【ソッカー男子】早慶戦企画第14弾!主務・副務×マネージャー対談

 

日々数々の業務をこなす主務・副務、マネージャー。7月6日に行われる早慶定期戦の運営においても欠かせない役割を担っている。今回は、主務・冨田純(総4・桐蔭学園高)さん、副務・林草太郎(商3・清水東高)さん。そしてマネージャーからは駒野誠一(経3・慶應義塾高)さん、高橋美沙子(経2・慶應義塾女子高)さんにお越しいただき、日々のやりがいや早慶戦への思いを語ってもらった。

 

――まずは自己紹介をお願いします

:3年の副務の林草太郎と申します。よろしくお願いします。

冨田:主務の冨田純です。よろしくお願いします。

駒野:3年マネージャーの駒野誠一です。よろしくお願いします。

高橋:2年マネージャーの高橋美沙子です。よろしくお願いします。

 

マネージャーの駒野さん

マネージャーの駒野さん

――主な仕事内容を教えてください

駒野:僕らは色々あるのですが、ホームページやブログの更新やもうすぐ1000人になるOBがいてそこに関わる業務、日常業務だと毎週末の公式戦の業務とかですね。結構時期によって違うのですが、この時期は早慶戦があるので、そこをないがしろにならないようにというのはとても心掛けてやっています。基本的に練習を最低6時間(2時間×3チーム)はやるので、その間はマネ部屋が空くことのないように時間を組んでいて、与えられたなかで先ほど言ったような日常業務をこなすことがマネージャーのタイムスケジュールですね。

冨田:会議が多いので、それに出ることですかね。事あるごとに会議をするので(笑)。早慶戦やOBとの会議、体育会の集まりなどもあるのでそれに出ています。あとは、一部員としてやっているだけです。

:金銭管理は僕がやっています。あとは基本的には主務と変わらないですね。

 

――役職に就いた経緯やきっかけは

高橋:マネージャー業に元々興味があったので。グラウンドに出る仕事が多いわけではないですけど、マネジメントとかという仕事にも面白さを感じています。

駒野:僕は慶大のサッカーに携わって9年目で、中学の時からこの組織をすごく憧れていました。入るのは高校のころから決めていて、入りたいなとざっくり思っていただけなのですが、僕は高校の主務だったので、高3の時に、試合に出ないなりのチームへの関わり方を学んで、これは自分に合っているなというかやりがいを感じられるなと思ったのでマネージャーとしての門を叩きました。興味を持ったきっかけが中3のときの早慶定期戦だったので今回の早慶戦でまたそういう部員を1人でも生み出せるような運営を今しようと思っています。

:主務・副務は3年になる時にミーティングをして学年から1人出します。僕は選手として入ってきて、今は選手兼副務という形でやらせてもらっています。基本的にはミーティングで話し合ったなかで自分が推されたからというのが大きいのですが、その中で自分のサッカー人生もおそらく大学で最後になりますし選手と運営側を両方できるという贅沢なことをしてくれと頼まれたので前向きに捉えてできればなと思って副務になりました。

冨田:副務の後に主務になるのですが、元々副務に推されていて、中高と良い結果を残してきたのですが、自分の中でサッカーに不完全燃焼だったところがありました。先ほど草太郎も言ったように大学でサッカー人生は終わりですし、悔いが残る大学サッカーにはしたくなかったです。もし自分が試合に出られなかった時にもチームを勝たせられるような影響力を持った部員になりたくて、みんなが推してくれたので主務になりました。こういう仕事も1つやらなければいけないことだと思ったので、今はすごく楽しくやっています。

 

主務の冨田さん

主務の冨田さん

――やりがいを感じるのはどの瞬間ですか

高橋:早慶戦じゃないですか。

駒野:日々感じますね。会話の節々とかでも感じたりします。例えば、あれやっておいてと言われて、悪い見方をしたらパシリというかやらされているという見方もあるけど、頼りにしてくれているんだなと。みんなはできないけど俺はこういうことができるんだとか、前向きに捉えたらそういうふうになりますし、忙しいと思うのもやりがいです。

冨田:やりがいしかないよね。試合の時も楽しいし、例えば、早慶戦の運営もしている上ですごく忙しいは忙しいですけど、頼りにしてくれるところがたくさんありますし、自分たちがやらなかったら早慶戦はできないし、それをすごく楽しみにしている人がいるというのが活動しているとたまに感じることがあります。それが自分の中でもやりがいというかモチベーションになるところがあります。例えばチアとかとリハーサルとか打ち合わせとかをしていると自分たちが作っている早慶戦に目標をもって来てくれていたり、やりがいを持ってやってくれているのを感じると、やっていて良かったなと思うところがあります。

