【テニス(男子)】先手打てず敗戦も、全国準V! 全日本大学対抗テニス王座決定試合決勝

準優勝の表彰を受ける慶大

昨年はリーグで敗退し、涙を飲んだ慶大。1年越しの思いを抱え王座の舞台に帰ってきた。ここまで順調に勝ち上がり、迎えた決勝の相手は絶対王者早大。リーグでは4−5と善戦したものの、今回はダブルスでリードを作ることができず、奪った勝ち星はわずか1つ。1−8で敗戦し、4年生にとっては2年ぶり3度目の準優勝となった。 

全日本大学対抗テニス王座決定試合決勝 vs早大

2017年10月15日@早大東伏見テニスコート

 

慶大

 

早大

D1 ●逸﨑・畠山

1{6-3,3-6,4-6}2

坂井・田中

D2 ●福田・今村

0{2-6,2-6}2

齋藤・高村

D3 ○上杉・山﨑

2{4-6,6-3,6-4}1

島袋・千頭

S1 ●上杉海斗

1{6-4,3-6,2-6}2

島袋

S2 ●逸﨑凱人

0{2-6,1-6}2

坂井

S3 ●甲斐直登

0{3-6,1-6}2

千頭

S4 ●畠山成冴

0{4-6,3-6}2

高村

S5 ●今村昌倫

1{2-6,6-4,1-6}2

田中

S6 ●韓成民

1{6(2)-7,6-2,3-6}2

小林

合計 1

 

チーム一丸となって目指してきた「日本一」。リーグを突破し、王座決勝の舞台に帰ってきた。相手となったのは、リーグで唯一敗北を喫した早大。リベンジを誓い試合に臨んだ。

 

この日のオーダーはリーグと異なり、D1逸﨑凱人(環3・大阪産業大付属高)・畠山成冴(環3・湘南工科大付属高)組、D2福田真大(商2・慶應湘南藤沢高)・今村昌倫(環1・清風高)組だ。

 

D2の福田・今村組はファーストセット、第1ゲームをブレークし好調の滑り出し。2−0までリードを広げる。しかし、そこから相手の好プレーを止めることができず形勢は逆転。6ゲームを連取されセットを落とす。セカンドセット、第3ゲームまで互いにキープが続いたが、第4ゲームをブレークされ1−3に。積極的に中に入って攻めブレークバックしたものの、試合の流れをつかみきれない2人。リードを縮められず2−6で試合終了となってしまった。

 

D3を務める上杉海斗(環4・清風高)・山﨑瑛二(環3・慶應義塾高)組は、接戦をものにした。ファーストセット、互いにキープが続いたものの、第7ゲームで相手のショットに翻弄されブレークを許すと、そのまま4−6で落としてしまう。セカンドセットは互いに力強いプレーを見せ、またしてもキープが続く展開。しかし、今度は第8ゲームで先にブレークを奪うと、そのまま6−3でセットを獲得した。迎えたファイナルセット、ここでも両者譲らぬ展開が続いたが、上杉の力強いショットと山﨑の確実なボレーで流れを引き寄せ第7ゲームをブレーク。リードを守り抜き6−4で勝利を決めた。

 

D1逸﨑・畠山組は、リーグで戦い敗戦した坂井・田中組と再び対戦。リベンジを果たしたいところだ。ファーストセット、勢いよく攻め会場の雰囲気ごと巻き込んだ逸﨑・畠山組が先にブレークを奪い6−3でセットを獲得。セカンドセットも勢いを失うことはなく、力強いサーブとボレーで攻めていく。再び互いにキープが続く展開となる。しかし、第8ゲームで40−0までリードしながらも相手の粘りに押されブレークを許してしまう。次のゲームも奪われ3−6でセットを落とし、勝負はファイナルセットにもつれ込む。ファイナルセットも接戦を展開したものの、第9ゲームで相手の際どいショットを見極められずブレークを許すと、ここから巻き返すことができずに敗戦。ワンブレークが勝敗を分ける結果となってしまった。

 

ダブルスで1−2とリードを許してしまった慶大。厳しい状況でシングルスに向かう。

 

S6を任されたのは4年の韓成民(環4・つくば国際大学東風高)。自身最後の試合で有終の美を飾りたいところ。ファーストセットはお互い粘り強いテニスを展開し、遂にタイブレークに突入。しかしタイブレークでは、連続でポイントを取られファーストセットを落としてしまう。セカンドセットは、4ゲーム目にブレークするとそこから連続でゲームを奪い、6-2でこのセットを奪い返す。運命のファイナルセットは再びラリーの応酬となる。中盤までは互角の展開だったが、相手のフットワークに圧倒され3-6でセットを落としてしまう。

