【バスケ(男子)】早慶戦企画第3弾! 男子主将対談 濱田健太×鳥羽陽介

バスケットボール

第76回早慶バスケットボール定期戦まで残りあと5日。全3回にわたる早慶対談の最後を締めくくるのは、早大の濱田健太(社4・福岡第一)、慶大の鳥羽陽介(環4・福大大濠)による男子主将対談だ。同じ福岡県出身で、小学校の頃からずっと対戦し続けてきたという二人。大学でも早慶両校の主将として伝統の一戦に臨むことになった両者に、自身最後の早慶戦にかける思いを語ってもらった。

 

――伝統ある大学の主将に選ばれたことをどのように感じていますか

鳥羽:歴史ある慶應義塾大学體育會バスケ部の主将に選ばれたことはうれしく思う反面、背負うものも大きいので、しっかり役割を果たしていきたいなとも思います。

濱田:僕も伝統ある早稲田大学の主将として、選んでもらったことは光栄に思いますし、1年間の成績の責任を担うということで、この1年間をより良いものにしていこうと思っている次第です。

 

――新体制が発足してしばらく経ちましたが、ここまでのチームの雰囲気はどうですか

鳥羽:今はケガ人も多くて、なかなか万全な状態とは言えないですけど、練習の雰囲気はみんなすごく前向きに取り組んでくれていて、やっぱり春の最大の目標は早慶戦で勝つことなので、順調に進んでいるんじゃないかと思います。

濱田:今年は1年生から4年生まで全員が意見を発信して、全員の意識が一体となったチームにしていこうというスローガンを最初に掲げたので、ここまでは順調にまとまっていけているかなと思います。

 

――六大学戦で一度対戦しましたが、お互いのチームの印象は

鳥羽:早稲田はサイズがあってなおかつ、ガードはスピードがある。すごくバランスの良いチームだなと思っています。

濱田:慶應はとにかく早い動きから、ペリメーターの正確性が高くて、少しでもチェックにいかなければ決められてしまうという印象を受けたので、ハードにディフェンスしなければ負けてしまうなと思いました。

 

早大の濱田健太主将

――鳥羽選手が福大大濠高、濱田選手が福岡第一高と同地区の高校でしたが、お二人の面識は

鳥羽:小学校の全国大会から、ずっと戦っていて、中学校も全国大会で戦って、高校も大濠と第一はライバル関係でしたね。

 

――昔からのライバルといった関係ですか

鳥羽:腐れ縁というか(笑)。

濱田:中学校まではあまり意識してなかったんですけど(笑)。

 

――昨年の早慶戦を振り返って

鳥羽:37勝37敗というタイだったところで、うちが一つ勝ち越したかったところなんですけど、終盤の大事な場面で早稲田は絶対に得点してきたのに対し、うちは点を取り切れなかったので、今年は絶対自分たちがやっていかなきゃいけない部分だなと思いました。

濱田:自分が入学してから毎年競った試合展開で、去年も競った試合でした。一昨年とその前は、慶應の気持ちの強さに対し、早稲田の気持ちの弱さが出て、負けてしまったと思うので、そこだけは負けないように、一試合通して強い気持ちで戦った結果、去年は勝つことができたのだと思います。

慶大の鳥羽陽介主将

 

――早稲田が38勝、慶應が37勝という戦績についてはどのように感じていますか

鳥羽:もちろん今年勝ってタイに戻して、来年後輩に勝ってもらいたいなという思いで今年絶対勝ちに行きます。

濱田:伝統は感じながら、今年のチームで慶應に絶対勝つという思いで、準備を進めています。

 

――お二人が入部してからの戦績で言えば、慶應が2勝、早稲田が1勝ですね

濱田:やっぱり、負け越しで大学生活を終わりたくないという気持ちがあるので、絶対勝ちたいですね。

鳥羽:最上級生として勝つということは主将としての役割だと思うので、しっかり果たしていきたいと思います。

 

――早慶戦でのキーマンは誰だと考えていますか

濱田:誰って言うのは難しいのですが、3年間早慶戦を経験してきた4年生の気持ちの強さはチームに波及していくので、4年生全員がいかに泥臭く粘り強く早稲田らしく頑張れるかということが鍵になると思います。

鳥羽:同じですね。4年生がどれだけ強い気持ちを持てるかが鍵になるのではないかと思います。

 

――相手チームで警戒する選手は

濱田:気持ちがすごく強く勝敗に影響する中で、エースで主将である鳥羽君をのせるとチームが一気に勢いづいてしまうので、特に鳥羽君に仕事させないことが鍵になると思います。

鳥羽:僕は、濱田、長谷川、富田の4年生3人を挙げますね。3人は経験も豊富で、試合に出る4年生としてコートでチームを引っ張ると思うので、彼らをどれだけ機能させないかというところが勝敗を分けると思います。

 

――今年は代々木ではなく大田区で行われることについて、どのように考えていますか

鳥羽:プラスに考えれば代々木より人が入るので、集客を頑張ってさらに盛り上がる早慶戦になればいいかなと思います。代々木でやりたかったなという気持ちは少しあるのですが、会場は特に関係なく、早慶戦という独特の雰囲気があると思うので、盛り上げていきたいです。

濱田:3年間代々木で開催されていたので、早慶戦といえば代々木というイメージはありますが、会場が変わったことで独特の雰囲気がどう変化するか分からないので、今までの経験が通じなくなるかもしれないですね。そこはしっかり試合に入れるように、雰囲気に飲まれないようにしていきたいなと思います。

 

――早慶戦への意気込みは

鳥羽:勝敗をタイに戻すというのもありますし、自分としても最後の早慶戦ということで、勝ちを取りに行きたいと思います。

濱田:この早慶戦に勝つか負けるかっていうのは、今後のシーズンにも大きな影響があるし、勝つことが前期の目標でもあるので、絶対に勝ってこの一年間に弾みをつけたいと思います。

 

 

※この対談は4月8日に行われました。

 

(取材:内田貴啓、写真:徳吉勇斗)

 

 

第76回早慶バスケットボール定期戦は7月7日(土)に大田区総合体育館で開催されます。早慶両校の意地と意地がぶつかり合う白熱の一戦を、ぜひ会場でご覧ください!

女子戦12:30~ 男子戦14:30~

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