 

――仕事をしていて大変だなと思うことはありますか。

:僕は早慶戦のパンフレットを作るのが1番大きな仕事だったので、その広告を出していただく企業とかOBの方とかと連絡を取ったり、そのパンフレットに広告を載せた後の構成とか、そういうのを含めて結構きつい時期はありましたね。そのなかでも日々やらなければいけないこともあって練習もあるので、と考えると部活の事以外は全然できない時もありました。そのときは少しきつかったですけど、それで早慶戦ができるのであればと思って頑張りました。

冨田:今が一番きついんじゃないでしょうか。早慶戦まで2週間ないので、たぶん一番みんな忙しいですね。

駒野:曜日とか残り何日とかの感覚がなくなりますよね(笑)。主務副務は選手もやっているから、普段はあまり言わないですけど、体力的には本当にすごいなと思います。俺だったら絶対できないなと思います。

冨田:一番きついのはそこじゃない?部員からすると両立できるものだなというふうに見ているし、主務だし一番しっかりしていなければいけないのはもちろんだし、すごく皆ある意味では期待してくれているけど、厳しい目でも見ていると思います。そういう意味で自分のサッカーも仕事も見られている立場なので、ただそれに追われてしまっても楽しくないし、両立は大変ですね。

 

――前期リーグ戦を振り返っていかがでしたか

冨田:学生のスポーツって最終学年に影響されると思っています。自分たちの学年も4年の色になると思っているし、自分も在籍して4年目になる中で実際にそうだなと感じました。案の定自分の代になって、出ている選手も多いですけど、なんだかんだ4年生の色のチームになっていきました。そうなると分かっていたことだったんですけど、まとまらないだろうと思っていたし、調子に乗れば強いんだろうけど、まとまらない時はまとまらないだろうというふうには最初から分かっていました。開幕戦明大に完敗して少し出鼻をくじかれて、皆少しずつチームのことを考え出したり、バランスを取るためにどうしたらいいかとか、逆に自分の良さをもっと出すためにはどうしたらいいかとか、一人一人が最後のシーズンを迎えるにあたっての自分の取り組み方を少しずつ見つけて来られたのかなと思っています。その結果やっと勝てるようになってきて上がってきたと思います。それに下の学年もついてきてくれて、少しずつまとまってきていると思いますし、だから調子が上がってきたらあまり負けなかったのかなと。そういうのが崩れてきたらまた危ないですし、さらに良くなればもっと良い結果が出ると思います。

:僕は副務になってから初めてだったので、正直な感想としてはあっという間でした。その中で、今、富田君が言ったように、ムラがあるというか調子に乗れば良くて、乗れないと良くないというのが顕著に出た前期だったと思います。そういう意味ではそのムラをなくして、調子に乗っている状態をずっと維持できるように、3年である自分を含めAチームの3年も、BCチームであっても、4年生をサポートしなければいけないなと考えています。

駒野:僕らは開幕戦負けたのが初めてでしたし、連敗となると、勝手に責任を感じてしまったりして、最初はすごく焦ってなかなか厳しい世界だなと思っていました。でも最終的に5位で終えられたのはすごく嬉しかったので、この流れはマネージャーとしても維持出来るような夏にしたいなと思います。

高橋:チームの雰囲気はあまり良くなかったですね。私たちのミスとかも結構ありました。代が変わって初めてのリーグ戦ということもあって、運営面での失敗というかミスとかも立て込んでいて、その中でもっとしっかり環境を整えてあげようという気持ちが生まれました。もっとしっかりやらなければいけないなと思います。

 

マネージャーの高橋さん

マネージャーの高橋さん

――今季のベストゲームは何戦ですか

一同:早慶戦ですね。

高橋:個人的にベンチに入っていた専大戦も印象的です。去年も後期の専大戦は入っていたのですが、ギリギリ最後追いついて引き分けでした。今季は逆転して5年ぶりくらいに勝ったので結構感動した試合で、印象に残っています。

冨田:戦術的には今までずっと早大のやり方に対して対応していたのですが、今回は自分たちのサッカーをしようというのを監督が言ってくれて、それがハマったのが一番大きかったです。相手が早稲田ということもあったし、チームがいきいきできたのかなと。今まではある意味ガチガチで勝ってやろうとなっていたんですが、それはさっきも言ったようにうちの学年のいいところで、ある程度テンションで乗り切れてしまうところがあるので、肩の力を抜いて自分たちのサッカーをやろうと自信を持ってできたのが前半の出来だったと思います。だけど、早大も意地があって後半立て直してきたし、ただ逃げ切れたのは良かったと思います。