 

同時進行で行われたのはS3甲斐直登(環2・日出高)の試合。ファーストセットは第1ゲームでブレークされリードを許すと、途中切れ味のあるサーブで巻き返しを図ったものの3−6でセットを落とす。セカンドセットは第1ゲームをしっかりキープしたものの、ラリーの中で相手の力強さに押され次々とゲームを落としてしまう。流れを引き寄せることができず、このセットは1−6でストレート負けとなった。

 

ここまででスコアは1−4。緊張感の走る中S5今村の試合が行われた。長いラリーが続く中ミスが出てしまい第1ゲームでブレークを奪われる。そのまま相手の好プレーを止められず1−4までリードと広げられ、第6ゲームでは力強いフォアでブレークを奪ったものの追いつくことができずに2−6でファーストセットを落とす。セカンドセットはファーストセットと同じく第1ゲームをブレークされたものの、すぐにブレークバックし相手に流れを渡さない。ラリーの中で粘り強く戦い第4ゲームでもう一つブレークを奪うと、4−6でセットを獲得した。あとがない状態で迎えたファイナルセット、第1ゲームはキープしたものの、疲れもあったのかそこから相手の勢いを止めることができない。6ゲームを連取され、1−6で試合終了。この時点で全体のスコアは1−5となり、慶大の敗戦が確定してしまった。

 

S4の畠山は勝負所で本来の実力を発揮することができず、それが勝敗を分ける結果となった。ファーストセット、序盤は互いのキープが続き、3-3で第6ゲームまで終える。しかし、続く2ゲームを奪われてしまい、3-5と追い詰められる。第9ゲーム。畠山は0-40とリードを許すが、ここから連続でポイントを重ね、デュ―スまで持ち込む。その後、両者とも粘りを見せ、しばらくデュ―スが続く。最後に畠山がサービスエースを決め、長いゲームを制した。これで勢いに乗りたい畠山であったが、ミスと相手のサーブに苦しみ、最終ゲームを奪われてしまった。4-6でファーストセットを取られてしまう。セカンドセット。序盤からキープ状態が続くが、ファーストセットと同様に3-3と迎えた第7ゲームから2連続ゲームを取られてしまい、第9ゲームへ。後がなくなった畠山は果敢に攻めるが、ストロークが安定せず、このゲームを落としてしまう。セカンドセットも3-6で奪われた。今年最後の団体戦のシングルスを勝利で終えることができなかった。

 

S2逸﨑の相手は、今大会最優秀選手賞を取った坂井勇仁。逸崎サーブで始まった第1ゲーム、滑り出しよく行きたいところであったが、相手の積極的なストロークを前にミスが続き、いきなりブレークを許してしまう。また、相手の強烈なサーブをうまく捉えられずにゲームを落とし続ける苦しい展開に。第5セット、第7セットとキープに成功するも、ブレークには至らず、2-6で第1セットを落とす。第2セットでは再び第1ゲームから相手ブレークを許すと、試合は向こう選手の独壇場に。必死に食らいつき、ネット前からのエースショット等で健闘するも、相手に一歩及ばす。1-6でこのセットも落とし、ストレート負けを喫した。

 

最後に行われたのは、早慶エース対決となるS1上杉の試合。ファーストセット、第1ゲームから鋭いサーブを武器に難なくキープ。第4ゲームでラリーに打ち勝つと、先にブレークを奪う。そこから互いに譲らずゲームの取り合いが続いたが、上杉がリードを守り抜き6−4でセットをものにした。セカンドセット、上杉の攻めの姿勢は続いたものの、感覚がなかなかつかめない。ミスが増えてしまい、3−6でセットを落とす。試合の行方はファイナルセットに持ち込まれたが、感覚を修正することができない上杉。力強さや攻めの姿勢が光ったが、要所で決めきることができずに2−6でセットを奪われる。この試合は上杉にとって学生大会最後の試合であっただけに、試合後は「本当に悔しい」と振り返った。

 

1−8で早大に敗戦し、準優勝となった慶大。日本一を目指してきた彼らにとって、決して満足のいく結果ではなかった。しかし、これまでの戦いで毎試合毎試合進化を遂げてきた彼らの姿には、観る者を圧倒する力があった。

