【ホッケー(女子)】リーグ初戦をドロー発進。悔しい開幕に/関東学生ホッケー秋季リーグ VS横浜市立大

女子ホッケー

大雨の中、リーグ初戦を迎えた

 

雨が降りしきる中、ホーム・日吉グラウンドで開幕した秋季リーグ。初戦は昨季1部8位の横浜市立大と迎えた。第2、3戦を駿河台大、東農大と上位校と対するため今回はなんとしても勝ち切りたかった。開始からチャンスの多かった慶大であったが、第2Q開始わずか1分でまさかの失点。しかし、12分FW山崎ほのか(商4・慶應女子)がPCからの得点を挙げ同点に追いつく。その後追加点を挙げたいところだったが、互いにチャンスを生かし切れずこの試合は1−1で引き分けに。秋季リーグの滑り出しとしては少し苦しい結果となった。

 

平成30年関東学生ホッケー秋季リーグ Bプール vs横浜市立大

 

 

9月15日(土) 11:15試合開始 @慶大日吉グラウンド

 

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

横浜市立大

 

 

スタメン

GK 杉山留菜(経4・慶應女子)

DF 冨田里沙(政4・東洋英和女学院)、三宅美紅(経4・慶應湘南藤沢)、西本明日美(政3・慶應湘南藤沢)、木崎渚早(経4・日比谷)

MF 荒川理佳子(経4・慶應女子)、森田真衣(経2・慶應女子)、花田ともみ(政2・慶應湘南藤沢)

FW 雑賀水紀(経4・慶應女子)、山崎ほのか(商4・慶應女子)、内藤梓(政3・立川)

 

雨中でコンディションが非常に悪い中、秋季リーグ開幕を見届けようと多くの観客が日吉に集った。多くの期待を背負った慶大ホッケー部女子は、自分たちらしいホッケーを展開することができるのだろうか。

積極的にボールを奪いに行く三宅主将

第1Qは、敵陣プレーからのスタート。慶大側のチャンスが非常に多く、シュートしかける場面も散見したが、なかなかシュートには繋がらない。6分にはPCから得点チャンスをつかむも、得点とすることはできず。積極的に相手のパスをカットし、マイボールにしていく慶大であったがむなしくもこのQはスコアレスに終わる。

 

先制点を挙げたい第2Q。開始1分に相手のフィールドゴールによる失点で、惜しくも先制点を譲ってしまう。その後「先に相手に先制点を取られてしまった時は少し焦ってしまいました」(山崎)と、自陣プレーを強いられてしまう。しかし、5分にはFW山崎ほのか(商4・慶應女子)が、6分にFW野村茉以(経2・慶應女子)サークル侵入するなど、積極的に攻め始める。後半はチャンスを量産し、12分に獲得したPCではFW山崎のシュートが見事に決まり、待望の1点を奪った。このまま前半は終了し、後半での追加点に期待がかかる。

パスカットが冴えた野村

第3Qは苦しい展開だった。自陣プレー時間が長く、得点機を見出せない慶大。とはいえ、相手も得点を決めあぐね、試合は一向に動きを見せない。そんな9分には、FW野村がサークルに侵入するとシュートを放つ。これはゴール右サイドにそれ、惜しくも得点とはならなかった。10分にはPCを獲得するも、これも得点にすることはなく、このQは両校0点に終わる。

 

勝負を決める第4Qは、1分に慶大が早速PCを獲得する。さらに4分もPCを獲得し、どちらも得点とはならなかったものの、得点チャンスとなるシーンが多くなる。しかし、6分も再び獲得したPCをまたも決めきれず、チャンスを生かしきれない時間が続く。中盤からはほとんど時間を敵陣で過ごし、いつ得点を取ってもおかしくない状況に。幾度とサークルに侵入し、ゴールを脅かすも実際にチャンスを点数に変えることはなかった。最後まで優勢ではあったが、悔しくも試合は終了。強豪との試合を控える今後を考えると苦しい滑り出しであった。

PCで得点を決めた山崎

「絶対に勝たなければならない試合だったので、結果としては引き分けですごく悔しい気持ちがあります。」(山崎)。“悔しい“、この言葉に尽きる厳しい試合内容であった今回の試合。先制点を取られたあと、その後しばらく焦りがプレー人出てしまったのは課題として捉えなければならない。次戦は、昨季1部2位の駿河台大。まだまだ始まったばかりの秋リーグ。格上相手ではあるが、今度こそ慶大らしいホッケーで食らいついていくところを見せて欲しい。

 

 

 

(記事・写真/津田侑奈)

 

 

次戦 9/29(土) VS駿河台大

 

13:00 試合開始 @駿河台大ホッケーグラウンド

 

関東学生ホッケー秋季リーグ Bプール 星取表・日程表(9月16日時点)

 

 

慶大

駿河台大

東農大

横浜市立大

勝ち点

得失点差

慶大

×

9/29

10/7

△1−1

駿河台大

9/29

×

○4−1

○11−0

 

14

東農大

10/7

●1−4

 

×

9/29

—3

横浜市立大

△1−1

●0−11

9/29

×

−11

 

 

 

以下、コメント

 

山崎ほのか(商4・慶應女子)

 

——今日の試合を振り返って

絶対に勝たなければならない試合だったので、結果としては引き分けですごく悔しい気持ちがあります。

 

——夏の間の取り組みは生かせましたか?

慶應らしいホッケーを、コートに出ているメンバーでするために夏は頑張ってきたのですが、それが今回はコートの上でできなかったなと思います。

 

——今日のチームの雰囲気は

先週Bインカレがあってそこでは優勝という結果を残すことができたので、すごくいい雰囲気ではあったのですが、今日は雨でコートのコンディションも良くなかったので、先に相手に先制点を取られてしまった時は少し焦ってしまいました。あまり私達らしいホッケーができていなかったのかなと思います。

 

——得点シーンの感想は

今日はPCで得点を決めたのですが、私が得意としているリバースシュートが入ったのはすごく良かったです。逆に、今までの慶應は私のリバースシュート(での得点)ばかりになってしまって、もっと決められるシーンがあったのに決められなかったのは、すごく課題だと思うので、これからはもっと違うパターンのシュートや得点をチームとして狙っていけたらいいなと思います。

 

——次戦の駿河台大戦に向けて

格上なので、もちろん得点を狙いたいという気持ちはあります。しかし、やはり私達らしいホッケーを60分間コートで出すことが一番大切だと今日の結果から思ったので、次戦に向けて調節して行こうと思います。

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