駒野:早大にリードしているという感覚が、しかも2点のリードなんて初めてですよね。

冨田:勝ったことが今回を含めて4年間在籍していて2回しかないので、何か少し不思議な感じでした。今まで少しびびって見すぎたのかなというのがあるので、肩の力を抜いて自分たちのサッカーをすることが早大戦には大事なのかなと感じました。

 

――試合後のチーム全体の一体感が印象的でしたね

駒野:でも冨(田)くんは試合後に絶対に許めるなよと言っていました。

冨田:歌を歌っていいかというのも怪しくて。(早大戦後、スタンドと選手たちで若き血を熱唱) うちのチームは、そんなに調子に乗りすぎるなと、ずっと謙虚にやり続けなければいけないと、監督からも言ってもらっていて、実際そうだと思うし、調子乗りすぎてしまうとまた負けてしまうので。あまり勝っても喜びすぎるのではなくてリーグ戦の1つとして捉えようというのがその週ずっと言われていたことだったので、早大に勝ったからといってそんなに喜ぶのかという議論がありました。でも自分たちも含めてやはり特別な思いがありましたし、もしかしたら周りから見ている人もそういう思いで見てくれていたかもしれないので、やはりちゃんと喜ぼうと言ってああなりました。

 

 

――お互いの印象をお聞かせください

冨田駒野

こいつすごいですよ。後輩ですけどリスペクトしています。マネ部屋に居る歴は全然自分より長いのですが、ずっとマネージャーとしての役割と自分の立ち位置に誇りを持ってやってくれていて、本当にマネ部屋の中でも一番頑張っていると思います。サッカーってプレーヤーであれば割と分かりやすく頑張れると思うのですが、マネージャーというところでサッカーと同じように情熱的にできるのはそういないかなと。サッカー部のマネージャーだからマネージャーの仕事だけを頑張れば良いのではなくて、そういう情熱的なところがあるからこそサッカーをしている部員がついてきていると思います。そういう所を持ち合わせながらちゃんと仕事ができるのはすごいですし、自分もそうでないといけないですね。すごく良いと思います(笑)。

駒野冨田

冨くんの代はマネージャーがいないんですよ。冨くんが副務になった時からずっと言っているのですが、その分も俺がマネージャーをやっているつもりです。冨くんは草太郎と比較すると、固さがない人ですね。早慶戦のPVとかも冨くんの作品というくらいで、色がすごくあって絶対俺には真似できないなというところばかりですね。例えば、私服のセンスもすごくいい。

(一同爆笑)

駒野:香水とかもすごく気にしていますし。

冨田:おい、やめろよー(笑)

駒野:入ったときに比べての今の責任感の植え付き方がすごいというか。

高橋:今は主務っぽくなりました。

駒野:去年は上にすごく偉大な方がいて大変だったと思うのですが、そんな中一年間頑張っていて、今は自分なりの主務像を体現しているので、僕も本当は主務になりたかったという気持ちがどこかにあるのですが、冨くんを見ているとすげぇなと思います。

 

副務の林さん

副務の林さん

高橋

選手とマネージャーの関係って少し難しいと思うのですが、駒野はすごく熱いから選手からも一目置かれる存在で、そいつが上にいる中での2年生の女子マネージャーって難しいと思うんですね。でも、そんな中で頑張ってやってくれていますね。主務副務とマネージャーは仕事が違うので、ぶっちゃけあまり何をやっているかは分からないですが、1年生(のマネージャー)が5人入ってきて、駒野がいなかったらその場では一番上の学年で、という中ではすごく頑張ってくれていると思いますし、そういう意味では上の駒野と下の1年生5人というのをうまく取り持ってくれています。1年生の指導とか駒野の機嫌取りも含めて(笑)、頑張ってくれているなと思います。

 

高橋

今年からマネージャーに入ってきて、最初はあまり草太郎さんのことをよく知らなくて、大丈夫かなと思っていたのですが、今ではめっちゃ副務です(笑)。冨田さんが真逆のタイプなので、草太郎さんがいないと仕事が成り立っていないと思いますし(笑)、でも冨田さんがいなくてもダメな感じですね。2人で補っているというか、どっちもいなければいけないと思います。草太郎さんは仕事ができるので、信頼しています。お金の管理とか。

駒野:組み合わせで見たら史上最強じゃないですかね。

高橋:うん、ぴったり。

冨田:去年は俺が出る幕がなかったですからね(笑)。全て自分でやる人だったので、それを意識してこうしていますと言ったら、嘘ですけど。自分1人でやっていると意外と皆がついてこないということもあるので、自分にはできないですけれども(笑)。そういう意味では気楽にやろうと思っています。