先頭に立ってチームを引っ張ってきた4年生はここで引退。4年生の元で培ってきたチーム力の高さは、これからのチームにも受け継がれることだろう。来年こそは、何としてでも手にしたい日本一の称号。高いチーム力をつけた今、慶大に求められるのは個々のテニス技術だけだ。長い間日本一の座を早大に明け渡し、悔しい思いが募る慶大。その悔しさをばねに、一人一人が誰と戦っても勝てる強さを身につけてほしい。

 

記事 鈴木優子 内田貴啓 萬代理人 堀口綾乃

 

◆試合後コメント

 

坂井利彰監督

(決勝戦を振り返っていかがですか)ダブルスを先行できなかったことが敗因だと捉えています。(ダブルスでは接戦を落としてしまいましたが、その要因はなんだと思われますか)雨天順延や会場が早大になったことなど不運もありましたが、小さな差が勝負を分けたと思います。(2年ぶりに王座を戦ってみていかがでしたか)昨年は関東リーグ3位で全国王座に出場することが出来ず、やはり全国王座の舞台に立ち続けることの重要性を痛感しました。(昨年は出場できなかった王座に今年はまた出場することができた要因はなんだと思われますか)主将の上杉をはじめ4年生がとてもまとまっていてチーム力が高く、試合を重ねる度に成長できたことだと思います。(日本一になるためにはどんなことが必要だと思われますか)個人のテニスの力を上げることが何よりも必要と感じています。(今年の4年生はどんな学年でしたか)自立していて受け身ではなく自らチームを引っ張る主体性のある代だったと思います。(来年はどんなチームになると思われますか。また、どんなチームを作っていきたいですか)新4年生はメンバーが多いので選手目線で勝負強さを発揮するチーム作りをしてくれると思います。

 

上杉海斗(環4・清風高)

(今日の試合を終えて、どんな気持ちですか)悔しい気持ちしかないです。今日の為にやってきて、1−8という結果で終えて勝負の世界はやはり厳しいなと改めて実感しました。(王座の決勝、そして学生最後の大会でしたがどんな気持ちで臨まれましたか)もうとにかく楽しもうと。悔いのないように失うものはなかったので思い切ってやるだけという気持ちで臨みました。(2年ぶりの王座をここまで戦っていかがでしたか)1年経ってやっとここに戻ってきたなと感じています。やはり最高の舞台ですし、地方の大学、特に関西の大学とも力はそんなに変わらない中でリーグとは違う雰囲気があり緊張はいつもよりありました。(ダブルスでは1勝をあげましたが試合内容を振り返っていかがですか)やはり序盤は緊張もあって固くなっていました。セカンドセットから思い切りの良いプレーがお互いにできたかなと思います。えいじも今大会で1番良いプレーしてくれたと思います。大一番で実力を出してくれたことに助かった場面もあり今日は2人で勝てたかなと思います。(シングルスはいかがでしたか)入るときに勝負が決まって正直色んな感情が込み上げていましたが、とにかく切り替えて学生最後の試合を思い切りやろうと思っていました。序盤の出だしはよかったものの終始ナイターでボールが見えにくく距離感を掴めないままミスが多く出てしまい最後まで自分の流れに持って行くことができませんでした。相手も同じ状況でまず修正できなかったことがスキにもなりますし、これから勝っていくにあたってメンタルのコントロールがもっと必要になるなと感じました。最後の試合で負けてしまったことは本当に悔しいです。(このチームで戦うのは最後でしたが、ここまで戦ってきていかがでしたか)まずサポートのみんなに感謝したいです。周りのサポートのおかげでメンバーもそうですし、僕自身ものすごく支えられ最後までテニスに向き合わせてもらえた事が幸せでした。このチームと最後まで特に女子も応援に駆けつけてくれて全員で戦えたことを本当に誇りに思います。(後輩にメッセージはありますか)本当についてきてくれてありがとうと伝えたいです。また、次の代で日本一を目指すならもっともっと個々のスキルを上げないと勝てない、自分が勝たないと負けるという意識で特にメンバーは1日1日過ごして欲しいです。1〜3年関係なく、大学四年間はあっという間に終わってしまうのでこれからの試合、練習全ての日を大切に悔いのないように過ごして欲しいです。来年は男女共に王座でこの決勝の舞台に行けるように頑張ってもらいたいです。(ご自身のこれからのテニス人生の抱負を教えてください)僕自身ここで学生テニスは引退しましたが、卒業後はプロになるのでこの四年間で色々な経験を活かして、将来はデビス杯の日本代表に選ばれる事、オリンピックに出ることを目標にここからが僕にとってスタートなので何年続けられるかわかりませんが、テニスで自分の名前を広められたらなと思います。

