奈(早大)

村瀬早香(環3・京都外大西高)

2{6-4,6-2}0

清水千夏(専大)

 押野は早大のエース林と対戦。第1セットは積極的に攻め、6-3で制したが、第2セット以降は押野の足が止まり始める。その隙を突かれ、第2、3セットを1-6で落とし8強で敗退した。

強烈なショットで攻め立てる村瀬

強烈なショットで攻め立てる村瀬

 村瀬は第1セット、2-2で迎えた第5ゲームでライン際に強いショットを決めると、勢いそのままに6-4で奪った。第2セットも村瀬のペース。強烈なショットで相手のミスを誘って順調にポイントを重ねる。6-2で第2セットを制し、村瀬も準決勝進出を決めた。

◇男子ダブルス3回戦

上杉海斗・平山浩大(環1・京都外大西高)

0{4-6}1

吉田慎・加藤彰馬(亜大)

逸崎凱人・畠山成冴

0{4-6}1

松崎勇太郎・河野優平(早大)

上杉・平山組は第1セット、第9ゲームでリターンエースを次々と決め6-3で奪う。第2セットは3-2から逆転を許してしまう。結果、4-6で奪われイーブンにされた。第3セットは雨天により中断。続きは7日に行われる。

逸﨑・畠山組はキープとブレークを重ね、4-1とリードする。だが、ここから早大の強力ペアに押され、最終的に4-6で落とした。こちらも雨によって中断し、続きは7日に行われる。

◇女子ダブルス3回戦

首藤みさき(環3・城南学園高)・反田茉鈴(環1・城南学園高)

2{6-3,6-3}0

辻恵子・金井綾香(早大)

 首藤・反田組は試合を重ねるごとに成長の兆しが見えている。予選からの出場で勝ち上がってきたこのペアの対戦相手は早大の辻・金井組。第1セットを6-3で奪うと第2セットも粘り強い戦いを見せる。先行される展開になったが、第5ゲームをブレークすると勢いに乗り、第2セットも6-3で勝利。見事ベスト4へ駒を進めた。

  シングルスではついに4強がそろった。男子では連覇の懸かる上杉、成長を続ける逸﨑がどこまで突き進むのか。女子で唯一残っている村瀬は慶大のプライドを見せつけることができるか。注目すべき試合は続くが、ダブルスからも目を離せない。快進撃を続ける首藤・反田組が強敵を相手に自分たちの価値を示す一戦に臨む。有明テニスの森での慶大庭球部の躍進から目が離せない。

 

(記事 森本凜太郎)

試合後コメント

(ベスト4という結果をどうとらえているか)(反田)大会に入る前の目標はベスト4以上と決めていました。初戦はセカンドセットを競り勝って、2回戦も勝って勢いづいたかなということと、試合を重ねる毎に自分も自信がついてきて、思い切りできるようになりました。(首藤)予選からどうなるかわからない戦いで私たち自身も緊張していました。下手したら予選落ちするかもしれないという気持ちで大会に臨んで、一戦一戦やっていくうちに互いの息が合ってきたり、ここでこういうプレーするなというのがわかりだしたりしました。目の前の一試合にとにかく全力で臨むという感じで、日々成長しながら進んでいます。

(本戦の2日目の試合が夜終わってから3日目の昼からの試合で競ってセカンドセットを取られたが、中断の影響はあったか)(反田)初戦の時は、流れが悪かったので中断試合になったのは結構良かったと思っています。次の日の出だしで、全然打ってこなかった相手が急に打ってくるようになったところに対応できなくて、ゲームを取られました。でも、そこからしっかり修正する事ができました(首藤)私たちはダブルスしか残っていなくて、相手よりは元気な状態で毎試合できていると思います。 

(今日の試合、早大の1,2,3番手あたりの選手だと思うがどこが良かったか)(反田)とにかく勝ちたい気持ちが強かったです。勝ち上がっているのがたまたまと思われたくなくて、絶対に勝つという気持ちがありました。早大が相手でしたがそれは関係なく、自分たちのテニスを貫けて思い切りできたところが良かったと思います。(首藤)私は、今日の相手二人ともやったことがあって、全部負けてきていたのでリベンジという気持ちで臨みました。私たちは勝ち負けを気にすると弱気になることがあるので、元気に思い切りやろうと決めて、それをやり切れたことが良かったです。

(早慶戦のメンバー入りに向けても重要になると思うが、明日の試合に向けて)(反田)明日の試合に向けては、勝ちたいという気持ちだけ。早大の1番手のペアに勝てば、たまたまではないことが証明されますし、そこに絶対勝ちたいと思います。あと、相手は私たちのペアをあまりマークしていなかいと思うので、そこで勝つことで早慶戦に向けてもプレッシャーをかけられると思うので個人のためにもチームのためにも必ず勝たなければいけないと思っています。(首藤)この成長の勢いを止めずに元気よくやりたいなということと、現在慶大の女子ダブルスは一組だけなので相手がどこでもしっかり戦いたいと思います。

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