 

――オフの日は何をしていますか。

冨田:今オフないですね。会議しています(笑)。

駒野:私服で三田に行ったのも今月1回しかないもんね。

冨田:オフを楽しみにやっている感じですね。強いて言うなら日曜の夜だけ、ギリギリオフですね。俺は息抜きがないとさすがに無理ですね。もともとこんなことをやる人ではないので(笑)。だから、日曜の夜だけは1回忘れさせてくれという感じですね。そういう時もなんだかんだ部員と居ますね。結構遅くまでしゃべったり食べたりして、次の日ゆっくり起きるみたいなのが嬉しい(笑)。4年は幅広く仲いいので誰でも結構まんべんなくご飯に行きます。多いのはやはり宮地(元貴)とか(加瀬澤)力とか、浅井(良介)とか小比賀(奨)とか、その辺のクセの強いメンバーと遊んでいますね。

駒野:寝られるだけで幸せですね。草太郎は買い物しているイメージ。

高橋:散財している(笑)

:でも最近は全然使えていないので、早慶戦のあとに使います。

冨田:ただ今は結構忙しいですね。1日オフとかはまずないですね。

駒野:久しくないね。

(冨田が高橋を指して)

冨田:こいつらはダメな学年なので、毎日ミーティングさせられていますね。

高橋:毎日ミーティングしています(笑)。

冨田:早慶戦のあとのオフが楽しみで仕方ないですね。

駒野:そこをどれだけ楽しみにやるかという感じですね。

冨田:早慶戦終わったら俺はあまり仕事ないからね。もうあとはサッカーと通常の事務をやるだけなので、マネ部屋の仕事はしないです。

駒野:ここでしない宣言してどうするんですか(笑)

相性は抜群の主務・副務

相性は抜群の主務・副務

――先ほどの話にも少し挙がりましたが、早慶戦に向けてしている特別な仕事はありますか

高橋:この前まではPVを撮影したり広告活動をやっていたのですが、最近は運営の方にシフトしています。必要なものや関係者のリストの準備とか当日の運営について最近はやっています。

駒野:あとはチケットをOBに買ってもらったり、団体を招待したり、団体席を確保したり、そういう細かい仕事ばかりですね。

冨田:今年の早慶戦自体をイベントでいっぱいにしたくて、サッカーが好きで見に来る人ばかりではないと思うし、学生で仲良いからとか楽しそうだからというだけで来る人も楽しめるものにしたいというのがあります。だからこそ、色々なことを新しく始めて、変わっているところもたくさんあります。イベントとかは主務副務に任されているところが結構あるので、そこに向けての調整だったり、その企画を詰めたりだとかは今忙しいですね。

:僕はパンフレット作りが完成したので、今は当日のイベントのプラスアルファのことだったり、運営に関わることは初めてなのであまり自分が出来ることはないなと思って、来年に向けて今年出来ることは何なのかと動いたりしています。

 

――早慶戦に懸ける思いをお聞かせください

駒野:子どもたちがここを目指したいと思うきっかけを与えたいなと思います。サッカー部を意識する1つのきっかけになればなというのが大きな目標です。

冨田:色々ありますが、今年は幹事校が慶大で、これだけ忙しくやっていたら、当日楽しみなのは間違いないと思います。不安もありますけど、絶対やりきったら嬉しいだろうし、達成感もものすごくあると思うので、そこにモチベーションを高くやれています。自分は大学から慶大ですけど、早慶戦にはチームが一体になる力があると思っていて、早大に勝ちたいという気持ちを4年間植えつけられているなか、この前勝ったときも一昨年勝ったときもなんとなくチームが一体となる瞬間を感じる時がありました。チームのまとまりを感じられるときって勝った負けた関係なくサッカーをやっている身としてすごく幸せな瞬間だと思います。それを1万2000人という観客の中で感じることができるのはあの試合しかないし、それが起こりうる大会なので楽しみです。その結果、早大に勝てたら今まで感じたことのないくらいの充実感や達成感があるのかなと思うので、そこに向けて準備している次第です。

:僕は静岡出身というのもあって早慶戦を初めて見たのは大学に入ってからで、そこで受けた衝撃は今でも忘れないくらい強烈でした。その中で、選手としてやっているのもあって早大に勝ちたいという思いは強く持っています。運営の段階でも色々と早大と一緒にやることも多いのですが、早大の副務には仕事面で負けたくないという思いがありますし、そういうのも含めて運営面で勝って、当日自分たちの準備した場で慶大にも勝ってほしいです。そこで自分が喜べて、運営で自分たちの準備してきたことが勝ちという結果につながれば最高だなと思います。そのために自分は今運営でできることをやっていますし、選手の皆にも頑張ってもらいたいなと思います。