 

韓成民(環4・つくば国際大学東風高)

(今日の試合振り返って)ほんとに悔しいなと試合全体的に思います。始まる前は勝てるんじゃないかと思っていて、強い気持ちで戦ってはいたんですけど、気持ちのゆるみとか隙が出たのかなと思います。もっと取りたいポイントも取れたし、シングルスの下位でも取れた試合が多かったんじゃないかと思います。(準優勝という結果について)正直、優勝をずっと目指してやってきたので、そこに手が届かなかったことは悔しいです。もちろん準優勝は素晴らしい成績だと思うのですが、目指してきた日本一にはなれなかったので満足は出来ないです。(引退した率直な気持ちは)もっともっとできることがあったんじゃないかと、悔いが多い4年間だったと思います。3回王座があって全部準優勝で、優勝できなかったので、悔しさを忘れずに一日一日成長していきたかったんですけど、やっぱりどこかでゆるみが出たり、雑念が出たりして力を出し切ることが出来なかったから今日このような結果になってしまったのだと思います。(今年はどのようなチームでしたか)みんなが言っているように、明るくてすごく元気があるチームだったと思います。先輩後輩関係なく、コミュニケーションが取れていたし、日本一という目標に向かってみんなで戦っていたと思います。(同期に向けて)同期は1年の時からずっと一緒で、自分が日本語が出来ないときも、色んな苦労も幸せも全部一緒に過ごしたので、家族のような存在です。自分にとっていつも隣にいる存在だと、一緒にいて思います。(後輩に向けて)今日の悔しさを忘れずにやってほしいなと思います。1年から日本語も出来ない外国人の僕についてきてくれて、本当に皆に感謝しているし、日本一になって欲しいです。(今後は)僕は韓国人の男としての義務である軍隊に行かなくてはならないので、軍隊での2年間が終わったら、また日本に戻ってきて、自分がやりたかった国際交流とスポーツビジネスを日本でできたらなと思います。

 

逸崎凱人(環3・大阪産業大付属高)

(まずはダブルスを振り返って)すごく接戦で、リーグも早慶戦も負けているペアだったので、最後王座でリベンジしてシングルスにいい流れを持って行きたかったんですけど、リターンやサービスゲームでの簡単なミスなどの自分たちの隙でワンブレーク、ワンブレークとセカンド、ファイナルセットを落としてしまったので、まあ悪いプレーはしなかったと思うんですけど、もっと自分たちの実力を上げて、強くなっていく必要があるかなと思いました。(ペアの畠山選手とは試合中どのような話をされましたか)自分たちはネットプレーに自信があるので、とにかくネットプレーで勝負して、相手はすごくストロークのいい選手なので、そこにボレーでしっかり負けないようにやっていこうという話をしました。(ではシングルスを振り返って)今日は序盤から相手がすごくいいプレーをしてきて、それに自分はしっかりキープしてついていかなきゃいけなかったと思うんですけど、結構簡単にブレークされてしまいました。相手も波に乗っていいボールを打ってきていたので、序盤の自分のサービスゲームや、しつこく行くというところができていなかったのが今日の敗因だったと思います。(相手サーブがかなり強烈でしたがどのように対峙しましたか)サーブがいいことはわかっていたので、サーブだけで決めさせないようにどんなボールでもいいからしっかりコートに返していきたかったです。でも相手のサービスがライン際とかいいスピードで入ってきていたので返すのが大変でした。そこを一本返せるようになれば試合結果も変わってくるかなと思うので、次やるときはサーブで決めさせないようにしたいと思います。(会場はアウェーの東伏見でしたが)アウェーではあったんですけど、サポートの人たちがホームの雰囲気を作ってくれて、応援も早稲田より声出してくれて、そんなにアウェーということを感じずにプレーできていたのでサポートに感謝しています。アウェーだったけどホームでやっているような雰囲気だったと思うので、それはよかったと思います。(今回で四年生は引退となりますが、いまのお気持ちは)いちばんは4年生を王座優勝という形で送り出してあげられなくて本当に悔しいです。その四年生の分まで来年の自分たちが最上級生になって王座優勝したいと思います。(これからどのようなチームにしていきたいですか)今年すごくいいチームだったと思うんですけど、それ以上に勝負強く、一人一人が個人戦でしっかり結果を出していけるようになりたいです。早大の選手は個人戦でも結果を残しているので、それに負けないくらい慶應の選手も、特にシングルスに出る選手は、インカレや春関で優勝するという気持ちをもって、全員が目標をもってやっていければなと思います。(次のインドアに向けて)新チーム始まって初めの大会なので、自分が慶應のエースになってインドア単複優勝目指して頑張っていきたいと思います。

 

畠山成冴(環3・湘南工科大付属高)

(どういうことを意識して今日の試合に臨んだか)ダブルスの相手は今まで3回対戦している相手なのでお互いの戦略を理解していました。僕らはサーブやボレーを軸にして戦うことを意識して臨みました。シングルスでは安定したストロークをすること、プレーにメリハリをつけること、緩急をうまくつけることを意識しました。(ダブルスを振り返って)ワンブレークの差が勝敗を分けました。セカンドセットとファイナルセットで自分たちが有利だと思った流れの中、疲れにより隙を見せてしまいました。それが勝敗を分けたと思います。しかし、プレー自体は悪くなく、勝ちに近づいていると思うのでまた来年に向けてもう一回準備したいと思います。(ダブルスでファーストセットが良かったこと関して)序盤にブレークして、そのあとしっかりキープすることができました。少ないチャンスを物にすることができたことがファーストセットを取れた要因だと思います。(ダブルスでのセカンドセットとファーストセットの違い)やはり相手に先にチャンスを握らせてしまったのが違いだと思います。僕らにもチャンスがありましたが、それを最後の最後まで活かすことができなかったです。(シングルスを振り返って)ワンブレークでファーストセットとセカンドセットを取られました。やはり、競ったところやキープキープでずっと試合が続いていたところでミスが出てしまいました。競ったところでギアを上げることが課題だと思いました。また、技術的なところとういよりは精神的な部分で自分が引いたところや焦ったところがありました。相手との技術的な差は大きくなかったと思います。(王座を振り返って)ダブルスはD1として勝ちを求められましたが、決勝ではどっちに勝敗が転ぶかというところで負けてしました。本当に悔しいし、みんなに申し訳ないです。来年は4年生になりということでさらに責任をもってやっていきたいです。また、来年は最後の年なので全勝できるように頑張りたいです。(現4年生との最後の試合にであったことに関して)特に上杉さんがS1でずっと出てもらっていて本当にエースで、背中で後輩を引っ張ってもらったことを感謝しています。(インドアの抱負)去年、シングルスは予選で敗退しましたが、確実に去年よりいい状態です。ダブルスでは去年優勝しました。インカレ2連覇できなかったので、インドアで2連覇を達成したいです。それに向けて、やるべきことをしっかりやっていきたいと思います。(来年の団体戦の目標と抱負)自分は単複で勝利を求められている存在だと思っています。自分も全勝して、リーグを1位通過して、早稲田との王座決勝で、いい結果で終えることができればいいと思います。

 

山﨑瑛二(環3)

(今日の試合を終えてどんな気持ちですか)悔しいというのが一番先に来ていて、チームでこれだけやってきた中でこの結果で、来年のことを考えればもう一回チームを作り上げて自分たちが最上級となって引っ張らなければならないので、悔しい中でも来年を見据えて頑張っていきたいなと思います。(決勝にはどんな気持ちで臨みましたか)パートナーが上杉さんということで、自分がしっかりと役割を果たせば絶対に勝てるという自信はあったので、そこの役割としてサーブを入れる、リターンを入れる、ボレーを堅くいくということだけを相手関係なくしっかりとやっていこうと思っていました。(2年振りの王座をここまで戦っていかがでしたか)王座にはリーグとは違った空気があって、来年のことを考えてしまえばそこを経験できたのは良かったなと思っていて、王座でどう戦っていくかということをまた考えてこれから一年間やっていきたいなと思います。(今日の試合を振り返って)ファーストセットはお互い緊張で硬くなってしまっていたんですけど、セカンドセットからは思い切ってやっていこうということで、2人とも前にガツガツ攻めていくことをシンプルに決めてやっていました。それがうまく結果に結びついたので良かったなと思います。(上杉さんとダブルスで出場したのはリーグの途中からでしたがいかがでしたか)昔からずっと組みたいねという話はしていて、それがようやく最後の年で実現したというところから始まって、とにかくお互い楽しんでいこうと言っていたので、まずは率直に上杉さんありがとう、というのと、楽しかったです、というのを伝えられたら伝えたいです。(これからは最高学年としてどんなチームを作っていきたいですか)上杉さんの代はチーム力がすごく良かったと思うので、そこを継続して、今回の反省を生かして王座でしっかりと結果を残せるチームにしていきたいです。王座でどうやって戦っていくかを意識した1年にしていこうと思います。

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