高橋:早慶戦来てくれた全員の人が楽しんで、勝っても負けても来て良かったなと思ってほしいですね。私は去年初めて運営側として早慶戦を体験して、誰もが楽しめる良いイベントだなと思いました。それをもっと色々な人にも知ってもらいたいし、来た人に来年もまた来たいなと思ってほしくて、今は色々大変なことをやっていて、その目標のために頑張っています。もちろん早大に勝てれば嬉しいし、達成感もあると思うのですが、来てくれた人全員がまた来たいなと思ってもらえる早慶戦にすることが一番の目標です。

マネージャーの2人

マネージャーの2人

――注目してほしい選手を1人挙げるとしたら誰ですか

高橋:去年同期の松木(駿之介)がケガで出られなくて、今年は活躍してほしいなと思います。

駒野:去年は(田中)健太が試合に出られなかったので、頑張ってほしいですね。あいつとは高校が一緒で、サッカー部ではなくて横浜F・マリノスユースでしたけど、(早慶戦は)お互いに意識していたところで、僕からするとやっと来たかという感じなのですが、当日出たらこの前のリーグ戦みたいにやってもらいたいなと思います。

冨田:宮地(元貴)ですね。順風満帆そうに見えて、苦労している人なので、その思いを自分は背負っていると思いますし、逆にあいつにその思いを乗せているところもあるので、一番頑張ってほしいです。自分の代はずっとうまくいっている選手はそんなにいなくて、色々なことに悩んで今季半年間頑張ってきたやつばかりで、やっと皆自分の居場所を見つけ始めた選手、逆にチャレンジしている選手やまだ見つけられなくて悩んでいる選手もいると思います。リーグ戦とか大会とか関係なく1つの試合として迎えられる早慶戦は、もちろん観客が多いし、色々な準備があるのも分かっているので、高いモチベーションでやっていると思うし、皆すごく燃えていると思うので、それぞれの思い入れを観客に伝わるようなプレーとか目に見える形で表してくれるのではないでしょうか。そういうのが4年生に出てくれると思うので、4年生は頑張ってほしいですね。

:僕はあえて同学年を外して考えると、4年生で高校が同じ加瀬澤力さんには頑張ってほしいという思いがあります。自分とは全くタイプが違うので、すごいなと思いながらずっと見ていました。あれだけサッカーに熱を注ぎ続けて、ずっとサッカー小僧だからこそわがままだし(笑)、見られ方は色々あると思うのですが、その中で迎える学生サッカーとしての集大成の場である早慶戦で一花咲かせてほしいなという思いがあります。今も試合に出られるか出られないかという微妙なポジションなのですが、ピッチ上で活躍して、力さんを中心に喜んでいる姿をみたいという気持ちがあります。あとはピッチには立たないと思いますが、主務の冨田です。

冨田:びっくりした(笑)

:今年は幹事校の主務として、冨(田)くんがいなかったら絶対出来なかったし、PVをはじめ色んなことにチャレンジしてそれを形作ってきたものが早慶戦当日に一番披露出来ると思うので、それを作り上げた主務の冨田に注目してほしいです。

 

――最後に早慶戦に向けての意気込みをお願いします

駒野:去年これまでで一番良い早慶戦だったと去年の主務も言っていたし、周りの評価もそういう感じだったのですが、それを一歩越える67回大会にします。

高橋:今色々準備をしていて、来たら絶対後悔しないような最高のイベントにするので、ぜひ皆さん来て下さい。

:初めて運営として関わる早慶戦なので自分としては楽しみなのですが、先ほども言ったように絶対慶大が勝てるように自分ができることを精一杯やりたいと思います。

冨田:自分が中心に立って準備をしていく中で、間違いなく今までの人生で最大のイベントなので、それを成功させたいと強く思います。ただ、たぶん他の人や選手たちが望んでいることは勝つことだと思うので、そこにはプライドを持って絶対勝ちにいってやろうと思います。もちろん今までで一番良い早慶戦にしたいし、たくさんの観客にも入ってほしいのですが、やはり両校がすごく勝ちたいと思う気持ちが出る試合が一番良い早慶戦だと思うので、自分たちも勝ちたいという気持ちを強く持って、運営側も早大と戦いたいなと思います。

 

お忙しいところ、取材協力ありがとうございました!

お忙しいところ、取材協力ありがとうございました!

(取材 氏家滉登・吉田遼平)

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